off the recordの意味・説明
off the recordという単語は「公の場では言わない」「非公式に」という意味を持ちます。このフレーズは、特にインタビューや報道の文脈でよく用いられます。何か重要なことを話す際に、発言者がその情報が公にされることを希望していない場合に使われます。つまり、「この話は録音したり、発表したりしないでください」という意図を示すものです。
この表現は、特にジャーナリズムにおいて重要です。報道関係者は、ふざけた話や私的な見解を取材の場で聞くことがあります。そのような情報は、公式な報道には含まれないことが多く、「off the record」として扱われます。このフレーズは、発言者が安心して自由に意見を表現できる環境を保証するための重要なツールでもあります。
また、off the recordはビジネスの場面でも使われることがあります。会議や非公式な会話で、内情や計画について話す際に、「これは公にしないでください」といった身振りを示すために、この表現を使います。このように、off the recordは、言葉の裏側にある信頼やプライバシーを守るための重要な言葉として、さまざまな場面で用いられます。
off the recordの基本例文
The conversation was strictly off the record.
その会話は厳密にオフレコでした。
He shared some off the record information with me.
彼は私とオフレコの情報を共有しました。
She told me off the record that she would resign soon.
彼女は私にオフレコで、近々辞任すると言っていた。
off the recordの覚え方:語源
off the recordの語源は、英語の「off」と「record」という2つの単語から成り立っています。「off」は「離れて」や「外に」という意味を持ち、何かが公表されたり、公式に記録されることから離れていることを指します。一方、「record」は「記録する」という意味で、特に公的な記録や公式の文書を指します。この二つが組み合わさった「off the record」は、特定の情報や発言が公式に記録されず、非公式であることを示します。つまり、このフレーズは情報の秘密性や私的な性質を強調し、話された内容が外部に伝わることを避ける意図があります。最初はジャーナリズムの分野で使われ始めた言葉で、インタビューや取材の際に、発言が公開されないことを示すために用いられるようになりました。
off the recordの類語・関連語
confidentialという単語は、内密であることを意味し、一般的にプライバシーや秘密を守る必要がある情報に使います。たとえば「This information is confidential.」(この情報は機密です。)のように使い、off the recordよりも「秘密として扱う」ニュアンスが強いです。
privateという単語は、他人に知られたくない個人的な事柄を指します。「I need to discuss something private.」(個人的なことについて話したいです。)という例からも分かるように、自分のプライベートな領域を示す場合に使います。off the recordよりも個人にフォーカスしています。
unofficialという単語は、非公式なことを示し、正式ではない、または許可されていない情報について使われます。たとえば「This is unofficial information.」(これは非公式な情報です。)という場合、off the recordよりも状況の公式性に焦点をあてます。
secretという単語は、知られてはいけないこと、隠すべき事柄を意味します。「It’s a secret.」(それは秘密です。)のように、隠すべきであることが強調され、off the recordよりも強い隠す意識があります。
covertという単語は、隠された、またはひそかに行われることを指し、特に工作や行動が表立たないニュアンスを持ちます。「They conducted a covert operation.」(彼らは秘密の作戦を実行した。)のように、off the recordとは異なり、行動が隠れているイメージが強いです。