「inseparable」は「切り離せない」や「分けられない」という意味を持つ形容詞です。この単語は、物理的、感情的、または関係性において、二つ以上のものが非常に強く結びついていて、分かれることができない状態を表します。そのため、友情や愛情、あるいは特定の物事の密接な関係を強調する際によく使用されます。
「indivisible」と「inseparable」は、どちらも「分けられない」という意味を持ちますが、ニュアンスには違いがあります。「indivisible」は主に数学的な文脈や抽象的な概念で使われることが多く、特に数や物体が分けられない状態を指します。一方、「inseparable」は主に人間関係や感情に関連して使われることが多く、例えば親友や家族の強い絆を表す時に用いられます。ネイティブスピーカーは、これらの単語を文脈に応じて使い分けており、「indivisible」が持つ抽象的な意味合いと、「inseparable」が持つ情緒的なつながりを意識しています。
The two friends were inseparable; they did everything together.
その二人の友達は、切り離せない関係で、何でも一緒にやった。
The two friends were indivisible; they did everything together.
その二人の友達は、分けられない関係で、何でも一緒にやった。
この文脈では「inseparable」と「indivisible」はどちらも使うことができますが、友人同士の強い絆を表す「inseparable」の方がより自然に感じられるでしょう。「indivisible」は、通常、数学的または抽象的な文脈での使用が一般的です。
類義語indissolubleは、「解消できない」「分解できない」という意味で、何かが永久的であることや、強い結びつきがあることを表します。この言葉は、特に結びつきや関係が非常に強い場合に使われます。
一方、indivisibleは「分割できない」という意味で、物理的なものや抽象的な概念が分けられないことを強調します。ネイティブスピーカーは、indissolubleを使うとき、通常は人間関係や契約など、より感情的または倫理的な結びつきを指す場合が多いです。例えば、愛や友情のようなものはindissolubleな関係と表現されますが、数学的な概念や物理的な対象についてはindivisibleが適しています。このように、両者の使い方には微妙な違いがあり、文脈によって使い分けることが求められます。
The bonds of their friendship were indissoluble, formed through years of shared experiences.
彼らの友情の絆は解消できないものであり、長年の共通の経験を通じて形成された。
The number two is indivisible by any other number except for itself.
数字の2は自分自身以外のどの数字でも分割できない。
この二つの例文では、indissolubleは人間関係の強さを表現しており、indivisibleは数学的な特性を述べています。したがって、文脈によって自然な使い方が変わるため、互換性はありません。
「immutable」は「変わらない」「不変の」という意味を持つ形容詞です。この単語は、物事が時間や状況にかかわらずその本質を変えないことを示します。例えば、自然の法則や基本的な真理など、変わることがないものに使われることが多いです。
「indivisible」と「immutable」は、どちらも変わらないというニュアンスを持っていますが、使われる文脈には違いがあります。「indivisible」は、分割できない、または分けることができない状態を指し、物理的なものや概念に使われます。一方、「immutable」は、変化しない、または変更不可能な状態を表し、特に性質や状態が変わらないことに焦点を当てています。例えば、法律や規則が「immutable」であると表現されることがありますが、物事が「indivisible」である場合は、分けられない状態を強調します。このように、両者は似た意味を持つものの、文脈によって使い分けられることが重要です。
The core principles of mathematics are immutable.
数学の基本原則は変わらない。
The core principles of mathematics are indivisible.
数学の基本原則は分けられない。
この文脈では、「immutable」と「indivisible」がともに使えますが、意味は異なります。「immutable」は変わらない性質を表し、一方で「indivisible」はそれが分けられないことを強調しています。数学の原則が変更されることはないため、「immutable」がより一般的に使われる表現です。
The laws of physics are considered immutable.
物理法則は不変であると考えられている。
類語・関連語 4 : fixed
単語fixedは「固定された」「動かない」という意味を持ち、物理的な状態や、意見、決定などが変わらないことを表します。この語は、何かが定められた状態にあることを強調し、変化や動きがないことを示す際に使われます。
一方、単語indivisibleは「分割できない」という意味を持ち、物事が一体となっていて分けることができない状況を指します。例えば、国や共同体の団結など、分けることができない特性を強調します。両者は「変わらない」という点で共通していますが、fixedは物理的または抽象的な状態を強調し、indivisibleは分けることができない性質や一体感に焦点を当てています。このように、ネイティブスピーカーは文脈によってどちらの単語を使うかを選び、そのニュアンスの違いを意識しているのです。
The schedule is fixed and cannot be changed.
そのスケジュールは固定されていて、変更できません。
The schedule is indivisible and cannot be changed.
そのスケジュールは分割できず、変更できません。
この文脈では、両方の単語が使用可能ですが、意味が微妙に異なります。fixedはスケジュールが変えられない状態を強調し、indivisibleはスケジュールが分けられないことを示しています。つまり、indivisibleは特に分割や分けることができない特性を強調するため、文脈によって使い分けることが求められます。
単語constantは、「不変の」「一定の」という意味を持ち、変わらないことや、常に続くものを指します。この単語は、数学や科学、日常生活の中でよく使われ、特に何かが変わらない状態を強調する際に役立ちます。
一方、単語indivisibleは「分割できない」という意味で、特に物理的または抽象的なものが分けられない状態を示します。両者の間には微妙な違いがあります。例えば、indivisibleは何かが物理的に分けられない場合に使うことが多いのに対し、constantは時間や状況において変わらない状態を表現します。また、constantはより広範囲に使われるため、日常会話でも頻繁に目にします。英語ネイティブは、状況に応じてこの2つの単語を使い分けており、特に強調したいポイントに応じて選択することが多いです。
The speed of light is considered a constant in physics.
光の速度は物理学において一定とされています。
In mathematics, a prime number is indivisible by any other number except one and itself.
数学において、素数は1と自分自身を除いて他の数で割ることができません。
この例文では、constantが時間や科学の文脈で使われるのに対し、indivisibleは数学的な特性を表しています。前者は変わらない特性を強調し、後者は分けられないことを示すため、両者は異なる文脈で使用されます。