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varianceの意味・覚え方・発音

variance

【名】 通常と異なる行動

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/ˈvɛːɹi.əns/

varianceの意味・説明

varianceという単語は「変動性」や「分散」を意味します。主に統計や数学の分野で使われる用語で、データの散らばり具合を表す指標です。特定のデータセットにおいて、各データポイントが平均からどれだけ離れているかを示します。高いvarianceはデータが広範囲に分散していることを示し、低いvarianceはデータが平均値の周りに集まっていることを意味します。

この用語は、主にデータ分析やリサーチの場面で使用されます。たとえば、実験や調査の結果から得られた数値のばらつきを評価する際、varianceを計算することでそのデータの信頼性や一貫性を判断することができます。また、金融の分野でもリスク評価の指標として用いられることがあります。リターンのvarianceが高い場合、それだけリスクも高いとされます。

varianceはそのまま数学や科学のコンテキストで使われることが多いですが、一般的な会話でも何かの「ばらつき」や「異なる状態」を指して使われることがあります。このように、varienceは数値データに関連する具体的な使い方と、より抽象的な意味合いの両方を持つ重要な単語です。

varianceの基本例文

There is a lot of variance in test scores.
テストの得点には非常に大きなばらつきがあります。
The price of the stock has shown little variance over the past year.
その株の価格は過去1年間でほとんど変動がありませんでした。
The accountant is investigating the variance in the company's financial statements.
会計士は、企業の財務諸表のばらつきを調査しています。

varianceの意味と概念

名詞

1. ばらつき

ばらつきは、期待値から逸脱した出来事を指します。ビジネスや統計の分野では、データのばらつきを計測することが重要で、これによって情報の信頼性や変動の程度を把握できます。
The variance in sales this quarter was unexpected and raised concerns among the team.
今四半期の売上のばらつきは予想外で、チームの間に懸念を引き起こした。

2. 意見の相違

意見の相違は、グループ内での意見の不一致を表します。このような場合、何らかの対立が生じることが多く、グループのまとまりに影響を与えることがあります。
The variance in opinions during the meeting led to a heated debate.
会議中の意見の相違が、白熱した議論を引き起こした。

3. 変動性

変動性は、何かが変わる性質を示します。特に、ビジネスや自然現象において、それがどれだけ定常的であるか、あるいは変動するかを理解するための重要な概念です。
The variance in weather patterns has made it difficult for farmers to plan their crop cycles.
気象パターンの変動性は、農家が作物のサイクルを計画するのを難しくしている。

4. 特例許可

特例許可は、特定の規則や規制に対して例外を与えることを意味します。建物の建設や改修に関連する場合が多く、特定の条件を満たすことで許可が得られることがあります。
The city granted a variance for the building to exceed the height limit.
市はその建物が高さ制限を超えることを特例許可した。

varianceの覚え方:語源

varianceの語源は、ラテン語の「variatio」に由来します。この言葉は「変化」を意味し、さらにその先祖にあたる「varius」という言葉があります。「varius」は「多様な」や「様々な」という意味を持っています。英語においては、16世紀頃にこのラテン語が取り入れられ、「variance」として定着しました。当初は主に「違いや差異」を表す言葉として用いられ、異なる事柄や状態の差を示すために使われました。特に数学や統計の分野では、データのばらつきや変動を示すために重要な概念となりました。このように、varianceは「変化」や「差異」といった意味合いを持ち、さまざまな分野で利用されています。

語源 ence
語源 ance
〜な性質
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varianceの類語・関連語

  • variationという単語は、物事の違いや変化を表します。varianceが特定の数値や値のばらつきを示すのに対し、variationはより広い意味で使われます。例: 'There is some variation in temperature.'(気温にいくらかの変化があります。)
  • diversityという単語は、多様性という意味を持ち、異なる要素が共存している状態を指します。varianceは比や量のばらつきを示しますが、diversityは差異そのものに焦点を当てます。例: 'The city has a rich diversity of cultures.'(その都市は豊かな文化的多様性を持っています。)
  • discrepancyという単語は、事実や期待と現実の間の不一致を意味します。varianceが統計的なばらつきを示すのに対し、discrepancyは具体的な数字の違いや矛盾を強調します。例: 'There is a discrepancy in the financial report.'(財務報告に不一致があります。)
  • deviationという単語は、通常の範囲からの逸脱やずれを表します。varianceが全体のばらつきを示すのに対し、deviationは特定の値からのずれを示します。例: 'The deviation from the average is significant.'(平均からの逸脱は重要です。)
  • spreadという単語は、データや数値の分布を表します。varianceは数値のばらつきを示しますが、spreadはその広がりや範囲に焦点を当てます。例: 'The spread of scores was quite wide.'(スコアの幅はかなり広かったです。)


varianceの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : variation

単語variationは「変化」や「変動」を意味し、特定のものの形式や状態が異なることを指します。例えば、色や形、統計データのばらつきなど、さまざまな場面で使われます。varianceと同様に異なる状態を表現しますが、より具体的な変化や違いに焦点を当てることが多いです。
単語varianceは統計や科学的な文脈でよく使われ、データのばらつきや分散を示します。一方でvariationは、より一般的で多様な変化を指し、物理的な形や状態の違いだけでなく、文化や習慣の違いにも用いられます。ネイティブスピーカーは、具体的な数値やデータの変化を説明する際にはvarianceを使用し、一般的な変化やバリエーションについて話すときにはvariationを使い分けます。このように、使い分けには文脈が重要となります。
The variation in temperature can affect the growth of plants.
温度の変化は植物の成長に影響を与えることがあります。
The variance in temperature can affect the growth of plants.
温度のばらつきは植物の成長に影響を与えることがあります。
この場合、variationvarianceは共に温度の違いを指しており、置換可能です。ただし、variationは一般的な変化を強調するのに対し、varianceはデータの統計的なばらつきを示すため、文脈によってニュアンスが異なることに注意が必要です。
The variation in the painting's colors makes it unique.
その絵画の色の変化が、それをユニークにしています。

類語・関連語 2 : diversity

単語diversityは「多様性」という意味で、異なる要素や種類が存在することを指します。特に、文化、人種、意見などの違いを尊重し、受け入れることに関連しています。この言葉は、社会や環境における異なる側面を強調する際に用いられることが多いです。
一方で、単語varianceは「変動」や「差異」という意味で、特定の数値やデータのばらつきを示します。ネイティブスピーカーは、diversityを使用する際に人や文化の多様性を強調することが多く、社会的な文脈で使います。対してvarianceは、統計や科学的な文脈でのデータの分散や変化に関連する場合が多いです。つまり、diversityは「違いを尊重する」という感覚があり、varianceは「違いを測る」という感覚があります。
The diversity of opinions in the group made the discussion more interesting.
グループ内の意見の多様性が、議論をより興味深いものにしました。
The variance of opinions in the group made the discussion more interesting.
グループ内の意見の変動が、議論をより興味深いものにしました。
この例文では、diversityvarianceが置換可能ですが、ニュアンスが異なります。diversityは意見の違いを尊重する意味合いが強いのに対し、varianceは意見の数値的な変動を示すため、より客観的な印象を与えます。

類語・関連語 3 : discrepancy

discrepancy」は、異なる情報や数値の間に存在する不一致や差異を指す言葉です。一般的には、期待される結果と実際の結果との間にあるギャップを示す際に用いられます。この単語は、特にデータや報告書、数値の分析などの文脈で使われることが多く、何かが正確でない、または合致しないことを強調するニュアンスを持っています。
variance」と「discrepancy」の違いは、ニュアンスにあります。「variance」は、主に数値やデータの分散を意味し、統計や数学の文脈でよく使われます。たとえば、データセットの中での値の散らばり具合を示す場合に使われます。一方で、「discrepancy」は、特定の基準や期待と実際の間の不一致を強調します。たとえば、ある報告書の数値が予想される数値と異なる場合に使われます。このように、両者は似たような意味を持ちながらも、使用される場面や文脈によって使い分けられるのがネイティブの感覚です。
There was a significant discrepancy between the reported sales figures and the actual sales.
報告された売上数字と実際の売上の間には大きな不一致があった。
There was a significant variance between the reported sales figures and the actual sales.
報告された売上数字と実際の売上の間には大きなばらつきがあった。
この文脈では、両方の単語が置換可能ですが、discrepancyは不一致を強調し、varianceは数値の散らばりを示すため、微妙なニュアンスの違いがあります。
The accountant found a discrepancy in the financial report.
会計士は財務報告書に不一致を見つけた。

類語・関連語 4 : deviation

deviation」は、特定の基準や標準からの逸脱を指します。数学や統計学においては、ある値が平均からどれだけ離れているかを示す指標としてよく使用されます。また、日常会話においても、計画や期待からの変更や違いを表現する際に使われます。
variance」と「deviation」は、いずれも「変動」や「逸脱」を意味しますが、使用される場面によってニュアンスが異なります。「variance」は、データの散らばり具合やばらつきを定量的に示す場合に使われることが多いです。例えば、統計学では「variance」がデータの平均からの平方平均の距離を示します。一方で、「deviation」は、個々のデータ点が平均からどのくらい離れているかを示す場合に用いられ、より直感的な意味合いを持つことが多いです。このように、varianceは全体のばらつきを示し、deviationは具体的な個々の違いを強調します。
The observed deviation from the expected results was surprising to the researchers.
予想された結果からの観察された逸脱は、研究者たちにとって驚くべきものでした。
The observed variance in the data indicated a significant difference from the expected results.
データの観察されたばらつきは、予想された結果との重要な違いを示しました。
この文脈では、「deviation」と「variance」は置き換え可能ですが、強調されるポイントが異なります。「deviation」は具体的な逸脱を示し、「variance」は全体のばらつきに焦点を当てています。

類語・関連語 5 : spread

spread」は、広がりや散らばりを意味し、特に物理的または抽象的なものが均等に配置されている様子を表現します。この単語は、数量や分布の広がりを示す際に使用されることが多く、特に統計やデータ分析の文脈でよく見られます。
variance」と「spread」は、どちらもデータの分散や広がりを示す言葉ですが、ニュアンスには違いがあります。「variance」は、特に統計学において用いられ、データの平均からの偏差の二乗の平均を表します。これは、データセットの散らばり具合を定量的に示すために使われる専門的な用語です。一方で、「spread」は、より日常的な文脈で使われ、物事がどれだけ広がっているか、または分布しているかを示すために使われます。例えば、ビジネスの報告書やプレゼンテーションで「spread」を使うことで、視覚的に情報を伝えることができるため、より一般的な用語として受け入れられやすいです。つまり、「variance」が数学的な厳密さを持つのに対し、「spread」はより直感的で親しみやすい表現となります。
The spread of the data indicates how much the values differ from the average.
データのspreadは、値が平均からどれだけ異なるかを示しています。
The variance of the data indicates how much the values differ from the average.
データのvarianceは、値が平均からどれだけ異なるかを示しています。
この文脈では、「spread」と「variance」は同じ意味で使えるため、互換性があります。ただし、より専門的な状況では「variance」が好まれるかもしれません。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

varianceの会話例

varianceの日常会話例

「variance」は日常会話ではあまり使用されない言葉ですが、特に「変動」や「ばらつき」といった意味で使われることがあります。日常の中での会話では、意見や状況の違いを表現する際に、時折使われる場合があります。以下に「variance」の代表的な意味を挙げます。

  1. 変動、ばらつき

意味1: 変動、ばらつき

この会話では、友人同士が最近の天気の変化について話しています。「variance」は天候のばらつきを表現するのに使われています。このように、日常的な状況での変動を指し示す際に使用されることがあります。

【Example 1】
A: The weather has really shown a lot of variance lately, hasn't it?
A: 最近の天気は本当に多くの変動を見せているよね。
B: Yes, it was sunny yesterday, but today it's raining!
B: そうだね、昨日は晴れていたけど、今日は雨だよ!

【Example 2】

A: I've noticed a lot of variance in the prices at the store.
A: 店の値段にかなりのばらつきがあることに気づいたよ。
B: I know! Sometimes things are more expensive than usual.
B: そうだね!時々、いつもより高いことがあるよね。

【Example 3】

A: There seems to be a variance in our opinions about the movie.
A: 映画についての私たちの意見には違いがあるみたいだね。
B: True, I really liked it while you found it boring.
B: そうだね、私はすごく気に入ったけど、君は退屈だと思ったんだね。

varianceのビジネス会話例

ビジネスにおいて「variance」は、主に数値データや業績の変動を示す際に使われる専門用語です。特に財務や経営分析において、予算と実績の差異を評価するための重要な指標となります。これにより、企業は計画の精度を向上させたり、問題を特定したりすることができます。

  1. 予算と実績の差異
  2. データの分散(統計的な意味)

意味1: 予算と実績の差異

この会話では、「variance」が予算と実績の違いを評価する際に使用されています。企業の予算と実際の収入や支出の違いを分析することは、経営戦略の見直しに重要です。

【Example 1】
A: We need to analyze the variance between our budget and actual sales this quarter.
A: 今四半期の私たちの予算と実際の売上の差異を分析する必要があります。
B: Yes, understanding this variance will help us adjust our future forecasts.
B: はい、この差異を理解することで、将来の予測を調整するのに役立ちます。

【Example 2】

A: The variance in our operating costs is higher than expected.
A: 私たちの運営コストの差異は予想よりも高いです。
B: We should investigate the reasons behind this variance.
B: この差異の背後にある理由を調査すべきです。

【Example 3】

A: The variance report shows a significant difference in our marketing expenses.
A: 差異レポートは、私たちのマーケティング費用に大きな違いがあることを示しています。
B: Let's review the campaign strategies that contributed to this variance.
B: この差異に寄与したキャンペーン戦略を見直しましょう。

意味2: データの分散(統計的な意味)

この会話では、「variance」が統計的なコンテキストでデータのばらつきを示すために使われています。ビジネスデータの分析において、データの分散を理解することは、リスク管理や戦略的意思決定に不可欠です。

【Example 1】
A: The variance in customer satisfaction scores is concerning.
A: 顧客満足度スコアの分散は懸念されます。
B: Agreed, we need to analyze the factors causing this variance.
B: 同意します。この分散を引き起こしている要因を分析する必要があります。

【Example 2】

A: The data shows a high variance in sales performance across different regions.
A: データは、異なる地域における売上パフォーマンスの分散が高いことを示しています。
B: We should investigate why there is such a variance in these regions.
B: これらの地域でなぜこんなに分散があるのかを調査すべきです。

【Example 3】

A: The variance in production times affects our overall efficiency.
A: 生産時間の分散は、私たちの全体的な効率に影響を与えます。
B: Yes, we need to minimize this variance to improve productivity.
B: はい、生産性を向上させるためにこの分散を最小限に抑える必要があります。

英英和

  • discord that splits a groupグループが不和によって割れること部門
  • a difference between conflicting facts or claims or opinions; "a growing divergence of opinion"対立しあう事実、主張、意見の間にある相違齟齬
  • an activity that varies from a norm or standard; "any variation in his routine was immediately reported"規範や標準と異なる活動通常と異なる行動