サイトマップ 
 
 

agonyの意味・覚え方・発音

agony

【名】 苦悶

この単語はもう覚えましたか?
YES
NO
学習記録を保存するにはログインしてください
/ˈæ.ɡə.niː/

agonyの意味・説明

agonyという単語は「苦痛」や「苦悶」を意味します。この言葉は特に肉体的または精神的な非常に強い苦しみを表現する際に使われます。痛みや苦しさが極限に達した状態を指し、しばしば耐え難い状況を象徴しています。例えば、事故や病気の痛み、心の苦しみや悲しみがagonyとして表現されることがあります。

この言葉は、文学や日常会話においてしばしば登場し、感情の強さを表すために強調されることが多いです。agonyは、単なる「痛み」を超えて、感情や精神的なダメージを含むこともあります。そのため、人間の深い苦悩や絶望を描写する際に適切な言葉です。このような背景から、agonyは様々な文脈で使用される重要な単語です。

また、agonyはしばしば比喩的にも使われます。例えば、決断を下す際の心の葛藤や、失恋による心の痛みなど、直接的な肉体的苦痛だけでなく、感情の苦しみを表現するためにも利用されます。このように、agonyはさまざまな場面で人間の苦しみを理解し、表現するために役立つ言葉です。

agonyの基本例文

The woman's face was contorted in agony.
女性の顔は苦痛にゆがんでいた。
The agony of defeat was visible on his face.
彼の顔には敗北の苦痛が見られました。
The patient was given morphine to alleviate the agony.
患者は苦痛を和らげるためにモルヒネを与えられました。

agonyの意味と概念

名詞

1. 苦痛

「agony」は心身の激しい苦痛を指します。この状態は、肉体的な痛みや精神的な苦しみのどちらにも関連し、しばしば耐え難いほど強いものであると理解されます。病気や怪我、あるいは感情的なトラウマから生じることが多いです。
She was in such agony after the car accident that she could hardly speak.
彼女は車の事故後、激しい苦痛に苦しんでいて、ほとんど話すことができなかった。

2. 悲惨な状態

この意味は、精神的または感情的な苦痛が極度に強い状態を表します。通常、苦しみや悲しみの感情を伴い、人々が感じる深い悲しみや無力感と関連しています。特に失恋や悲しい出来事の際に用いられることが多いです。
His grief over her loss was a constant agony that he couldn't escape.
彼女の死に対する彼の悲しみは、彼が逃れることのできない常に続く苦痛だった。

agonyの覚え方:語源

「agonyの語源は、古代ギリシャ語の「agōnia」に由来します。この言葉は「苦しみ」や「苦悩」を意味し、さらに古代ギリシャ語の「agōn」(闘争、競争)から派生しています。「agōn」は元々、「戦い」や「競技」を指す言葉で、肉体的または精神的な激しい負荷を含んでいました。このように、agonyはもともと、痛みや苦しみと関連した競争や戦いの概念から発展しています。中世ラテン語を経て、英語に取り入れられた際も、その意味合いはほぼ変わらず、深い苦痛や苦悶を表す言葉として定着しました。」

agonyの類語・関連語

  • sufferingという単語は、身体的または精神的な苦痛を表します。agonyは非常に強い苦痛を指すことが多く、sufferingはより一般的な苦痛を指します。例:Her suffering was evident.(彼女の苦痛は明らかだった。)
  • painという単語は、肉体的な痛みまたは苦痛を表します。agonyはより強烈な、耐え難い痛みを意味し、painはその範囲が広いです。例:He felt sharp pain.(彼は鋭い痛みを感じた。)
  • tormentという単語は、非常に辛い状態や恐怖を伴う苦痛を意味します。agonyはより感情的な苦痛を強調することがあります。例:The torment was unbearable.(その苦悩は耐え難かった。)
  • angstという単語は、心理的な不安や苦痛を表します。agonyは身体的な痛みを含む場合が多いですが、angstは主に精神的な側面に焦点を当てます。例:She experienced deep angst.(彼女は深い不安を感じた。)
  • distressという単語は、精神的または肉体的な苦痛を指しますが、agonyはその最も強い状態を表現します。例:He was in distress.(彼は苦痛の中にいた。)


agonyの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : suffering

suffering」は、肉体的または精神的な苦痛や苦しみを指す単語です。一般的に、痛みや悲しみを伴う状態を表現する際に使われます。sufferingは、個人が耐えなければならない苦しい状況や経験に焦点を当てつつ、その持続的な側面にも注目します。
agony」は、非常に強い苦痛や苦しみを示す単語で、肉体的または感情的な痛みの激しさを強調します。ネイティブスピーカーは、agonyを使用する際、特にその痛みが極端で耐えがたいものであることを想起します。一方で、sufferingは、より一般的で、持続的な苦痛を含む広範なコンセプトです。たとえば、sufferingは、日常的なストレスや悲しみなど、長期にわたる状態を表すのに適していますが、agonyは、短期間で非常に激しい痛みを感じている場面で使われることが多いです。このように、両者のニュアンスには明確な違いがあります。
He was in deep suffering after the accident.
彼は事故の後、深い苦しみにあっていました。
He was in deep agony after the accident.
彼は事故の後、深い激痛にあっていました。
この例文では、sufferingagonyは、どちらも痛みを表現していますが、sufferingは持続的な苦しみを、agonyはより激しい瞬間的な痛みを強調しています。
The community is experiencing great suffering due to the natural disaster.
その地域社会は自然災害による大きな苦しみを経験しています。

類語・関連語 2 : pain

単語painは、身体的または精神的な苦痛や不快感を指す一般的な言葉です。身体的な怪我や病気による痛みだけでなく、心の痛みや悲しみも表現することができます。日常生活の中でよく使われる単語であり、様々な状況での痛みを表すために使われます。
一方で、単語agonyは、より強い苦痛や苦悩を示す言葉です。特に、肉体的または精神的な苦痛が非常に激しい場合に使われることが多いです。例えば、病気や事故による激しい痛み、または深い悲しみの状況で用いられます。ネイティブスピーカーは、painの方が一般的で広範囲な痛みを表すのに対し、agonyは特定の深刻な状況に使う傾向があることを理解しています。この違いを意識することで、より適切な表現を選ぶことができるでしょう。
I felt a sharp pain in my leg after the fall.
転んだ後、脚に鋭い痛みを感じました。
I felt a sharp agony in my leg after the fall.
転んだ後、脚に鋭い苦悶を感じました。
この場合、painagonyは共に使用でき、どちらも脚の苦痛を表します。しかし、painは一般的な痛みを示す一方で、agonyはより強烈な苦痛を暗示するため、文のニュアンスに影響を与えます。
She experienced a lot of pain after the surgery.
彼女は手術後に多くの痛みを経験しました。

類語・関連語 3 : torment

torment」は、肉体的または精神的な苦痛や苦悩を強調する言葉です。特に、持続的で耐え難い痛みを伴う状況を指すことが多いです。例えば、誰かが過去のトラウマや悲劇に悩まされ続けている場合、その状態を「torment」と表現することができます。
agony」と「torment」はどちらも苦痛を表現する言葉ですが、ニュアンスには違いがあります。「agony」は、通常、非常に強い肉体的または感情的な痛みを指し、瞬間的な痛みや苦しみを強調する場合が多いです。一方で、「torment」は、持続的な苦痛や苦悩を強調し、特に精神的な苦しみに焦点を当てることが多いです。つまり、「agony」は一時的な強い痛みを示すことが多く、「torment」は長期間続く苦しみや悩みを表す傾向があります。例えば、病気による激しい痛みは「agony」として表現されることがあり、過去の経験が心に残り続ける様子は「torment」として表現されることが多いです。
The memories of the accident were a constant torment for her.
その事故の記憶は、彼女にとって常に苦しみの種だった。
The memories of the accident filled her with agony.
その事故の記憶は、彼女を苦痛で満たした。
この例文では、「torment」と「agony」の両方が自然に使われていますが、ニュアンスが異なります。「torment」は記憶の持続的な影響を強調しており、「agony」は瞬時の強い感情を表しています。

類語・関連語 4 : angst

angst」は、主に不安や心配、恐れに関連する感情を表す言葉です。特に、自分の将来や存在についての深い不安を持っているときに使われます。この単語は、一般的に精神的な苦悩や葛藤を示し、特に思春期や青年期における内面的な葛藤を語る際によく使われます。「agony」とは異なり、身体的な痛みや苦しみではなく、心理的な側面に焦点を当てています。
agony」は、肉体的または精神的な極度の苦痛や苦悩を指します。この単語は、非常に強い痛みや苦しみを伴う状況を表現するのに適しています。一方で「angst」は、主に内面的な不安や葛藤を意味します。つまり、「angst」は、存在や未来への不安を強調し、青年期の感情的な苦しみや心理的な葛藤に関連しています。ネイティブスピーカーは、この2つの単語を状況に応じて使い分けることで、感情のニュアンスをより正確に伝えます。例えば、病気や事故による肉体的な痛みは「agony」で表現されることが多いですが、将来への不安や自己の存在に対する悩みは「angst」で表現されます。このように、感情の表現において、それぞれの単語が持つ特有の意味合いを理解することが重要です。
She felt a deep sense of angst about her future.
彼女は自分の未来について深い不安を感じていた。
He was in agony after the accident.
彼は事故の後、苦痛に苛まれていた。
この場合、「angst」は未来に対する心理的な不安を表し、「agony」は事故による肉体的な苦痛を示しています。したがって、文脈によって使い分ける必要があります。

類語・関連語 5 : distress

「distress」は「苦痛」や「悲痛」を意味する言葉で、特に精神的・感情的な苦しみを表すことが多いです。身体的な痛みだけでなく、ストレスや不安、悲しみなど、心の状態に関連する苦しみを指す場合に使われます。
一方で、agonyは主に身体的な激痛や苦悶を表す際に使われることが多いです。そのため、distressはより広い意味を持ち、精神的な苦しみを強調するのに対し、agonyは肉体的な痛みや苦しさに特化しています。例えば、agonyは怪我や病気による痛みを表すのに対し、distressは仕事のストレスや恋愛の悩みなど、心の問題を指すことが一般的です。このように、ネイティブは文脈によってこれらの言葉を使い分けるため、状況に応じた適切な選択が求められます。
The news of the disaster caused her great distress.
その災害のニュースは彼女に大きな苦痛を与えた。
The news of the disaster caused her great agony.
その災害のニュースは彼女に大きな苦悶を与えた。
ここでは、distressagonyは置換可能ですが、ニュアンスがわずかに異なります。distressは主に感情的な苦しみを指しているのに対し、agonyはより激しい肉体的・精神的な苦しみを強調しています。このため、文脈によって選ぶべき言葉が変わることがある点に注意が必要です。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

agonyの覚え方:Amazon 洋書情報

※書籍情報はAmazon公開のデータを使用していますが、タイトルや内容が実際の商品と異なる場合があります。最新の情報については、Amazonの商品ページでご確認ください。

【書籍タイトルの和訳例】
アリスの苦悩

【書籍の概要】
母親を亡くしたアリスは、完璧なロールモデルが必要だと考えます。しかし、地味なプラトキン先生のクラスに入ると、彼女は失望します。ところが、アリスは人の内面が大切であることに気づき、外見だけではなく、心の美しさが重要であることを学んでいきます。

【「agony」の用法やニュアンス】
agony」という言葉は、通常「苦痛」や「苦悩」といった意味で使われます。この書籍「The Agony of Alice」では、アリスが母親を失ったことによる精神的な苦しみや、理想と現実のギャップからくる葛藤を表現しています。アリスは、美しいロールモデルを求める一方で、周囲の人々や自分自身の内面を理解する過程で、真の価値とは何かを学びます。このように、「agony」は彼女の成長過程における苦しみを象徴的に示しており、単なる痛みではなく、自己発見や内面的成長の一部として描かれています。


【書籍タイトルの和訳例】
「運命:ロマンスの喜びからアルツハイマーの苦悩へ」

【「agony」の用法やニュアンス】
agony」は「苦痛」や「激しい苦しみ」を指し、精神的・肉体的な痛みを伴う深刻な状況を表します。このタイトルでは、ロマンチックな喜びからアルツハイマーによる苦悩への対比が強調されています。


【書籍タイトルの和訳例】
運命(ロマンスの喜びからアルツハイマーの苦悩へ)

【「agony」の用法やニュアンス】
agony」は激しい苦痛や苦悩を意味します。このタイトルでは、ロマンティックな喜びから、アルツハイマーによる深い精神的苦痛への対比を強調し、感情の変化を示唆しています。


agonyのいろいろな使用例

名詞

1. 激しい苦痛や苦悩

肉体的な苦痛

agonyという単語は、耐え難い強い肉体的な痛みや苦痛を表します。病気やけが、その他の身体的な要因による激しい苦痛を表現する際に使用され、一時的な痛みよりも深刻で持続的な苦痛を示す場合が多いです。
He was in agony after breaking his leg in the accident.
事故で足を骨折し、彼は激しい苦痛に苦しんでいた。
  • physical agony - 肉体的な苦痛
  • in terrible agony - ひどい苦痛の中で
  • writhe in agony - 苦痛でのたうち回る
  • the agony of injury - 怪我による苦痛
  • death agony - 死の苦しみ

精神的な苦悩

agonyという単語は、強い精神的な苦悩や心の痛みを表現する際にも使用されます。失恋や喪失、不安などによる深い精神的な苦痛を表現する際に用いられ、一時的な悲しみよりも深刻な感情的苦痛を示します。
She was in mental agony waiting for the test results.
彼女は検査結果を待つ間、精神的な苦悩に苛まれていた。
  • emotional agony - 精神的な苦悩
  • mental agony - 精神的な苦痛
  • the agony of loss - 喪失の苦しみ
  • the agony of waiting - 待つことの苦悩
  • inner agony - 内なる苦悩
  • the agony of defeat - 敗北の苦しみ
  • the agony of separation - 別離の苦しみ
  • the agony of decision - 決断の苦悩

よく使われる表現:

  • be in agony - 苦痛に苦しむ
  • prolong the agony - 苦痛を長引かせる
  • put someone out of their agony - 誰かの苦しみを終わらせる

英英和

  • intense feelings of suffering; acute mental or physical pain; "an agony of doubt"; "the torments of the damned"強い苦しみの感情重苦
    例:an agony of doubt 疑いの苦悩
  • a state of acute painひどい痛みの状態重苦