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abeyanceの意味・覚え方・発音

abeyance

【名】 中止、停止

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abeyanceの意味・説明

abeyanceという単語は「中断」や「保留」を意味します。この言葉は、何かが一時的に停止している状態や、決定が保留されている状況を指します。たとえば、プロジェクトが理由もなく進められない場合、その状況をabeyanceと表現することができます。

abeyanceは特に法律やビジネスの文脈でよく使用されます。法的な手続きにおいて、ある問題が解決されるまでの間、その状態が保留されることがあるため、この単語が適用されます。また、計画や決定が何らかの理由で一時的に中止されている場合も同様に使われます。これにより、abeyanceは流動的な状況を表現する際に非常に便利な語彙となります。

この単語を理解することで、複雑な状況や一時的な停止を表現する際に役立ちます。特に、ビジネスや法律の専門用語として使用されることが多いため、その文脈での用法を知っておくことが重要です。

abeyanceの基本例文

The lawsuit was in abeyance for several months.
その訴訟は数ヶ月間中断状態にありました。
The project was put in abeyance until further notice.
そのプロジェクトは当面の間中止されました。
The negotiations are in abeyance until the new CEO arrives.
新しいCEOが着任するまで、交渉は中止状態にあります。

abeyanceの意味と概念

名詞

1. 一時的な停止

abeyanceは、物事が一時的に停止した状態を示す言葉です。特に法律や手続きにおいて用いられることが多く、進行中のプロセスが一時的に保留される状況で使われます。たとえば、計画が保留されたり、法的な手続きが一時中断される場合などにこの単語が使われます。
The construction project was put in abeyance due to financial issues.
建設プロジェクトは、財政的な問題のため一時的に停止された。

2. 潜在的な状態

abeyanceは、何かが将来的に再開される可能性を持ちながら、現在は動いていない状態を指すこともあります。この場合、進行が止まっているものの、再開の期待が残っているため、希望を含んだ意味合いがあります。例えば、計画が一時的に見合わせられている場合などに使用されます。
The decision about the new policy remains in abeyance until further review.
新しい政策に関する決定は、さらなる検討まで保留されている。

abeyanceの覚え方:語源

abeyanceの語源は、ラテン語の「abeyare」に由来しています。この言葉は「to hold」や「to suspend」といった意味を持ち、古フランス語の「abeian」が変化して、最終的に英語に取り入れられました。英語の「abeyance」は、もともと法的な文脈で用いられ、特に不動産に関する権利や所有権が一時的に保留されている状態を指す用語として発展しました。語源的に見ると、abeyanceは何かが持たれている、または中断されている状況を表す言葉であり、その意味が現在の使用においても反映されています。また、abeyanceという言葉は、一般的に何かの活動や決定が一時的に行われない状態を示すために使用されます。これにより、さまざまな分野で使われる概念となっています。

語源 a
語源 ad
~の方向へ、 ~に
More
語源 ence
語源 ance
〜な性質
More

abeyanceの類語・関連語

  • suspensionという単語は、何かを一時的に停止することを指します。abeyanceは法的な意味合いがありますが、suspensionはより広い意味で使います。例:the suspension of rules(ルールの一時停止)
  • inactionという単語は、行動を取らない状態を意味します。abeyanceは一時的な保留の状態ですが、inactionは意図的な無行動を含意します。例:the state of inaction(無行動の状態)
  • dormancyという単語は、活動していないが、再び活動可能な状態を表します。abeyanceは法的に保留されている意味がありますが、dormancyはより生物的な状況に使われることが多いです。例:the dormancy of seeds(種の休眠状態)
  • discontinuationという単語は、何かを完全にやめることを指します。abeyanceは一時的な状態で、将来的には再開する可能性がある点が異なります。例:the discontinuation of a service(サービスの中止)
  • pauseという単語は、何かを一時的に止めることを示しますが、abeyanceは法的または正式な文脈で使われることが多いです。例:take a pause(一時停止する)


abeyanceの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : suspension

単語suspensionは、何かが一時的に停止されたり、保留されたりする状態を表します。この単語は、物理的なものから抽象的なものまで幅広い文脈で使用され、例えば、活動、法律、契約などが一時的に無効化される状況を指すことが多いです。
単語abeyanceは、特に法的な文脈で使用されることが多く、権利や義務が一時的に無効の状態にあることを意味します。一方で、suspensionは、より一般的な状況で使われるため、日常会話でもよく耳にします。ネイティブスピーカーは、abeyanceが特定の権利や義務に関連していると認識する一方で、suspensionはより広範な用途があると理解しています。また、suspensionは、何らかの行動やプロセスが「停止」されるニュアンスが強く、一時的な状態に焦点を当てていますが、abeyanceは「保留」や「未決定」の状態に重点が置かれています。これにより、使用する文脈が異なるため、選択する際には注意が必要です。
The project is currently in suspension due to funding issues.
そのプロジェクトは資金の問題により、一時的に停止しています。
The project is currently in abeyance due to funding issues.
そのプロジェクトは資金の問題により、一時的に保留されています。
この場合、両方の単語は同じ文脈で使うことができ、意味も一致します。どちらの単語を使うかは、文脈によって選ばれることが多く、特に法的な場合にはabeyanceが適切です。

類語・関連語 2 : inaction

単語inactionは、「行動しないこと」や「無活動」を意味します。この言葉は、何かをするべきなのに行動を起こさない状態を示すことが多く、特に何かの決定や進展が遅れている状況で使われます。
一方、abeyanceは「一時的な停止」や「保留」を指す言葉で、特定の活動や状態が一時的に中断されている場合に使用されます。例えば、法的手続きや計画が一時的に保留されている場合などです。ネイティブスピーカーは、inactionが単に行動を起こさないことを強調するのに対し、abeyanceは何かが再開される可能性を含んでいると感じることが多いです。つまり、inactionは消極的な意味合いが強く、abeyanceは一時的な状態を強調するニュアンスがあります。
The project was put on hold due to inaction from the team.
そのプロジェクトはチームの無活動のために保留されました。
The project was put on hold due to abeyance from the team.
そのプロジェクトはチームの一時的な停止のために保留されました。
この文脈では、inactionabeyanceの両方が自然に使えますが、それぞれのニュアンスには違いがあります。inactionは、チームが何も行動を起こさないことを強調し、消極的な印象を与えます。一方でabeyanceは、状況が一時的に中断されていることを示し、将来的に再開される可能性を含意しています。

類語・関連語 3 : dormancy

「dormancy」は「休止状態」や「無活動」を意味します。この単語は、何かが一時的に活動を停止している状態を示します。例えば、植物の種子が発芽する前に休眠する状態や、冬の間に動物が冬眠することが「dormancy」に該当します。このように、何らかの理由で活動が停止しているが、将来的には再び活動を開始する可能性があることを示唆しています。
一方で、abeyanceは「保留状態」や「一時的な停止」を意味します。法律や手続きの文脈で使われることが多く、特定の決定や行動が一時的に行われない状態を指します。たとえば、法的な手続きが進行中であるが、何らかの理由でその決定が保留されている場合に使われます。dormancyは自然界の状態を示すことが多いのに対し、abeyanceは特に法律や手続きに関連した文脈で使われるため、使用されるシーンやニュアンスに違いがあります。ネイティブは、これらの単語を文脈によって適切に使い分けることが重要だと認識しています。
The seeds remained in a state of dormancy until the spring.
その種子は春まで休止状態にありました。
The proposal was held in abeyance until further notice.
その提案は、さらなる通知があるまで保留されました。
この2つの例文は異なる文脈で使用されていますが、どちらも一時的な状態を示しています。しかし、dormancyは自然の過程に関連し、abeyanceはより法的または手続き的な文脈で使われるため、置換はできません。

類語・関連語 4 : discontinuation

discontinuation」は、何かが終わることや中止されることを意味します。特に、サービスや製品、プロジェクトなどが提供されなくなる場合に使われることが多いです。この単語は、突然の中断や計画的な終了の両方を表すことができます。
abeyance」と「discontinuation」の主な違いは、使用される文脈にあります。「abeyance」は、一時的な停止や保留の状態を指すことが多く、将来的に再開される可能性がある場合に使われます。一方で「discontinuation」は、明確に何かが終了することを示し、再開の可能性は低いことを暗示します。例えば、法律的な手続きや計画が一時的に「abeyance」にされる場合、その後に再開されることが期待されますが、「discontinuation」はそのプロセスが完全に終了したことを意味します。このような使い分けが、英語ネイティブの感覚において非常に重要です。
The company announced the discontinuation of its outdated product line.
その会社は、時代遅れの製品ラインの中止を発表しました。
The project was put in abeyance until further notice.
そのプロジェクトは、さらなる通知があるまで保留されました。
この二つの文では、「discontinuation」は製品が完全に終了したことを示し、一方で「abeyance」はプロジェクトが一時的に停止していることを示しています。したがって、文脈によってどちらの単語を使うかが異なります。

類語・関連語 5 : pause

pause」は、一時的に何かを止める行為を指します。この単語は、特に行動や発言の中断を示す際に使われることが多く、再開することを前提としています。例えば、会話の中で一時的に沈黙したり、作業を中断したりする時に「pause」が使われます。
abeyance」は、物事が一時的に停止している状態を指しますが、その背景には法的、公式、または計画的な文脈が多いです。つまり、「pause」が日常的な中断を示すのに対し、「abeyance」はよりフォーマルで、特定の状況や条件に依存することが多いです。ネイティブスピーカーは、文脈に応じてこれらの単語を使い分けます。例えば、日常会話で「pause」は頻繁に使われますが、「abeyance」は法律や公式な議論において、物事が進行していない状態を表す際に使用されます。
Let's take a pause here to think about our options.
ここで私たちの選択肢について考えるために、一時停止しましょう。
The project is currently in abeyance until we receive further instructions.
そのプロジェクトは、さらなる指示を受けるまで現在保留中です。
この場合、両方の文で「一時停止」という意味を持つ「pause」と「abeyance」が使われていますが、文脈によって適切な選択が異なります。「pause」はより一般的な中断を示すため、カジュアルな会話で使いやすいですが、「abeyance」は特に公式な状況やプロジェクトの進行に関する文脈で使用されることが多いです。


abeyanceの覚え方:関連語

Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

abeyanceの会話例

abeyanceのビジネス会話例

「abeyance」は主にビジネスや法的文脈で使用される言葉で、物事が一時的に保留されている状態を指します。事業計画、契約、または法的手続きが進行中に一時的に停止される場合に使われることが多いです。この単語は、特に不確定な状況や未解決の問題に関連して、物事が進行しない状態を示すのに適しています。

  1. 一時的な停止状態
  2. 未解決の状況

意味1: 一時的な停止状態

この会話では、プロジェクトが何らかの理由で一時的に進行できない状況を示しています。「abeyance」は、進行中のプロジェクトが保留されている状態を表現しています。

【Example 1】
A: We need to put the marketing campaign in abeyance until we finalize the budget.
A: 予算が確定するまで、マーケティングキャンペーンは保留にする必要があります。
B: That's a good idea. We can't move forward without knowing our limits.
B: それは良い考えです。限界を知らずに進むことはできません。

【Example 2】

A: The negotiations are currently in abeyance due to legal issues.
A: 法的な問題のため、交渉は現在保留されています。
B: When do you expect them to resume?
B: いつ再開すると思いますか?

【Example 3】

A: Our expansion plans are in abeyance until we receive more funding.
A: さらなる資金調達があるまで、私たちの拡張計画は保留されています。
B: Let's keep looking for investors then.
B: それなら、投資家を探し続けましょう。

意味2: 未解決の状況

この会話では、問題が未解決のまま放置されている状況を指しています。「abeyance」は、解決を待っている状態を示すのに使われています。

【Example 1】
A: The contract issue is still in abeyance and needs to be addressed soon.
A: 契約の問題はまだ未解決で、早急に対処する必要があります。
B: Agreed. We can't afford to let it linger.
B: 同意します。それを放置するわけにはいきません。

【Example 2】

A: The merger talks are in abeyance due to regulatory concerns.
A: 規制の懸念から、合併の話は未解決です。
B: We should find out what the concerns are.
B: どのような懸念があるのか調べるべきですね。

【Example 3】

A: Our project is in abeyance until we receive feedback from the stakeholders.
A: ステークホルダーからのフィードバックを受け取るまで、私たちのプロジェクトは未解決です。
B: Let's follow up with them next week.
B: 来週、彼らにフォローアップしましょう。

abeyanceのいろいろな使用例

名詞

1. 一時的な中断、保留状態

法的・公的な保留状態

abeyance という単語は、特に法的または公的な文脈で、ある事項や権利が一時的に保留または停止されている状態を表します。この状態は将来的な決定や解決を待っている期間を指し、完全な終了ではなく一時的な中断を意味します。
The property rights remained in abeyance until the court reached its final decision.
裁判所が最終判決を下すまで、その財産権は保留状態のままでした。
The negotiations were held in abeyance pending further developments.
その後の進展を待って、交渉は保留状態となりました。
  • in abeyance - 保留中で
  • hold in abeyance - 保留状態にする
  • remain in abeyance - 保留状態のままである
  • legal abeyance - 法的保留
  • temporary abeyance - 一時的な保留

一般的な中断・停止状態

All outdoor activities were kept in abeyance during the storm.
嵐の間、すべての屋外活動は中断されました。
  • place in abeyance - 中断状態に置く
  • put in abeyance - 一時停止する
  • fall into abeyance - 中断状態になる
  • period of abeyance - 中断期間
  • state of abeyance - 中断状態

英英和

  • temporary cessation or suspension一時的な休止もしくは停止中止