「biased」は、ある特定の意見や立場に偏っていることを意味します。この単語は、判断や決定が公平でない場合に使われることが多く、特に個人やグループに対して不公平な態度を示す場合に用いられます。例えば、情報やデータを扱う際に、特定の観点からのみ見ることが「biased」であると言えます。
「discriminatory」と「biased」は、どちらも偏りや不公平を示す言葉ですが、ニュアンスには違いがあります。「discriminatory」は、特定の人々やグループが不当に扱われることを強調する言葉です。例えば、人種、性別、年齢などに基づく差別的な扱いを指します。一方、 「biased」は、より広い文脈で使われ、特定の意見や見解に偏った状態を示すため、必ずしも人を対象としたものではありません。ネイティブスピーカーは、「discriminatory」という言葉を使うとき、具体的な差別行為や不平等の状況を意識していることが多く、より強い否定的な感情が伴います。対して「biased」は、主観的な意見や判断が絡む場合に使われることが多いです。
The article was criticized for being biased towards one political party.
その記事は、特定の政党に偏っていると批判された。
The article was criticized for being discriminatory towards certain social groups.
その記事は、特定の社会集団に対して差別的であると批判された。
この例文では、「biased」と「discriminatory」は異なる文脈で使われています。「biased」は特定の政治的立場への偏りを示し、「discriminatory」は特定の社会集団に対する差別を強調しています。
単語prejudicedは、ある特定のグループや個人に対して偏見を持っている状態を示します。この偏見は、しばしば不公平な判断や行動に繋がることがあります。一般的に、prejudicedは、感情的な反応や先入観に基づく否定的な態度を強調します。
一方、discriminatoryは、特定の人々やグループに対して不公平な扱いをする行為や制度を指します。つまり、discriminatoryは「差別的」という意味合いを持ち、具体的な行動や政策に焦点を当てます。例えば、ある職場で特定の性別や人種に対して不利な条件を設けることはdiscriminatoryです。ネイティブスピーカーは、prejudicedを用いる際には、その人の考えや感情に基づく偏見を強調することが多いのに対し、discriminatoryは行動や制度の不公平さを指摘するために使います。
He was accused of being prejudiced against people from different backgrounds.
彼は異なる背景を持つ人々に対して偏見を持っていると非難された。
He was accused of having discriminatory views against people from different backgrounds.
彼は異なる背景を持つ人々に対して差別的な見解を持っていると非難された。
この例文では、prejudicedとdiscriminatoryが共に使われており、どちらも異なる背景を持つ人々に対する否定的な態度を示しています。しかし、prejudicedは感情的な偏見を強調し、discriminatoryは具体的な見解や行動の不公平さを指摘しています。
「partial」は、「部分的な」や「偏った」という意味を持つ形容詞です。この単語は、何かが完全ではなく、一部に限定されていることを示します。特に、判断や意見が特定の側に偏っている場合にも使われます。たとえば、ある人が特定の意見に偏っている場合、「その人はpartialだ」と言うことができます。
「discriminatory」は、特定のグループや個人に対する不公平な扱いを示す言葉です。具体的には、特定の基準や特徴に基づいて差別的な行動や判断を行うことを指します。たとえば、性別、人種、宗教などに基づく差別を示す場合に使われます。「partial」は、必ずしも悪意があるわけではないのに対し、「discriminatory」は明確に不公平や差別を含むため、ニュアンスが異なります。ネイティブスピーカーは、partialを偏見のない意見や態度の一部として使うことが多く、discriminatoryは否定的な文脈で使われることが一般的です。どちらの単語も「偏る」ことを示しますが、使用する文脈によって、その意味が大きく変わります。
The judge was partial in her decision, favoring one side over the other.
その裁判官は、決定において一方を支持してpartialだった。
The judge was discriminatory in her decision, unfairly favoring one side over the other.
その裁判官は、決定において一方を不公平に支持してdiscriminatoryだった。
この場合、両方の単語が使われていますが、partialは単に判断が偏ったことを示しますが、discriminatoryはその偏りが不公平であることを強調しています。
She is partial to chocolate ice cream over vanilla.
彼女はバニラよりもチョコレートアイスクリームの方が好きです。
「discriminating」は、ある物事を識別する、または区別する能力を指します。この単語は、特に優れた判断力や識別力を持っていることを示す際に使われます。例えば、味や品質に敏感な人を指して「discriminating taste(優れた味覚)」というように使われることが多いです。
「discriminatory」は、特定の人々を不公平に扱うことを指し、否定的な意味合いを持つことが多いです。この単語は例えば、法律や政策が特定のグループに対して不利に働く場合に使用され、「discriminatory practices」などの形で用いられます。ネイティブスピーカーは、両者のニュアンスを明確に区別します。「discriminating」はポジティブな識別力を強調するのに対し、「discriminatory」は不公正さを強調します。このため、使用される文脈や意味合いにおいて大きな違いがあります。
She has a discriminating eye for art.
彼女は芸術に対して優れた識別力を持っています。
The new policy was criticized for its discriminatory effects on minority groups.
新しい政策は少数派グループに対する不公平な影響のために批判されました。
この場合、両者は異なる文脈で使用されています。「discriminating」はポジティブな意味合いで使われ、優れた判断力を表しますが、「discriminatory」はネガティブな意味合いを持ち、不公平な扱いを指します。したがって、置換は不可能です。
「unjust」は、不公平であり、理不尽であることを表す形容詞です。この単語は、主に道徳的または倫理的な観点から、何らかの行動や状況が不適切であることを強調します。社会的な文脈で使われることが多く、特に人権や法的な問題に関連して使用されることが一般的です。
「discriminatory」は、特定のグループや個人に対して不当な扱いをすることを指し、差別的な行為や政策を示します。これに対し、「unjust」は一般的に不公平さを強調する言葉であり、必ずしも差別的であるとは限りません。「discriminatory」は、特に人種、性別、宗教などに基づく差別に関連していますが、「unjust」はもっと広い範囲の不公平な状況に使われます。例えば、法律が特定の集団に不利に働く場合、「discriminatory」と表現できるのに対し、一般的な不公平さを指摘する際には「unjust」が適切です。ネイティブスピーカーは、文脈によってこれらの単語を使い分け、特に差別的な要素がある場合には「discriminatory」を、倫理的な不公平を指摘する際には「unjust」を好む傾向があります。
The verdict was considered unjust by many observers.
その判決は多くの観察者によって「不当」だと考えられた。
The law was deemed discriminatory against certain minorities.
その法律は特定のマイノリティに対して「差別的」だと見なされた。
この場合、両方の文とも「不当」や「差別的」という意味合いで使われていますが、それぞれのニュアンスが異なります。「unjust」は一般的な不公平さを表し、「discriminatory」は特定のグループに対する不当な扱いを示しています。