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circumlocutionの意味・覚え方・発音

circumlocution

【名】 回りくどい話し方

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/ˌsɜːkəmləˈkjuːʃən/

circumlocutionの意味・説明

circumlocutionという単語は「遠回しな言い方」や「回りくどい表現」を意味します。これは、ある事柄を直接的に表現するのではなく、間接的に説明する方法です。時には、相手に対して失礼にならないように、または説明することが難しい場合に使用されることがあります。

この言葉は特に口語や論文、文学作品などさまざまな文脈で見られます。たとえば、あるテーマについてあまり詳しく話すことができないときや、または相手を気遣ってあえて回りくどく説明したいときに使われます。circumlocutionは、意図的に言葉を選びながら説明することで、より豊かな表現を生むことができる一方で、時には冗長さを生むこともあります。

このように、circumlocutionはコミュニケーション手段の一つであり、その特徴を理解することで言葉の選び方や表現力を広げることができます。シンプルな言葉で言いたいことを伝える場合もあれば、逆に複雑な状況や感情を表現する際に役立ちます。

circumlocutionの基本例文

His circumlocution made it hard to understand what he meant.
彼の回りくどい表現は、彼が何を意味するか理解するのが難しくなりました。

circumlocutionの意味と概念

名詞

1. 間接的な表現

circumlocutionは、何かを直接的に言わずに、間接的な方法で表現することを指します。この表現スタイルは、特に不快な話題や難しいテーマについて説明する際に用いられることが多いです。例えば、厳しい現実を穏やかに伝えたい時などに役立つことがあります。
He used circumlocution to explain why he was late to avoid hurting her feelings.
彼は彼女の気持ちを傷つけないように、遅れた理由を間接的に説明した。

2. 不必要な冗長さ

この単語は、時にわかりやすさを欠いた冗長な表現を示すこともあります。つまり、簡潔に表現できる内容をわざわざ複雑に話すことで、受け手の理解を難しくしてしまうことです。これにより、聴き手が混乱することもあるため、注意が必要です。
Her circumlocution made it hard for the audience to understand the main point of her speech.
彼女の冗長な表現のため、聴衆は彼女のスピーチの要点を理解するのが難しかった。

circumlocutionの覚え方:語源

circumlocutionの語源は、ラテン語の「circum(周りを)」と「locutio(話すこと)」に由来しています。「circum」は「周囲を取り囲む」という意味を持ち、物理的にも比喩的にも使用されます。一方、「locutio」は「話すこと」という意味の名詞で、動詞「loqui(話す)」から派生しています。この二つの語が組み合わさることで、「circumlocution」は「遠回しに話すこと」や「言いたいことを直接言わずに回りくどく話すこと」を指すようになりました。特に、何かを直接言うのではなく、複雑に表現することを示す言葉として、現代英語でも使用されます。このように、言葉の成り立ちからその意味を考えることができます。

語源 circ
語源 circum
円、 周囲
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語源 tion
こと
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circumlocutionの類語・関連語

  • periphrasisという単語は、言葉を回り道に使って表現する方法を指します。circumlocutionと似ていますが、具体的には特定の語やフレーズを使わずに、より長い説明で表現することに重点があります。シンプルな例として「the writer used a long periphrasis to explain his thoughts(その作家は自分の考えを説明するために長い言い回しを使った)」が挙げられます。
  • evasionという単語は、直球で答えず回避的に発言することを意味します。この場合、circumlocutionは無言の回避に近いですが、evasionは意図的に何かを避けるニュアンスが強いです。例文として「His evasion of the question was obvious(彼のその質問についての回避は明らかだった)」があります。
  • digressionという単語は、本題からそれることを表します。circumlocutionが別の言い回しで説明するのに対し、digressionは分かりやすい本題からの逸脱を示します。例えば「During the lecture, there was a digression about history(講義中に歴史についての逸脱があった)」が典型的です。
  • ambiguityという単語は、あいまいさを指します。circumlocutionが意図的に回りくどく説明するのに対し、ambiguityは表現が不明確であることに焦点を当てます。例文では「His statement was full of ambiguity(彼の発言はあいまいさに満ちていた)」が使われます。
  • periphrasticという単語は、言い回しが回りくどいことを強調します。circumlocutionと似ていますが、periphrasticはより文法的な言い回しに関連しており、状況に依存します。「The teacher found her periphrastic explanation confusing(教師は彼女の回りくどい説明を混乱させていた)」が良い例です。


circumlocutionの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : periphrasis

periphrasis」は、ある言葉や概念を直接的に表現するのではなく、周りの言葉を使って説明することを指します。つまり、簡潔に言う代わりに、長い言い回しを用いることです。特に、文学や正式な文書で多く見られ、表現を豊かにしたり、曖昧さを避けたりするために使われます。
circumlocution」と「periphrasis」は、両方とも言葉を回りくどく使うことを指しますが、微妙なニュアンスの違いがあります。「circumlocution」は特に、必要以上に複雑な言い回しや、言いたいことをわざと遠回しに言うことを強調します。これは時には誤解を招いたり、明確さを欠いたりすることがあります。一方で「periphrasis」は、よりクリエイティブで文学的な表現として受け入れられることが多く、意図的に豊かな表現を追求する場合に使われることが多いです。この違いを理解することで、英語の表現力をより一層高めることができるでしょう。
The author used periphrasis to describe the character's emotions, making the narrative more engaging.
その著者はキャラクターの感情を説明するために、言い回しを使い、物語をより魅力的にしました。
The author used circumlocution to describe the character's emotions, making the narrative more engaging.
その著者はキャラクターの感情を説明するために、回りくどい表現を使い、物語をより魅力的にしました。
この文脈では、「periphrasis」と「circumlocution」の両方が使われており、言葉を豊かにするための技法としての機能は共通しています。しかし、「periphrasis」はよりクリエイティブな表現を意識しているのに対し、「circumlocution」は回りくどさが強調されています。

類語・関連語 2 : evasion

類義語evasionは、「逃避」や「回避」を意味します。何かから逃げたり、避けたりする行為を指し、特に責任や質問、問題を避ける際に使われます。会話や文章において、直接的な答えを避ける場合に多く使われる表現です。
一方、circumlocutionは、ある言葉を直接言うのではなく、周りの言葉を使って回りくどく表現することを指します。例えば、「あの大きな動物」と言う代わりに「長い首を持っていて、草を食べる動物」と表現することがそれです。ネイティブの感覚では、evasionは主に逃避の意味合いが強く、何かを避けるために言葉を使う場合に特に用いられます。一方で、circumlocutionは言葉を使って表現を複雑にすることで、時には曖昧さや不明確さを生むことがあります。これらの単語は似たような状況で使われることもありますが、evasionは明確に「避ける」という意図があるのに対し、circumlocutionは説明を増やすことが主な目的です。
His evasion of the question made everyone suspicious.
彼のその質問への回避は、皆を疑わせた。
His circumlocution regarding the issue left everyone confused.
彼のその問題に関する回りくどい表現は、皆を混乱させた。
この例では、evasionは質問に対して直接的な答えを避ける行為を示し、circumlocutionは問題についての説明を長くしてしまうことを示しています。どちらも回避の要素はありますが、evasionは逃げる意図が強く、circumlocutionは表現が複雑になることに焦点を当てています。

類語・関連語 3 : digression

digression」は、話の主題からそれること、または本筋から外れた余談を指します。特に、講義や議論の中で、話題が本来のテーマから逸れてしまうことを示す際に使われます。この単語は、話の流れを変えることが含意されるため、必ずしも否定的な意味を持つわけではありませんが、話が冗長になる場合に使われることが多いです。
circumlocution」は、あることを直接的に言わずに回りくどく表現することを指します。つまり、要点を避けたり、遠回りをしたりする言い回しです。このため、話が長くなり、理解しにくくなることがあります。「digression」と「circumlocution」は、どちらも話の進行を複雑にする意味を持ちますが、ニュアンスには違いがあります。「digression」は主題からの逸脱を強調するのに対し、「circumlocution」は表現の仕方に焦点を当てています。したがって、前者は話の流れを変えることを示し、後者は言葉の選び方や言い回しの問題を示すことが多いです。ネイティブスピーカーは、話の内容が本筋から逸れすぎることを懸念する際には「digression」を、要点をあいまいにするような表現を避けたい場合には「circumlocution」を使い分けます。
During his speech, he went off on a digression about his childhood.
彼のスピーチの中で、彼は自分の子供時代についての余談に脱線しました。
During his speech, he used circumlocution when talking about his childhood.
彼のスピーチの中で、彼は自分の子供時代について回りくどい表現を使いました。
この場合、「digression」と「circumlocution」は共に話の内容が本筋から逸れることを示しており、言葉の選び方や表現方法が関連しています。ただし、「digression」は話の流れが変わることを強調し、「circumlocution」は表現が複雑になることに焦点を当てています。

類語・関連語 4 : ambiguity

ambiguity」は、何かが明確でない状態や、複数の解釈が可能な状況を指します。この単語は、特に言葉や文章が曖昧である場合によく使われます。例えば、ある言葉が一つ以上の意味を持つ場合に「ambiguity」と表現されます。日本語では「曖昧さ」と訳され、状況や文脈によって解釈が変わることを意味します。
circumlocution」は、言いたいことを直接的に言わずに回りくどい表現を使うことを指します。例えば、何かを説明する際に必要以上に長い言葉を使ったり、要点を避けたりすることが「circumlocution」です。これに対して「ambiguity」は、明確ではない状態を指し、意図した意味がはっきりしないことを意味します。英語ネイティブは、ambiguityを避けるために明確な表現を好む傾向がありますが、circumlocutionは時にコミュニケーションのスタイルとして用いられることもあります。例えば、直接的に言いたくないことを回りくどく言ったりする場合です。このように、両者は異なる状況で使われ、意味やニュアンスも異なります。
The instructions were filled with ambiguity, making it hard to understand what was required.
その指示は曖昧さに満ちており、何が求められているのか理解しにくかった。
The instructions were filled with circumlocution, making it hard to understand what was required.
その指示は回りくどい表現に満ちており、何が求められているのか理解しにくかった。
この二つの文は、指示が理解しにくいという点で共通していますが、ambiguityは内容の不明確さを強調しているのに対し、circumlocutionは表現の仕方に焦点を当てています。したがって、文脈によって使い分ける必要があります。
The statement contains a lot of ambiguity, which can lead to misunderstandings.
その声明には多くの曖昧さが含まれており、誤解を招く可能性があります。

類語・関連語 5 : periphrastic

periphrastic」は、言葉を間接的または回りくどく用いることを指します。この単語は、特に簡潔な表現や直接的な言い方を避ける際に使われます。英語の文法においては、動詞の形を変えずに、別の方法で意味を表現することも含まれます。つまり、同じ意味を持つ複数の言葉やフレーズを使うことによって、表現を豊かにすることが目的です。
circumlocution」と「periphrastic」は、どちらも回りくどい表現を指しますが、その使用される文脈やニュアンスには微妙な違いがあります。「circumlocution」は、特に一つの単語や簡単な表現を避けて、より長い説明を行うことに焦点を当てています。たとえば、ある事柄を説明する際に、直接的な言い方を避けて回り道をするような表現が典型的です。一方で、「periphrastic」は、文法的な側面にも関連しており、特定の意味を持つ動詞や名詞を回りくどく言い換える場合に使われることが多いです。例えば、「periphrastic」な表現は、意図を明確にするために冗長な言葉を用いることを指すことが多いです。要するに、「circumlocution」は主に言葉の選び方に焦点を当て、「periphrastic」は言語のスタイルや文法的な構成に関わる表現なのです。
The author used a periphrastic style to explain the concept clearly.
著者は、その概念を明確に説明するために回りくどい表現を使用した。
The author used a circumlocution style to explain the concept clearly.
著者は、その概念を明確に説明するために回りくどい表現を使用した。
この文脈では、「periphrastic」と「circumlocution」の両方が使えることが分かります。どちらの単語も、直接的な表現を避けている点で共通していますが、「periphrastic」は文法的な観点からの冗長性を強調し、「circumlocution」は単語の選び方に重点を置いています。


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circumlocutionのいろいろな使用例

名詞

1. 表現における間接的なスタイル

言語的な表現

この分類では、circumlocutionが言葉を選んで間接的に何かを表現する方法としての機能を示します。直接的に言わずに回りくどく表現することが特徴です。
His use of circumlocution made it difficult to understand his main point.
彼のcircumlocutionの使い方は、彼の主な意見を理解するのを難しくしました。
  • circumlocution in speech - 話の中の回りくどい表現
  • use circumlocution to clarify - 明確にするために回りくどく言う
  • avoid circumlocution in writing - 書き物で回りくどい表現を避ける
  • favor circumlocution over directness - 直接的な表現よりも回りくどい表現を好む
  • employ circumlocution for politeness - 丁寧さのために回りくどい表現を使う
  • appreciate circumlocution in discussion - 議論の中での回りくどい表現を評価する
  • recognize circumlocution in rhetoric - 修辞における回りくどさを認識する
  • interpret circumlocution correctly - 回りくどい表現を正しく解釈する
  • practice circumlocution in conversation - 会話で回りくどい表現を練習する
  • master the art of circumlocution - 回りくどい表現の技術を習得する

文化的・社会的要素

circumlocutionは、さまざまな文化や社会的背景において重要なコミュニケーションスタイルであり、特に日本文化や他の文化では、相手を気遣うためにしばしば用いられます。
Circumlocution is often valued in cultures that prioritize indirect communication.
circumlocutionは、間接的なコミュニケーションを重視する文化でしばしば評価されます。
  • express values through circumlocution - 回りくどい表現を通じて価値観を表現する
  • cultural significance of circumlocution - circumlocutionの文化的意義
  • see circumlocution as polite - circummlocutionを礼儀正しいものとみなす
  • navigate social contexts with circumlocution - 社会的文脈を回りくどい表現で乗り切る
  • apply circumlocution in diplomacy - 外交での回りくどい表現の適用
  • discuss circumlocution in conversation - 会話での回りくどい表現について議論する
  • consider circumlocution a sign of respect - circumlocutionを尊敬のサインとみなす
  • use circumlocution in professional settings - 職場での回りくどい表現の使用
  • analyze circumlocution in literature - 文学における回りくどい表現の分析
  • exchange ideas through circumlocution - 回りくどい表現を通じてアイデアを交換する

2. 不明瞭さ・曖昧さ

説明的不明瞭さ

このカテゴリでは、circumlocutionが情報を提供する際に明確な理解を妨げる側面に焦点を当てています。間接的な表現は時に曖昧さを生み出し、意図が伝わりにくくなることがあります。
His circumlocution caused confusion among the listeners.
彼のcircumlocutionは、聴衆の間に混乱を引き起こしました。
  • result in circumlocution - 回りくどい表現につながる
  • create confusion with circumlocution - 回りくどい表現で混乱を生む
  • lead to misinterpretation through circumlocution - 回りくどい表現を通じて誤解を招く
  • express thoughts with circumlocution - 回りくどい表現で考えを表現する
  • highlight ambiguity in circumlocution - 回りくどい表現の曖昧さを強調する
  • clarify issues through circumlocution - 回りくどい表現で問題を明確にする
  • question the effectiveness of circumlocution - 回りくどい表現の有効性を疑問視する
  • challenge norms of circumlocution - 回りくどい表現の規範に挑戦する
  • demonstrate circumlocution in analysis - 分析における回りくどい表現を示す
  • avoid confusion with circumlocution - 回りくどい表現で混乱を避ける

判断の難しさ

circumlocutionは、何を言いたいのかわかりにくい場合があります。このため、聞き手や読み手は情報を正確に把握するのが難しくなることがあります。
The use of circumlocution made it harder for me to make a judgment.
circumlocutionの使用により、私が判断を下すのが難しくなりました。
  • struggle with circumlocution - 回りくどい表現と格闘する
  • miss the main point due to circumlocution - 回りくどい表現のために主点を見逃す
  • analyze circumlocution critically - 回りくどい表現を批判的に分析する
  • evaluate ideas obscured by circumlocution - 回りくどい表現によって曖昧にされたアイデアを評価する
  • perceive circumlocution as problematic - 問題としての回りくどい表現を認識する
  • encounter challenges with circumlocution - 回りくどい表現に関する課題に直面する
  • address issues arising from circumlocution - 回りくどい表現から生じる問題に対処する
  • question clarity in circumlocution - 回りくどい表現の明確さを疑問視する
  • handle circumlocution in communication - コミュニケーションにおける回りくどい表現を扱う
  • reflect on effectiveness of circumlocution - 回りくどい表現の効果について考える

英英和

  • an indirect way of expressing something何かを表現する遠まわしなやり方遠回し
  • a style that involves indirect ways of expressing things間接的に物事を表現する方法を伴う文体遠回し