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apocryphalの意味・覚え方・発音

apocryphal

【形】 正典として認められない

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/əˈpɒkrɪfəl/

apocryphalの意味・説明

apocryphalという単語は「疑わしい」「偽の」といった意味を持ちます。この言葉は主に、真実であるかどうかが疑問視される物語や伝説、あるいは公式な記録に載っていないが広く知られている話に関連して使われます。歴史的な文脈や文化的な伝承において、特に有名な逸話や言い伝えが本当に真実であるのかは不明な場合に使われることが多いです。

この単語は、宗教的な文脈において特に重要な意味を持つことがあります。たとえば、聖書に含まれる「隠された書」としてのアポクリファがその一例です。これらの書物は、正式には聖典として認められていないため、真実性や権威が疑問視されることが多いです。また、日常会話や文筆においても、信憑性の低い話を指摘する際に用いられることがあります。

そのため、「apocryphal」は、情報の信頼性についての議論の場面や、歴史的または文学的な作品についての評価を行う際に頻繁に使用されます。この単語を用いることで、対象の情報が公式なものではない、もしくは信頼度が薄いことを強調することができます。

apocryphalの基本例文

The rumor about the celebrity is likely apocryphal.
その有名人についての噂は、おそらく嘘である。
The apocryphal story has been passed down through generations.
黙示録外典的な物語は、世代を経て伝えられてきました。
Many apocryphal tales have been incorporated into popular culture.
多くの黙示録外典的な物語がポピュラーカルチャーに取り入れられています。

apocryphalの意味と概念

形容詞

1. 疑わしい

この意味の「apocryphal」は、何かの真偽が疑わしい場合に使われます。特に、作者や出所が不明確な場合や、信頼性がないとされる情報や物語を指す際に使われることが多いです。学問や文学、宗教的な文脈でもよく見られ、特に信憑性が疑われる文献や伝説を説明する時に使います。
The story about the haunted house is apocryphal, with no evidence to support its existence.
その幽霊屋敷に関する話は疑わしく、存在を裏付ける証拠はない。

2. 外典的な

この意味での「apocryphal」は、聖典には含まれていない文書や書物、特に聖書の外典に関するものを指します。例えば、正典とはされないが、歴史的に重要な文書のことを指し、宗教や神話の関連文書にアクセスする際に使われることが多いです。
The apocryphal texts provide a different perspective on the historical events described in the Bible.
外典的な文書は、聖書に記された歴史的事件に異なる視点を提供する。

apocryphalの覚え方:語源

'apocryphal'の語源は、ギリシャ語の「apokryphos」に由来しています。この言葉は「隠された」や「秘密の」という意味を持ち、動詞「apokryptein」(隠す)から派生したものです。「apokryphos」は、その後、ラテン語の「apocryphus」を経て、英語に取り入れられました。元々、聖書の外典や偽書を指す言葉として使われていましたが、次第に、信憑性が疑わしい話や伝説を指す意味でも使われるようになりました。そのため、現在の英語での「apocryphal」は、必ずしも真実ではない、または疑わしい情報や物語を指す際に用いられます。このように、語源を辿ることで言葉の背景やニュアンスを理解することができます。

語源 apo
〜から離れて
More
語源 al
~な性質の
More

apocryphalの類語・関連語

  • dubiousという単語は、何かが信頼できない、または疑わしいという意味です。apocryphalが正確ではない文書や話に使われるのに対し、dubiousは信頼性や真実性に疑念がある物事に使います。例えば、「その話はdubiousだ」と言うと、その話が信用できないことを表します。
  • fictitiousという単語は、実在しない、または作り上げられたという意味です。apocryphalは特に宗教的な文脈において真実性が疑わしい場合に使われますが、fictitiousは広く虚構や創作に関連します。「彼の物語はfictitiousだ」というと、それが作り話であることを示します。
  • legendaryという単語は、伝説や神話に関することを指しますが、しばしば事実以上に誇張されて語られることもあります。apocryphalと似ている点がありますが、legendaryは肯定的に語られることが多いです。「彼女はlegendaryな人物だ」というと、彼女の評判や伝説的な価値を表しています。
  • spuriousという単語は、偽の、不正の、本物でないという意味です。apocryphalが宗教的な文書や物語に用いられるのに対し、spuriousはより一般的に用いられ、信頼できない情報全般を指します。「その証拠はspuriousだ」と言うことで、それが真実でないことを示します。
  • falseという単語は、真実でない、誤っているという直接的な意味を持ちます。apocryphalが特に物語や記録の真偽に疑問を持つ場合に対し、falseはあらゆるものに適用されます。「その情報はfalseだ」というと、その情報が間違っていることがわかります。


apocryphalの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : dubious

dubious」は、何かが信頼できない、または確実性がないことを示す形容詞です。特に、情報や意見が疑わしい場合によく使われ、「信じるに足りない」「不確かな」といった意味合いを持っています。例えば、根拠のない噂や不正確なデータに対して使われることが多いです。
一方で、「apocryphal」は、特に宗教的な文脈での「偽の」または「真偽の疑わしい」文書や話を指すことが多いです。ネイティブスピーカーにとって、dubiousは広範囲にわたって使われる言葉で、一般的な疑念や不確かさを表しますが、apocryphalは特定の背景を持つ話や文書に焦点を当てています。つまり、dubiousは疑わしい状態を表し、apocryphalは特定の事象や情報が真実であるかどうかに疑問を抱く際に使われる点で異なります。たとえば、歴史的なエピソードが本当に起こったのか疑問に思う場合にはapocryphalを使いますが、一般的に信じ難い話をする際にはdubiousを使います。
The scientist had some dubious data to support his claims.
その科学者は、自身の主張を裏付けるためのいくつかの疑わしいデータを持っていた。
The scientist had some apocryphal data to support his claims.
その科学者は、自身の主張を裏付けるためのいくつかの偽のデータを持っていた。
この文脈では、両方の単語が使えますが、「dubious」はデータの信頼性に疑問を持つ場合に使われ、一般的に不確かさを表します。一方、「apocryphal」は、そのデータが特に真実ではないことが明らかである場合に用いられます。

類語・関連語 2 : fictitious

fictitious」は「虚構の、架空の」という意味を持ち、実際には存在しないものや事実に基づかない物事を指します。たとえば、物語や小説の中のキャラクターや出来事が「fictitious」であると言われることが多いです。この単語は、フィクションや創作物の文脈でよく使われます。
apocryphal」は、「真実性が疑わしい、伝説的な」という意味を持ち、特に信頼できない情報や、実際の事実に基づかないが、広く語られている物語を指します。ネイティブスピーカーは、fictitiousを用いる場合、単に「存在しない」というニュアンスを強調し、物語やキャラクターが全くの作り物であることを示します。一方で、apocryphalは、特に「信じるに足りない」といった含みや、何かが真実であるかどうかの疑問を含むことが多いです。したがって、fictitiousはフィクションの文脈に、apocryphalは伝説や俗信の文脈に使われることが多いです。
The story of the fictitious hero captured the imagination of many.
その虚構の英雄の物語は、多くの人々の想像力を掴んだ。
The story of the apocryphal hero captured the imagination of many.
その伝説的な英雄の物語は、多くの人々の想像力を掴んだ。
この文脈では、fictitiousapocryphalは置き換え可能です。どちらも「存在しないが物語に描かれているキャラクター」を指しており、使い方に大きな違いはありません。
The novel features a fictitious city that does not exist in real life.
その小説には実在しない虚構の都市が登場する。

類語・関連語 3 : legendary

legendary」は、伝説に関する、または伝説的な存在や出来事を指す形容詞です。この単語は、特に有名で、広く知られている人物や物語に関連して使われます。例えば、歴史上の偉人や神話のキャラクターなど、実在のものかどうかにかかわらず、その影響力や名声が際立っている場合に用いられます。
apocryphal」は、真実かどうか不明な伝承や物語を指します。しばしば信頼できない情報や、実際には存在しないとされるが広く知られている話に使われます。「legendary」と「apocryphal」の違いは、前者が一般的にポジティブな意味合いを持ち、名声や影響力を強調するのに対し、後者はその信憑性が疑問視されることが多い点です。つまり、「legendary」は確実に何かが有名であることを示し、「apocryphal」はその内容が疑わしいことを示唆します。ネイティブは、物語の信頼性に応じて、これらの単語を使い分けています。
The legendary hero saved the village from destruction.
その伝説的な英雄が村を破壊から救った。
The apocryphal hero saved the village from destruction.
その信憑性が疑わしい英雄が村を破壊から救った。
この文脈では、両方の単語が「英雄が村を救う」という事実を表すことができますが、「legendary」はその英雄が実際に存在し多くの人に知られていることを示し、「apocryphal」はその英雄の存在が疑わしいことを示唆しています。

類語・関連語 4 : spurious

単語spuriousは、「偽の」「本物でない」といった意味を持ちます。特に、何かが本物のように見えても実際にはそうでない場合に使われます。この単語は、信頼性のない情報や、出所の不明な物事を指す際に頻繁に用いられます。たとえば、偽の証拠や、根拠のない主張について語る時に使われることが多いです。
一方で、単語apocryphalは、特に宗教的な文書や伝説などが本物であるかどうかが疑わしい場合に使われることが多いです。つまり、両者は「本物でない」という点では同じですが、spuriousは一般的な偽情報に対して使われるのに対し、apocryphalは特定の文脈(特に宗教や伝説)での信憑性が疑わしいものを指します。ネイティブスピーカーは、文脈に応じてこれらの単語を使い分けます。例えば、歴史上の出来事に関する疑わしい話をする場合はapocryphalを使い、偽の証拠やデータに関してはspuriousを選ぶでしょう。
The report contained spurious information that misled the readers.
その報告書には読者を誤解させる偽の情報が含まれていた。
The report contained apocryphal information that misled the readers.
その報告書には読者を誤解させる疑わしい情報が含まれていた。
この場合、両方の単語が同じ文脈で自然に使用できるため、spuriousapocryphalは互換性があります。ただし、spuriousは一般的な偽情報に対して使われるのに対し、apocryphalは特に信憑性の疑わしい伝承や文書に特有のニュアンスを持ちます。

類語・関連語 5 : false

false」は、「誤った」「偽の」という意味を持ちます。この単語は、事実に反する情報や、信頼性がないことを示す際に使用されます。「false」は、主に日常会話や書き言葉の中で、明確に「本当でない」というニュアンスを伝える時に使われます。
一方で、「apocryphal」は、特に宗教的な文脈や古典的な文書に関して使われることが多い言葉です。この単語は「信憑性が疑わしい」「偽の」といった意味を持ち、特定の情報源が信頼できないとされる場合に用いられます。ネイティブスピーカーは、falseを使うときは、具体的に誤りがあると強調する際に使いますが、apocryphalは、事実かどうかは不明だが、伝説や物語として広まっているものに対して使うことが多いです。つまり、falseは明確に間違っていることを示すのに対し、apocryphalは曖昧さを含んだ情報に対して使われるため、ニュアンスに違いがあります。
The story about the haunted house was proven to be false.
その幽霊屋敷についての話は、偽であることが証明された。
The story about the haunted house is often considered apocryphal.
その幽霊屋敷についての話は、しばしば疑わしいものと見なされる。
この例文では、falseapocryphalはそれぞれの文脈で異なるニュアンスを持っています。最初の文では、話が「偽である」と明確に証明されたことを示していますが、二つ目の文では、その話が「疑わしい」とされることを表現しています。言い換え可能ではありますが、情報の真偽に対する印象が異なります。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

apocryphalの覚え方:Amazon 洋書情報

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【書籍タイトルの和訳例】
失われた福音書

【書籍の概要】
「The Apocryphal Gospels」は、聖書学における非正典的な福音書に焦点を当てた書籍です。これらの文書は、正典の福音書とは異なる教えや物語を含んでおり、初期キリスト教の信仰や実践についての理解を深める手助けとなります。著者は、これらの福音書がどのようにして形成され、どのように解釈されてきたかを探ります。

【「apocryphal」の用法やニュアンス】
apocryphal」は、通常「隠された」または「真偽が疑わしい」という意味合いで使われます。この書籍においては、正典の福音書に対して、特定の信憑性や権威が疑問視される文書を指します。著者は、これらの非正典的な福音書が持つ独自の視点や教義が、初期キリスト教の発展にどのように寄与したかを探究しています。したがって、「apocryphal」は単なる否定的な意味合いだけでなく、歴史的・神学的な価値を持つ文書群としての重要性も示唆しています。


【書籍タイトルの和訳例】
「擬似著作物;ユダヤ人と初期キリスト教徒の特定の偽典的聖書文書の記録」

【「certain」の用法やニュアンス】
「certain」は「特定の」「いくつかの」という意味を持ち、曖昧さを含む言葉です。このタイトルでは、特定の偽典的聖書文書を指し示しつつ、全ての偽典ではなく選ばれたものに焦点を当てています。


【書籍タイトルの和訳例】
「偽典的なイエスとキリスト教の起源(セメイアシリーズ:第49号)」

【「apocryphal」の用法やニュアンス】
apocryphal」は「偽典的な」という意味で、信頼性や真実性が疑わしい文書や物語を指します。このタイトルでは、イエスに関する非正統的な教えや伝承が検討されていることを示唆しています。


apocryphalのいろいろな使用例

形容詞

1. 実在性に疑問があること

疑わしい情報に関する用例

この分類では、'apocryphal'が疑わしい情報や真実性に欠ける物事を示すために使われる例を紹介します。
Many apocryphal tales circulate about historical figures.
歴史的人物に関する多くの疑わしい話が広まっている。
  • apocryphal story - 疑わしい話
  • apocryphal rumor - 疑わしい噂
  • apocryphal legend - 疑わしい伝説
  • apocryphal claim - 疑わしい主張
  • apocryphal account - 疑わしい記録
  • apocryphal text - 疑わしい文書
  • apocryphal anecdote - 疑わしい逸話

文学や宗教的な背景に関する用例

この分類では、'apocryphal'が宗教や文学的なコンテキストで用いられる例を示します。
The apocryphal books are not considered canonical by most religions.
ほとんどの宗教では、疑わしい書物は正典と見なされていない。
  • apocryphal gospels - 疑わしい福音書
  • apocryphal scriptures - 疑わしい経典
  • apocryphal writings - 疑わしい著作
  • apocryphal narratives - 疑わしい物語
  • apocryphal sources - 疑わしい資料
  • apocryphal traditions - 疑わしい伝統
  • apocryphal history - 疑わしい歴史

2. 物語やエピソードが信頼できない

信憑性に対する懐疑

この分類では、'apocryphal'が信頼性が低い物語やエピソードを示すために使われる用例を挙げます。
The apocryphal nature of the tale raises questions about its truth.
その物語の疑わしい性質は、その真実性に疑問を投げかける。
  • apocryphal anecdote - 疑わしい逸話
  • apocryphal tale - 疑わしい物語
  • apocryphal episode - 疑わしいエピソード
  • apocryphal narrative - 疑わしい語り
  • apocryphal events - 疑わしい出来事
  • apocryphal figures - 疑わしい人物
  • apocryphal encounters - 疑わしい出会い

批判的考察による説明

この分類では、'apocryphal'が批判的に考察された内容に関連する例を紹介します。
Critics often label such apocryphal tales as mere fabrications.
批評家は、そのような疑わしい物語を単なる作り話と見なすことが多い。
  • apocryphal narrative - 疑わしい語り
  • apocryphal assertion - 疑わしい主張
  • apocryphal portrayal - 疑わしい描写
  • apocryphal interpretation - 疑わしい解釈
  • apocryphal discourse - 疑わしい論述
  • apocryphal analysis - 疑わしい分析
  • apocryphal perspective - 疑わしい視点

英英和

  • being of questionable authenticity信憑性に疑いがあるさま正典として認められない