類語・関連語 1 : vote
「vote」は、選挙や意思決定の場において、特定の候補者や提案に対して賛成または反対の意志を示す行為を指します。一般的に、投票者が自分の意見を表明するために行う行動であり、口頭、手を挙げる、または書面で行われることがあります。voteは、個別の投票行為だけでなく、投票権を行使すること全般を指すこともあります。
「ballot」は、特に選挙や投票で使用される投票用紙や投票方法を指します。具体的には、候補者の名前や選択肢が書かれた紙で、投票者がそれに印をつけたり、選択したりします。このため、voteとballotは関連がありますが、意味は異なります。voteは投票行為そのものを指すのに対し、ballotはその行為に使われる具体的なツールや形式を示します。ネイティブスピーカーは、投票の文脈においてこれらの言葉を使い分け、voteを行為として強調したり、ballotを物や方法として具体化したりします。
I will vote for my favorite candidate in the upcoming election.
私は次の選挙で好きな候補者に投票します。
I will fill out my ballot for my favorite candidate in the upcoming election.
私は次の選挙で好きな候補者のために投票用紙に記入します。
この例文では、voteとballotは同じ文脈で使用されていますが、voteは行為を示し、ballotはその行為に使われる具体的なツールを示しています。
Many people will vote in favor of the new policy during the meeting.
多くの人々が会議で新しい方針に賛成して投票します。
類語・関連語 2 : poll
類義語pollは、選挙や調査の際に用いる「投票」や「世論調査」を指します。一般的に、投票という行為や結果を示すことが多く、特に意見を集める場合に使われます。例えば、政治的な選挙や特定のテーマに関する世論調査などで見られます。
一方、ballotは、特に正式な投票用紙やその記入行為を指します。このため、ballotは、特定の選挙で使われる物理的なものやそのプロセスに焦点を当てています。ネイティブは、pollという言葉を使うとき、調査や意見の集計に関連した文脈を意識し、逆にballotは、選挙や正式な投票の具体的な手続きを強調する際に使います。例えば、「私たちは選挙でballotを投じました」という文は、具体的な投票行為を示しており、「世論調査を行った」という文は、pollが適切です。このように、二つの単語は関連がありますが、それぞれ異なる場面で使われることが多いです。
Many people participated in the poll to express their opinions on the new law.
多くの人々が新しい法律に対する意見を表明するために投票に参加しました。
Many people participated in the ballot to express their opinions on the new law.
多くの人々が新しい法律に対する意見を表明するために投票用紙に参加しました。
この場合、pollもballotも「投票」という意味合いで用いられていますが、pollは意見を集めるための行為全般を指し、ballotは具体的な投票用紙を指している点が異なります。
「referendum」は、特定の政策や法律に関して国民が直接投票で意見を表明する手続きを指します。一般的に、国全体や地域の重要な問題に対して行われるもので、投票結果によって法律の成立や改正が決定されることがあります。ballotと同様に、民主的な意思決定の一環として用いられますが、referendumは特定の問題に焦点を当てた投票である点が特徴です。
「ballot」は一般的に投票用紙や投票行為そのものを指す言葉で、選挙や議決において使われます。対して「referendum」は、特定の提案や法律に対して国民が直接投票する形式です。つまり、ballotは投票の方法や手段を指す広い概念に対し、referendumはその中でも特に国民の意思を問う特定の投票を意味します。ネイティブスピーカーは、ballotを使う場合、一般的な投票の文脈であることが多いのに対し、referendumは特定の問題に対する国民投票として使われるため、文脈によって使い分けることが重要です。
The government decided to hold a referendum on the new constitution.
政府は新しい憲法についての国民投票を実施することを決定した。
The citizens received a ballot to vote on the new constitution.
市民は新しい憲法について投票するための投票用紙を受け取った。
ここでは、referendumとballotはそれぞれ異なる文脈で使われていますが、どちらも投票に関連しており、民主的な意思決定の一部としての役割を果たしています。ただし、referendumは特定の問題に対する投票であり、一般的な投票行為を指すballotとは異なる点に注意が必要です。
「plebiscite」は、特定の問題に関して国民の意見を尋ねるために行われる投票のことを指します。通常、国家や地域の重要な政策や法律の承認を求めるために用いられ、一般的に全体または特定の集団を対象とします。plebisciteは、特に国民投票という形で実施されることが多いです。
「ballot」と「plebiscite」は、いずれも投票に関連する用語ですが、その使用される文脈やニュアンスには違いがあります。ballotは一般に投票用紙や投票行為自体を指し、特定の候補者や提案に対して個人が行う投票を意味します。一方、plebisciteは、より広い範囲での国民の意見を問うための投票を指し、特定の政策や法律に関する国民全体の意見を集めるために実施されます。ネイティブスピーカーは、ballotを使うとき、通常は個々の選挙や候補者に関連する具体的な状況を想像しますが、plebisciteは社会全体の意思決定に関わる重要な問題に特化しているため、より重い意味合いを持つことが多いです。
The government decided to hold a plebiscite to determine the public's opinion on the new law.
政府は新しい法律に関する国民の意見を求めるために、国民投票を実施することを決定しました。
The government decided to hold a ballot to determine the public's opinion on the new law.
政府は新しい法律に関する国民の意見を求めるために、投票を実施することを決定しました。
この文脈では、plebisciteとballotは置換可能ですが、plebisciteの方がより広範な社会的合意を問うニュアンスがあります。一方で、ballotは具体的な候補者や提案に対する投票行為を指します。
The citizens voted in a plebiscite to decide on the future of the local government.
市民は地域政府の将来を決定するために、国民投票を行いました。
「election」は、特定の公職に対する候補者を選ぶための公式な投票プロセスを指します。多くの場合、政治的な文脈で使われ、国や地域のリーダーを選ぶ場面に関連しています。
「ballot」と「election」は、どちらも投票に関連していますが、意味や使われる文脈が異なります。「election」は一般的に、選挙そのもの、つまり投票が行われるイベントやプロセスを指します。一方、「ballot」は、具体的な投票用紙や投票の方法を指します。例えば、「election」は、何かの選挙の全体を表すのに対し、「ballot」はその選挙で使われる具体的な用具や手段としての側面を持っています。ネイティブスピーカーは、この二つの言葉を使い分ける際、文脈を考慮して、選挙の全体像を伝えたいのか、投票方法や手段に焦点を当てたいのかによって選択します。
The citizens participated actively in the election.
市民たちは選挙に積極的に参加しました。
The citizens participated actively in the ballot.
市民たちは投票に積極的に参加しました。
この文脈では、「election」と「ballot」は互換性がありますが、ニュアンスが異なります。「election」は選挙自体を指すのに対し、「ballot」はその選挙で実際に投票する行為や用紙を指します。したがって、文脈によってどちらを使うかが変わることを理解しておくと良いでしょう。