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derelictionの意味・覚え方・発音

dereliction

【名】 怠慢

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/dɛɹ.ɪ.ˈlɪk.ʃən/

derelictionの意味・説明

derelictionという単語は「放置」や「怠慢」を意味します。この言葉は主に、何かを管理または維持する責任を放棄したり、無視したりする状況を指します。特に、誰かが義務を怠った結果、ネガティブな影響を及ぼす場面でよく使われます。

この単語は法的文脈でもよく見られ、建物や土地が放置されている状態、たとえば空き家や廃墟、または社会的な義務としての子どもや地域に対する無関心などを指すことがあります。さらに、軍隊や警察においても、職務を果たさないことを“dereliction of duty”という表現で表し、責任の不履行を強調することがあります。

derelictionという言葉を使うことで、放置された状態や、無責任から生じる問題の深刻さを伝えることができます。そのため、問題解決や状況改善を求める文脈での使用が多いです。特に、公共の場やコミュニティにおける責任を考える際に、重要な概念として扱われます。

derelictionの基本例文

Her dereliction of duty led to the accident.
彼女の職務怠慢が事故を引き起こした。
The dereliction of the building was a safety hazard.
その建物の荒廃は安全上の危険をもたらした。
He was charged with dereliction of his parental duties.
彼は親としての職責を怠ったとして起訴された。

derelictionの意味と概念

名詞

1. 放置

放置は、特定の責任や義務を怠ること、または重要な事柄を無視することを指します。この概念は、状況や物事を管理しないことによって、悪化を招く場合が多いです。例えば、管理職の人が部下の問題をあえて扱わない時や、家の維持管理を怠る時に使われます。
The neglect of the old building led to its rapid deterioration.
その古い建物の放置は、急速な劣化を招いた。

2. 重大な過失

重大な過失は、意図的な無関心や怠慢の結果として発生する状況を指します。例えば、特定の業務や役割において、知っていながら何もしないことが問題を引き起こすことがあります。特に法律や規律が関わる時に使われることが多いです。
His dereliction of duty during the crisis caused serious consequences.
危機の際の彼の重大な過失は、深刻な結果を引き起こした。

derelictionの覚え方:語源

derelictionの語源は、ラテン語の「derelictio」に由来します。この言葉は「離れる」や「捨てる」を意味する「derelictus」という動詞から派生しています。具体的には、接頭辞「de-」(下に、離れて)と動詞「relinquere」(放棄する)を組み合わせた形です。「relinquere」は「再び」(再)と「離れる」(離れる)から成り立っており、全体として「放棄する、見捨てる」といった意味合いがあります。このように、derelictionは「何かを放棄すること」や「見捨てること」を示す言葉として使われており、特に物件や責任について用いられる際に、その状態を指すことが多いです。英語においては、特に無関心や怠慢、責任の放棄に関連した文脈で使用されています。

語源 tion
こと
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derelictionの類語・関連語

  • abandonmentという単語は、何かを放棄することを意味します。特に、責任や所有物を捨てることが強調されます。例: 'the abandonment of ship' (船の放棄)
  • neglectという単語は、何かを無視したり見過ごしたりすることを意味します。責任を果たさないことが焦点となります。例: 'the neglect of duty' (義務の怠慢)
  • forsakingという単語は、意図的に何かを見捨てることを意味します。感情的な要素が強調されることがあります。例: 'forsaking one's family' (家族を見捨てる)
  • desertionという単語は、主に場所や人から去ることを意味します。特に、支援や保護を放棄するニュアンスがあります。例: 'the desertion of a post' (職務の放棄)


derelictionの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : abandonment

単語abandonmentは「放棄」や「見捨てること」を意味し、何かを手放す行為を指します。この単語は、物理的な物から人間関係、責任に至るまで、様々な文脈で使用されます。特に、感情的な側面や道徳的責任を伴う状況で使われることが多く、「見捨てられた」状態を強調します。
一方で、単語derelictionは「怠慢」や「義務の放棄」を意味し、特に責任や義務を果たさないことに焦点を当てています。例えば、親が子供の世話をしない場合や、職場での職務を怠ることが該当します。ネイティブスピーカーは、abandonmentを使用する際には感情的な要素を強調するのに対し、derelictionは法的または倫理的な責任を欠いている状況を指摘する際に使うことが多いです。このように、両者は似たような意味を持ちながらも、使用される文脈やニュアンスに違いがあります。
The family's abandonment of their home left it in ruins.
その家族の家の放棄は、家を ruins にしました。
The family's dereliction of their responsibilities left the house in ruins.
その家族の責任の怠慢は、家を ruins にしました。
この例文では、abandonmentderelictionが互換性を持っていますが、前者は感情的な側面を強調し、後者は責任の欠如を強調する点が異なります。
The abandonment of the pets was heartbreaking for the animal shelter workers.
ペットの放棄は、動物シェルターの職員たちにとって心が痛むことでした。

類語・関連語 2 : neglect

単語neglectは、「無視する」「怠る」といった意味を持ち、特に何かをするべきなのに、それを行わないことを指します。日常生活において、例えば、子供やペットの世話を怠ったり、重要な仕事を後回しにしたりする際に使われます。無関心や注意不足から生じる行動を強調する言葉です。
一方で、単語derelictionは、より重い意味合いを持ち、特に法的または道徳的な責任を怠ることを指します。このため、derelictionは通常、社会的な責任や義務に対する重大な無視を意味し、ネガティブな結果を伴うことが多いです。例えば、政府の職員がその職務を怠った場合など、より公式な文脈で使われることが一般的です。ネイティブスピーカーは、neglectを日常的な軽い怠慢に使う一方で、derelictionは深刻な状況に対して用いるため、両者の使い分けに注意が必要です。
The parents neglected their child's education, allowing them to fall behind in school.
親は子供の教育を怠り、学校で遅れをとることを許してしまった。
The parents were charged with dereliction of duty for failing to ensure their child's education.
親は子供の教育を確保できなかったため、職務怠慢で告発された。
この例文では、neglectは日常的な怠慢を表しているのに対し、derelictionは法的な責任に関連しており、より深刻な状況を示しています。両者は関連性がありますが、使う場面によってニュアンスが異なります。

類語・関連語 3 : forsaking

単語forsakingは「放棄する」や「見捨てる」という意味を持ちます。特に、何かを意図的に手放す場合に使われることが多いです。この言葉は、責任や義務を果たさないこと、または信頼関係を裏切るような状況で用いられることもあります。感情的なニュアンスが含まれることが多く、単に物理的なものを放棄するだけでなく、感情的なつながりを失うことにも焦点を当てています。
単語derelictionは「怠慢」や「義務の放棄」を意味し、特に職務や責任を果たさないことを指します。この単語は主に法律的な文脈や正式な場面で使用されることが多く、個人の責任感の欠如や無関心を強調します。一方で、forsakingはより感情的な要素を含んでおり、何かを意図的に手放す行為を強調します。例えば、derelictionは仕事を怠ることを指す場合が多いですが、forsakingは友情や愛情を捨てることに使われることが多いです。
He was accused of forsaking his responsibilities as a father.
彼は父親としての責任を放棄したと非難された。
He was accused of dereliction of his responsibilities as a father.
彼は父親としての責任の怠慢で非難された。
この例文では、forsakingderelictionは同じ文脈で使われており、置換可能です。両者は責任を果たさないという点では共通していますが、forsakingは意図的に手放す感情的な側面を強調し、derelictionは無関心や怠慢を示すよりフォーマルな表現です。

類語・関連語 4 : desertion

desertion」は、放棄や見捨てることを意味し、特に人や物が本来いるべき場所を離れることを指します。軍事的な文脈では、兵士が任務を放棄することを表すことが多く、より感情的な側面を持っています。この単語は、義務や責任からの逃避を含む場合が多く、特に個人の選択や行動に関連するニュアンスがあります。
dereliction」は、主に放置や無視を示し、特に義務や責任を怠ることを意味します。例えば、法律的な文脈では、職務を怠ったり、管理を怠ったりする場合に使用されることが多いです。「desertion」が個人の選択や行動に焦点を当てるのに対し、「dereliction」は責任の不履行や無視に重きを置いています。このため、ネイティブスピーカーは、状況に応じてこれらの単語を使い分けます。例えば、誰かが家族を捨てた場合は「desertion」を使いますが、職務を怠った場合は「dereliction」を用いることが一般的です。
The soldier faced severe consequences for his desertion from the battlefield.
その兵士は戦場からの放棄に対して厳しい罰を受けた。
The officer was charged with dereliction of duty after abandoning his post.
その将校は自分の職務を怠ったとして起訴された。
この例では、どちらの単語も義務を果たさなかった行動を示していますが、前者は個人の選択に焦点を当て、後者は責任の不履行に重きを置いています。


derelictionの覚え方:関連語

Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

derelictionの会話例

derelictionの日常会話例

「dereliction」という単語は、主に「怠慢」や「放棄」という意味を持ちますが、日常会話ではあまり一般的に使われる単語ではありません。そのため、特定の文脈や状況で使われることが少ないです。以下では、日常会話における使用例を示しますが、実際にはあまり登場しないことを理解してください。

  1. 怠慢
  2. 放棄

意味1: 怠慢

この会話では、Aが友人に対して仕事に対する怠慢について話しています。Aは、Bに自分の責任を果たさないことを指摘しており、その結果としての問題を懸念しています。

【Exapmle 1】
A: I can't believe you left the project unfinished. That's a serious dereliction of duty!
B: プロジェクトを終わらせずに放置するなんて、あなたの責任を果たさないのは本当に深刻な怠慢だよ!
B: I had a lot on my plate, but I understand. I'll make sure it doesn't happen again.
A: いろいろ忙しかったけど、分かったよ。今後はこんなことがないようにするよ。

【Exapmle 2】

A: Did you hear about the maintenance issues in the building? It seems like the management is showing dereliction.
B: 建物のメンテナンス問題について聞いた?管理側が怠慢を見せているようだね。
B: Yeah, they should take better care of the place. It's unacceptable.
A: そうだね、もう少しちゃんと管理してほしいよね。許せないよ。

【Exapmle 3】

A: I noticed that the team has been slacking off lately. Their dereliction is affecting our results.
B: 最近チームが怠けているのに気づいた?彼らの怠慢が私たちの結果に影響を及ぼしているよ。
B: We need to address this issue before it gets worse.
A: これ以上悪化する前に、この問題に対処しないといけないね。

意味2: 放棄

この会話では、Aが計画を放棄したことについてBに話しています。Aは自分の決定に対する責任感の欠如を表現しており、その影響について心配しています。

【Exapmle 1】
A: I regret my decision to not pursue that opportunity. It feels like a dereliction of my potential.
B: そのチャンスを追求しなかったことを後悔しているよ。自分の可能性を放棄したような気がするんだ。
B: It's never too late to change your mind and go for it!
A: 思い直して挑戦するのは決して遅くないよ!

【Exapmle 2】

A: Why did you stop training? That seems like a dereliction of your goals.
B: なんでトレーニングをやめたの?それはあなたの目標を放棄しているように見えるよ。
B: I've just been really busy, but I need to get back on track.
A: 最近本当に忙しかったけど、また軌道に戻さないといけないね。

【Exapmle 3】

A: Leaving that project incomplete feels like a serious dereliction of responsibility.
B: そのプロジェクトを未完のまま放置するのは、責任を放棄しているように感じるよ。
B: Absolutely, we need to finish what we started.
A: その通り、始めたことは最後までやらないとね。

derelictionのビジネス会話例

「dereliction」は、ビジネスの文脈では主に「職務怠慢」や「義務の放棄」という意味で使用されます。この言葉は、特定の責任や義務を怠る行為を指し、特に管理職やリーダーシップにおいて重要です。業務の遂行において怠慢があれば、組織全体に影響を及ぼす可能性が高いため、この言葉は注意深く使われます。

  1. 職務怠慢
  2. 義務の放棄

意味1: 職務怠慢

この会話では、上司が部下の業務遂行における怠慢について指摘しています。職務に対する責任感が欠けていることが問題視され、改善が求められています。

【Example 1】
A: I noticed a serious dereliction of duty in your recent report.
B: 最近の報告書において、あなたの業務に対する怠慢が見受けられました。
B: I'm sorry, but I had many other tasks to complete.
A: 申し訳ありませんが、他にも多くのタスクがあったのです。

【Example 2】

A: If this dereliction continues, we might face serious consequences.
B: もしこの怠慢が続けば、私たちは深刻な結果に直面するかもしれません。
B: I will make sure it doesn’t happen again.
A: 二度とこのようなことが起こらないようにします。

【Example 3】

A: The team can’t afford any dereliction of responsibility at this stage.
B: この段階では、チームは責任に対する怠慢を許容できません。
B: I understand, I will focus more on my tasks.
A: 了解しました、タスクにもっと集中します。

意味2: 義務の放棄

この会話では、ビジネスの倫理や責任に関する議論が行われています。義務を放棄することが組織に与える影響について話し合われており、その重要性が強調されています。

【Example 1】
A: We cannot tolerate any dereliction of our ethical obligations.
B: 私たちは倫理的な義務に対する放棄を許容できません。
B: I completely agree, it’s crucial for our reputation.
A: 私も完全に同意します。それは私たちの評判にとって重要です。

【Example 2】

A: A dereliction like that could damage our client relationships.
B: そのような放棄はクライアントとの関係に損害を与える可能性があります。
B: We should prioritize our commitments to avoid this.
A: これを避けるためには、私たちの約束を優先すべきです。

【Example 3】

A: Any dereliction of duty can lead to legal issues.
B: どんな義務の放棄も法的問題につながる可能性があります。
B: We need to ensure compliance at all times.
A: 常にコンプライアンスを確保する必要があります。

derelictionのいろいろな使用例

名詞

1. negligent behavior (不注意な行動)

neglect of responsibility

この分類は、義務や責任を怠ることを指します。具体的には、あるべきことを行わないことで、他者や物事に対する無関心が現れます。
The manager's dereliction of duties led to the project's failure.
マネージャーの職務怠慢がプロジェクトの失敗につながった。
  • dereliction of care - 介護の怠慢
  • dereliction of duty - 職務の怠慢
  • dereliction of trust - 信頼の放棄
  • dereliction of responsibility - 責任の放棄
  • dereliction of principle - 原則の無視
  • dereliction of attention - 注意の欠如
  • dereliction of policy - 方針の怠慢

abandonment of duty

義務を放棄することを示すこの分類は、特にある役割や仕事に対して全くの無関心や無責任な態度を強調します。
Her dereliction in preparing the report was noticed by the entire team.
レポートの準備における彼女の怠慢はチーム全体に気づかれた。
  • dereliction of commitment - 約束の放棄
  • dereliction of effort - 努力の欠如
  • dereliction of engagement - 参加の怠慢
  • dereliction of loyalty - 忠誠心の欠如
  • dereliction of engagement - 約束の放棄
  • dereliction of support - 支援の欠如
  • dereliction of attention - 注意の不足

2. willful negligence (意図的な無関心)

intentional neglect

故意に注意を払わない行動を強調するこの分類は、選択的に無視することで意図的な無視を示しています。
His dereliction of safety measures resulted in severe consequences.
彼の安全対策の怠慢は深刻な結果を招いた。
  • dereliction of guidelines - ガイドラインの無視
  • dereliction of safety - 安全対策の怠慢
  • dereliction of regulations - 規制の無視
  • dereliction of duty - 任務の意図的な放棄
  • dereliction of standards - 基準の怠慢
  • dereliction of norms - 規範の無視

habitual negligence

日常的に注意を怠ることを示すこの分類は、慢性的な無関心を反映しています。
The company's dereliction in customer service led to a loss of clients.
会社の顧客サービスの怠慢は顧客の喪失につながった。
  • dereliction of service - サービスの放棄
  • dereliction of quality - 品質の低下
  • dereliction of support - 支援の怠慢
  • dereliction of response - 反応の不足
  • dereliction of communication - コミュニケーションの無視
  • dereliction of duty - 任務の放棄

英英和

  • willful negligence未必の故意怠慢
  • a tendency to be negligent and uncaring; "he inherited his delinquency from his father"; "his derelictions were not really intended as crimes"; "his adolescent protest consisted of willful neglect of all his responsibilities"怠慢で無頓着な傾向怠慢