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gordian knotの意味・覚え方・発音

gordian knot

複雑な問題

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/ˈɡɔːrdiən nɑt/

gordian knotの意味・説明

gordian knotという単語は「ゴルディアスの結び目」や「複雑な問題」を意味します。この言葉は、古代ギリシャの伝説に由来しています。伝説によると、ゴルディアスという農夫が、彼の馬車をつなげるための特異な結び目を作り、その結び目を解くことができる者がアジアの支配者になるという予言がありました。

gordian knotは、解決が非常に難しい、または複雑な問題や状況を指す際に使われます。どんなに努力しても解決策が見つからない場合や、解決方法があまりにも複雑で面倒なために避けられるような問題に対して使用されることが一般的です。この表現は、物事に取り組む際の難解さや、伝統的な方法では解決できないことを示す際に有効です。

この表現を使うことで、特にビジネスや政治、日常生活において直面する複雑な課題を強調することができます。何かを解決するためには、単純な解法やアプローチでは不十分であることが多いことを示しています。そのため、gordian knotは思考の枠を超えた、革新的な解決策が求められる状況を描写するのにも役立ちます。

gordian knotの基本例文

Solving this issue is like untangling a Gordian knot.
この問題を解決することは、ゴーディアン・ノットをほどくようなものです。
The negotiation process turned into a Gordian knot of conflicting interests.
交渉プロセスは、相反する利害が絡み合ったゴーディアン・ノットになった。
The team faced a Gordian knot of technical challenges that needed to be addressed.
チームは対処する必要がある技術的な課題のゴーディアン・ノットに直面した。

gordian knotの覚え方:語源

gordian knotの語源は、古代ギリシアの伝説に由来します。伝説によると、フリギア王国のゴルディオスという農夫が作った非常に複雑な結び目、いわゆる「ゴルディアスの結び目」があります。この結び目は非常に複雑で、誰も解くことができませんでした。しかし、アレクサンダー大王がこの結び目を見つけた時、彼はその難しさを無視して剣で一刀両断にしました。この行動から、gordian knotは「解決が難しい問題」や「複雑に絡まった状況」という意味で使われるようになりました。ゴルディオスの結び目は単なる物理的な結び目だけでなく、思考の枠組みや困難な問題を象徴するものとしても理解されています。現在では、この表現は比喩的に広く用いられており、様々な文脈で使われることがあります。

gordian knotの類語・関連語

  • mazeという単語は、複雑な経路や道のりを表します。gordian knotのような難解な問題と似ていますが、物理的な迷路や混乱した状況を指すことが多いです。例として、「The garden has a maze.(その庭には迷路があります。)」が挙げられます。
  • problemという単語は、解決が必要な難題を指します。gordian knotは特に解決が非常に難しい問題を表しますが、problemはもっと一般的な言い方です。例として、「I have a math problem.(数学の問題があります。)」が挙げられます。
  • dilemmaという単語は、二つの選択肢がどちらも望ましくない状況を示します。gordian knotは解決不可能な問題の象徴ですが、dilemmaは選択を伴う苦悩を強調します。例として、「I faced a dilemma about my job.(仕事についてのジレンマに直面しました。)」が挙げられます。
  • quandaryという単語は、混乱や迷いの状況を指します。gordian knotは特定の難しい状況を語りますが、quandaryはその状況での立ち往生や困惑を示します。例として、「He was in a quandary about what to do.(彼はどうするべきか迷っていました。)」が挙げられます。
  • snarlという単語は、絡まりや混乱の状況を表します。gordian knotは解決が難しい絡まりを示すのに対し、snarlはより物理的な絡まりや困難を強調します。例として、「The traffic was a snarl.(交通は混乱していました。)」が挙げられます。


gordian knotの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : maze

maze」は、複雑に入り組んだ通路や道筋を持つ構造物、またはそれに似た状況を指します。特に、迷路のように人が迷い込むことができる物理的な構造だけでなく、心理的または論理的に複雑な問題や状況を表すこともあります。一般には、困難を伴う状況や解決が難しい問題を表現する際に使われることが多いです。
gordian knot」は、特に解決が非常に難しい問題や複雑な状況に関連していますが、より象徴的な意味合いがあります。ギリシャ神話に由来し、解決するためには力や知恵が必要とされることを示唆しています。一方で、「maze」は、物理的または抽象的な複雑さを強調し、実際に人々が迷うという具体的な行為を含みます。ネイティブスピーカーは、「gordian knot」を使用する際に、単なる複雑さ以上に、特定の解決策が求められる緊迫感や重要性を感じさせます。それに対して、「maze」は、単に困難な状況であることを示す場合が多く、より軽いニュアンスを持っています。
The project turned into a maze of conflicting opinions and requirements.
そのプロジェクトは、対立する意見や要件の迷路に変わってしまった。
The project became a gordian knot of conflicting opinions and requirements.
そのプロジェクトは、対立する意見や要件のゴルディウスの結び目になってしまった。
この例文では、「maze」と「gordian knot」は、どちらも困難で解決が難しい状況を示していますが、微妙に異なるニュアンスを持っています。「maze」は、迷路のような複雑さを強調しているのに対し、「gordian knot」は、特に解決が難しいという象徴的な意味を持ち、解決策を見出すことが重要であることを示唆しています。

類語・関連語 2 : problem

単語problemは、「問題」という意味を持ち、何か困難な状況や解決すべき課題を指します。この単語は日常会話からビジネスシーンまで幅広く使用され、具体的な事象や抽象的な概念の両方に適用できます。problemは一般的に解決が可能なものであり、解決策を見つけることが重要です。
一方、gordian knotは特に非常に複雑で解決が難しい問題を指します。この表現は、古代ギリシャの伝説に由来しており、特に解決策が見つけにくい状況に使われることが多いです。problemはより一般的な意味を持ち、特定の問題というニュアンスが強いですが、gordian knotはその深刻さや複雑さを強調するために使われるため、使い方に慎重さが求められます。つまり、problemは一般的な「問題」を表すのに対し、gordian knotは「解決が非常に難しい問題」という特別な意味を持つため、ネイティブスピーカーはそれぞれの語の使用場面を意識して使い分けます。
I have a difficult problem to solve.
私には解決が難しい問題があります。
I have a difficult gordian knot to solve.
私には解決が難しいゴルディアスの結び目があります。
この場合、両方の文は同様の意味を持ちます。どちらの表現も「解決が難しい状況」を示していますが、gordian knotを使うとより強調され、特に複雑さが際立つ印象を与えます。

類語・関連語 3 : dilemma

dilemma」は、選択肢が対立していて、どちらを選んでも困難が伴う状況を指します。特に、道徳的な選択や価値観の違いから生じる葛藤を含むことが多いです。日本語では「ジレンマ」と訳され、一般的には両立しない選択肢の間で苦しむ様子を表現します。
gordian knot」と「dilemma」は、どちらも解決が難しい問題を示す言葉ですが、ニュアンスには違いがあります。「gordian knot」は、特に複雑で絡まった状況からの解決策を必要とする場合に使われ、歴史的な背景を持つため、神話的なニュアンスが強いです。一方で、「dilemma」は、選択肢に関連した厳しい状況や心理的な葛藤を強調する言葉で、具体的な選択を伴うことが多いです。このため、「gordian knot」は解決策が見つけにくいことを強調するのに対し、「dilemma」は選択肢の難しさに焦点を当てることが多いです。
I found myself in a difficult dilemma when I had to choose between a job offer and my studies.
仕事のオファーと勉強のどちらを選ぶべきか、私は難しいジレンマに直面した。
I found myself in a difficult gordian knot when I had to choose between a job offer and my studies.
仕事のオファーと勉強のどちらを選ぶべきか、私は難しいゴルディアスの結び目に直面した。
この文脈では、両方の単語が置き換え可能ですが、「dilemma」は選択の困難さを強調し、「gordian knot」は問題の複雑さを強調しています。
She faced a moral dilemma when she had to decide whether to tell the truth or protect her friend.
彼女は真実を話すべきか、友人を守るべきかを決める際に、道徳的なジレンマに直面した。

類語・関連語 4 : quandary

quandary」は、困惑や迷いを表す名詞で、特に選択に対してどのように行動すべきかがわからない状態を指します。この単語は、解決策が見つからない問題や、決断を下すのが難しい状況を示す際に使われます。
一方で、「gordian knot」は、非常に複雑で解決が難しい問題を指す表現です。元々はギリシャ神話に由来し、「解くことができない結び目」の象徴とされています。quandaryは、特定の選択肢の中での迷いを強調するのに対し、gordian knotは問題そのものの複雑さを強調するニュアンスがあります。ネイティブスピーカーは、quandaryを用いるとき、迷っている状況を描写する一方で、gordian knotを使うときは、全体としての困難さや複雑さを強調するための表現として使います。
I found myself in a quandary about whether to accept the job offer or stay in my current position.
私は、その仕事のオファーを受け入れるべきか、現在の職に留まるべきか迷っていました。
I felt like I was facing a gordian knot when trying to decide between two equally appealing job offers.
二つの同様に魅力的な仕事のオファーの間で決めようとしたとき、私は非常に複雑な問題に直面しているように感じました。
この場合、quandarygordian knotは互換性がありますが、微妙なニュアンスの違いがあります。quandaryは選択の難しさに焦点を当てているのに対し、gordian knotは問題が非常に複雑であることを強調しています。

類語・関連語 5 : snarl

snarl」は、絡まりやもつれを示す言葉で、特に物理的なもの(例えば、毛糸やコードなど)が複雑に絡まっている状態を表すことが多いです。また、比喩的に問題や状況が非常に複雑で解決が難しいことを指すこともあります。
一方で、「gordian knot」は、特に歴史的な背景を持つ言葉で、非常に複雑で解決が困難な問題を指します。ギリシャ神話に由来し、アレクサンダー大王がこの結び目を切ることで解決したという逸話が有名です。つまり、「snarl」は物理的な絡まりや問題に対する具体的な表現であり、「gordian knot」はより抽象的で、歴史的な意味合いを持つ表現です。このように、両者は複雑さを表す点では共通していますが、使用される文脈や含意において異なります。
I found a snarl of wires behind my desk.
机の後ろに絡まったコードを見つけた。
The project became a gordian knot that no one could solve.
そのプロジェクトは誰も解決できない複雑な問題になった。
この例からもわかるように、「snarl」は物理的な絡まりを指し、一方で「gordian knot」は抽象的な問題の複雑さを強調しています。したがって、文脈によって適切な単語を選ぶことが重要です。


gordian knotの覚え方:関連語

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