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coarselyの意味・覚え方・発音

coarsely

【副】 ざっくり

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coarselyの意味・説明

coarselyという単語は「粗く」や「大ざっぱに」を意味します。この形容詞は、通常、物質の表面の質感や、情報の伝達の仕方について使われます。例えば、砂糖が細かい粒子ではなく大きな粒である場合、「粗く砂糖を砕いた」と表現する際に用います。また、他の文脈では、詳細に配慮せずに大まかに扱うといったニュアンスでも使われます。

この単語は、物理的な状態だけでなく、抽象的な概念にも使われることがあります。例えば、議論やアイデアを粗くまとめた場合に、「粗くまとめる」といった形で使用されることがあります。これにより、詳細や精確性を欠くことも含意されており、十分に洗練されていない状態を示すことが多いです。

coarselyという言葉は、料理や手工芸の分野でもよく使われます。食材が粗めに刻まれたり、材料が大ざっぱに加工されるときにその質感を説明するのに適しています。このように、coarselyは単に物理的特徴を表すだけでなく、過程や結果が精密でないことを示す場合にも広く利用されます。

coarselyの基本例文

The wood was coarsely cut.
その木は粗く切られていた。
The texture of the fabric was coarsely woven.
その生地の質感は荒く織られていた。
He spoke coarsely and rudely to his subordinates.
彼は部下に荒々しく、無礼な言葉を浴びせた。

coarselyの意味と概念

副詞

1. 粗い形で

この意味は、物の質感や状態について話すときに使われます。たとえば、食材を粗く刻む場合や、ざらざらした感触を表現する際に適しています。この言葉を使うことで、仕上がりが滑らかでなく、大まかな感じを伝えることができます。
The meat was chopped coarsely before being cooked.
肉は料理する前に粗く刻まれました。

2. 大雑把に

この意味は、物事を詳しく考えずに、全体像や大まかな部分だけを捉える場合に使います。計画やアイデアを軽くまとめたいときに用いられ、詳細や細かい点を省略する際に適しています。
We coarsely outlined the project in our meeting.
私たちは会議でそのプロジェクトを大雑把にまとめました。

coarselyの覚え方:語源

coarselyの語源は、古フランス語の「cors」、さらにその源はラテン語の「coarsus」という言葉に由来しています。「coarsus」は「粗い」や「粗雑な」という意味を持っており、物の質感や状態を表現する際に使われます。この語は、物質の粗さやざらつきといった特徴を示すために発展しました。英語に取り入れられる際、形容詞「coarse」(粗い)となり、そこから派生して副詞の「coarsely」が生まれました。副詞形は、何かの粗さや不完全さを示す際に使用されることが多く、粗雑な方法や不正確な手法を指す場面で使われます。このように、coarselyは物の状態に対する具体的な表現として定着しています。

語源 ly
〜のように
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coarselyの類語・関連語

  • roughlyという単語は、coarselyの類義語で、おおよその意味で使われます。物事が大まかである場合や、あまり詳細にこだわらないときに使います。例えば、"roughly speaking"(大まかに言うと)という表現があります。
  • crudelyという単語は、coarselyと類似していますが、特に粗野や未熟な状態を強調します。加工が不十分なものや、洗練されていない様子を表現する際によく使われます。例として、"crudely made"(粗雑に作られた)があります。
  • hastilyという単語は、coarselyよりも迅速さに焦点を当てています。急いで行われたことを示し、細部に気を使わない状態を表します。例えば、"hastily prepared"(急いで準備された)という表現があります。
  • approximatelyという単語は、大体の数量や状態を表しますが、coarselyとは異なり、多少の正確性を持ちます。おおよその感覚を伝える時に使い、精度よりも便宜を優先します。例: "approximately 50 people"(約50人)。
  • roughという単語は、coarselyと密接に関連していますが、物理的な表面の状態を強調します。表面が滑らかでない場合に使われ、触覚的な感覚を表現します。例えば、"rough surface"(ざらざらの表面)というフレーズがあります。


coarselyの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : roughly

単語roughlyは、主に「大まかに」「ざっと」という意味で使われ、物事を詳細に述べるのではなく、概略や概念を伝える際に用いられます。また、数量や程度を示す際にも使われることがあり、正確さよりもおおよその感覚を示すニュアンスがあります。
一方、単語coarselyは「粗く」「大ざっぱに」という意味で、主に質感や仕上がりが粗いことを指します。これは、物理的な質感や状態に関連する場合が多く、食材や材料、製品などの具体的な特徴を述べる時に使われます。例えば、食材が粗くみじん切りされている場合や、粗い素材で作られている物品について言及する際に適しています。ネイティブスピーカーは、これらの単語を使い分けることによって、より正確なイメージを伝達します。
I roughly estimated the cost of the project.
私はプロジェクトのコストを大まかに見積もりました。
I coarsely estimated the cost of the project.
私はプロジェクトのコストを粗く見積もりました。
この文脈では、両単語が同じように使われていますが、roughlyは計算や見積もりにおいて一般的に用いられるため、より自然です。一方で、coarselyは質感や仕上げの粗さを強調するのに適しており、この場合はやや不自然になります。

類語・関連語 2 : crudely

「crudely」は「粗雑に」や「未熟に」といった意味を持つ単語で、物事が十分に洗練されていない状態や、技術や感覚が未熟であることを表現します。この単語は、特に質が低い、または細部に注意を払っていない様子を示す際に使われることが多いです。
「coarsely」と「crudely」は、どちらも粗さや未熟さを表す言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。「coarsely」は物理的な粗さや粗雑さ、特にテクスチャーや粒子の大きさに関連することが多いのに対し、「crudely」は技術的・芸術的な未熟さに焦点を当てることが多いです。例えば、絵画や彫刻の仕上げ具合に言及する際、「crudely」はその作品が洗練されていないことを強調しますが、「coarsely」は素材や質感が粗いことを強調します。このように、使う場面によって適切な単語を選ぶことが大切です。
She drew the picture crudely, without much attention to detail.
彼女はあまり細部に注意を払わず、粗雑に絵を描いた。
She drew the picture coarsely, without much attention to detail.
彼女はあまり細部に注意を払わず、粗い感じで絵を描いた。
この例文では、「crudely」と「coarsely」が交換可能であることがわかります。両方の単語が、細部を無視して描かれた絵の質を示していますが、「crudely」は技術的な未熟さを強調し、「coarsely」は絵の質感や仕上がりの粗さを強調しています。

類語・関連語 3 : hastily

hastily」は「急いで」「慌ただしく」という意味を持ち、何かを迅速に行う際に使われます。通常は、注意を払わずに物事を進める場合に用いられることが多いです。急いで行うため、結果が不完全だったり、失敗する可能性が高まるニュアンスがあります。
coarsely」は「粗く」「荒々しく」という意味を持ち、質や仕上がりが粗いことを示します。hastilyと比較すると、言語的な側面や行動の仕方が異なります。hastilyはスピードを重視する一方で、coarselyは質感や仕上がりの粗さに焦点を当てています。ネイティブは、hastilyを使うときに急ぎすぎて失敗する可能性を意識し、coarselyは粗い仕上がりに対する評価を含むことが多いです。したがって、両者は文脈によって使い分けられます。
She wrote the report hastily and made many mistakes.
彼女は急いでレポートを書いたので、多くの間違いを犯した。
She wrote the report coarsely and made many mistakes.
彼女は粗い仕上がりでレポートを書いたので、多くの間違いを犯した。
この例文では、hastilycoarselyの両方が自然に使われていますが、ニュアンスが異なります。hastilyは急いで書いたことによるミスを強調していますが、coarselyは仕上がりの質が粗かったことを示しています。
He hastily packed his bags before leaving for the airport.
彼は空港に向かう前に急いで荷物を詰めた。

類語・関連語 4 : approximately

「approximately」は、数量や距離、時間などが「大体」「約」といった意味で使われる言葉です。正確な数値ではなく、近い値を示す時によく用いられます。この単語は、何かが正確でないことを示しつつも、比較的に近い範囲であることを伝えるために使われます。
一方で「coarsely」は「粗く」「ざっくり」という意味を持ち、物理的な質感や状態を表現する際に使われます。たとえば、食材の切り方や物の構造に関して、細かくないことを指摘するために使われます。両者の違いは、approximately が数量や時間に関連し、あくまで「近似」を強調するのに対し、coarsely は質感や状態に焦点を当てている点です。英語ネイティブは、これらの単語を文脈によって使い分け、適切な意味を伝えます。
The fabric is approximately 1 meter wide.
その布は幅が約1メートルです。
The fabric is coarsely 1 meter wide.
その布は幅が粗く1メートルです。
この例文では、approximately は布の幅が「約1メートル」であることを示していますが、coarsely を用いると幅の質感を強調することになります。つまり、approximately は数量を示すのに対し、coarsely は物理的な状態を表現するため、置換は自然ではありません。
The meeting will start at approximately 3 PM.
会議は約3時に始まります。

類語・関連語 5 : rough

単語roughは、「粗い」「ざらざらした」という意味を持ち、表面や質感が滑らかでないことを指します。また、物理的な表面だけでなく、行動や言葉が乱暴であったり、感情が不安定であったりする場合にも使われます。日常会話では、物事が未完成であったり、粗雑であったりすることを表現するためにもよく使われます。
単語coarselyは「粗野に」「粗く」という意味を持ち、特に物質や質感が粗い状態を指すことが多いです。例えば、食材の粉砕具合など、具体的な質感を示す際に使われることが一般的です。一方でroughは、物理的な表面だけでなく、行動や言動にも適用されるため、より広範な使い方が可能です。ネイティブスピーカーは、coarselyがより具体的な質感を指すのに対し、roughは広範囲な状況に使えるという違いを意識しています。このため、文脈によってどちらを選ぶかが変わることがあります。
The surface of the table was rough.
テーブルの表面は粗いだった。
The surface of the table was coarsely finished.
テーブルの表面は粗く仕上げられていた。
この場合、roughcoarselyは置換可能です。どちらの単語も「粗い」という意味を持ち、物理的な質感を示していますが、roughはより一般的な表現で、coarselyは仕上げ方や加工の度合いに特に焦点を当てる際に使われます。


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coarselyのいろいろな使用例

副詞

1. 粗い、ざらざらした形状や質感を示す

粗く

この分類は、物質や物体が粗い状態を示す場合に使われます。特に、食材や材料において、細かさではなく、粗さを強調する時に適しています。
She chopped the vegetables coarsely for the stew.
彼女はスチューのために野菜を粗く切った。
  • coarsely ground flour - 粗挽きの小麦粉
  • coarsely chopped meat - 粗く刻まれた肉
  • coarsely shredded paper - 粗く裂かれた紙
  • coarsely cut vegetables - 粗く切られた野菜
  • coarsely grated cheese - 粗くおろされたチーズ
  • coarsely textured fabric - 粗い質感の生地
  • grind the spices coarsely - スパイスを粗く挽く
  • coarsely mixed ingredients - 粗く混ざった材料
  • coarsely painted surface - 粗く塗られた表面
  • coarsely finished wood - 粗仕上げの木材

大まかに

この分類は、物事を細かく見ずに概略的に表現する際に使用されます。特に、計画や見積もりに不正確さや粗さが含まれる場合に適しています。
The report was coarsely drafted without attention to specifics.
その報告書は具体的な点に注意せずに大まかに草案された。
  • coarsely estimated budget - 大まかに見積もった予算
  • coarsely outlined plan - 大まかに構想した計画
  • coarsely drawn conclusions - 大まかに導かれた結論
  • coarsely interpreted results - 大まかに解釈された結果
  • coarsely presented data - 大まかに提示されたデータ
  • coarsely specified parameters - 大まかに指定されたパラメータ
  • coarsely organized content - 大まかに整理された内容
  • coarsely stated goals - 大まかに述べられた目標
  • coarsely defined terms - 大まかに定義された条件
  • coarsely assessed performance - 大まかに評価されたパフォーマンス

2. 不明瞭さや精確性の欠如を示す

ざっくりと

この分類は、あまり詳しくない、または明確でない状態を強調する際に使われます。特に、曖昧さや大雑把さが伴う場合に適しています。
The concept was explained coarsely, leading to misunderstandings.
その概念はざっくりと説明され、誤解を招いた。
  • coarsely explained idea - ざっくり説明されたアイデア
  • coarsely addressed issue - 大まかに扱われた問題
  • coarsely identified trends - ザックリと特定された傾向
  • coarsely summarized arguments - 大まかに要約された議論
  • coarsely articulated thoughts - ざっくりと表現された考え
  • coarsely framed questions - 大まかにフレームされた質問
  • coarsely discussed topics - 大まかに議論されたトピック
  • coarsely represented data - 大まかに表現されたデータ
  • coarsely expressed opinions - 大まかに表現された意見
  • coarsely conveyed messages - 大雑把に伝えられたメッセージ

その他

この分類では、その他の用法に用いられることが多く、具体的な語彙の適用範囲を広げる情況に使われます。
The sand was coarsely delivered for the construction project.
その砂は建設プロジェクトのためにざっくりと届けられた。
  • coarsely packaged goods - 粗く包装された商品
  • coarsely assembled parts - 粗く組み立てられた部品
  • coarsely thrown together - 束ねて投げられた
  • coarsely distributed resources - 大まかに配布された資源
  • coarsely handled materials - 大雑把に扱われた材料
  • coarsely manufactured items - 大まかに製造された品物
  • coarsely applied technique - 大まかに適用された技術
  • coarsely judged performance - 大ざっぱに評価されたパフォーマンス
  • coarsely executed plans - ざっくりと実行された計画
  • coarsely selected options - 大まかに選ばれたオプション

英英和

  • in coarse pieces; "the surfaces were coarsely granular"粗い断片でざっくり
    例:The surfaces were coarsely granular. 表面はきめが粗くざらざらしていた。