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omniscientの意味・覚え方・発音

omniscient

【形】 全知の

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/ɒmˈnɪʃ(ə)nt/

omniscientの意味・説明

omniscientという単語は「全知の」や「すべてを知っている」という意味を持ちます。この言葉は、特に神や超自然的な存在が持つ知識の範囲を表現するときに使われることが多いです。たとえば、文学や宗教の文脈で、神が全知であることを表すために用いられます。

この単語を構成する「omni-」は「すべて」を意味し、「scient」は「知識」を意味するラテン語に由来しています。そのため、omniscientは「すべてのことを知っている」状態を表します。また、文学においては、全知の視点を持つナレーターが登場することがあります。このようなナレーターは、登場人物の心の中や未来の出来事に対する知識を持っているため、物語に深みや広がりを加えることができます。

日常会話においても、omniscientは使われることがありますが、特にファンタジーやサイエンスフィクションの作品、または宗教的な文脈での使用が目立ちます。この単語は、知識や認識の限界に対する議論や、何かを知ることの意義について考えるときにも使われます。このように、omniscientは知識の絶対性や、全体を見渡す能力を強調する言葉として非常に重要です。

omniscientの基本例文

He thinks he's omniscient and knows everything.
彼は全てを知っていると思い込んでいる。
The author has the omniscient point of view in the story.
その物語の中で、作者は全知視点を持っている。

omniscientの意味と概念

形容詞

1. 全知の

この意味は、すべてのことを理解し、知っている状態を表します。特に、宗教や哲学の文脈で神や神的存在が持つ特性としてしばしば言及されます。例えば、「全知全能の神」という表現があり、これにより神がすべてを知っているという信念が示されます。
In many religious texts, an omniscient being perceives the thoughts and actions of all.
多くの宗教の文献では、全知の存在がすべての思考や行動を認識すると描かれています。

2. すべてを知る能力のある

この意味では、特定の状況や出来事において非常に高い知識を持っていることを指します。多くの場合、文学作品や物語において、全知の語り手やキャラクターが詳しい解説を行い、物語の背景や他の登場人物の意図を明らかにします。
The omniscient narrator explained the characters' motivations in great detail.
全知の語り手は、登場人物の動機を詳細に説明しました。

omniscientの覚え方:語源

omniscientの語源は、ラテン語の「omnis」(すべて)と「scientia」(知識、認識)に由来します。「omnis」は「全ての」を意味し、「scientia」は「知ること、知識」を表します。この二つの言葉が組み合わさることで、「全てを知っている」という意味合いを持つ言葉が生まれました。英語においてこの言葉は、神や超自然的な存在が全てを知っているという文脈でよく使われます。また、文学や哲学の分野でも、特定の視点を持たずに全ての登場人物や状況を理解している narrator(ナレーター)を表すのに使われることがあります。そのため、omniscientは「全知の」という特徴を強調する言葉と言えます。

語源 omni
全ての
More
語源 ent
〜な性質の
More

omniscientの類語・関連語

  • all-knowingという単語は、すべてを知っているという意味です。omniscientと似ていますが、少し口語的なニュアンスがあります。例えば、「The all-knowing narrator tells the story.(そのすべてを知っている語り手が物語を語る。)」
  • wiseという単語は、賢い、知恵があるという意味です。omniscientほどの広い知識を意味しませんが、経験に基づく賢さを強調します。例えば、「A wise teacher guides students.(賢い教師は生徒を導く。)」
  • informedという単語は、情報を持っているという意味です。omniscientはすべてを知ることを示しますが、informedは特定のトピックに精通していることを指します。例えば、「He is well-informed about current events.(彼は時事問題に詳しい。)」
  • knowledgeableという単語は、知識が豊富であることを指します。omniscientのように全知ではないが、多くの事を知っている場合に使います。例えば、「She is knowledgeable about science.(彼女は科学に詳しい。)


omniscientの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : all-knowing

all-knowing」は、すべてのことを知っている、または全能の知識を持つという意味を持つ形容詞です。この言葉は、特に神や超自然的存在に関連して使われることが多いですが、比喩的に人間やキャラクターについても使われます。知識の深さや広がりを強調する場合に適しています。
omniscient」と「all-knowing」は、どちらも「すべてを知っている」という意味を持ちますが、使われる文脈やニュアンスには違いがあります。omniscientは主に文学や宗教的な文脈で使われ、特に神や神話的存在を指す際に用いられることが多いです。一方で、all-knowingはより広い範囲で使われ、日常会話や一般的な文脈でも使われます。このため、all-knowingはよりカジュアルな印象を持ち、特定のキャラクターがすべてを知っているという場合にも適用されやすいです。また、omniscientは文学的な表現としての響きが強く、特に小説などで神の視点を表現する際によく使用されます。
The narrator in the story is all-knowing, providing insights into every character's thoughts and feelings.
その物語のナレーターは、すべてを知っている(all-knowing)ため、すべてのキャラクターの思考や感情についての洞察を提供します。
The narrator in the story is omniscient, providing insights into every character's thoughts and feelings.
その物語のナレーターは、全知の(omniscient)ため、すべてのキャラクターの思考や感情についての洞察を提供します。
この2つの例文は、どちらも自然な文脈であり、all-knowingomniscientは明確に置き換え可能です。ただし、omniscientを使用する場合は、文学的な雰囲気が強くなることがあります。

類語・関連語 2 : wise

単語wiseは「賢い」「知恵のある」という意味を持ち、人生経験や知識に基づいて判断を下す能力を表します。この言葉は、単に知識が豊富であるだけでなく、その知識を実際の状況に適用し、良い選択をする能力を強調します。一般的に、年齢や経験を重ねることで得られる知恵を指すことが多いです。
一方、単語omniscientは「全知の」という意味を持ち、すべてのことを知っている状態を表します。この言葉は、特に文学や宗教的な文脈で、神や全知の存在に使われることが多いです。つまり、wiseが人間的な知恵や判断を強調するのに対し、omniscientは無限の知識を持つ存在や概念に関連しています。そのため、ネイティブはこの二つの言葉を使う際に、wiseが人間の知恵に依存するのに対し、omniscientは神秘的で超人的な知識を指すといったニュアンスの違いを理解しています。
The wise old man shared his knowledge with the villagers.
その賢い老人は村人たちに自分の知識を共有しました。
The omniscient narrator knows everything about the characters and their stories.
その全知の語り手は、登場人物や彼らの物語についてすべてを知っています。
この文脈では、wiseは人間の知恵を示し、村人たちに役立つ情報を提供する様子を描いています。一方で、omniscientは物語の中での全知の存在を描写しており、登場人物についての深い理解を持つことを強調しています。従って、意味合いは異なるものの、知識を持つという点で共通しています。
She gave wise advice about how to handle difficult situations.
彼女は難しい状況を対処する方法について賢いアドバイスをしました。

類語・関連語 3 : informed

単語informedは、「情報を持っている」「知識がある」という意味を持ちます。この単語は、ある事柄についての詳細な知識や理解を持っていることを強調します。例えば、重要な決定を下す前に、十分な情報を得ている状態を指すことが多いです。また、一般的に「informed」は人々や団体が行動や意見を形成する際に、信頼できる情報に基づいていることを示す際に使われます。
一方、単語omniscientは、「全知の」という意味を持ち、すべてのことを知っている存在を指します。この単語は、特に文学や宗教において使われることが多く、神や全知のナレーターなど、全ての事実や情報を知っている存在を表現します。両者の違いは、informedが特定の知識や情報に基づくものであるのに対し、omniscientはその知識の範囲が無限である点です。ネイティブスピーカーは、informedを使うことで、実際に理解している情報の範囲を示すのに対し、omniscientを使うときは、全てを知っているという概念的な状態を表現します。
The committee made an informed decision after reviewing all the evidence.
委員会はすべての証拠を検討した後、情報に基づいた決定を下しました。
The story is told from the perspective of an omniscient narrator who knows everything about the characters.
その物語は、登場人物についてすべてを知っている全知のナレーターの視点から語られています。
この例文では、informedは特定の情報を持っていることを強調していますが、omniscientは無限の知識を持つ存在を示しています。文脈によって、両者は異なるニュアンスを持つため、適切に使い分けることが重要です。

類語・関連語 4 : knowledgeable

knowledgeable」は、特定の分野やテーマに関して多くの知識を持っていることを表す形容詞です。一般的に、経験や学習を通じて得た知識に基づいて使われ、特に専門的な知識や情報を持つ人に対して使われることが多いです。例えば、教師や専門家は「knowledgeable」と称されることがよくあります。
一方で「omniscient」は、すべてを知っている、全知の存在を指します。この単語は、通常人間には使われず、神や文学に登場するキャラクターに使用されることが多いです。したがって、「knowledgeable」は具体的な知識の範囲を示すのに対し、「omniscient」は無限の知識を持つことを強調します。ネイティブスピーカーは、「knowledgeable」を使う際に、特定の分野における専門性を重視し、実際の経験に基づいた知識を指すことが多いです。一方で「omniscient」は、文学的または哲学的な文脈で使われ、通常の会話ではあまり使われません。このように、両者は似た意味を持ちながらも、その使用される状況やニュアンスに明確な違いがあります。
She is very knowledgeable about history and can answer almost any question.
彼女は歴史について非常に多くの知識を持っており、ほとんどの質問に答えることができます。
The narrator is omniscient and knows everything about the characters in the story.
ナレーターは全知であり、物語の登場人物についてすべてを知っています。
この例文では、「knowledgeable」と「omniscient」はそれぞれ異なる文脈で使用されています。前者は特定の知識を持つ人を指し、後者はすべてを知る存在を示しているため、置き換えはできません。前者は個人の知識を強調し、後者は全体的な理解を表現しています。
The teacher is very knowledgeable about science and always helps her students.
その教師は科学について非常に多くの知識を持っており、常に生徒たちを助けています。


omniscientの覚え方:関連語

Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

omniscientのいろいろな使用例

形容詞

1. 知識に関する意味

知識全般に対する理解

形容詞「omniscient」は「全知の」を意味し、無限の知恵を持つ存在を指します。この概念は、しばしば文学や宗教的文脈で使用され、特に神や特定のキャラクターに関連づけられます。
The author created an omniscient narrator who knows every character's thoughts.
作者は、すべてのキャラクターの考えを知る全知の語り手を作り出しました。
  • omniscient being - 全知の存在
  • omniscient perspective - 全知の視点
  • omniscient narrator - 全知の語り手
  • omniscient view - 全知の見解
  • omniscient knowledge - 全知の知識
  • omniscient wisdom - 全知の知恵
  • omniscient entity - 全知のエンティティ
  • omniscient understanding - 全知の理解
  • omniscient insight - 全知の洞察
  • omniscient consciousness - 全知の意識

弁護における全知の概念

この分類では、法的または倫理的な議論において「全知」な存在がどのように機能するかを考えます。全知の概念は、倫理的判断を行う際に重要な役割を果たすことがあります。
In debates about morality, the idea of an omniscient judge is often invoked.
倫理についての議論では、全知の裁判官の概念がしばしば引き合いに出されます。
  • omniscient judge - 全知の裁判官
  • omniscient authority - 全知の権威
  • omniscient figure - 全知の存在
  • omniscient moral standard - 全知の倫理基準
  • omniscient perspective in ethics - 倫理における全知の視点
  • omniscient witness - 全知の目撃者
  • omniscient law - 全知の法則
  • omniscient reasoning - 全知の推論
  • omniscient ethics - 全知の倫理学
  • omniscient advisor - 全知のアドバイザー

2. 文学における意味

文学の全知性

文芸作品において、「omniscient」は、登場人物の内面やバックグラウンドを深く掘り下げ、ストーリー全体を包み込む視点を提供します。この全知の視点は、読者に多面的な理解を促進します。
The omniscient viewpoint allows readers to delve into the characters' emotions and motives.
全知の視点は、読者がキャラクターの感情や動機を掘り下げることを可能にします。
  • omniscient storytelling - 全知の物語作り
  • omniscient narrative style - 全知の物語スタイル
  • omniscient character exploration - 全知のキャラクター探求
  • omniscient view of events - 事象に対する全知の視点
  • omniscient author - 全知の著者
  • omniscient analysis - 全知の分析
  • omniscient description - 全知の描写
  • omniscient explanation - 全知の説明
  • omniscient reflection - 全知の考察
  • omniscient commentary - 全知の解説

様々な視点の共存

全知を伴う文学作品では、異なる視点が同時に提示され、読者は複数の側面から物語を理解できます。この独特の構造が文学作品に豊かな深みをもたらします。
The omniscient narrative allows for multiple perspectives to coexist in the story.
全知の物語は、物語の中で複数の視点が共存できるようにします。
  • omniscient multiple viewpoints - 全知の多重視点
  • omniscient character dynamics - 全知のキャラクターダイナミクス
  • omniscient perspective shifts - 全知の視点の変化
  • omniscient plot development - 全知のプロット展開
  • omniscient thematic exploration - 全知のテーマ探求
  • omniscient narrative techniques - 全知の物語技法
  • omniscient voice - 全知の声
  • omniscient storytelling devices - 全知の物語装置
  • omniscient reader engagement - 全知の読者エンゲージメント
  • omniscient dramatic irony - 全知のドラマティック・アイロニー