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concessiveの意味・覚え方・発音

concessive

【形】 譲歩的な

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concessiveの意味・説明

concessiveという単語は「譲歩的な」や「妥協的な」を意味します。この言葉は、ある事態や条件があっても、それにかかわらず別の事や結果が成り立つことを示す際に使用されます。例えば、「たとえ雨が降っても、私たちはピクニックに行く」といった場合の「たとえ」という部分がconcessiveの概念を表しています。このように、何かに反対するような状況でも、別の行動や結果が続くことを示すのです。

concessiveは文法的には接続詞や副詞として使われることが多いです。たとえば、「although」や「even though」などの言葉がその代表的な例です。これらは「...にもかかわらず」といった意味を持ち、譲歩の概念を強調します。concessiveは、逆説的な状況を説明する際に用いることで、文に深みを与え、情報をより複雑にする役割も果たします。

この単語は、会話や文章で相手にあなたの考えや意見を表現する際にとても有用です。他者の意見や状況に対して柔軟に考えられる姿勢を示すことができるため、対話を円滑に進める助けにもなります。したがって、concessiveを使うことで、単なる事実の羅列だけではなく、相手に理解しやすく伝えることの重要性が増します。

concessiveの基本例文

The employee made a concessive statement to try to reach a compromise.
従業員は妥協に到達しようとして、譲歩的な発言をしました。
The concession manager was very concessive when dealing with customer complaints.
売店経営者は、顧客の苦情に対処する際に非常に譲歩的でした。
The negotiator was very skillful in using concessive language to reach a favorable agreement.
交渉者は、妥当な合意に至るために譲歩的な言葉を巧みに使用しました。

concessiveの意味と概念

形容詞

1. 妥協的な

妥協的なとは、他者の意見や立場を考慮しながら何らかの合意を形成しようとする態度や性質を指します。この場合、全ての条件を一方的に主張するのではなく、譲歩をしながら相手と協議する姿勢が強調されます。このような言葉は、交渉や話し合いにおいて特に重要です。
In a concessive manner, he agreed to some of her proposals to keep the peace.
彼は平和を保つために、彼女の提案のいくつかに妥協的な態度で同意した。

2. 譲歩的な

譲歩的なという言葉は、相手の意見や要求に対して柔軟に対応し、自分の立場をあまり強く主張しない様子を表します。これは特に、意見の対立がある場面で、相手との関係を重視して妥協点を見出そうとする態度を意味します。
Her concessive response helped to ease the tension during the meeting.
彼女の譲歩的な反応が会議中の緊張を和らげる助けとなった。

3. 条件付きの

条件付きのという意味は、ある事情が成立することを前提にした、または特定の条件に依存することを指します。この用法は、論理的な文脈や、交渉、慎重な議論の場面で特に重要です。
The concessive clause in the agreement specified that further discussions would be required.
契約の中の条件付きの条文は、さらなる議論が必要であることを明記していた。

concessiveの覚え方:語源

concessiveの語源は、ラテン語の「concedere」に由来しています。「concedere」は「con-(共に)」と「cedere(行く、去る)」から成り立っており、直訳すると「一緒に行く」または「譲る」という意味を持ちます。この言葉は、ある条件や反対の状況があったとしても、特定の結果や状況が成立することを強調する際に使われます。英語におけるconcessiveは、譲歩を示す表現や文脈で用いられ、条件付きでもなお成り立つことを示す役割を果たしています。つまり、予想や期待とは異なる状況でも、何かが成立することを示す際に利用されます。

語源 com
語源 con
共に
More
語源 ced
語源 ceed
行く、 進める
More
語源 tive
語源 ive
〜的な
More

concessiveの類語・関連語

  • althoughという単語は、逆接の接続詞として使われます。ある事実を認めた上で、それに反する内容を述べるときに使います。例: 'Although it rained, we went outside.'(雨が降ったが、私たちは外に出た)
  • thoughという単語は、口語的に使われることが多く、文章の中で軽い逆接を表現します。少しカジュアルな印象です。例: 'I went, though I didn't want to.'(行ったが、行きたくなかった)
  • whereasという単語は、2つの事柄の対比を示すときに使います。逆接のニュアンスがあり、主に文の強調に使われます。例: 'He loves winter, whereas I prefer summer.'(彼は冬が好きだが、私は夏が好きだ)
  • butという単語は、最も基本的な逆接の接続詞で、簡単な文章で使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広く使用可。例: 'I wanted to go, but I was busy.'(行きたかったが、忙しかった)


concessiveの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : although

単語althoughは、「〜だけれども」「〜にもかかわらず」という意味を持ち、主に文の中で逆接を示す接続詞として使われます。何かを述べた後に、その事実とは異なる状況や条件を提示する際に用いられ、対比的なニュアンスを持っています。althoughは、文の最初や中間に位置することができ、文全体の流れや意味を変える重要な役割を果たします。
単語concessiveは「譲歩的な」という意味を持ち、主に条件や理由があるにもかかわらず、ある事実が成立することを強調します。英語ネイティブは、althoughを使うことで、ある状況を認めつつ、それに対する反対の事実を提示する場面で柔軟に使い分けます。たとえば、althoughは「彼は忙しいが、来るだろう」というように、忙しいという事実を認めつつも、彼が来るという予測を示します。一方で、concessiveの用法は、より強い譲歩の意識を持っているため、ネイティブは文脈に応じて使い分けることが多いです。つまり、althoughは単純に対比を示すのに対し、concessiveは譲歩を強調するため、使う場面が異なることに注意が必要です。
Although it was raining, we decided to go for a walk.
雨が降っていたが、私たちは散歩に行くことに決めた。
It was raining, concessive we decided to go for a walk.
雨が降っていたが、私たちは散歩に行くことに決めた。
この文では、althoughconcessiveが互換性を持ちます。どちらの表現も、雨が降っているという状況を認めつつ、散歩に行く決定を強調しています。しかし、concessiveの方がより譲歩的なニュアンスを持っているため、使用する文脈に応じて選択が必要です。

類語・関連語 2 : though

though」は「~だけれども」「~にもかかわらず」という意味を持つ接続詞で、文中で対比を示す際に使われます。特に、意見や状況が異なる2つの事柄を繋げて、後半の内容が前半の内容に反することを示す場合によく使われます。カジュアルな会話からフォーマルな文章まで幅広く用いられる表現です。
concessive」は「譲歩」を示す形容詞で、通常は「~であっても」という意味で使われます。例えば、「concessive」は条件が満たされても意見や行動が変わらないことを表します。「though」と「concessive」は、どちらも譲歩を示す役割を果たしますが、使い方には微妙な違いがあります。「though」は文の最後に追加されることが多く、よりカジュアルなニュアンスをもたらします。一方で、「concessive」は形容詞として使われるため、より正式な文脈での使用が一般的です。ネイティブスピーカーは、文脈に応じてこれらを使い分け、その微妙なニュアンスを理解しています。
I like the movie, though it has some flaws.
その映画は好きだけれども、いくつかの欠点がある。
I like the movie, concessive it has some flaws.
その映画は好きだけれども、いくつかの欠点がある。
この文では、「though」と「concessive」が同じ意味を持ち、互換性があります。ただし、文の流れやニュアンスに注意が必要です。「though」は後半に柔らかい対比を持たせる印象がありますが、「concessive」はより文語的で強調的な印象を与えます。

類語・関連語 3 : whereas

単語whereasは、比較や対比を示す際に使われる接続詞です。特に、異なる事実や状況を対比する時に用いられます。例えば、ある事実を述べた後に、それとは異なる別の事実を提示することで、二つの事柄の違いを強調します。文法的には、主に文の初めや中間に位置することが多く、フォーマルな文章や口語の両方で使用されます。
単語concessiveは、譲歩や妥協を示す形容詞で、主に逆接的な意味合いを持ちます。たとえば、「たとえ〜でも」という表現を使うことで、予想外の結果や状況を示します。一方、whereasは対比を行うため、二つの事柄の違いを明確にする役割があります。日本語では、concessiveは「たとえ〜でも」と訳され、whereasは「〜に対して」と訳されることが一般的です。両者は異なる文脈で使われるため、使い分けが重要です。例えば、concessiveは条件を提示するのに対し、whereasは二つの事柄の違いを比較するのに使われます。
I enjoy outdoor activities, whereas my brother prefers staying indoors.
私はアウトドア活動を楽しむが、兄は屋内にいることを好む。
I enjoy outdoor activities, conceding that my brother prefers staying indoors.
私はアウトドア活動を楽しむが、兄が屋内にいることを好むことを認めている。
この文では、whereasは二つの異なる好みを対比していますが、concessiveは譲歩を示し、兄の好みを受け入れる形で表現されています。したがって、両者は異なるニュアンスを持っているため、置換はできません。

類語・関連語 4 : but

単語butは、主に対立や対比を示す際に用いられる接続詞です。日本語では「しかし」や「だけど」といった意味で使われます。文の中で前の内容と対立する意見や事実を示す際に頻繁に使用され、話し手の意見や状況に対する柔軟性を表現します。
一方、単語concessiveは、許容や譲歩を示す場合に使われ、特に「たとえ~でも」という意味合いを持ちます。例えば、「たとえ雨が降っても行く」という文では、雨が降ることが行く理由にならないことを示します。ネイティブスピーカーは、butを使うことで対立を強調し、concessiveを使うことで譲歩を示す感覚を持っています。この二つの単語は似た状況で使われることがありますが、ニュアンスに違いがあります。特に、butは前の文の内容を否定し、次の文の内容を強調するのに対し、concessiveは譲歩を示しながらも、結局その内容を受け入れる形になります。
I want to go to the park, but it’s raining.
公園に行きたいけれど、雨が降っている。
I want to go to the park, concessive it’s raining.
公園に行きたい、たとえ雨が降っていても。
この二つの文では、butは雨が降っているという事実が公園に行くことに対する障害であることを示しています。一方で、concessiveは、雨が降っているにもかかわらず、公園に行く意志を強調しています。したがって、両者は同じ文脈で用いられますが、意図するニュアンスが異なるため、自然に置き換え可能とは言えません。


concessiveの覚え方:関連語

Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

concessiveのいろいろな使用例

形容詞

1. concessionsに関連する意味(承認、譲歩)

承認のニュアンス

この用法では、何かを認めつつも、他の意見や立場が存在することを示します。つまり、強い立場を取る中で、ある種の譲歩や妥協があることを表す際に使われます。
Despite the concessions made, the argument remained largely unchanged.
譲歩があったにも関わらず、議論はほとんど変わらなかった。
  • concessive clause - 譲歩節
  • concessive conjunction - 譲歩接続詞
  • concessive statement - 譲歩的な発言
  • concessive argument - 譲歩を含む議論
  • concessive remark - 譲歩的な発言
  • concessive condition - 譲歩条件
  • concessive point - 譲歩のポイント

譲歩の範囲

この用法では、特定の条件や状況において認められる譲歩の範囲を明示します。例えば、ある人やグループが優先するものに対して、他の選択肢を考慮する際に使われます。
His concessive attitude allowed for more open discussions.
彼の譲歩的な態度は、よりオープンな議論を可能にした。
  • concessive terms - 譲歩の条件
  • concessive nature - 譲歩的な性質
  • concessive approach - 譲歩的なアプローチ
  • concessive strategy - 譲歩戦略
  • concessive negotiation - 譲歩交渉
  • concessive offer - 譲歩提案
  • concessive position - 譲歩的立場

2. concessionに関連する意味(妥協、合意)

妥協の意義

この表現は、ある種の妥協がなされたことを示す場合に使用されます。相対する意見の間でバランスを取る行動やその結果に関連しています。
Their concessive negotiations led to a mutual agreement.
彼らの譲歩的な交渉は相互合意につながった。
  • concessive solution - 譲歩的な解決策
  • concessive compromise - 譲歩的な妥協
  • concessive agreement - 譲歩に基づく合意
  • concessive arrangement - 譲歩的な取り決め
  • concessive deal - 譲歩付きの取引
  • concessive settlement - 譲歩による和解
  • concessive understanding - 譲歩に基づく理解

合意形成

この用法では、複数の見解や意見があったときに、それらを統合するための譲歩に焦点が当てられます。
Through concessive dialogue, they were able to find common ground.
譲歩的な対話を通じて、彼らは共通の基本を見つけることができた。
  • concessive dialogue - 譲歩的な対話
  • concessive discussion - 譲歩を含む議論
  • concessive communication - 譲歩的なコミュニケーション
  • concessive collaboration - 譲歩的な協力
  • concessive feedback - 譲歩を含むフィードバック
  • concessive consensus - 譲歩に基づく合意
  • concessive partnership - 譲歩的なパートナーシップ