類義語citationは、主に文献や資料から特定の情報を引用する際に用いられます。学術論文や研究において、他の著者の考えやデータを参照するための明示的な記述として使われることが多いです。特に、出典を示すことが重要視される場面で使われます。
一方で、quotationは、他者の言葉をそのまま引用することを指します。つまり、文章やスピーチの中で特定のフレーズや文をそのまま取り入れることです。ネイティブスピーカーは、citationを使用する際には出典や参考文献を強調することを重視し、学術的な文脈で特に重要視します。対して、quotationは文学や日常会話でも幅広く用いられ、特定の言葉を使うことで感情やニュアンスを強調する目的で使われることが多いです。要するに、citationは「出典の明示」、quotationは「言葉の引用」と、使い方や文脈に応じて明確に使い分けられます。
In her research paper, she included a citation for every source she referenced.
彼女の研究論文では、引用した全ての資料について出典を記載しました。
In her speech, she used a famous quotation from Shakespeare to emphasize her point.
彼女のスピーチでは、自分の主張を強調するためにシェイクスピアの有名な引用を使用しました。
この2つの例文では、citationは学術的な文脈での出典の明示を示し、quotationは文学的表現としての言葉の引用を示しています。したがって、文脈によって適切に使い分けることが重要です。
類語・関連語 2 : quote
単語quoteは、引用することや、誰かの言葉をそのまま伝えることを指します。特に、文書や会話の中で他の人の発言を取り入れる際に使われます。短い形で使われることが多く、カジュアルな文脈に適しています。
一方で、単語quotationは、より形式的な意味合いを持ち、特に書籍や論文などの中で他の人の言葉を引用する際に用いられます。ネイティブスピーカーは、quoteを日常会話で頻繁に使い、カジュアルな文脈でも適用しますが、quotationは学術的な文章や正式な文書において使用されることが一般的です。このように、両者は似た意味を持ちながら、使用される場面や文脈によって使い分けられます。
She always shares her favorite quotes from famous authors.
彼女はいつも有名な著者の好きなquoteを共有します。
She always shares her favorite quotations from famous authors.
彼女はいつも有名な著者の好きなquotationを共有します。
この文脈では、quoteとquotationは互換性がありますが、quoteの方がよりカジュアルな印象を与えます。
「extract」は、ある情報やデータの一部を取り出すことを意味します。特に、文章やデータから特定の部分を選んで引用したり、抽出したりする際に使われます。学術的な文脈やデータ分析などで頻繁に使用され、何かを取り出すことに焦点を当てています。
「quotation」と「extract」は似たような場面で使われることがありますが、ニュアンスには違いがあります。「quotation」は、特定の人物や文献からの言葉をそのまま引用することを指し、主に文脈や意見を伝えるために使用されます。一方で、「extract」は、データや文章の一部を取り出すことに重点を置いており、必ずしも引用元を明示する必要はありません。例えば、文献から特定のデータや情報を「extract」し、それを分析に利用することは一般的ですが、その際に元の文献の内容をそのまま「quotation」として使う必要はないのです。ネイティブはこの違いを理解して使い分けており、文脈によって適切な単語を選びます。
The researcher decided to extract key findings from the study.
研究者は、その研究から重要な発見を「extract」することに決めました。
The researcher decided to include a quotation of key findings from the study.
研究者は、その研究から重要な発見の「quotation」を含めることに決めました。
この例文では、両方の単語が使われていますが、意味合いは異なります。「extract」は情報を取り出すことに焦点を当てており、「quotation」はその情報を引用することを示しています。
単語passageは、通常文章や文の一部を指し、特に文学作品や記事などからの抜粋を意味します。例えば、小説の一節や論文の一部分を指すことが多いです。文脈によっては、物理的な通路や移動を意味することもありますが、ここでは主に文の一部としての意味に焦点を当てています。
一方、単語quotationは、他人の言葉をそのまま引用することを意味します。ネイティブスピーカーは、quotationを特定の文脈で使うことが多く、特に著作権のある文献や著名な言葉を引用する場合に重視されます。対してpassageは、文全体や段落を指すことができるため、引用される内容がより広範囲であることがあります。このため、quotationは特に言葉の正確な引用に注目するのに対し、passageは内容や文脈を重視する傾向があります。例えば、quotationは特定のフレーズや言い回しを強調する際に使われるのに対し、passageは物語のテーマやメッセージを伝えるために引用されることが多いです。
I read a beautiful passage from the book that really moved me.
その本から読んだ美しい一節が私をとても感動させました。
I found a powerful quotation in the book that really inspired me.
その本にあった力強い引用が私をとても刺激しました。
この場合、passageとquotationは異なるニュアンスを持っています。passageは物語の一部や内容の一部分を指し、文全体や段落を含むことができます。一方で、quotationは特定のフレーズや言い回しを引用することに焦点を当てており、通常は文の一部をそのまま引用するためのものです。
「saying」は、一般的な表現や格言、名言など、口頭または書面で表現された言葉を指します。この単語は、特定の人物による引用ではなく、広く共有される考えや知恵を表すことが多いです。例えば、古くから伝わることわざや日常的に使われるフレーズなどが含まれます。
一方で、「quotation」は、特定の人物や著作からの言葉をそのまま引用することを指します。ネイティブスピーカーは、「saying」を使うと、一般的な知恵や文化的な表現を思い浮かべるのに対し、「quotation」は特定の情報源に依存します。例えば、「saying」は「時間は金なり」といった格言を指すことができますが、「quotation」はシェイクスピアの「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」といった特定の引用を指します。このように、両者は文脈によって使い分けられ、ネイティブにとってはその違いが明確です。
Many people love the famous saying, "Actions speak louder than words."
多くの人が「行動は言葉よりも雄弁である」という有名なことわざを愛しています。
Many people love the famous quotation, "Actions speak louder than words."
多くの人が「行動は言葉よりも雄弁である」という有名な引用を愛しています。
この文脈では、sayingとquotationは置換可能ですが、微妙なニュアンスがあります。sayingは一般的な知恵や文化的な表現を指し、一方でquotationは特定の文献や発言を強調します。
My grandmother always shares a wise saying: "A stitch in time saves nine."
私の祖母はいつも「一針の手間は九針の手間を省く」という賢いことわざを教えてくれます。