類語・関連語 1 : yield
「yield」は「屈する」「譲歩する」「生じる」などの意味を持つ動詞です。特に、争いや対立の中で、自分の意見を譲ったり、他者の要求を受け入れたりする場合に使われます。また、自然現象や経済においては「生産する」「産出する」といった意味でも使用されます。この単語は、相手と協力するニュアンスを持ちつつも、自分の立場を完全に放棄するわけではありません。
「capitulate」は、主に軍事的な文脈で使われることが多い単語で、敵に対して無条件に降伏することを意味します。この単語は、単なる譲歩や妥協ではなく、最終的に抵抗を放棄するという強いニュアンスを含みます。そのため、「yield」と比較すると、capitulateの方がより決定的で否定的な意味合いが強いです。例えば、yieldは交渉における柔軟性を示すことがありますが、capitulateは戦いにおける完全な敗北を意味します。このように、両者には明確なニュアンスの違いがあり、使い分けが重要です。
The team decided to yield their position in the negotiations to reach an agreement.
そのチームは合意に達するために交渉で自分たちの立場を譲った。
The team decided to capitulate in the negotiations after realizing they had no chance of winning.
そのチームは勝つ見込みがないと気づいた後、交渉で降伏することにした。
この文脈では、両方の単語が使えるが、ニュアンスが異なることに注意が必要です。「yield」は協力的な意図を含み、「capitulate」は敗北を受け入れる強い意味を持っています。
The farmer hopes to yield a good harvest this year.
その農夫は今年良い収穫を得ることを期待している。
類義語submitは「提出する」や「従う」といった意味を持ち、特に何かを正式に出すことや、自らの意志で他者に従うことを示します。日常会話やビジネスシーンでよく使われ、相手に対して敬意を表しながら自分の意見や書類を提出する場面でよく見られます。
一方で、capitulateは「降伏する」という意味であり、特に戦争や争いにおいて、相手に完全に屈服するニュアンスがあります。つまり、submitがより日常的で柔らかい意味合いを持つのに対し、capitulateは強い抵抗の後の最終的な放棄を示すため、使用する場面が異なります。ネイティブスピーカーは、submitを使うときは、相手に対して協力的であることを意識し、capitulateを使うときは、逃れられない状況にあることを強調する傾向があります。
I will submit my report by the end of the week.
私は今週の終わりまでにレポートを提出します。
After a long battle, they had no choice but to capitulate.
長い戦いの末、彼らは降伏する以外に選択肢がありませんでした。
この例文では、submitは自発的にレポートを提出するという前向きな行為を示しているのに対し、capitulateは戦いの結果として仕方なく降伏するという否定的な状況を表しています。このように、両者は異なるニュアンスを持ち、置換可能ではありません。
「surrender」は「降伏する」「譲る」「引き渡す」という意味を持つ動詞です。特に、戦闘や競争において、相手に対して自分の立場を放棄することを指します。また、感情や希望を諦めるという意味でも使われることがあります。「surrender」は、状況によっては、自己の意志を示す場合もあれば、やむを得ず受け入れる場合もあり、ニュアンスに幅があります。
「capitulate」と「surrender」は非常に似た意味を持ちますが、使用される文脈やニュアンスに少し違いがあります。「capitulate」は特に、条件付きでの降伏を示すことが多く、例えば、交渉の結果としての降伏を指す場合があります。一方で、「surrender」は、一般的に無条件で降伏することを強調する傾向があります。したがって、「capitulate」はより戦略的な状況や文脈で用いられることが多く、たとえば、戦争や競技などの結果としての降伏に関連しています。ネイティブスピーカーは、状況に応じてこれらの言葉を使い分けるため、両者の微妙な差異を理解することが重要です。
The army was forced to surrender after weeks of fighting.
その軍は数週間の戦闘の後、降伏せざるを得なかった。
The army was forced to capitulate after weeks of fighting.
その軍は数週間の戦闘の後、降伏せざるを得なかった。
この文脈では、「surrender」も「capitulate」も置き換え可能です。どちらも軍が降伏するという状況を強調していますが、「capitulate」にはその過程における条件や交渉の要素が含まれる場合があります。
He decided to surrender his position after realizing he had no chance of winning.
彼は勝つ見込みがないと気づいた後、自分の地位を降伏することに決めた。
「relinquish」は、「手放す」「放棄する」という意味を持つ動詞です。この単語は、何かを自分のものから離す、または譲るというニュアンスを含んでいます。特に、権利や所有物など、価値のあるものを意図的に手放す場合に使われることが多いです。また、感情や意志などの抽象的なものを手放す場合にも使われます。
「capitulate」は、主に「降伏する」という意味で使われ、特に戦争や対立の状況において自らの意志で負けを認めることを指します。一方で、「relinquish」はもっと広い意味を持ち、物理的なものや抽象的なものを手放すことに焦点を当てています。ネイティブの感覚としては、「capitulate」は敵に対して降伏する時の強い感情や状況を伴うことが多いですが、「relinquish」はより穏やかで意図的な手放しを示すことが多いです。そのため、文脈によって使い分ける必要があります。
The company decided to relinquish its control over the project.
その会社はプロジェクトに対する管理権を手放すことに決めた。
The company had to capitulate and hand over control of the project to the new management.
その会社は降伏して、新しい経営陣にプロジェクトの管理を引き渡さなければならなかった。
この例文では、両方の単語が異なるニュアンスで使用されています。「relinquish」は意図的な手放しを意味するのに対し、「capitulate」は降伏という強い感情を伴う状況を表しています。そのため、同じ文脈でも適切な単語を選ぶことが重要です。
「concede」は、譲歩することや認めることを意味します。特に、何かを自分の意志に反して受け入れたり、他者の意見や要求に折れることを指します。この単語は、試合や議論などの文脈でよく使われ、競争において自らの敗北を認める場面でも用いられます。
「capitulate」は、一般的には敵に対して降伏することを意味しますが、ニュアンスが異なります。capitulateは、戦争や争いの文脈で、相手に対して全面的に降伏することを強調する場合が多いです。一方で、concedeは、より柔軟な譲歩を意味し、議論や交渉の中で部分的に認めることを含む場合があります。また、concedeは感情的な側面も伴うことが多く、勝ち負けの文脈だけでなく、意見の違いを受け入れることにも使われます。このように、capitulateとconcedeは、似ているようで異なる使われ方をします。
The team had to concede defeat after a tough match.
そのチームは厳しい試合の後に敗北を認めなければならなかった。
The army had to capitulate after months of fighting.
その軍は数ヶ月の戦闘の後に降伏しなければならなかった。
この例では、concedeは試合における敗北を認めることを表し、capitulateは戦争における降伏を示しています。文脈によっては両者が似た意味を持つことがありますが、concedeはより一般的な譲歩を示すのに対し、capitulateは明確に降伏を意味します。