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saturationの意味・覚え方・発音

saturation

【名】 飽和、鮮やかさ

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/ˌsætʃəˈreɪʃən/

saturationの意味・説明

saturationという単語は「飽和」や「充満」を意味します。一般的には、液体や気体がその溶解能力の限界に達した状態を指します。たとえば、水に砂糖を加えていくと、ある量を超えるとそれ以上溶けずに残ることがあります。この状態がsaturationです。

saturationは物理学や化学の分野でよく使われますが、日常生活にも関連があります。たとえば、色の文脈では、色の「濃さ」を表すことがあります。色のsaturationが高い場合、鮮やかで強い色を示し、低い場合は薄くて淡い色を示すことになります。このように、saturationはさまざまなコンテキストで使用されます。

さらに、ビジネスやマーケティングの領域でもこの単語は使われます。例えば、市場が飽和状態にある場合とは、商品やサービスの供給が需要を超えている状態を指します。これにより、競争が激化し、新たな顧客を獲得するのが難しくなることがあります。このように、saturationは様々な分野で異なる形で重要な意味を持っています。

saturationの基本例文

The rainfall has reached its saturation point.
降雨量が飽和点に達しました。
The saturation of colors in the painting is stunning.
絵画の色の飽和具合が素晴らしいです。
The saturation of the market has led to intense competition.
市場の飽和が激しい競争を引き起こしました。

saturationの意味と概念

名詞

1. 徹底的な浸透

saturationは、物質が液体で完全に浸透する過程や状態を指します。たとえば、スポンジが水を吸収しきったとき、そのスポンジは「飽和状態」となります。日常生活でも、食材を液体で十分に浸す際に用いられることが多いです。
The sponge is at saturation when it can no longer absorb any more water.
スポンジは、これ以上水を吸収できなくなったときに飽和状態になります。

2. 外部影響への無反応

この意味では、saturationは特定の量が外部からの影響に対して反応しなくなる状態を表します。例えば、化学反応が飽和に達することで、新たな反応を起こさなくなる状況です。科学の実験や工業プロセスでよく見られる現象です。
The solution reached saturation, and no more solute could be dissolved.
溶液は飽和状態に達し、これ以上の溶質は溶けなくなりました。

3. 色の純度

saturationは、色の純度や鮮やかさを示します。この場合、他の色の影響を受けず、より生き生きとした色合いを意味します。絵画やデザインなど、視覚的表現において重要な概念です。
The saturation of the colors in the painting made it visually striking.
絵画の色の飽和度が高く、視覚的に印象的でした。

saturationの覚え方:語源

saturationの語源は、ラテン語の「saturatio」に由来します。この言葉は「飽和」を意味し、さらに遡ると「saturare」という動詞が基になっています。「saturare」は「満たす」や「十分に充たす」という意味を持ち、「saturus」という形容詞も関連しています。この形容詞は「満ちた」「飽和した」という意味を持ちます。

この言葉が英語で使われるようになったのは、16世紀から17世紀のことです。saturationはもともとの基本的な意味を引き継ぎ、科学や技術の分野でも広く用いられるようになりました。特に化学では、液体が溶質を最大限に溶かした状態を表すのに使われます。また、色彩の分野でも、色がどれだけ強くまたは鮮やかであるかを示すために重要な概念となっています。

語源 rat
語源 rea
計算、 理性
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語源 tion
こと
More

saturationの類語・関連語

  • overflowという単語は、ある空間や能力を超えて水や物があふれ出ることを表します。特に、モノの数量が限界を超えた時に使われます。例:The overflow of the river caused flooding.(川の氾濫が洪水を引き起こした。)
  • intensityという単語は、強さや鋭さを意味し、特に感情や色の強さを示します。これに対し、saturationは色の彩度に特化しています。例:The intensity of the music moved me.(その音楽の強さに感動した。)
  • concentrationという単語は、物質の量が特定の空間にどれだけ詰まっているかを表します。特に、液体や気体の成分を示す際に使います。例:The concentration of salt in the water is high.(水中の塩の濃度は高い。)
  • richnessという単語は、色や味わいの豊かさを表します。saturationが鮮やかさや強さを示すのに対し、richnessは深みや多様性に重点を置いています。例:The richness of the chocolate is incredible.(そのチョコレートの深い味わいは素晴らしい。)


saturationの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : overflow

overflow」は、ある物の量がその限界を超えてあふれ出ることを意味します。例えば、液体が器から溢れる場合や、感情があふれ出る場合など、目に見える形で「溢れる」ことを強調します。この単語は、物理的な状況だけでなく、比喩的な表現でも広く使われます。
saturation」と「overflow」の違いは、主に焦点にあります。「saturation」は、物質や状態が完全に満たされ、これ以上のものが入らない状態を指します。例えば、スポンジが水を吸収しきったとき、これ以上水を吸収できない状態が「saturation」です。一方で、「overflow」は、それに対して物質があふれ出る状況を強調します。つまり、あるものが満たされた後にそれを超えるとき、初めて「overflow」が起こります。このため、「saturation」は状態を示し、「overflow」はそれに続くアクションや結果を示すことが多いです。
The cup began to overflow with water when it was filled to the brim.
カップが満杯になったとき、水が溢れ始めた。
The cup reached saturation when it could no longer hold any more water.
カップがこれ以上水を保持できなくなったとき、それは飽和状態に達した。
この文脈では、「overflow」と「saturation」はそれぞれ異なる意味を持っています。「overflow」は水があふれるアクションを強調しており、「saturation」は水がもうこれ以上入らない状態を表しています。このように、両者は密接に関連していますが、異なるニュアンスを持つことを理解することが重要です。

類語・関連語 2 : intensity

単語intensityは、強さや激しさを表す言葉で、感情や活動、色などの度合いを示す際に使われます。特に、何かがどれだけ強いか、または影響力があるかを強調する際に用いられます。例えば、音楽の音量や光の明るさ、運動の激しさなど、様々な文脈で使われる重要な語です。
一方でsaturationは、主に物質が他の物質をどれだけ吸収したか、または色の鮮やかさを表す言葉です。例えば、色の鮮やかさを表現する際に使われることが多いですが、液体やガスの状態についても使われます。ネイティブスピーカーは、例えば「saturation」が色の鮮やかさや液体の吸収状態を指す場合、intensityはその色の強さや感情の激しさを指すことが多いと理解しています。つまり、saturationは物質の吸収や色彩に関連し、intensityは感情や活動の強度に関連するため、使い方が異なります。
The intensity of the workout made everyone feel exhausted.
そのトレーニングの強度は、皆を疲れさせた。
The saturation of the color in the painting is stunning.
その絵の色の鮮やかさは素晴らしい。
この二つの文では、intensityは運動の強さを示し、saturationは色の鮮やかさを示しています。文脈が異なるため、これらの単語は直接置き換え可能ではありませんが、各語が持つ特定の意味合いを理解することで、より適切に使えるようになります。

類語・関連語 3 : concentration

concentration」は、ある物質や要素が特定の空間や範囲内にどれだけ集まっているかを示す言葉です。主に化学や物理の分野で使われ、数値的な割合や密度を表すことが多いです。また、注意や思考を一つのことに集中させる意味でも使われ、日常生活でも頻繁に登場します。
saturation」は、物質が特定の条件下でそれ以上吸収できない状態を指し、主に化学や物理の文脈で使用されます。例えば、液体がある物質を完全に溶解し、その後は追加の物質が溶けなくなる状態を示します。一方で「concentration」は、特定の空間や範囲にどれだけ物質が存在するかを示すため、より多くの物質が存在することに焦点を当てています。ネイティブスピーカーは、saturationを特定の限界や最大値に達した状態を指す際に使い、concentrationはその状態に至る過程や割合に関連づけて使うことが多いです。例えば、化学実験では物質の濃度を測る際にconcentrationを強調し、反応が進むにつれてsaturationに達することを考慮します。
The concentration of salt in the solution increased as more salt was added.
溶液中の塩の濃度は、塩を追加するにつれて増加しました。
The saturation of salt in the solution was reached when no more salt dissolved.
溶液中の塩の飽和は、これ以上の塩が溶けなくなったときに達しました。
この場合、concentrationsaturationは異なる側面を示しています。前者は塩の量が増える過程を示し、後者はその溶液が持つ最大限の塩の状態を示しています。このように、文脈によって使い分ける必要があります。

類語・関連語 4 : richness

単語richnessは「豊かさ」や「濃厚さ」という意味を持ちます。特に、色彩や味、音の深さ、または文化的な要素に関連して使われることが多いです。何かが非常に多様で、充実した内容を持っている様子を表現する際に用いられます。
対して、単語saturationは「飽和」や「充満」といった意味があり、特に色彩の強さや濃さを表す際によく使われます。ネイティブスピーカーは、richnessを「内容の豊かさ」として捉え、saturationを「色や要素の量的な充満」として理解します。つまり、richnessは質的な側面に焦点を当てているのに対し、saturationは量的な側面に重きを置いているのです。
The painting is admired for its richness of color and emotion.
その絵画は色と感情の豊かさで称賛されています。
The painting is admired for its saturation of color and emotion.
その絵画は色と感情の飽和で称賛されています。
この例文では、richnesssaturationが同じ文脈で使われており、どちらも自然に聞こえます。ただし、richnessはより感情的な深みや多様性を強調し、saturationは色がどれほど強く、濃く感じられるかに焦点を当てています。


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saturationのいろいろな使用例

名詞

1. 飽和、浸透(物質が完全に染み込んだ状態)

液体による飽和

saturationという単語は、液体や物質が他の物質に完全に染み込んだ状態や、その過程を表す専門用語です。科学や工業の分野で特によく使用され、物質が最大限に溶け込んだ状態を示します。
The saturation of the soil with water caused severe flooding in the area.
土壌の水による飽和により、その地域で深刻な洪水が発生した。
  • water saturation - 水分飽和
  • soil saturation - 土壌飽和
  • complete saturation - 完全飽和
  • moisture saturation - 湿気飽和
  • saturation level - 飽和レベル

2. 飽和状態(これ以上影響を受けない状態)

市場や需要の飽和

saturationという単語は、市場や需要が最大限に達し、これ以上の成長や変化が見込めない状態を表します。経済やマーケティングの文脈でよく使用されます。
Market saturation has led to declining smartphone sales.
市場の飽和により、スマートフォンの売上が低下している。
  • market saturation - 市場飽和
  • media saturation - メディア飽和
  • advertising saturation - 広告飽和
  • point of saturation - 飽和点
  • saturation point - 飽和点

3. 彩度(色の純度)

色彩の飽和度

saturationという単語は、色彩理論において、色の鮮やかさや純度を表す専門用語です。白色による希釈がない状態での色の強さを示します。
The photographer increased the color saturation to make the sunset look more vivid.
写真家は夕日をより鮮やかに見せるために色の彩度を上げた。
  • color saturation - 色彩飽和度
  • high saturation - 高彩度
  • low saturation - 低彩度
  • saturation adjustment - 彩度調整
  • image saturation - 画像の彩度

英英和

  • the act of soaking thoroughly with a liquid液体で完全に浸す行為飽和
  • chromatic purity: freedom from dilution with white and hence vivid in hue色彩の純度:白で希釈されていないこと、またそれによる色調の鮮やかさ鮮やかさ