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cursoryの意味・覚え方・発音

cursory

【形】 通り一遍の、ぞんざいな

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/ˈkəːs(ə)ri/

cursoryの意味・説明

cursoryという単語は「大まかな」や「ざっとした」という意味を持ちます。この言葉は、何かを表面的に、または急いで行うことを示す際に使われます。つまり、物事を深く調査したり理解したりするのではなく、ほんの少しの注意を払って扱うことを意味します。

cursoryには、注意や詳細が欠けているというニュアンスがあります。例えば、cursory glance(ざっと見)やcursory examination(大まかな検査)というフレーズでは、内容や状態を詳しく調べないことを示しています。こうした使い方は、特に情報や資料に対して表面的に接する場合によく見られます。

この単語は、ビジネスや学問、日常生活の中で、浅い理解や急いだ判断を批判的に表現するためにも使われます。そのため、cursoryという言葉は、物事の詳細に目を向けることが必要な場面で、軽視されている様子を指摘する際に重宝します。

cursoryの基本例文

His cursory glance at the map left him lost.
彼の地図への通り一遍の目つきで彼は迷子になった。
She only gave the newspaper a cursory read before tossing it aside.
彼女は新聞をただ通り一遍に読んでから捨てた。
The cursory inspection was not thorough enough to catch the mistake.
通り一遍の検査は十分な注意深さがなくその間違いを見つけることができなかった。

cursoryの意味と概念

形容詞

1. 大まかな

この意味では、物事をざっくりとした、あるいは表面的にしか見ないことを示します。詳細を特に重視せず、迅速に物事を進める際に使われます。このような特徴を持つ場合、しばしば見落としや誤解が生じることがあります。
The manager took a cursory glance at the report before the meeting.
マネージャーは会議の前に報告書を大まかにざっと見ただけだった。

2. 不十分な

この意味では、十分に注意を払わずに何かを行うことを表します。急いでいる状況や時間がない時によく見られ、結果として納得のいかない、または誤りのある結論に至ることがあります。特に、重要な事柄に対してこのようなアプローチは問題を引き起こす原因となります。
His cursory research led to several misleading conclusions.
彼の不十分な調査は、いくつかの誤解を招く結論につながった。

cursoryの覚え方:語源

cursoryの語源は、ラテン語の「currere」に由来しています。この言葉は「走る」という意味を持ち、そこから派生した「cursus」が「走ること」や「速さ」を表現します。英語において「cursory」は、物事を素早く、表面的に行う様子を示す形容詞として使われます。つまり、何かを深く掘り下げず、ざっと目を通すような様子を表す際に用いられます。言葉の成り立ちからも、常に何かを「走り抜ける」という速さや軽さのニュアンスが反映されています。cursoryな内容は、詳細に注意を払わないことが多いため、理解や分析には限界があると言えるでしょう。このように、cursoryという語の背後には、迅速さや表面的な観察に関する根源的な意味が存在します。

語源 curr
語源 curs
走る、 流れる
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cursoryの類語・関連語

  • superficialという単語は、物事を深く考えずに表面的に扱うことを意味します。物事の本質を理解せずに表面だけを見る印象を与えます。例えば、「superficial analysis(表面的な分析)」のように使います。
  • hastyという単語は、急いで行動すること、あるいは時間をかけずに判断することを意味します。急いでいるために十分な注意を払わない様子が強調されます。例として「hasty decision(軽率な決定)」があります。
  • perfunctoryという単語は、義務的に行われる作業や行動を指し、心からの関心や努力が感じられない様子を示します。例として「perfunctory response(形式的な返答)」が挙げられます。
  • briefという単語は、内容が短いことを表し、情報を十分に知ることなく簡単に済ませる印象があります。「brief overview(簡単な概要)」のように使用されます。
  • sketchyという単語は、詳しくない、または不完全な状態を表現します。情報が不十分で信頼できない印象力を与えます。「sketchy details(曖昧な詳細)」などが例です。


cursoryの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : superficial

単語superficialは、「表面的な」という意味を持ち、物事の本質や深い理解を欠いた状態を指します。これは、物事の外見や表面だけを捉え、本質的な部分に目を向けない様子を表現する際に使われます。例えば、問題の表面的な解決策や、表面的な知識を指す場合に使われます。
単語cursorysuperficialは似たような意味を持っていますが、ニュアンスには違いがあります。cursoryは「急いで行われた」または「ざっとした」という意味が強く、何かを注意深く見ることなく、表面的に済ませることを強調します。一方で、superficialは、何かが深さや本質を欠いている状態をより強調します。たとえば、cursoryな調査は、時間がないために詳細を見ずに行った調査を指し、superficialな理解は、そのテーマについての深い知識がないことを示します。このように、cursoryは「速さ」に焦点を当て、superficialは「深さの欠如」に焦点を当てています。
The report provided a superficial analysis of the issue, failing to address the underlying problems.
その報告書は問題の表面的な分析しか提供せず、根本的な問題には触れていなかった。
The report provided a cursory analysis of the issue, failing to address the underlying problems.
その報告書は問題のざっとした分析しか提供せず、根本的な問題には触れていなかった。
この場合、superficialcursoryの両方が適用可能で、どちらも深い分析が行われていないことを示していますが、superficialは本質的な理解の欠如に焦点を当てているのに対し、cursoryはその分析が急いで行われたことを強調しています。

類語・関連語 2 : hasty

単語hastyは、「急いだ」「慌ただしい」という意味で使われ、特に物事を素早く行うことが重要視される状況で用いられます。一般的に、何かを急いで実行することは、しばしば注意不足や不完全さを伴うことが多いです。学ぶべきことや考慮すべき点を飛ばしてしまう場合が多いので、慎重さが求められる場面では避けられることが多い単語です。
単語cursoryは、「ざっとした」「表面的な」という意味があり、物事を詳細に見ることなく、短時間で確認する様子を表します。両者は似ている点もありますが、ニュアンスには違いがあります。cursoryは主に情報や状況を軽く確認することに焦点を当てており、表面的な理解を示します。一方、hastyは、急いで行動することに重きを置いているため、焦りから誤った判断をする可能性を含んでいます。たとえば、cursoryなチェックは、情報を見逃す可能性がありますが、hastyな行動は、急いで行うことでミスを犯すリスクが高まります。このように、両者は行動の速さや注意深さについて異なる側面を強調しています。
He took a hasty glance at the report before submitting it.
彼は報告書を提出する前に、急いで一瞥をした。
He took a cursory glance at the report before submitting it.
彼は報告書を提出する前に、ざっと一瞥をした。
この文脈では、hastycursoryは置換可能です。どちらも短時間での確認を表していますが、hastyは急いでいることを強調し、注意不足を示唆することが多いのに対し、cursoryは単に表面的な確認を示しています。
She made a hasty decision without considering all the options.
彼女はすべての選択肢を考慮せずに急いで決定を下した。

類語・関連語 3 : perfunctory

perfunctory」は、物事を表面的に行う様子を表す言葉で、特に注意や熱意を持たずに行う行動を指します。例えば、仕事や試験などで、深く考えずにただやり過ごすような態度を示す際に使われます。無関心やおざなりな態度が強調されることが多いです。
cursory」と「perfunctory」は似たような意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。「cursory」は、注意や深い理解を欠いた速い観察や調査を表し、単に表面的な情報を得ることを強調します。一方で、「perfunctory」は、意図的に注意を払おうとしない姿勢を強調するため、より否定的な印象を持ちます。例えば、仕事をただこなすだけの態度であったり、感情を込めない行動に使われます。このように、「cursory」は速さや表面的な観察に焦点を当てるのに対し、「perfunctory」は無関心やおざなりさに焦点を当てるため、使い分けが重要です。
His review of the report was perfunctory, showing little thought or effort.
彼のレポートのレビューはおざなりで、ほとんど考えや努力が見られなかった。
Her glance at the document was cursory, merely skimming the surface.
彼女のその文書への一瞥は表面的で、ただ表面をなぞっただけだった。
このように、両方の例文は異なるニュアンスを持っています。「perfunctory」は無関心やおざなりな態度を示すのに対し、「cursory」は速さや深さを欠いた観察を示しています。したがって、置換することはできませんが、文脈によっては似たような意味合いとして理解されることもあります。

類語・関連語 4 : brief

単語briefは「短い」「簡潔な」という意味を持ち、特に時間や内容が少ないことを強調する際に使われます。会話や文書において、必要な情報を簡単に伝えることを目的としている場合に適しています。
単語cursoryは「おおざっぱな」「ざっと見た」という意味を持ち、注意深くない、または詳細に見ていない様子を示します。両者は短さを表す点では共通していますが、briefは意図的に簡潔に情報を伝えることを指し、cursoryは表面的な理解や注意不足を示唆します。ネイティブスピーカーは、briefを使うことで、情報の要点を押さえた伝達を意図する一方、cursoryはあまり注意を払わずに物事を扱った場合に用いる傾向があります。
The presentation was brief, covering only the main points.
そのプレゼンテーションは短いもので、主なポイントだけを扱いました。
The presentation was cursory, lacking in detail.
そのプレゼンテーションはおおざっぱで、詳細に欠けていました。
この例では、両方の単語が異なるニュアンスで使われています。briefは意図的に短く、要点を伝えることを強調していますが、cursoryは注意を払わないまま表面的に理解したことを示しています。

類語・関連語 5 : sketchy

sketchy」は、情報や状況が十分に詳細でない、または信頼性が低いことを示す形容詞です。この単語は、特に何かが不完全であることや、あまりにも表面的である場合に使われます。例えば、計画や説明があまりにも簡単すぎる場合に「sketchy」と言うことがあります。
cursory」と「sketchy」の違いは、ニュアンスと使用される文脈にあります。「cursory」は、物事を表面的に行う、または急いで行うという意味で、通常はあまり注意を払わない様子を示します。一方、「sketchy」は、特定の情報が不完全であったり、信頼性が低いことを強調します。例えば、「cursory glance」は、あまり深く見ないことを意味し、何かを大まかに見ることを指しますが、「sketchy details」は、詳細が不十分であることを意味します。このように、両者は似たような状況で使われることもありますが、ニュアンスに違いがあるため、使い分けが重要です。
I took a sketchy look at the report and missed some important details.
私はその報告書をざっと見ただけで、いくつかの重要な詳細を見逃しました。
I took a cursory look at the report and missed some important details.
私はその報告書をざっと見ただけで、いくつかの重要な詳細を見逃しました。
この文脈では、「sketchy」と「cursory」が互換性があります。どちらも表面的な注意を示しており、重要な情報を見逃すことを指していますが、「sketchy」は情報の信頼性が低いことを暗示する場合に使われることが多いです。


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cursoryの会話例

cursoryの日常会話例

「cursory」は、物事を急いで行う、または表面的に行うことを指す形容詞です。日常会話では、特に注意深くない様子や、深く考えずに行動することを表現する際に使われます。例えば、何かをさっと見ただけで判断する場面などで見られます。

  1. 急いで行ったり、表面的に行ったりすること。

意味1: 急いで行ったり、表面的に行ったりすること。

この会話では、Aが資料をざっと見ただけの印象を伝えています。Bはその印象に対して、もっとしっかりと調べる必要があると指摘しています。
「cursory」は、注意が払われていない様子を強調するために使われています。

【Exapmle 1】
A: I did a cursory review of the report, but I think I missed some important details.
A: レポートをざっと見ただけだったから、重要な詳細を見逃したと思う。
B: You should take more time to read it carefully instead of just doing a cursory glance.
B: ただのざっとした確認ではなく、もっと時間をかけてじっくり読むべきだよ。

【Exapmle 2】

A: Her cursory understanding of the topic made it hard for us to discuss.
A: 彼女のそのテーマに対するざっくりとした理解は、私たちが議論するのを難しくした。
B: Yeah, if she had done a deeper dive, we could have had a better conversation.
B: そうだね、もし彼女がもっと深く掘り下げていたら、もっと良い会話ができたのに。

【Exapmle 3】

A: I gave the presentation a cursory look before going on stage.
A: ステージに上がる前に、プレゼンテーションをざっと見ただけだった。
B: That’s risky! You should review it more thoroughly next time.
B: それは危険だよ!次回はもっとしっかり確認するべきだよ。

cursoryのビジネス会話例

cursoryは「大まかな」「ざっとした」という意味を持ち、ビジネスシーンでは特に短時間での確認や調査を行う際に使われます。この単語は、行動や分析が表面的であり、詳細に注意を払っていないことを示す場合に用いられます。プロジェクトやレポートのレビュー、ミーティングでの発言など、さまざまな場面で使われることがあります。

  1. 表面的な確認や調査

意味1: 表面的な確認や調査

この会話では、Aがレポートのレビューを行い、cursoryなチェックに対する懸念を表現しています。Bはその意見に対して、より深く分析する必要があると応じています。

【Exapmle 1】
A: I did a cursory review of the financial report, but it seems there are some errors.
A: 財務報告書をざっと確認しましたが、いくつかの間違いがあるようです。
B: Maybe we should take a closer look instead of just doing a cursory review.
B: ただのざっとした確認ではなく、もっと詳細に見直した方がいいかもしれませんね。

【Exapmle 2】

A: The manager mentioned that the presentation was only a cursory overview of the project.
A: マネージャーは、そのプレゼンテーションはプロジェクトのざっとした概要に過ぎないと言っていました。
B: We need to provide more details rather than a cursory summary.
B: ざっとした要約ではなく、もっと詳細を提供する必要がありますね。

【Exapmle 3】

A: His cursory glance at the market analysis missed some key trends.
A: 彼の市場分析へのざっとした目を通しただけでは、いくつかの重要なトレンドを見逃していました。
B: We should ensure that our analysis is thorough, not just cursory.
B: 私たちの分析は、ただのざっとしたものではなく、徹底していることを確認する必要がありますね。

cursoryのいろいろな使用例

形容詞

1. 急いで詳細に注意を払わない

表面的な調査

cursory は、詳細に気を配らず、急いで行うという意味を持つ。このタイプの行動は、重要な情報を見落とすリスクが伴う。
A cursory examination of the documents revealed critical errors.
文書のざっとした調査で重要な誤りが明らかになった。
  • cursory glance - ちらりと見ること
  • cursory review - ざっとした見直し
  • cursory inspection - 表面的な検査
  • cursory analysis - 簡易な分析
  • cursory evaluation - ざっとした評価
  • cursory look - ちらっと見ること
  • cursory search - ざっとした検索

不完全な理解

cursory のもう一つの側面は、表面的な理解を示すことである。物事を深く掘り下げずに受け入れることが多い。
His cursory understanding of the topic led to misunderstandings in the discussion.
彼のそのテーマに対する表面的な理解は、議論に誤解をもたらした。
  • cursory knowledge - 限られた知識
  • cursory perception - 表面的な認識
  • cursory insight - ざっとした洞察
  • cursory comprehension - 不十分な理解
  • cursory assessment - 簡単な評価
  • cursory feedback - 簡潔なフィードバック
  • cursory consideration - 表面的な考慮

2. 徹底的でない

おざなりな行動

cursory は、ある義務や作業を急いで行うことを示す。この行動は質が低下する可能性がある。
The manager's cursory attention to the team's needs resulted in decreased morale.
マネージャーがチームのニーズにざっとしか注意を払わなかった結果、士気が低下した。
  • cursory approach - おざなりなアプローチ
  • cursory method - 簡素な方法
  • cursory effort - 努力不足
  • cursory attempt - ついでの試み
  • cursory execution - 形だけの実施
  • cursory response - いい加減な返答
  • cursory commitment - 不十分なコミットメント

無関心

cursory は、事柄への無関心を反映することもある。注意が払われないため、重要な詳細が失われがちである。
Her cursory interest in the project showed she didn’t care much about its success.
彼女のプロジェクトに対するざっとした興味は、その成功に対する関心が薄いことを示していた。
  • cursory enthusiasm - 無関心な熱意
  • cursory involvement - おざなりな関与
  • cursory attention - 薄い注意
  • cursory support - 不十分な支援
  • cursory participation - 参加がない
  • cursory engagement - 形式的な関与
  • cursory focus - 不十分な焦点

その他

その他の用例

cursory という表現は、さまざまな文脈で使われ、たとえば仕事や学術的な設定でもよく目にする。
After a cursory review of his work, the editor requested major revisions.
彼の作品をざっと見た後、編集者は大幅な修正を要求した。
  • cursory documentation - 不十分な文書
  • cursory summary - ざっとした要約
  • cursory findings - 簡単な調査結果
  • cursory feedback - ざっとしたフィードバック
  • cursory remarks - おざなりの発言
  • cursory comments - 不十分なコメント
  • cursory observations - ざっとした観察

英英和

  • hasty and without attention to detail; not thorough; "a casual (or cursory) inspection failed to reveal the house's structural flaws"; "a passing glance"; "perfunctory courtesy"早まって、細部への注意がなく粗っぽい