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pluralityの意味・覚え方・発音

plurality

【名】 相対多数、許多

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/plʊˈrælɪti/

pluralityの意味・説明

pluralityという単語は「多数性」や「多元性」を意味します。この言葉は、あることや物事が複数ある状態を表現する際に使われます。特に、意見や選択肢の数が多い場合などに焦点をあてられることが多いです。

pluralityは、政治や社会学の文脈でよく使われます。たとえば、選挙において「plurality vote」とは、多数票を得た候補者が勝者となることを指します。この場合、必ずしも過半数の票を得る必要はなく、他の候補者よりも多くの票を得れば勝利とされます。

また、pluralityは文化やアイデンティティに関する議論でも重要な概念です。異なる背景や意見が共存する状態を指し、社会の多様性を強調するために使われます。これによって、さまざまな視点やアプローチが認められ、価値を持つことが示されます。

pluralityの基本例文

In some cultures, a plurality of gods is worshipped.
一部の文化では、神々の相対多数が崇拝されています。

pluralityの意味と概念

名詞

1. 複数の状態

pluralityは、物事が複数存在する状態を示します。この意味では、単に数が多いということだけではなく、複数の要素や群れがあることを強調しています。例えば、クラス内に多様な意見や文化が存在する状況が該当します。
The plurality of ideas in the meeting allowed for a richer discussion.
会議でのアイデアの複数性が、より豊かな議論を可能にした。

2. 大きな不定数

この意味のpluralityは、具体的な数が定まっていない、多くの数を指します。特に科学や統計の文脈では、明確な数を示さない場合に使われることがあります。数量的に「多い」と感じられる場合に使われる表現です。
There was a plurality of options available for the project.
プロジェクトには多くの選択肢が用意されていた。

3. 選挙における票数

選挙に関連して、pluralityは特定の候補者や政党が半数未満の票を得て、最も多くの票を得た状態を指します。この状況は、必ずしも過半数でなくても、その候補者が他よりも支持を集めたという意味です。
The candidate won with a plurality of votes, securing the position.
その候補者は、票の過半数ではないが、最も多くの票を得てその地位を確保した。

pluralityの覚え方:語源

pluralityの語源は、ラテン語の「pluralis」に由来しています。この言葉は、「多い」や「複数の」という意味を持つ「plures」(複数形)から派生しています。「plures」は「多さ」を示す語根に由来しており、英語においては「多様性」や「多数」という概念を表現する際に用いられます。

英語の「plural」という単語は、個体や事象が複数存在することを示すために使われ、例えば名詞の複数形を形成する際に重要です。「plurality」はこの意味を引き継いでおり、特に文脈によっては「多数」や「対立する選択肢の中での最も多い数」を指すことがあります。

このように、pluralityは「多くのものが集まった状態」や「多数派」を意味する用語として、様々な場面で利用されます。語源を理解することで、言葉の背景や使われ方を深く知ることができるでしょう。

語源 plu
さらにもっと
More
語源 ity
語源 ty
〜なこと、 〜な性質
More

pluralityの類語・関連語

  • majorityという単語は、全体の過半数、つまり半分以上の量を指します。pluralityは過半数ではないかもしれないのに対し、majorityは常に50%を超えます。例:"The majority voted for the new law."(多数が新しい法律に投票した。)
  • massという単語は、大きな集合体や集団を指す場合に使い、一般的に人々を表します。pluralityは特定の選択肢に対する投票結果を強調しますが、massは人数の多さを強調します。例:"A mass of people attended the festival."(多数の人々が祭りに参加した。)
  • multitudeという単語は、多くの人々や物を指し、様々なグループを含むことができる一般的な表現です。pluralityは特定の選択肢が他と比較して多いことを意味します。例:"A multitude of ideas were presented at the meeting."(多くのアイディアが会議で提案された。)
  • collectionという単語は、特定の目的で集められたものを指します。pluralityは単に数が多いことを指すのに対し、collectionは対象が明確で目的を持って集められていることを示します。例:"She has a large collection of stamps."(彼女は多くの切手を集めている。)


pluralityの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : majority

majority」は、特定のグループや集合の中で最も多い数や割合を示す言葉です。例えば、投票や意見の中で過半数を超える場合に使われることが一般的です。これは、全体の中で「最も多い」という意味合いを持ち、特定の決定や選択を行う際に重要な役割を果たします。
plurality」と「majority」の違いは、主に数量の範囲にあります。「majority」は、全体の50%以上を占める場合を指しますが、「plurality」は、最も多い数を示すものの、必ずしも過半数を超える必要はありません。例えば、選挙で3人の候補者がいる場合、1人の候補者が最も多くの票を得ても、その票が全体の50%に満たない場合、その候補者は「plurality」を持っていると言えますが、過半数(majority)には達していないことになります。このように、両者は使用される文脈によって異なるニュアンスを持つため、正確に使い分けることが大切です。
The majority of the voters supported the new policy.
投票者の過半数が新しい政策を支持しました。
The candidate received a plurality of the votes, but not a majority.
その候補者は票の中で最も多くの票を得ましたが、過半数には達しませんでした。
この例からわかるように、「majority」は過半数を示すのに対し、「plurality」は単に最も多い票を指します。このため、文脈によっては置き換えができません。

類語・関連語 2 : mass

「mass」は、通常、大量のものや集団を指す言葉で、特に物理的な量や大きさを強調する際に使われます。また、あるものが一つのまとまりとして存在することを示す場合にも使用されることがあります。
一方でpluralityは、複数の要素や選択肢が存在することを指し、特にそれらの中での多様性や選択肢の数が重要な文脈で使われます。例えば、政治的な選挙において、複数の候補者がいる状況を表現する際にpluralityが適しています。ネイティブスピーカーは、massが物理的、具体的な量を意味するのに対し、pluralityは抽象的な概念や概念の多様性を重視する場面で使うことを好む傾向があります。したがって、両者は異なる文脈で使われることが多いです。
The mass of students in the auditorium made it difficult to hear the speaker.
講堂にいる学生の大集団のせいで、スピーカーの声が聞き取りにくかった。
The plurality of students in the auditorium made it difficult to hear the speaker.
講堂にいる多くの学生のせいで、スピーカーの声が聞き取りにくかった。
この場合、masspluralityは互換性がありますが、微妙なニュアンスの違いがあります。massは物理的な量を強調しており、具体的な「大集団」を示します。一方、pluralityは「多様性」や「選択肢の数」に焦点を当てており、抽象的な概念としての「多くの学生」を指します。

類語・関連語 3 : multitude

multitude」は「多数」や「大勢」という意味を持つ名詞で、多くの人々や物事が集まっている様子を表現します。一般的に、数が多いことに焦点を当て、具体的な数量を示すことなく使用されることが多いです。また、感情や状況が広がっているときにも使われることがあります。
plurality」は「多数」や「過半数」という意味を持つ名詞ですが、特に選挙や統計の文脈で使われることが多いです。選挙などで、最も多くの票を得た候補者が「plurality」を持つと表現され、必ずしも過半数(50%以上)を意味するわけではありません。したがって、pluralityは特定の状況や文脈に依存しており、数の多さを表す一般的な用語であるmultitudeとは異なります。ネイティブはこの二つの単語を使い分け、multitudeは単なる「数の多さ」を表現する際に使用し、一方でpluralityは特定の条件下での「最も多い数」を指す際に使用します。
The park was filled with a multitude of people enjoying the sunny day.
公園には、晴れた日を楽しむ多数の人々が集まっていた。
The candidate won the election by a plurality of votes.
その候補者は、票の過半数で選挙に勝った。
この二つの文では、multitudeは一般的な「多くの人々」を示し、pluralityは特定の選挙結果における「最も多い票数」を示しています。したがって、文脈が異なるため、両者は置換可能ではありません。

類語・関連語 4 : collection

単語collectionは、「収集」や「集合」を意味し、特に物や情報が集まった状態を指します。この単語は、特定のテーマや目的に基づいて集められたものを強調する傾向があります。例えば、アートのコレクションやデータのコレクションなどが挙げられます。
一方で、単語pluralityは、複数性や多様性を強調しますが、単に数が多いことを示すだけでなく、その中に含まれる多様な要素や意見の存在も含みます。例えば、選挙の結果におけるpluralityは、特定の候補者が最も多くの票を得たが、必ずしも過半数を獲得したわけではないというニュアンスを持ちます。このように、両者は「多くのものが集まる」という点では共通していますが、collectionは物理的な集まりに焦点を当てるのに対し、pluralityはその多様性や数量の文脈を重視します。ネイティブスピーカーは、これらの単語を使い分ける際に、文脈や強調したい内容に応じて選択します。
The museum has a fascinating collection of ancient artifacts.
その博物館には古代の遺物の魅力的なコレクションがあります。
The election resulted in a plurality for the candidate with the most votes.
選挙は、最も多くの票を得た候補者が複数性を持つ結果となりました。
このように、collectionpluralityは、数が多いという点では共通していますが、collectionは物理的に集まったものを指し、pluralityは意見や票の多様性を強調します。したがって、これらの単語が使われる文脈は異なります。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

pluralityのいろいろな使用例

名詞

1. 複数の状態・概念

複雑性

pluralityは複数のものが存在する状態を表し、特に異なる意見や選択肢が共存することを意味します。これは社会的、文化的な視点から重要な概念です。
The plurality of opinions in a debate enriches the discussion.
ディスカッションにおける多様な意見は、議論を豊かにします。
  • plurality of voices - 多様な声
  • plurality of ideas - 多様なアイデア
  • plurality of choices - 多様な選択肢
  • plurality of perspectives - 多様な視点
  • plurality of cultures - 多様な文化
  • plurality of identities - 多様なアイデンティティ
  • plurality of interests - 多様な興味
  • plurality of beliefs - 多様な信念
  • plurality of approaches - 多様なアプローチ
  • plurality of factors - 多様な要因

多数性

この用法では、特定の選択肢や意見が他よりも多くの支持を受けていることを指します。これは政治や意思決定の場面でしばしば見受けられます。
The candidate won the plurality of votes but did not secure a majority.
その候補者は投票の多数を獲得したが、過半数は確保できなかった。
  • plurality of votes - 投票の多数
  • plurality of seats - 議席の多数
  • plurality of support - 支持の多数
  • plurality of winning - 勝利の多数
  • plurality of representatives - 代表者の多数
  • plurality of candidates - 候補者の多数
  • plurality of districts - 選挙区の多数
  • plurality of choices - 選択肢の多数
  • plurality of options - オプションの多数
  • plurality of responses - 反応の多数

2. 語の数や形の多様性

複数形の概念

この観点では、pluralityが語や形の複数性を示し、異なる形が共存することを指します。これは言語学的な視点でも重要です。
A plurality of forms can be found in the modern language.
現代言語には多様な形が存在します。
  • plurality of forms - 形の多数
  • plurality of nouns - 名詞の多数
  • plurality of verbs - 動詞の多数
  • plurality of languages - 言語の多数
  • plurality of styles - スタイルの多数
  • plurality of structures - 構造の多数
  • plurality of expressions - 表現の多数
  • plurality of dialects - 方言の多数
  • plurality of usages - 用法の多数
  • plurality of meanings - 意味の多数

語の使用

このカテゴリでは、pluralityがどのように使われるかに焦点を当てます。特定の状況における名詞の使い方が重要です。
The plurality of languages spoken here makes communication challenging.
ここで話される言語の多様性は、コミュニケーションを困難にします。
  • plurality of speakers - 話者の多数
  • plurality of rules - 規則の多数
  • plurality of meanings - 意味の多数
  • plurality of contexts - 文脈の多数
  • plurality of scenarios - シナリオの多数
  • plurality of interpretations - 解釈の多数
  • plurality of genres - ジャンルの多数
  • plurality of traditions - 伝統の多数
  • plurality of methods - 方法の多数
  • plurality of interpretations - 解釈の多数

英英和

  • a large indefinite number; "a battalion of ants"; "a multitude of TV antennas"; "a plurality of religions"大きな不明確な数許多
    例:a plurality of religions 多くの宗教
  • (in an election with more than 2 options) the number of votes for the candidate or party receiving the greatest number (but less that half of the votes)(2つ以上の選択がある選挙において)最も大きな数(しかし全投票数の半数未満)を獲得した候補者や政党に投票した数相対多数