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thoughの意味・覚え方・発音

though

【接】 ~だけれども

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thoughの意味・説明

thoughという単語は「...だけれども」や「...にもかかわらず」を意味します。通常、文の中で対比や対立を示す際に使われ、ある事柄が真実である一方で、別の事柄がそれに反することを強調します。例えば、何かをする際に、一見、逆の状況を示す情報を付け加える場合に適しています。

この単語は、文の始めや終わり、または中間に挿入することができ、柔軟に使えます。そのため、話し合いや文章の中で、意見や事実のコントラストを強調したり、自分の考えを補足したりする際に特に有用です。また、thoughは文脈によって微妙なニュアンスを持ち、より非公式な場面では会話的な感触を与えます。

さらに、thoughは「although」と同じように使われますが、thoughはカジュアルな会話でより一般的に見られます。このため、友人との会話や日常的な文章でしばしば使われ、話題の転換や意見の補足をするのに役立ちます。このように、thoughはコミュニケーションの中で相手にさらなる情報を示す便利なツールと言えます。

thoughの基本例文

Even though it's raining, I want to go for a walk.
雨が降っていても、散歩に行きたいです。
She looks young, but she is sixty years old, though.
彼女は若く見えますが、実際には60歳です。
I'm not interested in sports, though I do like exercise.
私はスポーツには興味がありませんが、運動は好きです。

thoughの意味と概念

副詞

1. しかしながら

この「しかしながら」という使い方は、主に文の後半部分で前の情報に対して反対の事実や状況を追加する時に使います。この副詞は、相反する内容を結びつけて、話の流れをスムーズにする役割を果たします。
I wanted to go for a walk; though, it started to rain.
散歩に行きたかったが、しかしながら雨が降り始めた。

2. とはいえ

この用法は、相手に対して意見を述べる際に、自分の考えとは別の視点を示す場合に使います。「とはいえ」は、前の文の内容を完全に否定するのではなく、部分的に無視したり補足したりする時に便利です。
She failed the exam; though, she studied very hard.
彼女は試験に落ちたが、とはいえ、とても一生懸命勉強した。

3. だけれども

この「だけれども」という使い方は、会話や文章の中で話題を切り替える際に用いられます。前述の情報に対して異なる観点を示し、全体的なメッセージを強調したり広げたりします。
The movie was long; though, it was entertaining.
その映画は長かったが、だけれども、面白かった。

thoughの覚え方:語源

thoughの語源は、古英語の「þā」または「þō」で、これらは「その時に」「しかし」「あるいは」といった意味を持っていました。この言葉は、ゲルマン語族に属する様々な言語にも類似の形で存在しており、例えば古高ドイツ語の「doh」、オランダ語の「daarom」などが同系の語とされています。歴史的に見て、thoughは接続詞として主に「反対や譲歩の意を示す」役割を持ちながら発展してきました。時代を追うごとに、用法が広がり、現代英語では文末に置かれたり、カジュアルな会話でもよく使用されるようになりました。このように、thoughは古い語源を持ちながら、時代に応じた使い方が進化してきたことが魅力的です。

thoughの類語・関連語

  • althoughという単語は、何かを考慮しながらも反対の事実を示すときに使われます。例として、「Although it was raining, we went for a walk.」は「雨が降っていたが、私たちは散歩に行った。」という意味です。
  • butという単語は、2つの対照的な内容を結ぶときに使いますが、接続詞としての使い方に留まります。例として、「I wanted to go, but it was too late.」は「行きたかったが、遅すぎた。」という意味です。
  • howeverという単語は、文章の中で対立する考えを示す際に使われ、よりフォーマルな表現です。例として、「It was difficult; however, we succeeded.」は「難しかったが、成功した。」という意味です。


thoughの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : although

単語althoughは、「~だけれども」という意味を持ち、主に文の初めや途中で使われます。文全体の対比を示す際に用いられ、前の内容と後の内容が対立していることを表現します。例えば、何か困難な状況があっても、それを乗り越える意志を示す場合などに使われます。
単語thoughは、同じく「~だけれども」という意味ですが、よりカジュアルな文脈で使われることが多いです。一般的に、文の後半や文末に置かれ、話し手の感情や意見を強調する役割を果たします。また、thoughは会話の中で頻繁に使われ、会話の流れを和らげる効果があります。したがって、althoughはフォーマルな文書や文章に適している一方で、thoughはカジュアルな会話で好まれる傾向があります。
Although it was raining, we decided to go for a walk.
雨が降っていたが、私たちは散歩に行くことにした。
We decided to go for a walk, though it was raining.
私たちは雨が降っていたが、散歩に行くことにした。
この例文では、althoughthoughは同じ意味合いで使われており、両者の置換が自然です。ただし、althoughが文頭に来ているのに対し、thoughは文の後半に配置されています。これにより、thoughの方がカジュアルな印象を与えます。

類語・関連語 2 : but

単語butは、対比や逆接を示す接続詞であり、「しかし」「だけれども」という意味で使われます。文の中で前の内容に対して反対の情報を提供する際に用いられ、会話や文章をスムーズに進める役割を果たします。英語の文法で重要な要素であり、日常会話からビジネス文書まで幅広く使われています。
単語thoughも逆接を示す言葉ですが、主に文の末尾に置かれることが多く、よりカジュアルな印象を与えます。例えば、butは「しかし」という意味で、通常は文の中心部に位置しますが、thoughは文の最後に置かれることが一般的で、「〜だけれども」という柔らかいニュアンスを持ちます。また、thoughは文全体を通しての反対意見や予想外の展開を示す際に使われることが多いです。このため、butよりも会話的で、親しい間柄での使用が多いです。
I wanted to go for a walk, but it started to rain.
散歩に行きたかったが、雨が降り始めた。
I wanted to go for a walk, though it started to rain.
散歩に行きたかったが、雨が降り始めた。
この文では、butthoughが同じ意味で使われており、どちらも自然な文脈です。ただし、thoughは文の終わりに位置するため、よりカジュアルな印象を与えます。

類語・関連語 3 : however

単語howeverは、「しかし」や「とはいえ」という意味を持つ接続詞です。主に文の中で対比を示すために用いられ、前の文と後の文の内容が異なることを強調します。文章の流れを滑らかにし、意見や状況の変化を表現する際に非常に便利な単語です。
単語thoughhoweverは、どちらも「しかし」という意味で使われますが、使い方やニュアンスには違いがあります。thoughは、カジュアルな会話でよく使われ、文の最後に置かれることも多く、柔らかい印象を与えます。一方、howeverは、よりフォーマルな場面で使用され、文頭や文中で使われることが一般的です。したがって、文章のトーンや文脈に応じて使い分けることが重要です。例えば、友達との会話ではthoughを使い、ビジネスや公式な文書ではhoweverを使うことが適切です。
I wanted to go for a walk; however, it started to rain.
散歩に行きたかったが、雨が降り始めた。
I wanted to go for a walk, though it started to rain.
散歩に行きたかったが、雨が降り始めた。
この例文では、両方の単語が置換可能であり、同じ意味を持つ文が成立します。ただし、howeverはよりフォーマルな響きを持つのに対し、thoughはカジュアルな会話に適しています。


thoughの覚え方:関連語

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thoughの覚え方:Amazon 洋書情報

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【書籍タイトルの和訳例】
「谷を歩くときも」

【「though」の用法やニュアンス】
though」は「〜だけれども」という意味で、逆境や困難を示唆します。このタイトルでは、困難な状況にあっても前向きに進む姿勢を表現しています。


【書籍タイトルの和訳例】
天が崩れ落ちようとも

【「though」の用法やニュアンス】
though」は「~にもかかわらず」という意味で、逆説的な状況を示します。このタイトルでは、どんな困難があっても信念や意志が揺らがない様子を強調しています。


【書籍タイトルの和訳例】
「分かれていても友達」

【「though」の用法やニュアンス】
though」は「〜だけれども」という逆接の意味を持ち、強い対比を示します。このタイトルでは、分かれている状況でも友情が続く強い絆を表現しています。


thoughのいろいろな使用例

副詞

1. 逆接を示す意味(「しかし」など)

逆接の用法

thoughという単語は逆接の意味で使用され、前記の内容と対立する考えを示す際に用いられます。この用法は、特に句の末尾や文の前半において文脈を変える役割を果たします。
I enjoyed the movie, though it was quite long.
私は映画を楽しみましたが、それはかなり長かったです。
  • though it was raining - 雨が降っていたが
  • though he tried hard - 彼が一生懸命努力したが
  • though she was tired - 彼女が疲れていたが
  • though they disagreed - 彼らが意見が異なっていたが
  • though the task was difficult - その作業が難しかったが
  • though I was busy - 私が忙しかったが
  • though I didn’t study - 私が勉強しなかったが
  • though it was expensive - それが高かったが
  • though we were late - 私たちが遅れたが
  • though it was her idea - それが彼女のアイデアだったが

2. 限定的できる意味(「たとえ~でも」など)

限定を示す用法

thoughは、条件や制約を示す際に用いられ、状況が厳しい場合でも物事が続行可能であることを伝えます。この用法は、肯定的な結果を強調する際に特に重要です。
Though the car broke down, we reached our destination on time.
車が故障したが、私たちは時間通りに目的地に到着しました。
  • though it may seem difficult - 難しそうに見えるが
  • though the weather is bad - 天気が悪いが
  • though he is young - 彼が若いが
  • though she has no experience - 彼女に経験がないが
  • though I wanted to leave early - 私が早く出たかったが
  • though they are busy - 彼らが忙しいが
  • though you are not sure - あなたが確信がないが
  • though we had little time - 私たちに時間がほとんどなかったが
  • though the odds are against us - 私たちに不利な状況にもかかわらず
  • though it might be risky - リスクがあるかもしれないが

3. その他の用法

特定のフレーズやidiom

thoughという単語は、特定のフレーズの一部として使われることが多くあります。これにより文体がより洗練され、自然な会話が促進されます。特に口語表現においては、効果的に意見を述べる手助けをします。
It was a tough decision, though.
それは厳しい決定でしたが。
  • I like it, though - 私はそれが好きですが
  • It was fun, though - それは楽しかったですが
  • That’s interesting, though - それは興味深いですが
  • It could work, though - それはうまくいくかもしれませんが
  • I’m happy, though - 私はそれでも幸せです
  • You should consider it, though - それを考慮すべきですが
  • It’s not easy, though - それは簡単ではありませんが
  • Let’s give it a try, though - やってみましょうか
  • I’m not sure, though - しかし、私は確信がありません
  • It’s just a suggestion, though - ただの提案ですが

4. よりカジュアルな口語表現

カジュアルな会話での用法

thoughはカジュアルな文脈にも適用され、友人や家族との親しい会話ではより頻繁に使われます。この用法は、会話を柔らげる効果があります。
I didn’t like the food, though.
その料理は好きじゃなかったけど。
  • It’s cool, though - それはいいけど
  • I guess so, though - そうだと思うけど
  • That’s fine, though - それは大丈夫だけど
  • It’s a bit strange, though - ちょっと変だけど
  • I don’t mind, though - 気にしないけど
  • It’s okay, though - 大丈夫だけど
  • I saw it, though - それを見たけど
  • We can try again, though - もう一度試せるけど
  • I’ll help you, though - 手伝うけど
  • That’s how it goes, though - そんなものでしょうけど

英英和

  • (postpositive) however; "it might be unpleasant, though"しかしながらだが

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