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derivativeの意味・覚え方・発音

derivative

【形】 派生した

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/dɪˈɹɪvətɪv/

derivativeの意味・説明

derivativeという単語は「導出物」や「派生物」を意味します。主に数学や経済学で使用されることが多いですが、一般的には何かから派生したものや、元のものを基にした新しいものを指します。例えば、数学においては、ある関数の変化率を示す重要な概念です。これにより、数値の変化を理解し、解析することができます。

また、derivativeは文学や芸術の分野でも使われ、元の作品やスタイルから影響を受けた新しい作品を表現する際に用いられます。この場合、元の作品に対して少し異なるニュアンスやスタイルを持った創作物を指すことが多いです。派生しているとはいえ、オリジナルに対する尊重や独自の視点が重要とされます。

さらに、derivativeは日常的な会話で「派生的な」という意味で形容詞としても使用されることがあります。たとえば、何かが新しさや独自性に欠けている場合、「それは派生的だ」と表現することがあります。このように、derivativeはさまざまな文脈で用いられ、多角的な意味を持つ言葉となっています。

derivativeの基本例文

Her novel was seen as too derivative of other popular works.
彼女の小説は他の人気作品に過剰に依存していると見なされた。
His art was criticized for being too derivative of other artists.
彼の芸術は、他の芸術家に過剰に依存していると批判された。
The math problem looked complicated, but it was actually just a simple derivative.
数学の問題は複雑に見えたが、実際は単純な導関数であった。

derivativeの意味と概念

名詞

1. 数学的な微分の結果

数学において「derivative」は、ある関数の微分によって得られる結果を指します。特に、瞬時の変化量を表し、関数の傾きを示す重要な概念です。これにより、変数が変化したときの他の変数の変化も理解できるようになります。
The derivative of a function gives us the slope at any point on the curve.
関数の導関数は、曲線上の任意の点での傾きを教えてくれます。

2. 他の化合物から得られる化合物

化学において「derivative」は、他の化合物から派生した物質を指します。これにより、さまざまな変化や反応が引き起こされ、新たな特性を持つ物質が形成されます。化学研究や製薬などの分野で広く用いられています。
A derivative of ammonia is used in the production of fertilizers.
アンモニアの誘導体は、肥料の製造に使用されます。

3. 金融商品

金融の分野では「derivative」が、他の資産の価値に基づく金融商品を指します。これにより、リスクをヘッジしたり、投資機会を増やしたりすることが可能です。デリバティブ取引は、金融市場において非常に重要な役割を果たします。
The company invested in a derivative to hedge against currency fluctuations.
その会社は、通貨変動に対するヘッジのためにデリバティブに投資しました。

4. 言葉の派生形

言語学において「derivative」は、他の単語から派生した単語を指します。このような単語は、元の意味を引き継いでいる場合が多く、新しい概念やニュアンスを表現するのに役立ちます。
The word 'happiness' is a derivative of 'happy'.
単語「happiness」は、「happy」の派生語です。

形容詞

1. 派生的な

この意味では「派生的な」は基本的な形や源から変化・発展したことを指します。たとえば、言葉や概念が他のものから派生する場合に使用されます。この用法は、特に学問や実務でよく見られ、既存のアイデアや成果物を基に新しいものを作り出す際に用いられます。
The new term is derivative, based on previous research.
この新しい用語は、以前の研究に基づく派生的なものである。

derivativeの覚え方:語源

derivativeの語源は、ラテン語の「derivare」に由来しています。この言葉は、「de-」(下へ、離れて)と「rivus」(小川)という二つの要素から成り立っています。「de-」は何かから離れることを示し、「rivus」は水の流れや流れを意味します。したがって、最初は「小川から流れ出る」というイメージが持たれていました。

英語においては、14世紀頃に「derivative」が導入され、主に数学や化学などの分野で「他のものから派生したもの」という意味で使用されるようになりました。現在では、単語の形成や計算の手法など、さまざまな文脈で使われています。このように、単語の成り立ちや変遷を知ることは、その意味や用法を理解するために重要です。

語源 tive
語源 ive
〜的な
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derivativeの類語・関連語

  • offshootという単語は、元のものから分かれたものを指します。派生的な意味合いが強く、特定のルーツから発展したものを表すときに使われることが多いです。例えば、「the offshoot of the plant(その植物の分枝)」というように使います。
  • spin-offという単語は、特に企業や作品から派生した新たなものを指します。映画やシリーズの続編など、元のものから独立した形で展開されることが多く、その独特の性質を強調します。例として、「the spin-off series(スピンオフシリーズ)」があります。
  • branchという単語は、物事の一部として分かれた部分や関連する側面を意味します。特に物理的なものや組織において、何かが分岐する際に使用されることが多いです。例文には「the branch of a tree(木の枝)」が含まれます。
  • developmentという単語は、成長や進展を意味します。新しい段階への発展、もしくは進化した結果を示す際に使われます。例えば、「the development of technology(技術の発展)」という文脈で使われます。
  • extensionという単語は、範囲や機能を広げることを意味します。何かが元の形からさらに広がった結果を表すときに利用されることが一般的です。「the extension of the deadline(締切の延長)」のように使います。


derivativeの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : offshoot

「offshoot」は、元のものから分かれたものや派生物を指す言葉です。たとえば、植物の新しい枝や、ある組織から独立して生まれた新しい団体などが含まれます。一般的に、元のものに対して強い関連性があり、別の方向に進化したものとして使われます。
一方でderivativeは、元のものを基にして作られた派生物や変化したものを指し、特に数学や金融の分野で使われることが多いです。たとえば、数学における「導関数」や、金融の「デリバティブ商品」がその代表です。offshootは、より自然や組織の成長に関連するニュアンスを持ち、derivativeは、より抽象的で技術的な側面を強調します。このため、使う場面が異なり、ネイティブスピーカーは文脈によってこれらの単語を使い分けます。
The new charity is an offshoot of the original organization.
その新しい慈善団体は、元の組織から分かれたものです。
The new charity is a derivative of the original organization.
その新しい慈善団体は、元の組織の派生物です。
この文脈では、offshootderivativeはどちらも使うことができ、意味はほぼ同じですが、offshootの方がより具体的に「分かれたもの」というニュアンスを強調します。
The latest technology is an offshoot of earlier research.
最新の技術は、以前の研究から派生したものです。

類語・関連語 2 : spin-off

spin-off」は、ある作品や事業から派生した新しい作品や事業を指します。特に、テレビ番組や映画、企業の新しい製品などで使われることが多い言葉です。元の作品や事業から独立しながらも、その影響を受けている点が特徴です。derivativeと同様に、何かの影響を受けているという意味合いを持ちますが、より具体的に「派生したもの」というニュアンスがあります。
derivative」は、一般的に何かを模倣したり、他のものから影響を受けたりした作品やアイデアを指します。この言葉は、特に文学や音楽、アートの分野で使われることが多く、オリジナリティが欠けているという否定的な意味合いを持つことがあります。一方で、「spin-off」は特定の元の作品から独立しながらも、それに関連する新しいものを指すため、よりポジティブな響きがあります。たとえば、人気のテレビドラマから派生した新シリーズは「spin-off」と呼ばれ、元の作品のファンにとって魅力的な要素を持っています。また、spin-offは一般に、元の作品の成功を背景にしているため、特定のブランドやテーマを引き継いでいることが多いです。これに対して、derivativeはより広い範囲で用いられるため、必ずしもポジティブな意味合いを持たないことがあります。
The new series is a spin-off of the original show.
新しいシリーズは元の番組の「spin-off」です。
The new series is a derivative of the original show.
新しいシリーズは元の番組の「derivative」です。
この文脈では両方の言葉が使えますが、spin-offは特に新しいシリーズが元の作品に基づいていることを強調するのに対し、derivativeはその影響を受けているがオリジナル性が欠けている可能性を示唆します。

類語・関連語 3 : branch

「branch」は「枝」や「支店」という意味を持つ単語です。木の枝のように、基本的なものから分かれている部分や、会社などの支店を指すことが多いです。また、比喩的に「branch」は異なる視点や分野、特定のトピックに関連するサブカテゴリーを表すこともあります。
一方で、derivativeは主に「派生物」や「導関数」という意味を持ちます。数学や科学の文脈で使われることが多く、基本となる概念から派生したものを示します。ネイティブスピーカーは、branchを使う場合、より具体的な分岐や関連性を表現する時に用い、derivativeは抽象的な派生や変化の意味合いが強い場面で使います。つまり、branchは物理的または具体的な分岐を示すのに対し、derivativeは概念的な変化を示すことが多いです。
The company has opened a new branch in the city.
その会社は市内に新しい支店を開設しました。
The new product is a derivative of the original design.
その新しい製品は元のデザインの派生物です。
この場合、branchは「支店」として具体的な場所を指しており、derivativeは「派生物」として概念的な意味合いを持っています。文脈によっては両者が異なる意味を持つため、置換は不自然です。

類語・関連語 4 : development

単語developmentは、「発展」や「成長」といった意味を持ち、物事が進化する過程や段階を指します。ビジネスや教育、技術など、さまざまな分野で使われ、具体的な成果や進捗を強調することが多いです。
一方、単語derivativeは「派生物」や「導出物」を意味し、何かから派生したもの、特に数学や科学の文脈で使われることが多いです。例えば、ある理論やアイデアから新しい概念が生まれる場合に使われます。両者は似たような場面で使われることもありますが、developmentは「進化」や「成長」に焦点を当てるのに対し、derivativeは「元になるものからの派生」に重点を置いています。このため、ネイティブスピーカーは文脈に応じて使い分けることが重要です。
The project saw significant development over the past year.
そのプロジェクトは、過去1年で大きな発展を遂げました。
The formula represents a derivative of the original equation.
その式は、元の方程式の派生物を表しています。
この場合、developmentderivativeは異なる文脈で使用されています。前者は進展や成長を示すのに対し、後者は元のものから派生したものとして、数学的な概念を表しています。同じように発展を表現することはできません。

類語・関連語 5 : extension

extension」は、あるものを広げたり、追加したりすることを意味します。例えば、電話の内線番号や、物理的な空間の拡張など、様々な場面で使われます。また、特定のコンセプトやアイデアをさらに発展させる場合にも使用されます。
derivative」は、あるものから派生したものを指しますが、「extension」との違いはその着眼点にあります。「derivative」は主に数学や科学の文脈で使われ、元のものから直接的に派生した結果を示します。一方、「extension」は、より広い意味での拡張や追加を指し、抽象的な概念にも適用できます。このため、「derivative」は特定の元からの直接的な派生物を強調するのに対し、「extension」はその元に基づいてさらに広げることを強調します。ネイティブは、文脈によってこれら2つの単語を使い分けており、特に数学的な話題では「derivative」がよく使用されますが、日常会話では「extension」が頻繁に見られます。
I need to request an extension on my project deadline.
プロジェクトの締切を延長するようにお願いする必要があります。
I need to request a derivative on my project deadline.
プロジェクトの締切について派生をお願いする必要があります。
この文脈では、「extension」は締切を延ばすことを意味し、自然な使い方ですが、「derivative」はこの場合不自然で、意味が通じません。したがって、これらは置換可能ではありません。


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