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dilemmaの意味・覚え方・発音

dilemma

【名】 ジレンマ

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dilemmaの意味・説明

dilemmaという単語は「ジレンマ」や「進退窮まる状況」を意味します。この言葉は、通常、2つ以上の選択肢があり、それらの選択肢がどれも望ましくない、あるいは解決策が難しい状況を示します。このような時、人はどの選択をするかで非常に悩むことになります。

dilemmaは特に倫理的な選択や道徳的な問題を扱う際によく使われます。例えば、ある行動が他人にとって悪影響を及ぼす可能性がある場合、その人はどうするべきか悩むかもしれません。このような状況では、彼らは一つの選択肢を選ぶことによってもう一つの選択肢の利点を失うことがあります。

この言葉は、日常生活やビジネス、さらには文学や映画の中でもよく見られます。人々が直面する難しい選択や葛藤を表現するのに適しています。dilemmaは、単なる選択の難しさだけでなく、感情や価値観の対立とも関係しています。このような背景を踏まえると、dilemmaが使われる状況の深さが理解できるでしょう。

dilemmaの基本例文

I am facing a dilemma over whether to choose the red dress or the blue one for the party tonight.
今夜のパーティーに着るドレス、赤い方と青い方どちらを選ぶべきかジレンマに陥っている。
The company was in a dilemma over whether to cut costs by laying off employees or maintaining the current workforce.
会社は、人員を減らしてコスト削減するか、現状の労働力を維持するかというジレンマに陥っていた。
The politician faced a dilemma when he realized that either he had to break his promise to his constituency or vote against his own principles.
政治家は、自分の公約を破るか、自分の信念に反するかのジレンマに直面した。

dilemmaの意味と概念

名詞

1. 板挟み状態

dilemmaは、特に相反する二つの選択肢の間で葛藤を抱える状況を指します。この状態では、どちらの選択肢も望ましくない場合が多く、決断が難しく感じられます。例えば、仕事と家庭のどちらかを取る必要があるときに、この言葉が使われることがあります。
She found herself in a dilemma when she had to choose between her dream job and spending time with her family.
彼女は夢の仕事と家族との時間のどちらかを選ぶ必要があったとき、板挟みの状態に陥った。

2. 選択の難しさ

この意味では、dilemmaは選ばなければならない二つの選択肢がどちらも良くないため、選びづらい状況を強調します。たとえば、友達を助けるか、自分の利益を優先するかという困難な状況がこれに該当します。
He faced a moral dilemma when asked to lie for a friend.
彼は友達のために嘘をつくように頼まれたとき、道徳的な選択の難しさに直面した。

dilemmaの覚え方:語源

dilemmaの語源は、古代ギリシャ語の「dilemma」に由来しています。この言葉は、「di-」(二、二つ)と「lemma」(前提、仮定)から成り立っています。「lemma」は、ギリシャ語の「lambanein」(持つ、取る)から派生したもので、ある状況や問題の解決において前提となる条件や選択を指します。つまり、dilemmaは「二つの選択肢の間での困難」という意味合いを含んでいます。

このように、dilemmaは特に選択肢が二つあり、そのいずれを選んでも望ましい結果が得られない、または難しい状況を表す際に使われます。英語の「dilemma」として使われるようになったのは、中世ラテン語を経て、英語に取り入れられた段階で、基本的な意味が保持されています。こうした語源を知ることで、この言葉が持つ深いニュアンスや使い方を理解することができます。

語源 bi
語源 di
2つの、 二重の
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dilemmaの類語・関連語

  • quandaryという単語は、解決が難しい状況や選択の難しさを指します。dilemmaが選択肢の対立を強調するのに対し、quandaryは迷いの要素が強いです。例:「He was in a quandary about his job.」(彼は仕事について困っていた)
  • predicamentという単語は、困難な状況や不利な立場を意味します。dilemmaと同じように選択の難しさを含みますが、特に不都合な状態を強調します。例:「She found herself in a difficult predicament.」(彼女は困難な状況に陥った)
  • impasseという単語は、進展がない状態や行き詰まりを意味します。dilemmaは選択に関する問題ですが、impasseは解決策が見つからない状況を指します。例:「They reached an impasse in their negotiations.」(彼らは交渉で行き詰まった)
  • conundrumという単語は、解決が難しい問題や謎を指します。dilemmaは選択肢の対立ですが、conundrumはその問題自体の難しさを強調します。例:「This puzzle is a real conundrum.」(このパズルは本当に難問だ)
  • choiceという単語は、選択肢そのものを指します。dilemmaは選択が難しい場合を指すので、choiceは中立的です。例:「You have a choice to make.」(あなたは選択をする必要がある)


dilemmaの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : quandary

quandary」は、選択肢が複数あり、どれを選ぶべきか決めかねている状態や、困惑している状況を指します。この単語は、特に判断に迷ったり、解決策が見つからない場合に使われます。何かを選ぶことが難しいときの心理的な葛藤を表現する際に適しています。
一方で「dilemma」は、二つの選択肢のどちらかを選ぶことが難しい状況を指すことが多いです。dilemmaは、通常、二者択一の選択肢がある場合に使われ、どちらを選んでも何らかの問題や後悔が伴うことが多いです。例えば、倫理的な選択を迫られる状況や、どちらかを選ぶことで他の選択肢を失う場合などです。ネイティブスピーカーは、quandaryを使うときは、選択肢が多く、全体的に判断が難しい状況を強調する傾向がありますが、dilemmaは特定の二つの選択肢に焦点を当てるため、より具体的な選択の難しさを表すことが多いです。
I found myself in a quandary about which college to attend.
どの大学に通うべきかで、私は困惑してしまった。
I was faced with a dilemma about whether to accept the job offer or continue my studies.
私はその仕事のオファーを受けるべきか、学業を続けるべきかの選択に直面していた。
この文脈では、quandarydilemmaは異なるニュアンスを持ちます。前者は選択肢が多い状況での迷いを示し、後者は二つの選択肢による具体的な葛藤を強調しています。

類語・関連語 2 : predicament

predicament」は、困難な状況や苦境を意味します。特に、解決が難しい問題や選択肢が限られた状況を指すことが多いです。一般的に、誰もが直面する可能性があるような日常的な困難を表現する際に使われることが多い単語です。
一方で、「dilemma」は、選択肢の中にどちらも望ましくない結果が含まれている場合を指します。つまり、2つ以上の選択肢があり、それぞれが困難や問題を引き起こすため、決定が難しい状況を表現します。英語ネイティブは、predicamentを用いるときは「状況が悪い」と感じていることが多く、dilemmaを使うときは「選択が難しい」と感じています。結果的に、predicamentは一般的な困難を示すのに対し、dilemmaは選択の難しさを強調するニュアンスがあるため、使い分けが重要です。
I found myself in a difficult predicament when my friend asked me to choose between two conflicting events.
友達が二つの対立するイベントの中から選ぶように言ったとき、私は困難な状況に直面しました。
I found myself in a challenging dilemma when my friend asked me to choose between two conflicting events.
友達が二つの対立するイベントの中から選ぶように言ったとき、私は挑戦的なジレンマに直面しました。
この二つの文は、どちらの単語も同じ状況を表現しているため、置換可能です。ただし、predicamentはより一般的な困難を示し、dilemmaは特に選択の難しさを強調しています。

類語・関連語 3 : impasse

impasse」は、ある問題や状況において進展がなく、解決策が見つからない状態を指します。特に交渉や議論の場面で使われることが多く、双方が合意できないために進むことができない状況を表します。日本語では「行き詰まり」や「袋小路」と訳されることが一般的です。
dilemma」は、選択肢が二つ以上ある中で、どれを選んでも何らかの問題が生じるような困難な状況を指します。たとえば、倫理的な選択や重要な決定を迫られたときに使われます。対して「impasse」は、すでに進展がない状態を示すため、状況の進展が止まっていることが強調されます。このように、「dilemma」は選択の難しさに焦点を当てているのに対し、「impasse」は進展のない状態を強調します。ネイティブはこの違いを理解し、文脈によって使い分けます。
The negotiations reached an impasse when both sides refused to compromise.
交渉は両者が妥協を拒否したため、行き詰まりに達しました。
The team faced a dilemma when deciding whether to follow the rules or to help the injured player.
チームはルールに従うべきか、負傷した選手を助けるべきかというジレンマに直面しました。
ここでは、「impasse」と「dilemma」は異なる状況を表しています。「impasse」は交渉が進まない状態を示し、合意に達しないことを強調しています。一方で、「dilemma」は選択の難しさに焦点を当てているため、文脈が異なります。

類語・関連語 4 : conundrum

「conundrum」は、解決が難しい問題や難問を指します。特に、複雑で頭を悩ませるような課題に使われることが多い言葉です。時には、ユーモラスなニュアンスを持つこともあり、謎やトリック問題を指す場合もあります。
一方で、dilemmaは、選択肢が二つあり、どちらも望ましくない結果を伴う状況を指します。つまり、dilemmaは「選択の苦悩」を強調する言葉であり、選択肢の間での葛藤や苦しみを表現します。conundrumは一般的に解決策が見つからない問題を指し、その解決が難しい様子を強調しますが、dilemmaは選択の難しさに焦点を当てています。このため、両者は似ているようでいて、具体的な使い方には明確な違いがあります。
Solving the math problem felt like a real conundrum to her.
その数学の問題を解くことは、彼女にとって本当に難問のように感じられた。
She faced a dilemma when choosing between her dream job and her family.
彼女は夢の仕事と家族の間で選択の苦悩に直面した。
この例文では、conundrumdilemmaがそれぞれ異なる状況を示しているため、置換が不自然です。conundrumは解決が難しい問題に焦点を当てており、数学の問題のように定義される一方で、dilemmaは選択肢の苦しさを強調しています。
The detective faced a real conundrum while trying to solve the mystery.
探偵はその謎を解こうとする際に、本当に難しい問題に直面した。

類語・関連語 5 : choice

choice」は、選択肢や選ぶこと自体を指す言葉です。何かを選ぶ際の自由や可能性を強調し、ポジティブな意味合いを持つことが多いです。例えば、「あなたが選ぶことができる」という文脈では、選択の楽しさや自分の意志を表現することができます。
一方で「dilemma」は、選択肢が2つ以上あり、そのどれもが困難である場合を指します。つまり、選ばなければならないが、その結果が容易でない状況を示します。「choice」は単に選択を意味するのに対し、「dilemma」は苦しい選択を強調します。ネイティブスピーカーは、何かを選ぶことが楽しみである場合には「choice」を使い、悩ましい選択を強調する場合には「dilemma」を使います。例えば、友達との遊びのプランを選ぶ際は「choice」を使いますが、仕事の進退を決める時は「dilemma」を使います。
I have a difficult choice to make between two great job offers.
私は2つの素晴らしい仕事のオファーの間で難しい選択をしなければなりません。
I am facing a dilemma between two great job offers.
私は2つの素晴らしい仕事のオファーの間でジレンマに直面しています。
この場合、両方の文で「choice」と「dilemma」は置き換え可能ですが、ニュアンスが異なります。「choice」は選択の楽しさを示すのに対し、「dilemma」はその選択が困難であることを強調します。
Making the right choice can lead to great opportunities.
正しい選択をすることは素晴らしい機会につながることがあります。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

dilemmaの覚え方:Amazon 洋書情報

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【書籍タイトルの和訳例】
私の寝室はオフィスです:その他のインテリアデザインのジレンマ

【書籍の概要】
新しい家に引っ越したばかりで、何から始めればいいのかわからない?壁を塗ることもできず、代わりのソファも買えない?そんな悩みを抱えるあなたに、インテリアデザインの専門家であるジョアンナ・ソーンヒルがアドバイスを提供します。小さな工夫から大きなプロジェクトまで、賃貸住宅や持ち家の両方に役立つ実用的なヒントが満載です。

【「interior」の用法やニュアンス】
「interior」は「内部」や「室内」を意味し、ここでは居住空間やデザインに関連した文脈で使用されています。この書籍のタイトルにある「interior design」は、個人の好みやライフスタイルに応じた空間の装飾や配置を指します。特に、限られた条件下で自分の居住空間をどのように快適に、かつ美しく整えるかに焦点を当てています。著者は、賃貸物件に住む人々が直面する特有の制約を考慮しつつ、実用的で創造的な解決策を提案しています。このように、「interior」は単なる物理的な空間を超え、個々の生活の質を向上させるための重要な要素として扱われています。


【書籍タイトルの和訳例】
「瓶の中の選択肢:会話と思考を刺激する楽しいジレンマ」

【「jar」の用法やニュアンス】
「jar」は「瓶」を意味し、選択肢を物理的に入れる場所を示します。視覚的に多様な選択肢が詰まった状態を想起させ、対話や思考を促す楽しい体験を連想させます。


【書籍タイトルの和訳例】

「難しい選択と倫理的ジレンマ」

【「dilemma」の用法やニュアンス】

dilemma」は、選択肢がどちらも困難または不快な場合に直面する状況を指します。このタイトルでは、倫理的な問題における難しい選択を探求するニュアンスを持っています。


dilemmaのいろいろな使用例

名詞

1. 状況における選択(不確実性や困惑的な選択)

選択の難しさ

dilemma という単語は、特に同等に不利な選択肢の間での困惑や選択の困難を表しています。この状況では、どの選択をすることも必ずしも満足のいく結果にはならないことが多いです。
I faced a dilemma when deciding whether to accept the better-paying job or stay with my current one that I love.
私はより給料の良い仕事を受けるか、愛している現在の仕事に留まるかを決めるとき、dilemma に直面しました。
  • tough dilemma - 難しい選択
  • career dilemma - キャリアに関する選択
  • moral dilemma - 道徳的な選択
  • financial dilemma - 財政的な選択
  • personal dilemma - 個人的な選択
  • ethical dilemma - 倫理的な選択
  • life dilemma - 人生に関わる選択

感情的な葛藤

dilemma はまた、感情的な葛藤や自己の価値観の衝突を示す場合もあります。このような状況では、人は自らの信念や感情に基づいて選択を迫られます。
The dilemma between following my passions and meeting my family's expectations has been weighing on my mind.
私の情熱に従うべきか、家族の期待に応えるべきかというdilemmaが私の心を悩ませています。
  • internal dilemma - 内面的な葛藤
  • family dilemma - 家族に関する選択
  • passion dilemma - 情熱に関する選択
  • expectation dilemma - 期待に関する選択
  • societal dilemma - 社会的な選択
  • relationship dilemma - 人間関係に関する選択
  • identity dilemma - アイデンティティに関する選択

2. 選択の欠如と結果の不確定性

結果の不確実性

dilemma という単語はまた、選択肢が存在するものの、どちらを選んでも結果が不確実であることを意味します。これは時に、決断を下すことを難しくする要因となります。
Choosing a college major can create a dilemma, as many students worry about their future jobs.
大学の専攻を選ぶことがdilemmaを生むことがあります。多くの学生は将来の仕事について心配します。
  • decision-making dilemma - 意思決定の選択
  • ambiguous dilemma - 曖昧な選択
  • future dilemma - 将来に関する選択
  • project dilemma - プロジェクトに関する選択
  • relationship dilemma - 人間関係に関する選択
  • work-life dilemma - 仕事と生活の選択
  • health dilemma - 健康に関する選択

パラドックス的選択

dilemma には、選択自体が相反する要素を含み、そのために事態が複雑化することもあります。こうしたパラドックス的な選択がさらに混乱を引き起こします。
The environmental dilemma of needing jobs versus protecting wildlife is a significant issue in many regions.
仕事が必要なのか、野生生物を保護するのかという環境のdilemmaは、多くの地域で重要な問題です。
  • environmental dilemma - 環境に関する選択
  • dilemma of choice - 選択の選択肢
  • complex dilemma - 複雑な選択
  • global dilemma - グローバルな選択
  • cultural dilemma - 文化に関する選択
  • technological dilemma - 技術に関連する選択
  • philosophical dilemma - 哲学に関する選択

英英和

  • state of uncertainty or perplexity especially as requiring a choice between equally unfavorable options特に、同じように望ましくない選択肢から1つを選ばなければいけない場合の不安定で困難な状態苦境

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