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tomeの意味・覚え方・発音

tome

【名】 大きな本

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tomeの意味・説明

tomeという単語は「大きな本」や「重量のある著作」を意味します。特に、学術的な内容や専門的なテーマについて詳しく書かれたものを指すことが多いです。一般的には、ボリュームがあり、読み応えのある一冊を指す場合に使います。

この単語は、特に文学や学問の分野においてよく用いられます。たとえば、大学の図書館には、さまざまな分野のtomeが揃っています。これらの本は、研究や学習のための重要な資料となります。また、文学作品や専門書の中には、物語や知識が豊富に詰まったtomeがあり、それらを通じて深い理解を得ることができるでしょう。

tomeという言葉は、一般的な「本」とは異なり、その大きさや重さ、さらには情報の深さによって特別なニュアンスを持ちます。時には敬意や感嘆を込めて使われることもあり、特定のテーマに関して非常に詳しい著者による作品を特別視する場合に使われることもあります。

tomeの基本例文

The encyclopedia was a massive tome.
その百科事典は巨大な本でした。
The novel was divided into three tomes.
その小説は三つの巻物に分けられていた。
He always had a tome with him to read on the train.
彼はいつも電車の中で読む本を持ち歩いていました。

tomeの意味と概念

名詞

1. 学術的な書籍

tomeは通常、大きなサイズの本や、特に学術的な内容を含む本を指します。この意味では、専門的な分野の知識を深めるための重要なリソースと見なされることが多いです。大学や研究機関では、学術論文や資料として重宝されることが多く、学生や研究者にとって必須とも言える存在です。
The library has an extensive collection of tomes on ancient philosophy.
その図書館には古代哲学に関する多くの学術書が揃っている。

2. 厚い本

tomeはサイズが大きく、ページ数が多い本を指すこともあります。この場合、内容が豊富であることや、物理的な重さを強調するニュアンスがあります。通常の小説や短編とは異なり、特定のテーマについて詳細に記述された本に使われることが多いです。
He spent weeks reading a thick tome about the history of art.
彼は芸術の歴史についての分厚い本を数週間かけて読んだ。

tomeの覚え方:語源

tomeの語源は、古代ギリシャ語の「τομος(トモス)」に由来しています。この言葉は「切る」という意味を持つ「τεμνω(テムノー)」から派生したもので、原意は「切ったもの」や「巻物」を指していました。古代の書物は、通常一枚のパピルスや羊皮紙から切り出されて作られていたため、複数のページを持つ大型の書物は「トモス」と呼ばれるようになりました。その後、ラテン語の「tomus」を経て、英語に取り入れられた際には、特に学術的な内容を持つ大きな本や書籍を指すようになりました。現在では、分厚くて重い書物を指す言葉として広く用いられていますが、その根底には古代の「切る」という意味合いが息づいています。

tomeの類語・関連語

  • volumeという単語は、書物や出版物の一つの巻や冊子を指します。特に、シリーズものの本や、特定のテーマに関する本に使われます。tomeよりも一般的に使われます。例えば、"This volume contains many interesting articles."(この巻には多くの興味深い記事が含まれています)。
  • bookという単語は、一般的に書かれた内容を持つページの集まりを指します。tomeが厚い本を指すのに対し、bookは厚さに関わらず本全般を指します。例えば、"I read a great book last week."(私は先週素晴らしい本を読みました)。
  • workという単語は、特定の著者によって書かれた文書や創作作品を指します。tomeは大きくて重要な本を指すことが多いですが、workはそのような制限がなく、詩や音楽など他の作品にも使われます。例えば、"This is a famous work of literature."(これは有名な文学作品です)。
  • treatiseという単語は、特定のテーマについて体系的に議論した学術的な書物を指します。tomeよりも専門的で、より深い分析などがなされていることが多いです。例えば、"She wrote a treatise on modern philosophy."(彼女は現代哲学についての論文を書きました)。
  • manualという単語は、特定の操作や手順について詳しく説明した書物を指します。tomeは一般的な書物を指すのに対し、manualは実用的な情報を提供することに特化しています。例えば、"I need the user manual for my new laptop."(私は新しいラップトップの取扱説明書が必要です)。


tomeの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : volume

単語volumeは、一般的に「巻」や「冊」という意味で使われます。特に、本や雑誌の一部を指す場合が多く、複数の部分から構成される作品に対しても使われることがあります。また、音の大きさを表す際にも用いられます。文学や学術の文脈でよく見られ、特定のテーマに沿った一連の出版物を指すことが多いです。
一方で、単語tomeは、特に重厚で大きな本を意味します。通常、学術的な内容や専門的なテーマを扱った書物に使われることが多く、重みや重要性を感じさせるニュアンスがあります。ネイティブスピーカーは、volumeが一般的な本の一部を指すのに対し、tomeは特に重厚で学術的な本を強調するために使うことが多いと理解しています。このため、両者は似ているようでありながら、使われる文脈やニュアンスが異なるのです。
The library has a new volume on ancient history.
その図書館には古代史に関する新しいがあります。
The library has a new tome on ancient history.
その図書館には古代史に関する新しい大著があります。
この文脈では、volumetomeも同じ内容を指しており、どちらも自然に使うことができます。ただし、tomeはその本の重厚さや専門性を強調するため、より特別な印象を与えます。

類語・関連語 2 : book

単語bookは、一般的に読み物や参考資料としての「本」を指します。幅広いジャンルや形式の書籍を含み、小説、教科書、雑誌など様々なものが含まれます。また、日常的な会話や文章で頻繁に使用される単語であり、比較的軽いニュアンスを持っています。
一方、tomeは、通常は非常に分厚く、学術的または専門的な内容を持つ書籍を指します。ネイティブスピーカーは、tomeを使う際にその本の重さや重要性を強調する傾向があります。bookが一般的な本を指すのに対し、tomeは特定のテーマに深く掘り下げた作品や、特に厚い本に使われます。例えば、専門的な研究書や歴史書など、読むのに時間がかかる本を指すときに使われます。このように両者は意味が重なる部分もありますが、使われる場面やニュアンスには明確な違いがあります。
I borrowed a fascinating book about ancient civilizations from the library.
私は図書館から古代文明についての魅力的なを借りました。
I borrowed a fascinating tome about ancient civilizations from the library.
私は図書館から古代文明についての魅力的な大部の書籍を借りました。
この例文では、booktomeが同じ文脈で使われているため、意味的に置換可能です。ただし、tomeを使うことで、その本の厚さや専門性が強調されるため、ニュアンスに違いが生じます。

類語・関連語 3 : work

単語workは「作品」や「仕事」を意味し、一般的に何かを作り出したり、特定の活動を行ったりすることを指します。特に、文学や芸術の分野では、著作物や創作活動を指すことが多いです。また、日常会話では職業や仕事を指すこともあります。
一方、単語tomeは特に分厚い書物や本を指し、文学作品の一部として使われることが多いです。例えば、長い小説や専門書など、重厚感のある書籍を指す時に使われます。つまり、workはより広い意味を持ち、様々な文脈で使われるのに対し、tomeは特定の形状や内容の書物を指すため、使用される場面が限られています。ネイティブは、文脈によってこれらの単語を使い分け、具体的な意味を明確に伝えています。
I recently finished reading a fascinating work on ancient history.
最近、古代史についての興味深い作品を読み終えました。
I recently finished reading a fascinating tome on ancient history.
最近、古代史についての興味深い分厚い本を読み終えました。
この文では、worktomeの両方が使われていますが、意味が少し異なります。workは一般的な作品や著作を指し、幅広い文脈で使用できます。一方で、tomeは特に分厚い本に限定されるため、特定の意味合いが強くなります。このように、文脈によって使い分けがされることを理解することが重要です。

類語・関連語 4 : treatise

単語treatiseは、特定のテーマや問題について詳細に論じた学術的な文書を指します。通常は専門的な内容を扱い、著者の見解や研究成果が強く反映されることが特徴です。一般的に、学問的な議論や分析を行うための基盤となる文書であり、研究者や専門家にとって重要な資源とされています。
一方、単語tomeは、通常は大きくて重い本を指し、特に専門的な分野において多くの情報を含む書籍を指します。treatiseは特定の議題に焦点を当てた文書であるのに対し、tomeは一般的に大部の書籍であり、内容が広範囲にわたります。ネイティブスピーカーは、treatiseの方が特化した研究や議論を含む印象を持つ一方で、tomeは物理的な大きさや重さを強調した表現として使用されます。
The scholar published a comprehensive treatise on the effects of climate change on marine life.
その学者は、気候変動が海洋生物に及ぼす影響についての包括的な論文を発表しました。
The scholar published a comprehensive tome on the effects of climate change on marine life.
その学者は、気候変動が海洋生物に及ぼす影響についての包括的な大部の本を発表しました。
この文脈では、treatisetomeが共に使用可能ですが、意味合いが異なります。treatiseは論文としての専門性を強調し、tomeは物理的な大きさや情報量を重視しています。

類語・関連語 5 : manual

単語manualは、主に手や身体を使って行う作業や手順を説明するための書類や書籍を指します。特に機械や道具の使い方を説明した「取扱説明書」などが一般的な例です。この単語は「手動」や「手作業」という意味合いも持ち、何かをする際に自分の手を使って直接行うことを強調します。
一方、単語tomeは、通常は大きくて重厚な本を指します。学術的または専門的な内容を含むことが多く、通常は一つのテーマに関して深く掘り下げたものです。ネイティブスピーカーは、manualを使う際には実用的なガイドや手順を指すのに対し、tomeは知識の体系的な集大成や研究を示すイメージを持っています。つまり、manualは実用的な情報を提供するためのものであり、tomeは学問的な探求や知識の伝達を目的としたものという違いがあります。
The manual provided clear instructions on how to assemble the furniture.
その取扱説明書は家具の組み立て方について明確な指示を提供してくれた。
The tome provided clear instructions on how to assemble the furniture.
その大著は家具の組み立て方について明確な指示を提供してくれた。
この場合、両方の単語は「指示を提供する」という意味で置き換えが可能ですが、実際には大著tomeは一般的には家具の組み立てについて指示を提供することは少ないです。通常は学問的な内容に関連付けられるため、manualの方が自然な使い方と言えるでしょう。


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