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waiveの意味・覚え方・発音

waive

【動】 放棄する

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waiveの意味・説明

waiveという単語は「放棄する」や「権利を譲る」を意味します。この単語は、特定の権利や主張を自発的に放棄することを示す際に使われます。たとえば、契約や法的な文脈で、ある条件を守る代わりに他の条件を放棄することを指すことが多いです。また、同意や許可を行う際にも使用されます。

waiveの重要なニュアンスは、自分の意思で何かを手放すという点にあります。例えば、ある状況下で特別な条件を要求しない場合、「私はこの権利を放棄します」という意味合いで使われます。このように、waiveは相手に対して柔軟性や配慮を示す行為でもあります。

この単語はビジネスや法律の場面でよく使われ、その内容や状況によって重要な意味を持ちます。たとえば、商品の返金保証を放棄する場合など、具体的なシチュエーションでの使用がよく見られます。そのため、文脈によっては非常に重要な判断を伴うことにも留意する必要があります。

waiveの基本例文

The boss waived the fine for me.
上司は私の罰金を免除してくれた。
He decided to waive his right to an attorney.
彼は弁護士をつける権利を放棄することに決めた。

waiveの意味と概念

動詞

1. 放棄する

この意味での「waive」は、何かの権利や要求を自ら手放すことを指します。例えば、契約やルールなどに基づく権利を放棄する場合に使われます。公式な文書においてよく用いられ、特に法律やビジネスの場面で、何かの条件を受け入れるためにその権利を放棄することが重要です。
He decided to waive his right to an attorney during the questioning.
彼は取り調べ中に弁護士を持つ権利を放棄することに決めた。

2. 中止する

この意味においては、特定の規則や要件を一時的に無効にすることを指します。例えば、会議や試験での規則を一時的に中止する場合に使われ、相手に特別な配慮を示すことができます。通常、柔軟性や協力を実現するために利用されることが多いです。
The teacher decided to waive the attendance policy for the students during the exam week.
教師は試験週間中、学生の出席ポリシーを中止することに決めた。

3. 失う

この意味では、権利や資格を何らかの理由で失うことを指します。例えば、ルール違反やエラーによって権利を失うことがあります。失うことが意図的である場合や、結果的に何かを手放すことが求められる場合に広く使われます。
If you do not submit your application on time, you may waive your chance to participate.
期限内に申請を行わないと、参加のチャンスを失うかもしれない。

waiveの覚え方:語源

waiveの語源は、古フランス語の「waiver」に由来しています。この言葉は、「放棄する」「捨てる」という意味を持っており、さらに遡ると、ラテン語の「vapere」(煙を出す、消える)に関連しています。「waive」は元々、何かを正式に放棄することを示す法律用語として使用されていました。そこで、主に権利や要求を意図的に放棄する場合に使われるようになりました。このように、「waive」はその語源を通じて、「何かをあきらめる」「手放す」という概念と深い関わりを持つ言葉となっています。

waiveの類語・関連語

  • relinquishという単語は、あきらめる意味があり、特に譲ることに重点があります。例えば、「I relinquish my claim.」(私の権利を放棄します。)という使い方が典型的です。
  • surrenderという単語は、特に強制的に降伏する意味があります。この場合、敵に対して譲るニュアンスがあります。例えば、「They surrendered to the enemy.」(彼らは敵に降伏しました。)
  • give up
    give upという単語は、努力をやめる意味があります。難しい状況においてあきらめるという際に使います。「Don't give up on your dreams.」(夢をあきらめるな。)というように使われます。
  • abandonという単語は、特に何かを置き去りにする意味があります。責任を果たさない場合にも使用されます。「They abandoned the project.」(彼らはそのプロジェクトを放棄しました。)
  • forgoという単語は、意図的に何かを放棄するという意味です。特に何かの利益を意図的に選ばない場合に使われます。「I chose to forgo dessert.」(私はデザートをあえて食べないことにしました。)


waiveの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : relinquish

relinquish」は、何かを手放す、放棄するという意味を持つ動詞です。特に、自分の権利や所有物を自発的に譲渡する際に使われます。この単語は、正式な文脈や法律用語としてもよく利用されます。自分の意思で何かを放棄するというニュアンスが強く、感情的な側面が少ないのが特徴です。
waive」と「relinquish」の違いは、主にその使われる文脈と感情的なニュアンスにあります。「waive」は特定の権利や特典を放棄することを指し、しばしば契約や法律に関連して使われることが多いです。例えば、ある契約の条項を放棄する場合に「waive」が使われます。それに対し、「relinquish」は、より広い意味で物理的なものや権利を手放すことを示します。感情的な側面も考慮されることが多く、例えば、権利を手放すことに対して戸惑いや罪悪感を伴う場合でも使われます。ネイティブスピーカーは、状況に応じてこれらの単語を使い分けます。
She decided to relinquish her claim to the property.
彼女はその財産に対する権利を放棄することに決めました。
She decided to waive her claim to the property.
彼女はその財産に対する権利を放棄することに決めました。
この場合、「relinquish」と「waive」は置換可能で、どちらも同じ文脈で自然に使うことができます。どちらの単語も権利を放棄することを意味しますが、「relinquish」はより一般的な表現であり、感情的なニュアンスが含まれることがあります。一方、「waive」は法律的な文脈でよく使われます。

類語・関連語 2 : surrender

surrender」は、特に何かを放棄すること、あるいは抵抗をやめて相手に従うことを意味します。この単語は、戦争や競争、さらには感情的な状況においても使われることがあります。例えば、戦争で敵に降伏する場合や、恋愛関係において自分の気持ちを素直に表現することなどが含まれます。
waive」は、特定の権利や要求を放棄することを指し、特に法律的な文脈で使われることが多いです。たとえば、契約上の権利を放棄する場合や、特定の手数料を免除する場合に用いられます。両者は「放棄する」という点で似ていますが、「surrender」は相手に対して降伏するニュアンスが強く、感情や力関係が絡むことが多いのに対し、「waive」はもっと客観的で法的な手続きに関連することが多いです。このため、ネイティブは状況に応じて使い分けます。
The general decided to surrender the troops to avoid further casualties.
将軍はさらなる犠牲者を避けるために部隊を降伏することに決めた。
The company decided to waive the late fee for loyal customers.
その会社は忠実な顧客のために遅延料金を免除することに決めた。
この場合、「surrender」と「waive」は異なる状況で使われており、互換性はありません。「surrender」は軍事的な文脈での降伏を示し、「waive」はビジネスや法的な文脈での権利の放棄を示しています。
The enemy had no choice but to surrender after being surrounded.
敵は包囲された後、降伏する以外に選択肢がなかった。

類語・関連語 3 : give up

単語give upは「諦める」や「放棄する」といった意味を持ち、努力や目標を達成することを諦める際に使われます。何かを続けるのが難しいと感じたときに使われる表現です。例えば、長時間の勉強や厳しいトレーニングを続けることができずに「もうやめる」と決断する時に使います。
一方で、単語waiveは「権利や特権を放棄する」という意味合いが強いです。例えば、法的な権利や契約上の特典を自ら放棄する場合に使われます。このため、give upが主に個人の努力や目標に関する文脈で使われるのに対し、waiveは公式な場面や法的文脈で使われることが多いです。ネイティブスピーカーは、この2つの言葉の使い分けを意識しており、give upは感情的な決断を表すことが多いのに対し、waiveは論理的な判断や契約に関連する場面で使われることが一般的です。
I decided to give up trying to fix the old car.
古い車を修理しようとするのを諦めることにしました。
I decided to waive my right to a trial.
裁判を受ける権利を放棄することにしました。
この例文では、give upは個人的な努力の放棄を表し、感情的な決断を示しています。一方でwaiveは法的な権利の放棄を示し、公式な場面で使われることが多いです。したがって、両者は文脈によって使い分けられ、互換性はありません。

類語・関連語 4 : abandon

abandon」は、何かを放棄する、または見捨てることを意味します。この単語は、物理的なものや感情、計画など、さまざまなものに使われます。「abandon」は、主にそのものが持つ価値や意義を無視して、意図的に手放すというニュアンスがあります。
waive」と「abandon」は、いずれも何かを放棄する意味を持ちますが、使用される文脈やニュアンスには明確な違いがあります。「waive」は、権利や要求を放棄することを指し、特に法律や契約の文脈でよく使われます。例えば、ある権利を行使しないことを選択する場合です。一方で「abandon」は、物事や計画、感情などを完全に手放すことを強調します。ネイティブは「waive」を使うとき、通常はその背後に具体的な意図や条件があると感じますが、「abandon」にはそのような条件がない場合が多いです。また、「abandon」は感情的な側面を持つことが多く、何かを切り捨てることに対する感情が含まれることがあります。
She decided to abandon her old plans and start fresh.
彼女は古い計画を放棄して新たに始めることに決めました。
She decided to waive her right to an appeal and accept the verdict.
彼女は控訴の権利を放棄し、判決を受け入れることに決めました。
この場合、両方の文で「abandon」と「waive」の使用は意味的に異なります。「abandon」は計画そのものを手放すことを強調し、「waive」は権利を放棄することを指しています。
He decided to abandon the project due to lack of funds.
彼は資金不足のため、そのプロジェクトを放棄することに決めました。

類語・関連語 5 : forgo

forgo」は、何かを自発的に手放したり、放棄することを意味します。この単語は、特に自分が持っている権利や特典をあえて捨てる場合に使われることが多いです。例えば、ある特典を受ける権利を自分から辞退することなどが該当します。日本語では「手放す」や「辞退する」と訳されることが一般的です。
waive」と「forgo」は、どちらも何かを放棄することを示しますが、そのニュアンスには違いがあります。「waive」は、特に権利や要求を公式に放棄することを指し、法律的な文脈でよく使用されます。一方で、「forgo」は、一般的に自分の選択や判断に基づいて何かを辞退することを示します。例えば、旅行を計画していたが、忙しさからその旅行を「forgo」することがあるのに対し、法律文書にサインして権利を「waive」する場合は、より正式な手続きが伴います。ネイティブスピーカーはこの違いを理解し、文脈に応じて使い分けることが多いです。
I decided to forgo my vacation this year due to work commitments.
今年は仕事の都合で休暇を「手放す」ことにしました。
I decided to waive my right to a refund for the canceled event.
キャンセルされたイベントの返金の権利を「放棄する」ことに決めました。
この例文では、どちらの単語も使える文脈ですが、意味合いが異なります。「forgo」は自分の意思で休暇を手放すことを示しており、より一般的な状況で使われます。一方、「waive」は権利を公式に放棄することを表し、法的な文脈で使われることが多いです。
I had to forgo my favorite dessert to stick to my diet.
ダイエットを守るためにお気に入りのデザートを「手放さなければならなかった」。


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