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ascriptionの意味・覚え方・発音

ascription

【名】 帰すること

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/əˈskrɪpʃən/

ascriptionの意味・説明

ascriptionという単語は、「帰属」や「属性付与」を意味します。この言葉は、人や事物に特定の特性や評価を割り当てることを指します。たとえば、人がある行動をすることで、その行動がその人の性格や価値観を反映していると考えるときに使用されることが多いです。この概念は心理学や社会学などの分野でも重要な役割を果たしています。

ascriptionは、特定の特性がどのように個人やグループに関連付けられるかを示します。例えば、企業が社内の文化や価値観をどのように社員に帰属させるか、または、社会全体が特定の人種や性別に対してどういった属性を持つかについて話す際にも用いられます。これは、外部からの視点や信念が、個人の自己認識や社会的地位にどのように影響するかを示す重要な概念です。

この言葉は、自己認識や他者評価に関連する場面でよく見られます。例えば、ある人が「彼はリーダーとしての資質を持っている」と言った場合、その「リーダーとしての資質」がその人に帰属しているとみなされます。このように、ascriptionは特定の属性や評価を強調し、社会的な文脈での理解を深めるために用いられます。

ascriptionの基本例文

Ascription can be a form of stereotyping.
アスクリプションはステレオタイプの形態の1つになります。
Ascription can have negative effects on people and society.
アスクリプションは人々や社会に悪影響を及ぼすことがあります。
Ascription is the attribution of qualities or characteristics to someone or something.
アスクリプションは誰かまたは何かに特性や特徴を帰することです。

ascriptionの意味と概念

名詞

1. 特性の帰属

この意味では、特定の人物や物事に対してある特性や性格を付与することを指します。たとえば、「彼には成功の特性がある」といった場合、それは彼が成功する理由や質を示しています。このような帰属は、評価や判断においてしばしば行われます。
The ascription of intelligence to her was evident in the way she solved complex problems.
彼女に知性があるという特性の帰属は、彼女が複雑な問題を解決する方法から明らかだった。

2. 原因や出所の帰属

この意味では、ある出来事や結果の原因や出所を指定することを指します。たとえば、「この問題の原因は、彼の決定にある」と言う場合、特定の結果をその人の行動に帰属しています。このような帰属は、責任や分析を行う際に重要です。
The ascription of the project's failure to poor planning led to changes in management.
プロジェクトの失敗の原因を不十分な計画に帰属させたことは、管理方針の変更につながった。

ascriptionの覚え方:語源

ascriptionの語源は、ラテン語の「ascribere」に由来しています。この言葉は「ad-」(方向を示す接頭辞)と「scribere」(書く)から構成されています。つまり、基本的な意味は「何かをある場所に書き付ける」ことを示しています。中世英語では「ascripcion」として使われ、その後フランス語を経て現在の形に変化しました。

ascriptionは人や物事に属性や責任、特徴を帰属させる行為を指し、特に文脈によっては、誰が何を言ったりしたのかを明確にすることが求められる場面で用いられます。この語はアイデンティティや権利など、様々な分野でも使われ、特に哲学や社会学において重要な概念となっています。こうした背景を理解することで、ascriptionという言葉の持つ深い意味が見えてきます。

語源 a
語源 ad
~の方向へ、 ~に
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語源 scrip
語源 scrib
書く、
More
語源 tion
こと
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ascriptionの類語・関連語

  • attributionという単語は、特定の特徴や結果が誰かまたは何かに帰属することを示します。ascriptionよりもよりフォーマルに使われ、特に原因や効果を分析する際に用いられます。例:The attribution of success to hard work.(成功を努力に帰する)
  • assignmentという単語は、責任や役割、権限が誰かに与えられることを指します。ascriptionが属性に焦点を当てるのに対し、assignmentは行動や仕事の割り当てに関することです。例:The assignment of tasks to team members.(チームメンバーへのタスクの割り当て)
  • designationという単語は、特定の目的のために名前や役職を指定することを意味します。ascriptionはその特性が内在することに対して、designationは外部からの指定を強調します。例:Her designation as the team leader.(彼女のチームリーダーとしての指名)
  • classificationという単語は、特定の基準に基づいて物事を分類することを指します。ascriptionが属性そのものを考慮するのに対し、classificationはそれを分類するルールや枠組みを意味します。例:The classification of animals into species.(動物を種に分類する)


ascriptionの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : attribution

attribution」は、特定の事柄や結果に対して原因や理由を割り当てることを指します。この単語は、何かの結果がどのようにして生じたのかを説明する際に使われます。たとえば、成功や失敗の原因を分析する時によく用いられます。
ascription」は、ある特性や属性を誰かまたは何かに帰属させることを意味します。この単語は、特に人や物の性質や性格に関連して使われることが多いです。たとえば、ある人の性格や行動を特定の文化や環境に起因させる場合に使われます。両者は似たような意味を持ちますが、「attribution」は原因を見つけることに重点を置いているのに対し、「ascription」は特性を誰かに帰属させることに焦点を当てています。この違いにより、ネイティブスピーカーは文脈に応じて使い分けます。
The researcher made an important attribution regarding the participants' behavior.
その研究者は参加者の行動に関して重要な「attribution」を行った。
The researcher made an important ascription regarding the participants' behavior.
その研究者は参加者の行動に関して重要な「ascription」を行った。
この文脈では、「attribution」と「ascription」はほぼ同じ意味で使用されており、参加者の行動の原因や特性を探る過程において、どちらの単語も自然に使われています。
The attribution of the team's success to their hard work was widely accepted.
そのチームの成功を彼らの努力に「attribution」することは広く受け入れられた。

類語・関連語 2 : assignment

単語assignmentは、「課題」や「割り当て」という意味を持ち、特に学校や仕事の文脈でよく使われます。何かを特定の目的のために割り当てる行為を指しており、学習成果を評価するための宿題やプロジェクトなどを指すことが多いです。
一方で、単語ascriptionは、「帰属」や「帰因」という意味を持ち、特定の特性や行動の原因を誰かに帰することを表します。この2つの単語は、意味が異なるため、使う文脈も異なります。例えば、assignmentは具体的な課題や仕事に関連しているのに対し、ascriptionは抽象的な概念や属性の帰属に使われます。ネイティブスピーカーは、文脈によってどちらを使うかを判断します。例えば、学校の宿題やプロジェクトに関してはassignmentを使い、ある人の成功の理由を述べる場合にはascriptionを使います。
I received a math assignment for homework.
数学の宿題として課題を受け取りました。
The ascription of his success to hard work is widely accepted.
彼の成功を努力の結果だと帰属させることは広く受け入れられています。
この場合、assignmentascriptionは異なる文脈で使用されており、置換は不可能です。前者は具体的な課題を指し、後者は抽象的な概念の帰属を示しています。

類語・関連語 3 : designation

designation」は、特定の役割や地位、名称を指す言葉で、何かを特定の名称やカテゴリに分類する際に使われます。たとえば、職業や職位の名称を示す場合によく用いられます。
ascription」は、特定の特性や性質を人や物に割り当てることを意味します。たとえば、ある人が特定の特徴を持っていると認識される場合に使われます。二つの単語は似た意味を持つものの、「designation」は主に名称や役割に関連するのに対し、「ascription」は性質や属性に関わるため、用途が異なります。「designation」は公式な文脈で使われることが多く、職場や教育機関の役職名などに使われる一方で、「ascription」はより抽象的で、個人の特性や文化的背景などに関連して使われることが一般的です。ネイティブスピーカーは、これらの単語の文脈に応じた使い分けを意識しています。
The job title's designation is essential for understanding her role in the company.
その職業の役職名の「designation」は、彼女の会社での役割を理解するために重要です。
The job title's ascription is essential for understanding her role in the company.
その職業の特性の「ascription」は、彼女の会社での役割を理解するために重要です。
この文脈では、両方の単語が役職や特性に関連することから、置換が可能ですが、「designation」は具体的な役職名を指すのに対し、「ascription」はその役職に対する特性や解釈を強調しています。
Her official designation is Marketing Manager.
彼女の公式な役職名はマーケティングマネージャーです。

類語・関連語 4 : classification

単語classificationは、「分類」や「区分」を意味し、物事を特定の基準に基づいてグループ分けすることを指します。これは、科学的な分野や日常生活において、物事を理解しやすくするために重要なプロセスです。たとえば、生物学では動植物を種や科に分ける際に使われます。
一方で、単語ascriptionは、「帰属」や「属性付け」を意味し、特定の性質や特徴を誰かや何かに帰することを指します。たとえば、ある人に特定の性格を「帰属」させることができる場合、その人の行動や選択がその性格によって影響を受けていると考えられます。ネイティブスピーカーは、これらの単語を使い分けることで、物事の性質や属性に対する理解の深さを表現します。例えば、ある情報を特定のグループに「分類」する場合と、その情報が特定の特性に「帰属」する場合では、焦点が異なります。前者は物理的または概念的なグループ化を強調し、後者は個々の特性や背景を強調します。
The classification of animals into different species helps scientists understand biodiversity.
動物を異なる種に分類することは、科学者が生物多様性を理解するのに役立ちます。
The ascription of certain traits to individuals can influence how they are perceived in society.
特定の特性を個人に帰属させることは、彼らが社会でどのように見られるかに影響を与える可能性があります。
この場合、classificationascriptionは異なる意味を持っています。classificationは物事をグループ化するプロセスを強調し、ascriptionは特定の特性を誰かに帰することに焦点を当てています。


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ascriptionのいろいろな使用例

名詞

1. 質や性格を人や物に帰属させること

人間の性格に対する帰属

この場合、特定の性格や特徴が特定の人物に帰属される過程を示します。人々はしばしば他者の行動や外見に基づいて意見を形成し、それが誤解や偏見につながることがあります。
The ascription of intelligence to the team leader helped her gain the trust of her colleagues.
チームリーダーへの知性の帰属は、彼女が同僚の信頼を得るのに役立った。
  • ascription of qualities - 特質の帰属
  • ascription of blame - 責任の帰属
  • ascription of roles - 役割の帰属
  • ascription of traits - 特徴の帰属
  • ascription of identity - アイデンティティの帰属
  • ascription of skills - スキルの帰属
  • ascription of motives - 動機の帰属

物事や出来事に対する帰属

この分類では、物事や出来事に特定の原因や出所を帰属させることが重要です。特に社会科学や哲学において、事象の理解に必要不可欠な過程です。
The ascription of the event to historical trends provides valuable insights.
その出来事を歴史的風潮に帰属させることで、貴重な洞察が得られる。
  • ascription of events - 出来事の帰属
  • ascription of causes - 原因の帰属
  • ascription of sources - 出所の帰属
  • ascription of phenomena - 現象の帰属
  • ascription of beliefs - 信念の帰属
  • ascription of attributes - 属性の帰属
  • ascription of cultures - 文化の帰属

2. 何かの原因や出所を特定すること

原因の特定

この側面では、特定の出来事や状態の原因を明確にする過程が重視されます。因果関係の理解は、さまざまな分野で重要です。
The ascription of the success to teamwork is widely accepted in the organization.
その成功をチームワークに帰属させることは、組織内で広く受け入れられている。
  • ascription of success - 成功の帰属
  • ascription of failure - 失敗の帰属
  • ascription of responsibility - 責任の帰属
  • ascription of credit - 功績の帰属
  • ascription of outcomes - 結果の帰属
  • ascription of advantages - 利点の帰属
  • ascription of disadvantages - 不利の帰属

出所の特定

物事の出所を明らかにすることは、特にアカデミックな研究や分析において重要なプロセスです。出所を正確に理解することで、誤った結論を避けることができます。
The ascription of the theory to established scholars lends it more credibility.
その理論を確立された学者に帰属させることは、より多くの信頼性を与える。
  • ascription of theories - 理論の帰属
  • ascription of studies - 研究の帰属
  • ascription of documents - 文書の帰属
  • ascription of data - データの帰属
  • ascription of practices - 行動の帰属
  • ascription of policies - 政策の帰属
  • ascription of findings - 発見の帰属