サイトマップ 
 
 

obtuseの意味・覚え方・発音

obtuse

【形】 鈍感な

この単語はもう覚えましたか?
YES
NO
学習記録を保存するにはログインしてください

obtuseの意味・説明

obtuseという単語は「鈍い」や「鈍感な」という意味を持っています。主に形容詞として使われ、物理的に鋭くないものや、比喩的に理解力や感受性が欠けている状態を表します。この単語は、特に数学や幾何学において、鈍角(90度より大きい角度)を指す際にも使用されます。

obtuseの具体的な使用例としては、人の発言や行動について話すとき、相手が理解しづらいことや感情に鈍感である様子を表現する際に使われます。また、数学の文脈では、形が鈍く、角が鋭くない三角形を指すために用いられます。これにより、言葉の使い方は日常会話から専門的な内容まで多岐にわたります。

この単語はしばしば批判的なニュアンスを含み、誰かが考え方や反応が遅いときに使われることが多いです。そのため、相手の理解度を示す際に用いることで、より豊かなコミュニケーションが可能になります。文脈によって意味が異なるため、使用する際は注意が必要です。

obtuseの基本例文

She didn't understand the joke at all; she can be quite obtuse.
彼女はジョークが全く理解できなかった。彼女はかなり鈍感なことがある。
The teacher's obtuse explanation left the students confused and frustrated.
先生の鈍感な説明で生徒たちは混乱し、イライラした。
His obtuse response to the question made it clear that he wasn't paying attention.
彼の鈍感な質問への反応から、彼が注意を払っていないことが明らかになった。

obtuseの意味と概念

形容詞

1. 鈍角の

鈍角とは、90度以上180度未満の角度を指します。特に幾何学や数学で使用される用語です。鈍角は視覚的にも特徴的で、尖っていないため、広がりのある形状を持つものとして認識されます。
The angle formed by the two lines is obtuse.
二つの線が形成する角度は鈍角です。

2. 先端が丸い

葉の形状や物の先端が丸くて尖っていない状態を指します。この表現は、植物の葉や道具のデザインなど、形状の特徴を表現する際に使われます。特に、穏やかな印象を与える形状として好まれます。
The flower has obtuse leaves that look soft and gentle.
その花は柔らかく穏やかな印象の鈍角の葉を持っています。

3. 鈍い、理解力が乏しい

「鈍い」という意味では、知的な鋭さや洞察力に欠けていることを表します。この使い方は、主に人の性格や思考の特性を指摘する際に用いられ、理解が遅い、または物事を理解する能力が低いことを意味します。
He seemed obtuse, struggling to grasp the simple concept.
彼は鈍くて、簡単な概念を理解するのに苦労しているようだった。

4. 理解するのが遅い

この意味では、思考が遅い、または理解が遅れることを示します。特に、新しい情報や指示をすぐに理解できない場合に使われ、無知や無関心とも関連付けられることがあります。
She was so obtuse that it took her hours to solve the problem.
彼女は非常に鈍くて、その問題を解くのに何時間もかかりました。

obtuseの覚え方:語源

「obtuse」の語源は、ラテン語の「obtusus」に由来しています。この言葉は、「切断されている」や「鈍い」という意味を持ちます。「ob」接頭語は「離れて」や「逆に」という意味を持ち、「tusus」は「切り」や「押しつぶす」という意味の動詞「tundere」から派生しています。このため、「obtuse」は直訳すると「切られていない」や「鈍い状態」というニュアンスを持っています。

英語に入ると、「obtuse」は形容詞として用いられ、物理的には鈍い角度を指したり、比喩的には理解力が鈍い、またはあまり賢くないといった意味合いを持つようになりました。このように、「obtuse」は本来の意味から発展し、さまざまな文脈で使われる言葉となりました。したがって、この語源的背景を知ることで、「obtuse」の持つさまざまな意味の理解が深まります。

obtuseの類語・関連語

  • bluntという単語は、物理的に鋭くない、もしくは比喩的に理解力が鈍いことを指します。この単語は、例えば会話や議論において直接的であることが多いです。例:His blunt remarks were surprising.(彼の率直な発言は驚きだった。)
  • dullという単語は、感覚や知能が鈍いことや、刺激がない状態を指します。簡単な説明としては、面白みがないことや、理解が遅いことを表現します。例:The lecture was dull and uninteresting.(その講義は鈍くてつまらなかった。)
  • slow-wittedという単語は、考えがはっきりしない、または反応が遅いことを指します。この言葉は、一時的に反応が鈍い状況を強調する場合に使われます。例:He can be slow-witted at times.(彼は時々鈍い反応をする。)
  • thick-headedという単語は、理解力が低く、判断が鈍いことを意味します。この言葉は、あまり思慮深くない人を示す場合に用いられ、しばしば軽蔑的に使われます。例:Don't be so thick-headed!(そんな鈍くなるな!)


obtuseの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : blunt

単語bluntは、「鈍い」や「鋭利でない」という意味を持ち、物理的な物に対して使われることが多いです。例えば、刃物や鉛筆の先が鈍くなっている状態を指します。また、比喩的な意味でも使われ、言葉が直接的で遠慮のない様子を表します。
一方で、単語obtuseも「鈍い」という意味を持ちますが、主に知性や理解力に関して使われることが多いです。たとえば、ある事柄が理解できずゆっくり反応する人を指す際に用いられます。ネイティブスピーカーは、bluntを物理的な状態や言い回しに使うのに対し、obtuseは知的な鈍さや物事の理解不足に関連づけます。このため、両者は「鈍さ」という共通点を持ちながらも、その使われる文脈は異なります。
The knife is too blunt to cut through the meat.
そのナイフは肉を切るには鈍すぎる。
The student was too obtuse to understand the teacher's explanation.
その生徒は先生の説明を理解するには鈍すぎた。
この例文では、両方の単語が「鈍い」という意味を持つ文脈で使われていますが、bluntは物理的な物に対して、obtuseは知的な理解に関して使われています。
He needs to sharpen his blunt pencil before the test.
彼はテストの前に鈍った鉛筆を削る必要がある。

類語・関連語 2 : dull

単語dullは「鈍い」や「退屈な」という意味を持ち、知覚や感情が鈍っている様子や、興味を引かないものを表します。また、物理的に鋭くないもの(例:鈍い刃物)や、色彩があまり鮮明でないことを指すこともあります。一般的に、dullはネガティブな意味合いが強く、何かが無気力であることや、刺激が少ない状態を示します。
単語obtuseは、主に「鈍感な」や「理解が遅い」という意味で使用されます。obtuseは、特に知的な理解や感情の反応が鈍いことを示し、時には意図的に無視することを含意する場合もあります。これに対してdullは、物理的または感情的に鈍い状態を指し、知的な側面にはあまり焦点を当てません。ネイティブスピーカーは、obtuseを使うとき、特に知識や理解に関連する文脈で鈍感さを強調することが多いです。一方で、dullは、日常的な表現で使われることが多く、より広い範囲での鈍さや退屈さを表します。
The movie was so dull that I almost fell asleep.
その映画はとても退屈で、私はほとんど眠りそうになった。
The movie was so obtuse that I almost fell asleep.
その映画はとても鈍感で、私はほとんど眠りそうになった。
この文脈では、dullobtuseは置き換え可能ですが、注意が必要です。dullは映画の面白さや刺激の無さを強調しており、一方でobtuseは映画の内容が理解しにくい、または感情的な反応を引き起こさないことを示唆しています。したがって、置換が自然であると同時に、それぞれの単語が持つニュアンスの違いを考慮する必要があります。

類語・関連語 3 : slow-witted

類義語slow-wittedは、「鈍感な」「理解が遅い」という意味を持ち、特に知的な理解力や反応の遅さを指します。主に人の性格や思考に関して使われ、状況に応じて少しネガティブなニュアンスを持つことがあります。この表現は、頭の回転が遅い人に対して使われることが多いですが、必ずしも悪意を持って使われるわけではありません。
一方、obtuseは「鈍い」「理解が遅い」という意味に加えて、「鋭敏さや明晰さが欠けている」というニュアンスを強調します。slow-wittedが主に思考の速さに焦点を当てるのに対し、obtuseは知的な明晰さや感受性の欠如を示すことが多いです。英語ネイティブは、obtuseを使うとき、ただ単に「頭が悪い」というよりも、その人が状況や周囲の感情に対して鈍感であることを強調する印象を持っています。たとえば、ある人が周囲の雰囲気をまったく感じ取れない場合に「He is obtuse」という表現を使うことで、その人が社交的な場面での理解力が欠けていることを示唆します。したがって、slow-wittedは思考の遅さに重点を置くのに対し、obtuseはより広い意味での鈍さを表現するため、使用する場面によって使い分けられます。
He is often considered slow-witted because he takes a long time to understand jokes.
彼はジョークを理解するのに時間がかかるため、しばしば鈍感だと見なされます。
He is often considered obtuse because he takes a long time to understand jokes.
彼はジョークを理解するのに時間がかかるため、しばしば鈍いと見なされます。
この例文では、slow-wittedobtuseが同じ文脈で使われており、どちらも理解力の遅さを示しています。ただし、slow-wittedは思考の速さに重点を置いているのに対し、obtuseはその人が状況に対して鈍感であることをより強調しています。

類語・関連語 4 : thick-headed

thick-headed」は、思考が鈍い、理解力が乏しいという意味を持つ形容詞です。特に、物事を理解するのに時間がかかる人や、直感的に理解できない人を指す際に使われます。この単語はしばしば軽蔑的なニュアンスを含み、相手の知性や理解力を揶揄する際に用いられます。
obtuse」と「thick-headed」は、どちらも知性や理解力の不足を示す言葉ですが、そのニュアンスには微妙な違いがあります。「obtuse」は、主に物事を理解するのが遅いという意味合いが強く、時には意図的に理解しようとしない態度を示すこともあります。一方で、「thick-headed」は、より直接的に「頭が固い」または「理解力がない」という意味合いを持ち、相手に対する批判的な感情を強く含むことが多いです。言い換えれば、「obtuse」は一般的に客観的な観点からの評価であり、「thick-headed」はより感情的な評価となります。ネイティブスピーカーは、文脈によってこれらの単語を使い分け、その微妙な違いを理解しています。
She is so thick-headed that she couldn't grasp the concept even after several explanations.
彼女はとても「thick-headed」だから、何度説明してもその概念を理解できなかった。
She is so obtuse that she couldn't grasp the concept even after several explanations.
彼女はとても「obtuse」だから、何度説明してもその概念を理解できなかった。
この例文では、「thick-headed」と「obtuse」は同じ文脈で使用されており、互換性があります。ただし、前述のように、「thick-headed」はより批判的なニュアンスを伴うことがあるため、使う場面には注意が必要です。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

obtuseの会話例

obtuseの日常会話例

「obtuse」は主に「鈍い」「鈍感な」という意味で使われる英単語です。日常会話では、特に人の理解力や反応が鈍いことを指して使われることが多いです。また、幾何学的な文脈では「鈍角」という意味も持ちますが、日常会話では人に対して使われることが一般的です。以下に、この単語の具体的な意味を示します。

  1. 鈍い、鈍感な(人の理解力や反応に関する比喩的な意味)

意味1: 鈍い、鈍感な

この会話では、「obtuse」が人の理解力や反応の鈍さを表現するために使われています。友達同士の軽い冗談の中で、片方がもう一方の反応の鈍さを指摘しています。このような使い方は、相手をやんわりとからかう場面でよく見られます。

【Example 1】
A: I told you the joke twice, but you still didn't get it. You're so obtuse sometimes!
A: ジョークを二回も言ったのに、まだ分からないなんて。あなたって時々本当に鈍いね!
B: Come on, it was a bit confusing!
B: まあ、ちょっと分かりにくかったんだよ!

【Example 2】

A: Why did you take so long to respond? You're being really obtuse right now.
A: なんでそんなに返事が遅れたの?今、本当に鈍感だよ。
B: Sorry, I was just thinking!
B: ごめん、ちょっと考えてたんだ!

【Example 3】

A: I can't believe you missed that hint! You're so obtuse!
A: そのヒントを見逃すなんて信じられない!あなたって本当に鈍いね!
B: It's not my fault, I thought it was something else!
B: それは私のせいじゃないよ、別のことだと思ってたんだから!

英英和

  • lacking in insight or discernment; "too obtuse to grasp the implications of his behavior"; "a purblind oligarchy that flatly refused to see that history was condemning it to the dustbin"- Jasper Griffin洞察力または認識を欠くさま鈍い
    例:too obtuse to grasp the implications of his behavior あまりに鈍感で、彼の振舞いの隠された意味を理解できない
  • (of a leaf shape) rounded at the apex(葉の形について)頂点が丸くなっている鈍い
  • of an angle; between 90 and 180 degrees角度の鈍い
  • slow to learn or understand; lacking intellectual acuity; "so dense he never understands anything I say to him"; "never met anyone quite so dim"; "although dull at classical learning, at mathematics he was uncommonly quick"- Thackeray; "dumb officials make some really dumb decisions"; "he was either normally stupid or being deliberately obtuse"; "worked with the slow students"学ぶ、あるいは理解するのが遅い魯鈍