単語completelyは、「完全に」や「全く」という意味を持ち、何かが全体として存在することや、何かが完全に達成されている様子を表現するのに使われます。日常会話や文章で非常に一般的に用いられ、肯定的な文脈でも否定的な文脈でも使われる柔軟性があります。
単語entirelyも「完全に」や「全く」という意味を持ちますが、ニュアンスに違いがあります。entirelyは、何かが全体として一つのものとして存在することに焦点を当てることが多く、特に「全て」や「一切」という意味合いが強調されます。一方、completelyは、物事の状態が完全であることを重視し、より幅広い使い方が可能です。例えば、entirelyは「この問題は私の責任です」といった文脈で使われることが多く、責任の全体を強調しますが、completelyは「この問題は完全に解決されました」といった具体的な状態を示す際に使われます。このように、両者は似た意味を持ちながらも、使われる状況や強調点に違いがあるため、ネイティブは文脈に応じて使い分けることが多いです。
I completely understand your concerns.
私はあなたの懸念を完全に理解しています。
I entirely understand your concerns.
私はあなたの懸念を全く理解しています。
この文脈では、両方の単語が置換可能です。どちらも「理解する」という行為が完全であることを示していますが、entirelyは「全体として理解している」というニュアンスを強調しています。
「totally」は「完全に」や「全く」といった意味を持ち、特定の状況や状態が全ての面でそうであることを強調します。カジュアルな会話からフォーマルな文書まで幅広く使われ、強調の度合いが高い表現です。
「entirely」と「totally」は、どちらも「全く」や「完全に」という意味で使われることがありますが、ニュアンスに微妙な違いがあります。「entirely」は、物事の全体を強調する場合に使われ、特に「部分がない」という意味合いが強く出ます。一方で「totally」は、何かの状態や感情が全くそうであることを強調する際に使われることが多く、カジュアルな印象があります。このため、日常会話では「totally」がより一般的に用いられることが多いです。しかし、文脈によっては両者が置き換え可能な場合もありますので、状況に応じて使い分けることが重要です。
I am totally convinced that this is the right decision.
私はこれが正しい決断だと完全に確信しています。
I am entirely convinced that this is the right decision.
私はこれが正しい決断だと全く確信しています。
この例文では、「totally」と「entirely」が互換性を持っていることがわかりますが、「totally」はカジュアルな表現で、特に口語的に使われることが多いのに対し、「entirely」はもう少しフォーマルな印象を与えることがあります。
単語utterlyは「全く」「完全に」を意味し、全体や程度を強調する際に使われます。この単語は、感情や状態が極端であることを示すために用いられることが多く、否定的な文脈でもポジティブな文脈でも使用されることがあります。
単語entirelyとutterlyは、どちらも「完全に」という意味を持つものの、それぞれの使い方には微妙な違いがあります。entirelyは、物事の全体を指し、何かが全くそうであるというニュアンスが強いです。対してutterlyは、感情や状態が極端であることを強調するために使われることが多く、特に否定的な文脈で使われることが多いです。たとえば、「彼はentirely正しい」と言う場合、彼が完全に正しいことを意味しますが、「彼はutterly無礼だ」と言う場合、彼の無礼さの程度が非常に強いことを示しています。このように、entirelyはより中立的な表現であり、utterlyは感情的な強調を伴うことが多いのです。
She was utterly surprised by the news.
彼女はそのニュースに全く驚いていた。
She was entirely surprised by the news.
彼女はそのニュースに完全に驚いていた。
この場合、どちらの文も同じ意味を持ち、置換が可能です。しかし、utterlyは驚きの程度が強調される印象を与えるのに対し、entirelyはより中立的な表現となります。
単語whollyは、「全く」「完全に」という意味を持つ副詞で、何かが全ての要素や部分を含むことを強調します。この単語は、対象が一部ではなく、全体であることを強調する際に使われます。また、感情や意見が全ての面で一致する場合にも用いられます。
単語entirelyとwhollyは、どちらも「完全に」という意味を持ちますが、ニュアンスに違いがあります。entirelyは、物事が完全にある状態や、何かが一切の部分を含むことに焦点を当てることが多いです。例えば、「I am entirely sure」(私は完全に確信しています)のように、確信や信念を強調する際によく使われます。一方でwhollyは、より感情的または道徳的なコンテキストで使用されることが多く、特に何かが全体としてどうであるかを強調する際に使われます。例えば、「She is wholly devoted to her work」(彼女は仕事に全く献身している)のように、感情や態度の完全さを表現するのに適しています。このように、entirelyはより日常的で客観的な場面で使われることが多いのに対し、whollyはより主観的で感情的な文脈で使用されることが多いです。
I am wholly committed to improving my skills.
私は自分のスキルを向上させることに全く専念しています。
I am entirely committed to improving my skills.
私は自分のスキルを向上させることに完全に専念しています。
この文脈では、whollyとentirelyは置換可能です。どちらの単語も「全く」「完全に」という意味を持ち、同じように強い意志を表現していますが、whollyは感情的なニュアンスを持つのに対し、entirelyはより客観的な表現です。
類語・関連語 5 : fully
単語 fully は「完全に」「十分に」といった意味を持ちます。ある事柄が完全に実現されたり、十分に満たされた状態を表現する際に使用されます。日常会話や文章でよく使われ、感情や状況を強調するために適しています。
単語 entirely と fully は、どちらも「完全に」という意味を持つため、似たような文脈で使われることがあります。しかし、微妙なニュアンスの違いがあります。entirely は「全体として」「すべて」というニュアンスが強く、物事の一部分ではなく、全体を指す場合に使われることが多いです。一方で、fully は「十分に」という意味合いも含まれており、必要な条件や基準が満たされていることを強調する際に好まれます。例えば、あるプロジェクトが「完全に終了した」と言うときは entirely を使うことが適していますが、何かが「十分に良い」と言う場合は fully がより自然です。このように、ネイティブスピーカーは文脈に応じて使い分けています。
I am fully satisfied with the results of the project.
私はプロジェクトの結果に完全に満足しています。
I am entirely satisfied with the results of the project.
私はプロジェクトの結果に全く満足しています。
この場合、両方の文は自然で、意味もほぼ同じですが、fully は「十分に満足している」というニュアンスを含むのに対し、entirely は「全ての面で満足している」という強い印象を与えます。