「though」は、「~だけれども」「~にもかかわらず」という意味の接続詞です。対比や譲歩を表すために使われます。
「though」と「although」はほぼ同じ意味ですが、「though」はより口語的で、「although」はよりフォーマルです。また、「though」には「although」にない使い方があります。
「though」は副詞としても使われ、「しかし」「とはいえ」という意味になります。この場合、文末や挿入句として使われることが多いです。
「though」は接続詞として使われる場合、その後には完全な節(主語+動詞)が続きます。
「though」節は文頭、文中、文末に置くことができます。また、副詞的用法では文末に単独で置かれることもあります。
「even though」の形で、「たとえ~でも」という意味になります。譲歩の意味がさらに強調されます。
「as though」の形で、「まるで~かのように」という意味になります。状況やふりをする様子を表します。
「though」と「despite/in spite of」は似た意味を持ちますが、語法が異なります。「though」の後には節(主語+動詞)が来ますが、「despite/in spite of」の後には名詞や動名詞が来ます。
時折、「though」で始まる従属節のみで文が終わることがあります。主節は文脈から理解できるため省略されています。
「though」を使うと、何かを認めつつも別の側面を強調するという譲歩の表現ができます。
「though」を使った特殊な倒置表現もあります。形容詞や名詞が「though」の前に来ます。
「though」は丁寧に意見の相違を表現するためにも使われます。直接的な反論を避け、より柔らかい表現にします。
「I thought」(私は思った)と「though」(~だけれども)は発音が似ていますが、全く異なる単語です。混同しないように注意が必要です。
一般的に、「though」は話し言葉でより頻繁に使われ、「although」は書き言葉でより一般的です。また、文末や挿入句として使われる場合は「though」のみが使えます。
「though」節の後に「yet」や「still」を使うと、対比がさらに強調されます。
用法 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
though(接続詞) | ~だけれども・~にもかかわらず | Though it's expensive, I'll buy it. |
though(副詞) | しかし・とはいえ | It's hard. Worth it, though. |
用法 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
though vs. although | ほぼ同義(thoughはより口語的) | Though/Although I'm busy, I'll help. |
though(文末) | しかし・でも | I like it, though. |
even though | たとえ~でも | Even though it's late, I'll go. |
用法 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
as though | まるで~かのように | As though nothing happened. |
though(省略文) | 主節が省略された表現 | Though I'm not sure. |
strange though it may seem | 奇妙に思えるかもしれないが | Strange though it may seem. |
though + yet/still | 対比の強調 | Though tired, still she worked. |
「though」は基本的に「~だけれども」「~にもかかわらず」という意味の接続詞です。「although」とほぼ同じ意味ですが、「though」の方がより口語的で、文末や挿入句として使える副詞的用法も持っています。対比や譲歩を表現するために使われます。「even though」(たとえ~でも)や「as though」(まるで~かのように)などの表現の一部としても使われます。また、特殊な倒置表現「strange though it may seem」(奇妙に思えるかもしれませんが)のような使い方もあります。話し言葉では「though」、書き言葉では「although」がより一般的に使われる傾向があります。
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【書籍タイトルの和訳例】
「谷を歩くときも」
【「though」の用法やニュアンス】
「though」は「〜だけれども」という意味で、逆境や困難を示唆します。このタイトルでは、困難な状況にあっても前向きに進む姿勢を表現しています。
【書籍タイトルの和訳例】
天が崩れ落ちようとも
【「though」の用法やニュアンス】
「though」は「~にもかかわらず」という意味で、逆説的な状況を示します。このタイトルでは、どんな困難があっても信念や意志が揺らがない様子を強調しています。
【書籍タイトルの和訳例】
「分かれていても友達」
【「though」の用法やニュアンス】
「though」は「〜だけれども」という逆接の意味を持ち、強い対比を示します。このタイトルでは、分かれている状況でも友情が続く強い絆を表現しています。
「though」は日常会話において、主に「~だけれども」「~とはいえ」という意味で使われる接続詞です。この単語は、前の文や状況に対して、何らかの対比や例外を示す際に用いられます。日常会話では、意見や感情を述べた後に、別の観点を付け加えるためによく使われます。
「though」は、何かを述べた後にその内容に対する対比や例外を示す際に使われます。会話の中では、相手の意見や状況を受け入れつつ、別の見解を伝えたいときに便利です。
【Exapmle 1】【Exapmle 2】
【Exapmle 3】
「though」はビジネスシーンにおいても使われることがありますが、主に逆接の意味を持つ言葉です。この単語は、前述の内容との対比を示すために用いられ、相手に対して異なる視点を提示する際に便利です。ビジネスコミュニケーションにおいて、意見や提案を述べた後に反対の意見を述べる際に使われることが多いです。
この意味において「though」は、前の発言との対比を明確にし、異なる観点を提示する役割を果たします。ビジネスシーンでは、提案や意見の後に反対の意見を述べる際に使われ、より深い議論を促します。
【Example 1】【Example 2】
【Example 3】