類義語recordは「記録する」という意味で、データや出来事を文書や音声などの形で残すことを指します。特定の情報を正確に保存することが強調されるため、日常生活やビジネスにおいてよく使われます。
一方で、chronicleは「年代記」と訳され、出来事を時系列に沿って記録することを意味します。recordがより一般的で広範な意味を持つのに対し、chronicleは歴史的な出来事や重要な出来事を物語のようにまとめるニュアンスがあります。ネイティブスピーカーは、recordを日常的な記録や情報の保存として使う一方、chronicleは特に歴史的な背景や物語性を持つ場合に使用することが多いです。
I need to record the meeting minutes for future reference.
将来の参考のために、会議の議事録を記録する必要があります。
I need to chronicle the events of the meeting for future reference.
将来の参考のために、会議の出来事を年代記する必要があります。
この文脈では、recordとchronicleはどちらも使えますが、recordは一般的な記録を指すのに対して、chronicleは会議の出来事を物語的に整理するニュアンスが強いです。
「narrative」は物語や話の流れを意味する言葉で、特定の出来事や経験を語る際に使われます。特に、登場人物や状況がどのように展開するかを示すことに重点を置いています。物語性が強い内容や、個人の視点からの語り口を強調する際に適しています。
一方で、chronicleは時系列に沿った出来事の記録を指し、歴史的な文脈で使用されることが多いです。narrativeは物語の形式や語り口に重点を置くのに対し、chronicleは事実を淡々と列挙することに重きを置いています。ネイティブスピーカーは、物語性を強調したい時にはnarrativeを選び、単に出来事を記録する場合にはchronicleを使う傾向があります。たとえば、小説や映画のストーリーを語る際にはnarrativeが適切ですが、歴史的な出来事や年表を作成する場合にはchronicleがより適していると感じるでしょう。
The novel presents a rich narrative of the main character's journey through adversity.
その小説は主人公の逆境を乗り越える旅の豊かな物語を描いています。
The historical document provides a detailed chronicle of the events leading to the revolution.
その歴史的文書は革命に至る出来事の詳細な年代記を提供しています。
この例文では、narrativeとchronicleは異なる文脈で使われており、置換は不可能です。narrativeは物語の流れを強調し、一方でchronicleは事実の列挙に焦点を当てています。
The documentary tells a powerful narrative about climate change and its impact on future generations.
そのドキュメンタリーは気候変動とそれが未来の世代に与える影響についての力強い物語を語っています。
単語historyは、過去の出来事やその記録を指します。特に、特定の国や地域、または人々の文化や社会的な変遷を含む場合が多いです。historyは、一般的に広い範囲の時間的な流れをカバーし、出来事の分析や解釈も含むため、教育や研究の分野でよく使われます。
一方で、chronicleは、特定の出来事や時期を時系列に沿って記録したものを指します。一般的には、出来事を詳細に記録することに重点が置かれ、歴史的な出来事を単に羅列する形式が多いです。このため、historyがより広範で解釈を含むのに対し、chronicleは事実の記録に特化しているといえます。例えば、歴史書は出来事の背後にある理由や影響を分析することが多いですが、年代記は出来事が起こった順に並べられることが主な目的です。この違いから、ネイティブスピーカーは文脈に応じて使い分けます。
The study of history reveals how societies have evolved over time.
歴史の研究は、社会がどのように進化してきたかを明らかにします。
The chronicle of events shows the timeline of the city's development.
出来事の年代記は、その都市の発展のタイムラインを示しています。
この場合、historyとchronicleは異なる焦点を持っています。前者が広い視点から過去を考察するのに対し、後者は特定の出来事を時系列で示すため、互換性はありません。
単語accountは、「報告」や「説明」といった意味を持つ名詞です。何かの出来事や状況を詳しく述べる際に使われることが多く、個人の体験や見解を共有する際にも用いられます。また、口頭や文書での説明を指すことが多く、フォーマルな場面からカジュアルな会話まで幅広く使われます。
一方、単語chronicleは、主に歴史的な出来事や重要な出来事を時間的に追って記録することを指します。ニュアンスとしては、時間の流れに沿った記録を強調しており、より正式で構造的な文脈で使われることが多いです。例えば、歴史の年表や出来事の連続性を示す際に使われます。したがって、accountは個人の視点や経験を重視するのに対し、chronicleは客観的に出来事を整理して記録することに重点を置いていると理解できます。ネイティブスピーカーは、この二つの単語を使い分け、文脈に応じて使うことで、情報の提示方法やスタイルを意識的に変えています。
I wrote an account of my trip to Japan.
私は日本への旅行の報告を書きました。
I wrote a chronicle of my trip to Japan.
私は日本への旅行の記録を書きました。
この文脈では、accountとchronicleはほぼ同じ意味で使われていますが、accountは個人の視点を強調しているのに対し、chronicleは出来事の連続性や構造に焦点を当てています。
She gave a detailed account of the event to the committee.
彼女は委員会にそのイベントの詳細な報告をしました。
類語・関連語 5 : log
単語logは、特定の事象や出来事を記録するための文書や日誌を指します。特に、公式な記録や日々の出来事を記録したものに使われることが多いです。例えば、船や飛行機の航行記録、または日常生活の出来事をつづった日記のようなものが該当します。短く簡潔に記録することが特徴です。
一方、chronicleは、出来事や歴史的な出来事を順序立てて詳細に記録したものを指します。logが一般的に短期間の記録や簡素な形式であるのに対し、chronicleはより長期的で、出来事の背景や詳細な情報を含むことが多いです。chronicleは物語性を持ち、歴史的な文脈や時間の経過を強調するため、通常はより文学的でフォーマルな印象を与えます。このため、logは日常的な記録に使われるのに対して、chronicleは歴史やストーリーを語る文脈で使用されることが多いです。
The scientist kept a detailed log of his experiments.
その科学者は実験の詳細な記録を保持していた。
The historian wrote a comprehensive chronicle of the events leading to the war.
その歴史家は戦争に至る出来事の包括的な年代記を書いた。
この例文では、logとchronicleは異なる文脈で使用されています。logは実験の記録に焦点を当て、簡潔で日常的な記録のニュアンスがありますが、chronicleは歴史的な出来事を詳細に書くという意味合いが強く、形式や内容が異なります。
He wrote in his log about his daily activities during the trip.
彼は旅行中の日々の活動について自身の記録に書いた。