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beseechの意味・覚え方・発音

beseech

【動】 願う

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beseechの意味・説明

beseechという単語は「懇願する」や「熱心に頼む」を意味します。この単語は、相手に対して強い願いを持って、何かを求める行為を表現します。たとえば、助けを求めるときや許しを願うときに使われることが多いです。

この単語は、特に感情が強く込められた状況で使用されることが一般的です。求める内容が非常に重要である場合や、相手に対する特別な敬意を示したい時にも適しています。beseechはただのお願いではなく、深い思いを込めた表現です。

文法的には、通常「beseech someone to do something」という形で使われます。つまり、誰かに対して、何かをしてほしいと懇願する際に用います。このことで、単なる頼み事以上の強い願望を表すことができます。

beseechの基本例文

The priest beseeched God for forgiveness.
司祭は神に許しを乞いました。
I beseech you to reconsider your decision.
あなたに再考していただきたく、お願いします。
The beggar beseeched the passersby for money.
身なりの貧しい人々が、通行人にお金を乞うた。

beseechの意味と概念

動詞

1. 切実に頼む

「beseech」は、誰かに対して強く、または心からお願いをすることを意味します。この言葉は、単なる依頼ではなく、緊急性や深い感情がこもった頼み事に使われることが多いです。たとえば、助けを求める場合や、相手の理解を切に求めるときに使われます。
I beseech you to help me with this difficult task.
この難しい作業を助けて欲しいと切にお願いしています。

2. 強く要求する

この意味は、ただ依頼するのではなく、相手に強く要求するニュアンスがあります。「beseech」は、特に重要なお願い事や、避けられない状況に対して使われることが多く、時に感情を込めて訴える様子を表現します。
He beseeched her to reconsider her decision.
彼は彼女に再考するよう強くお願いした。

beseechの覚え方:語源

beseechの語源は、古英語の「besȳcān」に由来しています。この語は「be-」という接頭辞と「sǣcan」(求める、探し求める)から成り立っています。古英語の「besȳcān」は「求めて訴える」「懇願する」という意味合いを持っていました。現在の「beseech」は、この古い形から進化し、非常に強いお願いや懇願を表す単語として定着しました。

「be-」は通常、動詞の意味を強調する役割を果たし、「sǣcan」は基本的に「探す」という意味です。この2つの部分が組み合わさることで、「強く求める」や「心からお願いする」というニュアンスが生まれました。

英語の中でもこの言葉は、他の類似語と比べて特に感情的な訴求力が強い表現であり、古典的な文学や詩などでよく使用されています。このように、beseechはその語源を通じて「深い願いや懇願」を表す言葉としての背景を持っています。

beseechの類語・関連語

  • imploreという単語は、何かを懇願する、必死に頼むことを意味します。beseechよりも感情が強く、「絶対に必要なお願い」をする感じです。例えば、"I implore you to help me."(手伝っていただけるようお願いします)という具合です。
  • begという単語は、強く求める、懇願する意味があります。beseechよりもカジュアルで、時には情けない気持ちを伴うこともあります。"I beg you to listen."(どうか、私の話を聞いてください)と言った場合です。
  • requestという単語は、お願いをするという意味です。beseechはより強い感情を含みますが、requestはフォーマルで穏やかな表現です。"I request your presence at the meeting."(会議に来ていただけるようお願いします)という使い方です。
  • urgeという単語は、強く促す、要求するという意味です。beseechよりもアクティブで、積極的に頼むことを示します。"I urge you to reconsider your decision."(あなたに再考を強く勧めます)です。
  • entreatという単語は、心を込めてお願いすることを表します。beseechと似ていますが、より正式な文脈で使われることが一般的です。"I entreat you to help our cause."(私たちの目的を助けてくださいとお願い申し上げます)です。


beseechの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : implore

implore」は、誰かに強くお願いすることを意味する動詞で、特に感情的な訴えや切実な願いを伴う状況で使用されます。例えば、助けを求めるときや、何かをしてくださいと強く願うときに使われることが多いです。ニュアンスとしては、非常に真剣で心のこもったお願いをする際に用いられ、相手への強い思いが込められています。
beseech」と「implore」はどちらも「お願いする」という意味を持ちますが、ニュアンスには少し違いがあります。「beseech」は、通常、感情的で切迫したお願いをする際に使われますが、より文学的な響きがあります。一方で、「implore」は、日常的な会話でも使われることが多く、よりシンプルで直接的な表現として認識されています。また、「beseech」は古風な印象を与えることがあり、宗教的な文脈や文学作品でよく見られます。ネイティブスピーカーは、状況に応じてこれらの単語を使い分け、相手への感情や緊急性を伝えようとします。
I implore you to help me with my homework.
宿題を手伝ってくれるよう、あなたにお願いしています。
I beseech you to help me with my homework.
宿題を手伝ってくれるよう、あなたにお願いしています。
この文脈では、「implore」と「beseech」がどちらも自然に使えることがわかります。どちらも強いお願いを表しており、特に緊急性や感情を強調している点で共通しています。ただし、「beseech」の方がやや文学的で格式のある響きを持ちます。

類語・関連語 2 : beg

単語begは、誰かに何かを強く頼むこと、または切実に求めることを意味します。一般的に、物を求めたり、許しを請う場合に使われ、感情が込められた表現として広く使用されます。特に、困難な状況において他者の助けを求める際に使われることが多いです。
単語beseechは、より強い感情を伴う「懇願する」という意味を持ちます。beseechは、特に深いお願いや切実な願望を表現する際に用いられ、よりフォーマルな文脈で使われることが多いです。一方、begはカジュアルな場面でも使われ、日常的な会話でよく耳にします。例えば、子供が親にお菓子を買ってもらう時のような軽いお願いから、生活が困難な人が助けを求める場面まで幅広く使われます。したがって、beseechは感情の深さや文脈のフォーマルさによって使い分けられるため、ネイティブスピーカーは自然にこの両者を使い分けます。
I beg you to help me with my homework.
宿題を手伝ってくれるよう、あなたにお願いしています。
I beseech you to help me with my homework.
宿題を手伝ってくれるよう、あなたに懇願しています。
この場合、両方の文は互換性がありますが、beseechの方が感情の強さや切実さをより強調しています。
Please beg your teacher for an extension on the assignment.
先生に課題の締切延長をお願いしてください。

類語・関連語 3 : request

単語requestは、「要求する」や「頼む」という意味を持ち、特に丁寧な表現で何かをお願いする際に使われます。日常会話やビジネスシーンでよく用いられ、相手に対して失礼のないように依頼するニュアンスがあります。例えば、何かをお願いする際に「Could you please…?」といった形で使われることが一般的です。
一方、単語beseechは、より強い感情や緊急性を伴った「懇願する」という意味を持ちます。これはただのお願いではなく、特に切実な状況で使われることが多いです。例えば、誰かに助けを求める際に、「どうか助けてください」といった強い気持ちが込められています。ネイティブスピーカーはこの二つの単語の使い分けを、文脈や感情の強さによって判断します。requestは一般的なお願いに適しているのに対し、beseechは心からの懇願として使われるため、使用するシーンが異なります。
I would like to request your assistance with this project.
このプロジェクトに対するあなたの助けをお願いしたいです。
I beseech you to help me with this project.
このプロジェクトに対してどうか助けてください
この二つの文は置換可能ですが、ニュアンスが異なります。最初の文は一般的なお願いとして使われるのに対し、二番目の文は切実な懇願を表しています。このため、requestは日常的な場面で使われるのに対し、beseechはより感情的な状況で使用されることが多いです。

類語・関連語 4 : urge

urge」は、誰かに何かを強く勧めたり、促したりすることを意味します。感情が強く、相手に行動を起こさせたいという意図が込められています。日常会話やビジネスシーンでも使われる一般的な単語で、単に提案するのではなく、強い願望や必要性を示す際に用いられます。
beseech」は、非常に切実に、または懇願するように誰かに何かを頼むことを意味します。これは、深い感情や強い願望を伴う行動であるため、特に心のこもったお願いをする場合に使われます。「urge」と「beseech」の違いは、ニュアンスの強さと使用される場面です。「urge」は、相手に何かをするよう強く促す場合に使われるのに対し、「beseech」は、より感情的で、相手に対する深いお願いのニュアンスを持っています。ネイティブスピーカーは、「beseech」を使うときには、通常、相手との関係性や状況が非常に重要で、感情的な訴えが伴う場合に使用すると考えています。
I urge you to consider my proposal carefully.
私の提案を慎重に検討するようにあなたに強くお願いしています。
I beseech you to consider my proposal carefully.
私の提案を慎重に検討するようにあなたに懇願しています。
この二つの文は、どちらも相手に提案を真剣に考えてもらうように促していますが、「urge」は少し強い意志を持った勧めであるのに対し、「beseech」はより感情的で、切実なお願いのニュアンスがあります。
The teacher urged the students to study harder for the upcoming exam.
先生は、生徒たちに次の試験に向けてもっと一生懸命勉強するように促しました。

類語・関連語 5 : entreat

entreat」は、誰かに対して非常に強く、丁寧にお願いをすることを意味します。この言葉は、感情的な訴えや深い願望を込めたお願いに使われることが多く、しばしば相手に対する尊敬や敬意を表すニュアンスを持ちます。文章や演説などで使われることが多く、特にフォーマルな場面でよく見られます。
beseech」と「entreat」は、どちらも「お願いをする」という意味を持ちますが、ニュアンスには違いがあります。beseechは、より緊急性や切迫感を持ったお願いを表すことが多く、感情が高まった場面で使われることが多いです。一方で、entreatは、相手に対して丁寧に、時には懇願するような形で使われることが一般的です。そのため、beseechはより強い感情を引き出す表現として用いられることがあり、entreatはより穏やかで礼儀正しい印象を持ちます。どちらを使うかは、状況や伝えたい感情によって選択されることが多いです。
I entreat you to reconsider your decision.
あなたの決定を再考していただくようお願い申し上げます。
I beseech you to reconsider your decision.
あなたの決定を再考していただくよう懇願します。
この場合、entreatbeseechは互換性があります。どちらも「再考してほしい」とお願いする意味で使われており、文脈によってはどちらを選んでも自然です。ただし、beseechの方が感情的な強さを感じさせます。
I entreat you to help me with this project.
このプロジェクトを手伝っていただけるようお願い申し上げます。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

beseechのいろいろな使用例

動詞

1. 強く頼む・求める

感情を込めて頼む

この表現は、心の底から何かをお願いする時に使われます。「beseech」はしばしば深い感情を伴う際に選ばれる語です。
I beseech you to reconsider your decision.
あなたの決断を再考していただけるようお願い申し上げます。
  • beseech for help - 助けを求める
  • beseech for mercy - 慈悲を請う
  • beseech to stay - 滞在するようお願いする
  • beseech for forgiveness - 赦しを求める
  • beseech for another chance - もう一度のチャンスを求める
  • beseech for guidance - 指導を求める
  • beseech for shelter - 避難をお願いする

言葉遣いを堅める

この使用法は、フォーマルな文脈や文学作品に見られることが多く、より高尚で威厳のある印象を与えることができます。
The king beseeched his subjects to remain loyal in troubled times.
王は、困難な時期に忠誠を保持するように臣下に求めました。
  • beseech to listen - 聞くようお願いする
  • beseech to understand - 理解してほしいと頼む
  • beseech to be free - 自由になるよう懇願する
  • beseech to remember - 覚えていてほしいと懇願する
  • beseech to stop - やめるようにお願いする
  • beseech to help - 助けを乞う
  • beseech to act - 行動するようお願いする

2. 切実に願う・お願いする

劇的なお願い

ここでは、非常に切実な状況で、誰かに助けをお願いする際に使われることが多いです。「beseech」は、人の緊急のニーズを強調します。
In times of great peril, he would beseech the gods for protection.
重大な危険の時、彼は神々に保護を求めました。
  • beseech for salvation - 救済を懇願する
  • beseech for support - 支持を乞う
  • beseech to take action - 行動を取るように求める
  • beseech for protection - 保護を求める
  • beseech in the dark - 暗闇で懇願する
  • beseech for peace - 平和を望む
  • beseech for comfort - 慰めを求める

説得的なトーン

この表現は、人を説得する際に感情的に訴えかけるための言い回しとしても機能します。
She beseeches him to see the truth in her words.
彼女は自分の言葉の中に真実を見てくれるよう彼に懇願しています。
  • beseech a friend - 友達に頼む
  • beseech a leader - 指導者に請う
  • beseech a stranger - 知らない人にお願いする
  • beseech a family member - 家族にお願いします
  • beseech a mentor - メンターに求める
  • beseech a partner - パートナーに訴える
  • beseech a community - コミュニティに訴える

英英和

  • ask for or request earnestly; "The prophet bid all people to become good persons"真剣に要求する、または依頼する願う