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precipitousの意味・覚え方・発音

precipitous

【形】 急な、険しい

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/prɪˈsɪpɪtəs/

precipitousの意味・説明

precipitousという単語は「急峻な」や「険しい」を意味します。この言葉は、特に地形に関して使用されることが多く、山や崖が非常に steep であることを表現します。急に落下するような、または急激に上昇する形状を示し、物理的な意味だけでなく、比喩的に状況や感情の急変を示す際にも使われます。

precipitousは多義的な単語であり、名詞と形容詞の両方のコンテキストで異なる意味が見られます。例えば、経済やビジネスの文脈では、「急激な変化」や「急落」といった意味で用いられ、特に急速な価値の減少や危機的な状況を強調する際に使用されます。このように、狭義の地理的な意味合いを超えた幅広い用途を持つのが特徴です。

この単語を使うことで、急激な変化や劇的な状況に対する強いニュアンスを伝えることができます。そのため、状況を強調したい場合や、特定の地景を詳述したい場合に非常に有用な表現となります。相手に強い印象を与える効果的な語彙の一つと言えるでしょう。

precipitousの基本例文

The trail leading to the summit was very steep and precipitous.
頂上に続く小道は非常に急峻でした。

precipitousの意味と概念

形容詞

1. 非常に急な

この意味では、対象が非常に急な勾配を持っていることを示しています。主に地形や建物などの物理的な特徴を表現する際に使われます。「急斜面」や「急な崖」を指す表現としても用いられ、危険性を伴う状況で特に重要です。
The hikers found themselves on a precipitous path that seemed impossible to navigate.
ハイカーたちは、進むのが不可能に思える急な小道に出くわしました。

2. 極端な

この意味では、通常の範囲を大きく超える、または尖った状況などを表現する際に使われます。例えば、極端な変化や急激な増加を表現する場合に使用され、数量や状況が非常に大きいことを示します。
The company's precipitous decline in sales alarmed investors.
その会社の売上の急激な減少は、投資家を驚かせました。

precipitousの覚え方:語源

precariousの語源は、ラテン語の「praecarious」に由来します。この言葉は「予測できない」や「不安定な」という意味を持っており、さらに遡ると「praecarius」(祈りによる、または請求によって得られたもの)にたどり着きます。この「prae-」は「前に」や「先に」を意味し、「carus」は「高価な」や「大切な」という意味です。つまり、もともとは「前もって求められ、手に入れることが難しいもの」というニュアンスが含まれていました。

中世英語においては、急な崖や切り立った場所を指すようになり、そこから転じて「急勾配」や「危険な状態」を指す言葉として定着しました。英語においても、「precipitous」は主に地形や状況の急激さや危険性を示す際に使用され、物事の急変や思いがけない展開を表すのに使われます。

語源 ous
~でいっぱいの、 豊富な
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precipitousの類語・関連語

  • steepという単語は、急な傾斜や坂を指します。特に、山や崖などの地形において使われ、物理的な高さや角度の急さを強調する時に使われます。例えば、「steep hill(急な丘)」という表現があります。
  • sharpという単語は、急激な変化や切れ味を持つ物のことを示す時に使います。物理的な形状や感覚に対して使うことが多いです。「sharp turn(急な曲がり)」などが例です。
  • abruptという単語は、突然起きることや急激な変化を示します。人の動作や出来事などが予想外に変わった場合に使われます。「abrupt change(突然の変化)」のように使います。
  • suddenという単語は、予測できない急な出来事を表します。人の感情や出来事など、時間的に急激に発生する際によく使います。「sudden stop(急停止)」という使い方があります。
  • hastyという単語は、急いでいる様子や軽率に行動することを指します。特に、思慮が足りない行動に対して使われることが多いです。「hasty decision(軽率な決定)」などの表現があります。


precipitousの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : steep

単語steepは、主に傾斜が急であることを表現する際に使われます。物理的な地形を指すことが多く、山や坂道などがその代表です。また、比喩的に何かが急激に増加したり、急激に変化したりする場合にも使われます。この単語には、急勾配なだけでなく、しばしば危険や挑戦を伴うニュアンスも含まれています。
単語precipitousは、急激であることを示す形容詞ですが、特に「突然の変化」や「危険を伴う状態」を強調する際に使われます。例えば、急な崖や落差のある地形を指す場合には、より強い緊張感や危険性を感じさせる表現として適しています。一方で、steepは、一般的に物理的な傾斜を指すことが多く、より広い範囲で使われます。このため、ネイティブスピーカーは文脈に応じて使い分けます。例えば、山の急な坂を表現する際にはどちらも使えますが、経済的な変動などの抽象的な状況ではprecipitousを選ぶことが多いです。
The hike became increasingly steep as we approached the summit.
山頂に近づくにつれてハイキングはますます急な道になってきました。
The hike became increasingly precipitous as we approached the summit.
山頂に近づくにつれてハイキングはますます急激な道になってきました。
この2つの文は、山の傾斜を表現しており、どちらの単語も同じ文脈で使えることが示されています。ただし、precipitousは、より危険なニュアンスを持ち、単に「傾斜が急である」だけでなく、「その傾斜がもたらすリスク」も暗示しています。

類語・関連語 2 : sharp

単語sharpは、主に「鋭い」や「急激な」という意味を持ち、物理的なものから抽象的な概念まで幅広く使われます。たとえば、刃物の鋭さや感情の急変を表現する際に用いられます。また、形容詞として使われることが多く、名詞としても使用される場合があります。
一方、precipitousは主に「急な」や「険しい」という意味で、特に地形や状況の急激な変化を表現する際に使用されます。たとえば、山の崖や価格の急上昇など、具体的な物理的または状況的な変化を示すことが多いです。ネイティブスピーカーは、sharpをより一般的に使用し、様々な文脈で利用する一方で、precipitousはより特定の状況で使われる傾向があります。つまり、sharpは「鋭い」だけでなく「急激な」変化を表す際にも使われる多用途な単語であり、precipitousは主に物理的な急斜面や急変に特化した語彙であるため、ニュアンスの違いが重要です。
The mountain trail became very sharp as we climbed higher.
山のトレイルは、高く登るにつれて非常に急激になった。
The mountain trail became very precipitous as we climbed higher.
山のトレイルは、高く登るにつれて非常に険しくなった。
この例文では、sharpprecipitousが両方とも「急激な変化」を表現しているため、文脈が同じで自然な置換が可能です。ただし、sharpはより一般的であり、precipitousは特定の状況(特に地形)で使われることが多い点に留意してください。
The knife is very sharp and can easily cut through the paper.
そのナイフは非常に鋭いので、紙を簡単に切ることができる。

類語・関連語 3 : abrupt

単語abruptは、「突然の」「不意の」といった意味を持ち、特に物事の変化が急激である様子を表します。この単語は、何かが急に起こったり、予期せずに変わったりする状況でよく使われます。たとえば、道が急に曲がる様子や、会話の中での突然の発言を指す際に適しています。
単語precipitousも「急な」という意味を持つものの、特に「非常に急な」「崖のような」といったニュアンスが強く、地形や傾斜の急さを表現する際に使われることが多いです。一方でabruptは、物事の変化そのものの突然さに焦点を当てており、特に時間的な変化や状況の急変に関連しています。このため、ネイティブスピーカーは文脈によって使い分けることが重要だと感じています。例えば、山の崖を形容する際にはprecipitousが適切であるのに対し、会話の中での突然の発言にはabruptが適しているという具合です。
The meeting came to an abrupt end when the fire alarm went off.
火災報知器が鳴ったとき、会議は突然終了しました。
The trail ended in a precipitous drop, making it dangerous to proceed.
その小道は急な崖で終わっており、進むのは危険でした。
この例から、abruptは突然の変化を表し、会議の終了という時間的な変化に関連しています。一方で、precipitousは地形の急さを示し、物理的な状況に焦点を当てています。このように、両者は使われる文脈によって明確に異なる意味を持ちます。

類語・関連語 4 : sudden

sudden」は、予期しない瞬間に起こることを表し、急激な変化や出来事に使われます。通常、短い時間で発生する事象に関連付けられ、感情や体験に強い影響を与えることが多いです。「sudden」は意外性や急性を強調し、驚きや戸惑いを感じさせるニュアンスを持っています。
precipitous」は、急な傾斜や急変を指す言葉で、特に崖や急な坂道など物理的な形状に使われることが多いです。一方、「sudden」は出来事や変化の性質を強調します。たとえば、「precipitous」は「急峻な」と訳され、地形の特性を示しますが、「sudden」は「突然の」と訳され、時間的な要素に焦点が当たります。ネイティブスピーカーは、これら二つの単語を使い分ける際、状況や文脈を重視します。つまり、物理的な急さには「precipitous」、出来事の突然さには「sudden」を使う傾向があります。
The storm caused a sudden change in the weather.
その嵐は天候に突然とつぜんの変化をもたらした。
The mountain trail had a precipitous drop that made it dangerous to hike.
その山道には急峻な崖があり、ハイキングを危険にした。
この例からわかるように、「sudden」は出来事の急激な変化を表し、「precipitous」は地形の急さを示しています。したがって、これらの単語は文脈によって使い分けられるべきです。

類語・関連語 5 : hasty

単語hastyは、「急いで行動する」「慌ただしい」という意味を持ちます。何かを急ぎすぎて行動することから、注意が足りない、または結果的に良くない結果を招く可能性があることを示唆しています。日常会話やビジネスシーンでよく使われる表現で、急いだ決断や行動が持つリスクについて警告する際に特に重要です。
単語precipitousは、主に「急な」「険しい」という意味で使われ、地形や状況が急激に変化する時に用いられます。一方で、hastyは行動や決断に関する急ぎや慌ただしさを強調します。ネイティブは、precipitousが物理的な状態や変化を指すのに対し、hastyは人間の行動や思考に関連することが多いと認識しています。このため、場面によって使い分ける必要があります。例えば、急な崖のような状況にはprecipitousを使いますが、急いで決断した結果についてはhastyを使うのが適切です。
She made a hasty decision that she later regretted.
彼女は後で後悔した急いだ決断をしました。
She faced a precipitous decline in her health.
彼女は健康が急激に悪化する状況に直面しました。
この場合、hastyは決断の急ぎを示し、precipitousは健康の急激な変化を表しています。したがって、両者は文脈によって異なる意味を持ち、置換可能ではありません。


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precipitousの会話例

precipitousの日常会話例

「precipitous」は、主に急勾配であるという意味で使われる言葉ですが、比喩的に急激な変化や決定を指す場合にも用いられます。日常会話では、特に地形や状況の急激さを表す際に使われることが多いです。また、感情や状況が急に変わることを表現する際にも利用されます。

  1. 急勾配の、急な(地形や物理的な状態)
  2. 急激な変化(状況や感情の変化)

意味1: 急勾配の、急な(地形や物理的な状態)

この会話では、山道の急な傾斜について話しています。「precipitous」は、地形の険しさを強調するために使われています。

【Exapmle 1】
A: Be careful when you hike up the mountain. The path is quite precipitous in some areas.
急登する時は気をつけて。道はある部分でかなり急勾配だよ。
B: Thanks for the warning! I don't want to slip on those precipitous sections.
注意してくれてありがとう!その急勾配の部分で滑りたくないから。

【Exapmle 2】

A: Did you see the cliff? It's so precipitous that I wouldn't dare go near the edge.
崖を見た?あまりにも急勾配だから、私は絶対に端に近づこうとは思わないよ。
B: I know! It's really precipitous and looks dangerous.
わかるよ!本当に急勾配で危険に見えるね。

【Exapmle 3】

A: We should avoid that trail; it's too precipitous for beginners.
その道は避けた方がいいよ。初心者には急勾配すぎるから。
B: Good idea! I prefer a less precipitous route.
いい考えだね!もっと緩やかな道の方が好きだよ。

意味2: 急激な変化(状況や感情の変化)

この会話では、感情や状況の急激な変化について語っています。「precipitous」は、急激さを強調するために使われています。

【Exapmle 1】
A: I was surprised by the precipitous change in her mood today.
今日は彼女の気分の急激な変化に驚いたよ。
B: Yeah, it was quite unexpected. One moment she was happy, and the next she was precipitous angry.
うん、かなり予想外だったね。彼女は一瞬幸せだったのに、次の瞬間には急激に怒っていた。

【Exapmle 2】

A: The company's profits showed a precipitous decline last quarter.
その会社の利益は先 quarter に急激な減少を示した。
B: That’s concerning! I hope they can recover from that precipitous drop.
それは心配だね!彼らがその急激な減少から回復できることを願っているよ。

【Exapmle 3】

A: His precipitous decision to quit the job surprised everyone.
彼の仕事を辞めるという急激な決断には皆驚いたよ。
B: I agree! It was such a precipitous choice without any warning.
私もそう思う!何の前触れもなくの急激な選択だったよ。

precipitousのビジネス会話例

「precipitous」は、ビジネスにおいて主に急激な変化や急斜面を表す際に使われる言葉です。特に、急激な売上の増加や減少、急な市場の変化を指摘する際に適しており、慎重な計画や対応が求められる状況を示唆します。これにより、ビジネス戦略やリスク管理の重要性が強調されます。

  1. 急激な変化や減少
  2. 急斜面や危険な状況

意味1: 急激な変化や減少

この会話では、ビジネスの売上が急激に減少している状況について話しています。「precipitous」は、その急減を強調するために使用されています。

【Exapmle 1】
A: Our sales have taken a precipitous drop this quarter.
B: 今四半期の売上は急激な減少を見せていますね。
B: We need to address the reasons for this precipitous decline.
A: この急激な減少の理由に対処する必要があります。
A: If this precipitous trend continues, we might face bigger issues.
B: この急激な傾向が続くと、もっと大きな問題に直面するかもしれませんね。

意味2: 急斜面や危険な状況

この会話では、ビジネスプロジェクトが直面しているリスクや困難について話しています。「precipitous」は、プロジェクトの進行が危険な状況にあることを示すために使われています。

【Exapmle 1】
A: The market conditions are quite precipitous right now.
B: 現在の市場状況は危険な状態ですね。
B: We are walking on a precipitous edge with this investment.
A: この投資は危険な状況にありますね。
A: If we don't adjust our strategy, we could find ourselves in a precipitous position.
B: 戦略を調整しなければ、私たちは危険な状況に陥るかもしれません。

precipitousのいろいろな使用例

形容詞

1. 急激な、突発的な(「非常に急速に、十分な考慮なしに行われる」の意)

ビジネスや経済の文脈

precipitous という単語は、特にビジネスや経済の文脈において、突然の、急激な変化や下落を表現する際によく使用されます。慎重な検討なしに性急に行われる行動や、急激な変化を描写する際に用いられます。
The company's stock value saw a precipitous decline following the CEO's resignation.
最高経営責任者の辞任後、その会社の株価は急激な下落を見せた。
  • precipitous drop in sales - 売上の急激な下落
  • precipitous market decline - 市場の急激な下落
  • precipitous fall in prices - 価格の急落
  • precipitous business decision - 性急なビジネス判断
  • precipitous economic changes - 急激な経済変化

2. 険しい、急な(地形や傾斜について)

地形や自然の描写

precipitous という単語は、地形や自然環境の文脈で、非常に急峻な、または険しい斜面や崖を表現する際に使用されます。危険を感じさせるほどの急な傾斜を示す際によく用いられます。
The hikers carefully navigated the precipitous mountain path.
ハイカーたちは険しい山道を慎重に進んだ。
  • precipitous cliff - 険しい崖
  • precipitous mountain slope - 急峻な山腹
  • precipitous terrain - 険しい地形
  • precipitous valley - 険しい渓谷
  • precipitous descent - 急な下り坂
  • precipitous rock face - 急峻な岩壁
  • precipitous hillside - 急斜面の丘

英英和

  • extremely steep; "an abrupt canyon"; "the precipitous rapids of the upper river"; "the precipitous hills of Chinese paintings"; "a sharp drop"非常に険しい突然
    例:The precipitous rapids of the upper river. 上流の険しい早瀬。
  • done with very great haste and without due deliberation; "hasty marriage seldom proveth well"- Shakespeare; "hasty makeshifts take the place of planning"- Arthur Geddes; "rejected what was regarded as an overhasty plan for reconversion"; "wondered whether they had been rather precipitate in deposing the king"非常に迅速に、十分な熟考なしでされる拙速