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valenceの意味・覚え方・発音

valence

【名】 結合の力

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valenceの意味・説明

valenceという単語は「価数」や「親和性」を意味します。化学の分野では、原子が他の原子と結合する能力を示す指標として使われます。例えば、酸素は通常価数2を持ち、2つの水素原子と結合して水分子を形成します。このように、valenceは物質の性質を理解する重要な概念となります。

心理学の文脈では、valenceは感情の「良い」または「悪い」側面を表すこともあります。さまざまな感情が持つ価数によって、人々がどのようにその感情を感じたり、反応したりするかが影響を受けます。例えば、ポジティブな感情は高い価数を持ち、ネガティブな感情は低い価数として扱われます。こうした使い方は、感情の分析や理解に役立ちます。

この言葉は、科学、心理学、さらには社会学など、異なる分野で役立ちます。化学の反応や心理的な感情の評価について話す際に登場することが多いです。そのため、文脈に応じて意味が変わるため、使用する場面によって正確な解釈を求められることが特徴です。

valenceの基本例文

The valence of this element is 2.
この元素の価数は2です。
In chemistry, valence refers to the combining power of an element.
化学では、価数は元素の結合力を意味します。
The chemical reaction depends on the valence of the elements involved.
化学反応は関与する元素の価数に依存します。

valenceの意味と概念

名詞

1. 結合力

生物学における「バレンス」は、特に抗原や生物学的基質と相互作用する能力を指します。この概念は、細胞が他の細胞や物質とどれだけ結合できるかを示す重要な要素です。例えば、免疫系が病原体にどれだけ効果的に反応できるかは、細胞の結合力に依存しています。
The valence of immune cells determines how effectively they can react against pathogens.
免疫細胞の結合力は、病原体に対してどれだけ効果的に反応できるかを決定する。

2. 化学的組み合わせの性質

化学における「バレンス」は、原子や基の結合力を指し、具体的には水素原子などの数に基づいて表されます。例えば、炭素原子は通常、4つのバレンス電子を持ち、他の原子と四つの結合を形成することができます。この性質は、化学反応や分子の構造において非常に重要です。
Carbon has a valence of four, allowing it to form four bonds with other atoms.
炭素は4つのバレンスを持ち、他の原子と4つの結合を形成することができる。

valenceの覚え方:語源

valenceの語源は、ラテン語の「valentia」に由来しています。この言葉は「力」や「強さ」を意味し、時間を経てさまざまな関連語が派生しました。「valentia」はさらに「valere」という動詞から派生しており、「健康である」や「強い」という意味を持っています。この語根は、物事の能力や影響を示す言葉として用いられるようになりました。

英語では、「valence」は化学の分野で特定の原子が持つ結合力を指す言葉として使われるようになったほか、心理学や言語学でも感情の価値や意味の相互関係を表す言葉としても用いられています。このように、valenceは元々の力や強さを示す意味が幅広い分野での使用に影響を与えています。

語源 val
語源 vail
価値、 力
More
語源 ence
語源 ance
〜な性質
More

valenceの類語・関連語

  • emotionという単語は、感情や情緒を意味します。valenceは感情のプラス・マイナスの側面を示しますが、emotionはより広い範囲の感情そのものを指します。例えば、「happiness is a positive emotion.(幸福はポジティブな感情です)」のように使われます。
  • sentimentという単語は、特定の感情や意見を意味します。valenceは一般的に感情の評価を示す一方で、sentimentはその感情がどのように感じられるかに重点を置きます。例えば、「he expressed a strong sentiment about the issue.(彼はその問題について強い見解を示しました)」のように使われます。
  • affectという単語は、感情の表れや影響を意味します。valenceは感情の良し悪しを示すのに対し、affectは実際に感情がどのように影響を及ぼすかに焦点を当てています。例えば、「she showed a positive affect during the meeting.(彼女は会議中にポジティブな感情を示しました)」のように使われます。
  • moodという単語は、特定の瞬間の気分や雰囲気を示します。valenceは感情の価値を示すのに対し、moodはそのときの気分の状態に注目しています。例えば、「she was in a good mood today.(彼女は今日いい気分でした)」のように使われます。
  • dispositionという単語は、人格や性格を反映する感情の傾向を意味します。valenceは感情のポジティブまたはネガティブな面を示しますが、dispositionはその人の全体的な性格の傾向を示します。例えば、「his cheerful disposition makes everyone happy.(彼の明るい性格は皆を幸せにします)」のように使われます。


valenceの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : emotion

emotion」は、感情や情緒を指す言葉で、喜び、悲しみ、怒りなど、人間の内面的な感覚や反応を表現します。この言葉は、個人の心理状態や感情的な反応を強調するために使われることが多いです。日常会話や文学、心理学など、さまざまな文脈で頻繁に見られます。
valence」は、心理学や感情科学において、感情の「良さ」や「悪さ」を示す特定の用語です。つまり、「valence」は感情そのものの質的な側面に焦点を当て、ポジティブ(良い)やネガティブ(悪い)な感情を分類します。一方で、「emotion」は、感情全般を指し、より幅広い概念です。ネイティブスピーカーは、感情を表現する際に「emotion」を使い、心理学的な文脈では「valence」を使うことが一般的です。つまり、「emotion」は感情の内容を指すのに対し、「valence」はその感情の評価を示します。
Happiness is a powerful emotion that can uplift our spirits.
幸せは私たちの気持ちを高める強力な「emotion」です。
Happiness has a positive valence that can uplift our spirits.
幸せは私たちの気持ちを高めるポジティブな「valence」を持っています。
この例文では、「emotion」と「valence」は、幸せのポジティブな側面を示すための異なるアプローチを取っています。「emotion」は感情そのものを表現し、「valence」はその感情の評価を示しています。

類語・関連語 2 : sentiment

sentiment」は、感情や思考に関連する意見や感覚を指す言葉です。ポジティブまたはネガティブな感情を表現する際に用いられ、特に人々の感情的な反応や態度を表すために使用されます。文脈によっては、個人の感情や社会的な意見を示すこともあります。
valence」は、主に心理学や化学の分野で使われる専門用語で、感情のプラスまたはマイナスの側面を示します。一方で「sentiment」は、一般的に感情や意見をより広範に表現する言葉です。「valence」が対象の感情の強度や方向性を具体的に示すのに対し、「sentiment」はその感情がどのように感じられているかを示します。例えば、映画レビューの中で「sentiment」を用いることで、全体的な感情のトーンを伝えることができますが、「valence」を使うと、ポジティブかネガティブかを明確にすることができます。このように、両者は関連性があるものの、使用される場面や意味合いには明確な違いがあります。
The overall sentiment of the audience was positive after the performance.
パフォーマンスの後、観客の全体的な感情はポジティブでした。
The valence of the audience's reaction was clearly positive after the performance.
パフォーマンスの後、観客の反応の価数は明らかにポジティブでした。
この例では、両方の単語が観客の反応を表現していますが、「sentiment」は一般的な感情を示し、「valence」はより具体的にその反応のプラスの側面を強調しています。

類語・関連語 3 : affect

単語affectは、感情や気分に影響を与えること、またはその結果としての感情の状態を指します。心理学においては、特に人間の感情的な反応や行動に関連しています。日常会話でも、他者の気持ちを「影響する」といった文脈で使われることが多いです。
対して、単語valenceは、心理学や化学などでの用語として、特定の感情が持つポジティブまたはネガティブな価値を示すことが多いです。たとえば、喜びはポジティブなvalenceを持ち、怒りはネガティブなvalenceを持つといった具合です。ネイティブスピーカーは、affectを使うときは具体的な感情の影響を強調し、valenceを使うときは感情の質や価値に焦点を当てる傾向があります。このように、affectは行動や反応に対する影響を示し、valenceは感情そのものの評価に関連するため、使用する文脈によって選択が異なります。
The weather can significantly affect my mood.
天気は私の気分に大きく影響を与えることがあります。
The weather has a significant valence on my mood.
天気は私の気分に対して重要な価値を持っています。
この文脈では、affectvalenceは互換性がありますが、微妙なニュアンスの違いがあります。affectは実際の影響を強調し、valenceはその影響の評価を示しています。

類語・関連語 4 : mood

単語moodは、気分や雰囲気を指す言葉です。人の感情的な状態や状況に応じて変わる感情のことを表します。例えば、楽しい気分や悲しい気分など、個人の心理的な状態に関連しています。また、文脈によっては、特定の状況や場所の雰囲気を指すこともあります。
一方、単語valenceは、一般的に化学や心理学で使われる専門用語で、感情や刺激が持つ価値や影響力を示します。valenceは、ポジティブまたはネガティブな感情の強さや重要性を表現するために使われることが多いです。moodが個人の感情の状態を示すのに対し、valenceはその感情が他者や環境に与える影響を重視します。たとえば、楽しい気分(mood)が他人にポジティブな影響(valence)を与えることがあります。このように、両者は関連がありますが、フォーカスするポイントが異なるため、使い分けが重要です。
I am in a good mood today.
今日は良い気分です。
Today has a positive valence for me.
今日は私にとってポジティブな影響があります。
この場合、moodvalenceは、同じようなポジティブな感情を表していますが、moodは個人の状態を示し、valenceはその感情がもたらす影響を強調しています。

類語・関連語 5 : disposition

「disposition」は、物事に対する傾向や性質、特定の状態を表す言葉です。特に、人の性格や感情、または物事の配置や配置の仕方を示す際に使われます。例えば、ポジティブな感情の傾向を指す場合などに使用され、全体的な性質や態度を表すニュアンスがあります。
一方で、valenceは主に心理学や化学の分野で使われる言葉で、特に感情の強さや価値を示す際に用いられます。dispositionはより広範囲に用いられる傾向があり、日常会話や性格に関する文脈で頻繁に使われます。ネイティブスピーカーは、valenceを感情や特定の価値に焦点を当てる場合に使う一方で、dispositionをより一般的な性格の傾向や態度について話す際に選びます。このように、ネイティブは文脈に応じて両者を使い分けています。
She has a cheerful disposition that makes everyone around her feel happy.
彼女は周りの人を幸せにする明るい性格を持っている。
She has a cheerful valence that makes everyone around her feel happy.
彼女は周りの人を幸せにする明るい感情の強さを持っている。
この場合、dispositionvalenceは置換可能ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。dispositionは性格や態度の傾向を強調し、valenceは感情の強さに焦点を当てています。


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valenceの覚え方:Amazon 洋書情報

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【書籍タイトルの和訳例】
重いフェルミオンと価数揺らぎの理論(スプリンガー固体物質科学シリーズ)

【「valence」の用法やニュアンス】
valence」は、物質の電子構造や化学的性質に関する概念で、特に原子やイオンの結合能力を示します。このタイトルでは、重いフェルミオンの挙動に関連する電子の価数の変動を指し、物質の性質理解に重要です。


【書籍タイトルの和訳例】
統一バレンス結合理論と電子構造応用(化学の講義ノート)

【「valence」の用法やニュアンス】
valence」は原子や分子の結合能力を指し、特に化学において重要です。このタイトルでは、電子構造を理解するための理論的枠組みとしての「valence」の役割を強調しています。


valenceのいろいろな使用例

名詞

1. 生物学的な「反応能力」

抗原との相互作用

この意味は生物学における「valence」が、細胞や抗原との結合能力や反応能力を示すことに関連しています。具体的には、免疫応答や細胞相互作用に関与します。
The valence of the antibody determines how effectively it can bind to antigens.
抗体のvalenceが抗原にどれだけ効果的に結合できるかを決定します。
  • valence of antibodies - 抗体の反応能力
  • valence interactions - 反応能力の相互作用
  • high valence - 高い反応能力
  • low valence - 低い反応能力
  • valence binding - 結合の反応能力
  • valence capacity - 反応能力の容量
  • valence in immunology - 免疫学における反応能力
  • cellular valence - 細胞の反応能力
  • valence of receptors - 受容体の反応能力
  • biological valence - 生物学的反応能力

2. 化学的な「結合力」

原子やラジカルの結合力

この意味では、「valence」は原子やラジカルの結合能力を示します。具体的には、どの程度の水素原子またはその同等物と結合可能かを表します。
The valence of carbon allows it to form four covalent bonds with other atoms.
炭素のvalenceは他の原子と4つの共価結合を形成できることを可能にします。
  • valence of carbon - 炭素の結合力
  • molecular valence - 分子の結合力
  • valence electron - 結合電子
  • valence shell - 結合殻
  • valence theory - 結合理論
  • high valence state - 高い結合状態
  • valence in organic chemistry - 有機化学における結合力
  • adjustable valence - 調整可能な結合力
  • effective valence - 効果的な結合力
  • valence and reactivity - 結合力と反応性

3. その他の「valence」に関連する概念

感情のvalence(評価的な価値)

心理学における「valence」は、感情が持つ評価的な価値を示します。感情がポジティブかネガティブかの尺度で表現できます。
The valence of emotions greatly influences human behavior and decision-making.
感情のvalenceは人間の行動や意思決定に大きく影響します。
  • positive valence - ポジティブな価値
  • negative valence - ネガティブな価値
  • valence in psychology - 心理学におけるvalence
  • emotional valence - 感情のvalence
  • valence and mood - valenceと気分
  • high valence emotions - 高い価値を持つ感情
  • low valence emotions - 低い価値を持つ感情
  • valence assessment - valenceの評価
  • valence of stimuli - 刺激のvalence
  • regulating valence - valenceの調整

4. 結合の構造

化学結合の形式

化学における「valence」は、特定の分子や化学結合の構造的な側面を形作る重要な要素です。これには、分子が形成する際の配位を含みます。
Understanding the valence helps chemists predict molecular structure and reactivity.
valenceを理解することで、化学者は分子の構造や反応性を予測できます。
  • valence in molecular geometry - 分子構造におけるvalence
  • predicting valence structure - valence構造を予測する
  • valence and bond angles - valenceと結合角
  • translating valence to structure - valenceを構造に変換する
  • valence requirements - valenceの要件
  • structure with valence - valenceを持つ構造
  • valence model - valenceモデル
  • visualizing valence - valenceを視覚化する
  • molecular valence relationships - 分子valenceの関係
  • valence in chemical bonds - 化学結合におけるvalence

英英和

  • (biology) a relative capacity to unite or react or interact as with antigens or a biological substrate抗原や生物基質などと結合、反応、相互作用する相対的な容量結合価
  • (chemistry) a property of atoms or radicals; their combining power given in terms of the number of hydrogen atoms (or the equivalent)原子や基の特性原子価