類義語lethargicは、「だるい」「無気力な」という意味を持ち、特に身体的または精神的に活力がない状態を表します。この単語は、疲労感や意欲の欠如に関連しており、日常生活の中で何かをする気力が湧かない様子を示します。
一方でdilatoryは、主に時間をかけ過ぎること、または遅延を引き起こす行動を指します。具体的には、何かをするのを遅らせたり、怠けたりする様子を表現します。例えば、仕事や宿題を後回しにすることがdilatoryな行動として挙げられます。この2つの単語は、遅れや怠慢に関連している点で共通していますが、lethargicが身体的・精神的な状態を重視するのに対し、dilatoryは行動や選択に焦点を当てています。つまり、lethargicは「元気がない」ことを示し、dilatoryは「行動が遅い」ことを示すため、ニュアンスが異なります。
After staying up all night studying, I felt lethargic during the morning class.
徹夜で勉強した後、朝の授業中はだるかった。
His dilatory approach to completing the project caused unnecessary delays.
彼のプロジェクトを完成させるための怠慢なアプローチは、不必要な遅れを引き起こした。
ここで、lethargicとdilatoryは異なる文脈で使われているため、置換は不自然です。lethargicは疲れや無気力な状態を示し、dilatoryは行動の遅さや怠けを指しています。
「sluggish」は、動きが遅い、または反応が鈍いという意味で、主に身体的または精神的な活動に対して使われます。この単語は、何かが期待通りに機能しない、またはエネルギーや活力が不足している状態を表現する際に用いられます。
「dilatory」は、遅延や怠慢を意味し、特に行動や反応が遅いことに焦点を当てています。ネイティブスピーカーは、dilatoryを使うことで、意図的な遅れや引き延ばしのニュアンスを強調することが多いです。対する「sluggish」は、必ずしも意図的ではなく、エネルギーが不足している場合や、動きが遅い状態を指すことが一般的です。そのため、dilatoryは、特定の行動が遅れている理由が「怠け」や「無関心」に関連している場合に使用され、sluggishは身体的な疲労や精神的な鈍さに関連する場合に使われることが多いです。
The students were sluggish in their responses during the quiz.
生徒たちはクイズの間、反応が鈍かった。
The students were dilatory in their responses during the quiz.
生徒たちはクイズの間、反応が遅れた。
この文脈では、どちらの単語も「遅れ」を表現していますが、「sluggish」は生徒たちのエネルギー不足を示唆しているのに対し、「dilatory」は意図的に反応を遅らせているニュアンスを含んでいる点が異なります。
類語・関連語 3 : tardy
単語tardyは、主に時間に遅れることを指し、物事の進行が遅い、あるいは遅刻している状態を表します。この言葉は学校や仕事などの場面でよく使われ、特に時間の約束や締切に対する遅れを強調する際に用いられます。
一方、単語dilatoryは、遅れを引き起こす原因としての行動や態度を指すことが多く、意図的に遅らせたり、怠けたりする様子を含みます。例えば、仕事を先延ばしにすることや、計画的に行動せずに遅れることを示します。このため、dilatoryは、単に遅刻している状態を示すのではなく、その遅れの背後にある理由や態度を強調します。ネイティブスピーカーは、tardyを使う際に「時間に遅れている」という事実を重視し、dilatoryを使う際には「なぜ遅れたのか」という理由に注目する傾向があります。
The student was tardy to class today.
その生徒は今日の授業に遅刻しました。
The student was dilatory in completing his assignments.
その生徒は宿題を終えるのに怠けていました。
この文脈では、tardyは単に「遅刻した」という事実を表し、dilatoryはその遅れの理由として「怠けていた」という態度を強調しています。
「procrastinating」は、やるべきことを後回しにしたり、先延ばしにすることを指します。特に、重要なタスクを避けて他のことに時間を使うことが多く、ネガティブな意味合いが強いです。例えば、宿題や仕事などの締切が迫っているにも関わらず、無駄なことをしてしまう行動を指します。
「dilatory」は、物事を遅らせる、または遅延させることを意味しますが、特に意図的な遅れを強調する場合に使われます。ネイティブは「dilatory」が時間をかけすぎたり、遅れが生じることを指す際に使い、必ずしも悪意があるわけではないこともあります。一方で「procrastinating」は、明確に意図的に何かを避けたり、怠けたりするニュアンスが強いです。このため、どちらの言葉も「遅れる」という意味を持つものの、dilatoryはより中立的な文脈で使われることが多いです。
I keep procrastinating on my homework until the last minute.
私は宿題を最後の瞬間まで先延ばしにしています。
My dilatory approach to homework means I often rush to finish it.
私の宿題に対する遅延的なアプローチのせいで、私はしばしば急いで終わらせることになります。
この文脈では、「procrastinating」と「dilatory」は互換性がありますが、微妙なニュアンスの違いがあります。「procrastinating」は「先延ばし」という意図的な行動を強調し、「dilatory」はその結果としての遅れや、少し受動的な態度を示唆します。
単語dawdlingは、何かをするのに必要以上に時間をかけたり、遅れたりすることを意味します。一般的には、目的があるのにそれを果たさず、時間を無駄にする様子を表現します。この言葉は、特に行動が遅いことや、やるべきことを先延ばしにすることに対して使われることが多いです。
一方、単語dilatoryも「遅い」や「怠惰な」という意味を持っていますが、主に予定や期限に対して遅れが生じる場合に使われます。例えば、dilatoryは、計画や行動において意図的に遅れが生じる場合に強調されることが多いです。ネイティブスピーカーは、dawdlingを使う際、カジュアルな状況や日常の行動に関連付けることが多く、親しみやすさを感じます。一方で、dilatoryはより正式な文脈で使われ、特にビジネスや法律的な状況での遅延を指摘する際に使われることが一般的です。このように、両者は似ているようでいて、使用される場面やニュアンスが異なるため、使い分けることが重要です。
I spent the whole afternoon dawdling instead of studying for my exam.
私は試験勉強の代わりに、一日中だらだらして過ごしました。
I spent the whole afternoon dilatory instead of studying for my exam.
私は試験勉強の代わりに、一日中遅れて過ごしました。
この文脈では、dawdlingとdilatoryは似た意味で使われており、どちらも「時間を無駄にする」という点で共通しています。ただし、dawdlingはよりカジュアルで日常的な行為を指すのに対し、dilatoryはややフォーマルな印象を与えます。