サイトマップ 
 
 

abdicateの意味・覚え方・発音

abdicate

【動】 退位する

この単語はもう覚えましたか?
YES
NO
学習記録を保存するにはログインしてください

abdicateの意味・説明

abdicateという単語は「放棄する」や「退位する」を意味します。主に権力や責任を自発的に手放すことを指し、多くの場合、王や女王などの高い地位にある人がその地位を辞める際に使われます。この単語は名詞「abdication」でも使用され、退位の行為や状態を表します。

abdicateは、特定の役職や責任を持つ者がその役割をもう果たさないことを決定する場面で使われます。例えば、政治や宗教の指導者が自分の権限を放棄する場合、または企業のCEOが退職する際に用いられることがあります。こうした背景から、単語は単なる辞任を超えた意思決定を含み、個人の重要な決断を示すことが多いです。

この語はコンテキストによって異なる使われ方をし、特に歴史的な文脈や物語において、権力の移動や喪失を表す場合に強い印象を与えます。一般的に、高次の権威を持つ者がその地位を手放すという非常に重い意味合いをクリアに伝えるため、使用する際には注意が必要です。

abdicateの基本例文

The king chose to abdicate the throne.
国王は王位を退位することを選択しました。
The CEO was forced to abdicate his position.
CEOは役職を退くことを強制されました。
The dictator refused to abdicate despite the protests.
独裁者は抗議にもかかわらず退位を拒否しました。

abdicateの意味と概念

動詞

1. 権利を放棄する

この意味では、特に君主や皇帝がその地位や権力を自発的に手放すことを指します。歴史的には、権力の象徴である王冠を捨てることで、領地や国家の統治権を放棄する行為が含まれます。このような場合、多くの場合は後継者がいることが期待されます。
The king decided to abdicate in favor of his son.
その王は息子のために権利を放棄することに決めた。

2. 義務を放棄する

この意味は、職務や責任を果たさないこと、またはそれを自ら辞めることを指します。例えば、仕事や任務に対する責任を放棄する場合、自分が果たすべき役割を放棄することになります。この行為は、時には他に選択肢がなかったり、身の安全や健康を優先するために行われることもあります。
She chose to abdicate her responsibilities as a team leader.
彼女はチームリーダーとしての責任を放棄することを選んだ。

abdicateの覚え方:語源

「abdicateの語源は、ラテン語の「abdicare」に由来しています。この「abdicare」は、「ab」(離れる)と「dicare」(宣言する、告げる)の合成語です。したがって、元々の意味は「告げて離れる」となります。この語は歴史的に、特に王や女王が権力を放棄する際に用いられるようになり、現在の「abdicate」という形で英語に取り入れられました。

この言葉は、特に君主制の文脈で使われ、国の統治権や責任を自身の意思で放棄することを指します。例えば、王位を退位すること、公的な地位から退くことなどがその例です。語源を知ることで、言葉の背景や深い意味を理解する一助となります。」

語源 ate
語源 ati
~にする、 ~になる
More

abdicateの類語・関連語

  • relinquishという単語は、権利や所有物を自発的に手放すことを意味します。abdicateと似ていますが、一般的により広い文脈で使われます。例:"He decided to relinquish his claim."(彼は権利を手放すことに決めた)
  • resignという単語は、特に職務や地位を辞任することを意味します。abdicateが特に王位や地位に使われるのに対し、resignは日常的な職務の辞職に使われます。例:"She chose to resign from her position."(彼女は地位を辞任することを選んだ)
  • step down
    step downという単語は、特定の役職や位置から退くことをカジュアルに表現したものです。abdicateと同じく職務から退く意味ですが、より口語的に使われます。例:"He will step down as manager next month."(彼は来月マネージャーを退く予定です)
  • give up
    give upという単語は、何かをあきらめることを指しますが、abdicateよりも幅広い意味で使われます。特に小さな目標や趣味に対して使われます。例:"I will not give up on my dreams."(私の夢をあきらめない)


abdicateの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : relinquish

単語relinquishは、「放棄する」「手放す」という意味を持ち、特に権利や所有物、地位などを自発的に手放す場合に使われます。この単語は、感情的な負担が少ない状況での放棄を暗示することが多く、比較的穏やかなニュアンスを持っています。
一方、abdicateは、特に王位や責任ある地位を正式に放棄することを指します。これは一般的に重大な決定であり、何らかの理由(例えば、健康問題やスキャンダル)によってその地位を離れる際に使われることが多いです。ネイティブスピーカーは、relinquishがより一般的な状況での放棄を示すのに対し、abdicateは特定の重大な状況に限定されることを理解しています。例えば、王が自らの意志で王位を離れる場合にはabdicateが適切ですが、単に所有物を手放す場合にはrelinquishが使われます。このように、両者は関連性がありますが、使用される文脈は異なります。
The king decided to relinquish his throne for the sake of peace.
その王は平和のために王位を放棄することを決めた。
The king decided to abdicate his throne for the sake of peace.
その王は平和のために王位を辞任することを決めた。
この例文では、relinquishabdicateが両方とも「王位を放棄する」という意味で使用されていますが、abdicateの方が正式で重い意味を持つことが分かります。日常的な文脈では、relinquishがより一般的に使われることが多いですが、王位に関してはabdicateが適しています。

類語・関連語 2 : resign

単語resignは、「辞任する」や「辞職する」という意味を持ちます。特に職務や地位から離れることを指し、通常は自発的な決定に基づいています。たとえば、仕事を辞めるときや特定の役割を終えるときに使われます。また、何かを受け入れるという意味でも使われ、抵抗せずにある状況を受け入れる場合にも使用されます。
単語abdicateは、主に王や女王などの高位の地位から正式に退くことを指します。一般的には、責任を放棄することを暗示し、特に権力を持つ立場からの退任に使われます。一方でresignは、より広く一般的な文脈で使われ、職務や役職を辞める際に使用されます。たとえば、政治家や企業の役員が自発的に辞める場合はresignが適切ですが、王が権利を放棄する場合はabdicateが使われます。したがって、両者は似た意味を持つものの、使われる場面やニュアンスに違いがあります。
The CEO decided to resign after the company's poor performance over the last few years.
CEOは、過去数年の会社の不振を受けて辞任することに決めました。
The king chose to abdicate the throne in favor of his son.
王は息子に王位を譲ることを選びました。
この場合、両方の文は辞任や退任を指していますが、前者は一般の職務を指し、後者は王位という特別な地位からの退任を示しています。したがって、文脈によって選ばれる単語が異なることがわかります。

類語・関連語 3 : step down

類義語step downは、主に職位や役割を辞任することを指します。この表現は、特に自発的に、あるいは公式に地位を離れる場合に使われることが多いです。たとえば、政治家が選挙や他の理由で辞職する際に使用されることが一般的です。
一方で、abdicateは、特に王や女王などの高位の地位から辞任することを指します。この単語は、権力や責任を放棄することを強調し、より正式な文脈で使われることが多いです。例えば、王位を放棄する場合などが挙げられます。ネイティブスピーカーは、step downを使う際にはより平易な状況を想定し、abdicateを使う際にはより重い意味合いや歴史的な文脈を感じることが多いです。このように、両者は似たような意味を持ちながらも、使用するシチュエーションやニュアンスに違いがあります。
The CEO decided to step down after the company's poor performance.
そのCEOは会社の業績が悪かったため、自ら辞任することに決めました。
The king chose to abdicate the throne in favor of his son.
その王は息子に王位を譲ることを選びました。
この2つの文は、辞任するという行為を表していますが、step downは一般的な職位からの辞任を、abdicateは王位という特別な地位からの放棄を示しています。したがって、同じような状況で使うことはできません。

類語・関連語 4 : give up

単語give upは、「諦める」や「放棄する」という意味を持ちます。何かを続けることが難しいと感じたときに使われ、努力をやめることを示します。日常会話や文書でよく使われる表現であり、ポジティブな文脈では「新しいことに挑戦するために古いものを手放す」といった意味も含まれます。
単語abdicateは主に権力や責任を放棄することを指し、特に王位や地位に関連しています。一般的には、政治的な文脈で使われることが多く、王や女王がその地位を辞める際に使用されます。このため、give upよりも形式的で重いニュアンスがあります。ネイティブスピーカーは、give upを使う際には、日常的な努力や挑戦を放棄する場合に使い、abdicateは主に権限や地位の正式な放棄に用いることを意識しています。
She decided to give up her dream of becoming a dancer when she realized how hard it was.
彼女はダンサーになるという夢を諦めることに決めました。それがどれほど大変かを理解したときに。
The king chose to abdicate the throne in favor of his son.
その王は息子に王位を譲ることを選びました。
この例文では、give upabdicateは使われている文脈が異なります。give upは個人の夢や目標を放棄する日常的な状況を示し、abdicateは権力や責任を公式に手放す特別な状況を表しています。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

abdicateの会話例

abdicateの日常会話例

「abdicate」は主に「退位する」や「放棄する」という意味を持つ単語です。日常会話ではほとんど使われないため、一般的な会話の中ではあまり見かけません。しかし、比喩的に責任や役割を放棄することを指す際に使われることがあります。このような場面では、軽い感じで使われることがあります。

  1. 責任や役割を放棄する

意味1: 責任や役割を放棄する

この会話は、友人同士の軽い日常のやりとりで、責任を放棄することについて話しています。「abdicate」はあまり使われない言葉ですが、ここでは冗談交じりに使われています。

【Example 1】
A: I really can't handle the project anymore. I think I might just abdicate my role.
A: 本当にプロジェクトをもう管理できないよ。たぶん役割を放棄するかもしれない。
B: Come on! You can't just abdicate like that!
B: そんな風に放棄するなんてダメだよ!

【Example 2】

A: I feel so overwhelmed. Maybe I should just abdicate my responsibilities for a while.
A: とても圧倒されている気がする。しばらく責任を放棄した方がいいかな。
B: That won't solve anything! You need to face it instead of abdicate!
B: それじゃ何も解決しないよ!放棄するんじゃなくて向き合うべきだよ!

【Example 3】

A: I’m thinking about taking a break. I might abdicate my role as team leader.
A: 休暇を取ることを考えてるんだ。チームリーダーの役割を放棄するかもしれない。
B: You should consider the impact before you abdicate!
B: 放棄する前に影響を考えるべきだよ!

abdicateのビジネス会話例

「abdicate」は通常、権利や責任を放棄することを指す言葉ですが、ビジネスにおいても同様に重要な意味を持ちます。特に、リーダーシップや経営の文脈で、責任を果たさない、または重要な決定を他者に譲ることを表す場合に使われます。この単語は、経営者が自らの役割を放棄する際に用いられることが多く、企業文化や組織の健全性に影響を与える可能性があります。

  1. 経営者やリーダーが自らの役割を放棄すること

意味1: 経営者やリーダーが自らの役割を放棄すること

この例では、ビジネスのリーダーが自分の責任を放棄することがどのように組織に影響を与えるかを示しています。リーダーシップの役割を放棄することは、チームの士気や生産性に悪影響を及ぼす可能性があります。

【Example 1】
A: I think if the CEO abdicates his responsibilities, the company will face serious challenges.
CEOが責任を放棄すると、会社は深刻な課題に直面すると思う。
B: You're right. Leadership is crucial, and we can't afford to abdicate our duties.
確かに。リーダーシップは重要で、私たちは責任を放棄する余裕はないよ。

【Example 2】

A: If the manager abdicates decision-making to others, the project might lose direction.
マネージャーが他の人に意思決定を放棄すると、プロジェクトは方向性を失うかもしれない。
B: That's a valid point. A clear leader is essential to guide the team and avoid abdication of responsibility.
確かに。チームを導くためには明確なリーダーが必要で、責任の放棄を避ける必要がある。

【Example 3】

A: We can't let the board abdicate its oversight role; that's too risky.
ボードが監視役を放棄させるわけにはいかない。それはリスクが高すぎる。
B: Absolutely! The board must remain actively involved to prevent any abdication of its responsibilities.
その通り!ボードは責任の放棄を防ぐために積極的に関与していなければならない。

abdicateのいろいろな使用例

動詞

1. 権力や権利、義務を放棄する

君主・統治者の退位

abdicateという単語は、主に君主や統治者が自発的に権力や地位を放棄することを意味します。特に、王位や皇位を譲って退位する場合によく使用されます。また、より広い意味で、責任や義務を放棄することも表します。
King Edward VIII decided to abdicate the throne to marry the woman he loved.
エドワード8世は、愛する女性と結婚するために王位を放棄することを決意した。
  • abdicate the throne - 王位を譲る
  • abdicate the crown - 王冠を譲る
  • abdicate power - 権力を放棄する
  • abdicate in favor of - ~のために退位する
  • abdicate royal duties - 王室の義務を放棄する
  • abdicate responsibility - 責任を放棄する

責任や義務の放棄

The CEO abdicates all responsibility for the company's financial losses.
CEOは会社の財務損失に対するすべての責任を放棄した。
  • abdicate authority - 権限を放棄する
  • abdicate control - 支配権を手放す
  • abdicate leadership - 指導権を放棄する
  • abdicate management - 経営権を放棄する
  • abdicate parental duties - 親としての義務を放棄する
  • abdicate moral responsibility - 道義的責任を放棄する
  • abdicate decision-making - 意思決定権を放棄する
  • abdicate obligations - 義務を放棄する
  • abdicate position - 地位を放棄する
  • abdicate rights - 権利を放棄する