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besetの意味・覚え方・発音

beset

【動】 とりまく

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besetの意味・説明

besetという単語は「取り囲む」や「悩ます」を意味します。主に動詞として使われることが多く、対象が何かに囲まれている状況や、困難や問題がその人に降りかかる様子を表します。英語では、特に災難や困難に直面している状態を強調する際に使われる表現です。

この単語は多くの文脈で使われ、自分自身や他人が苦しむ状況を描写するために用いられます。また、物理的な意味でも使われることがあり、例えば攻撃を受ける際や、厳しい環境に置かれる場合など、さまざまなタイプの「圧力」を表すことができます。

besetは、文学作品やニュース記事などでもよく登場し、感情や状況の複雑さを表現するための効果的な単語です。したがって、この単語を使うことで、より深い意味を伝えることができます。文脈によってその意味が少し変わる場合もあるため、意図するニュアンスを明確にすることが大切です。

besetの基本例文

The company was beset with legal issues.
その会社は法的な問題に直面していた。
The country was beset by economic problems.
その国は経済問題に悩まされた。
The hikers were beset by a sudden snowstorm.
ハイキング中に雪嵐に見舞われた。

besetの意味と概念

動詞

1. 借りかかる・苦しめる

この意味では、'beset'は誰かや何かが常に悩まされたり、問題に囲まれている状態を示します。多くの場合、困難や厄介な状況から逃れられない様子を表現しています。例としては、精神的なストレスや物理的な問題が継続的にその人を悩ませている際に使われます。
The old house was beset by problems such as leaks and electrical issues.
その古い家は、漏れや電気の問題といったさまざまな問題に悩まされていた。

2. 包囲する・襲撃する

この意味は、敵や困難が四方から攻撃している、または包囲している状況を指します。例えば、戦争や危機的な状況で使われ、特に圧倒的な力をもって攻め立てられている様子を表現する際に使用されます。
The soldiers were beset by enemy forces on all sides.
その兵士たちは、四方から敵の部隊に包囲されていた。

3. 宝石などで飾る

この意味では、'beset'は華やかに飾りつけることを表現します。特に宝石や装飾品で美しく飾られる様子を示します。文脈によっては、高級感や豪華さを演出する際にも使用されます。
The crown was beset with jewels, making it look majestic.
その王冠は宝石で飾り立てられており、威厳ある姿を見せていた。

besetの覚え方:語源

"besetの語源は、古英語の「besettan」に由来しています。この言葉は「周囲を囲む」や「取り囲む」という意味を持ち、さらに「be-」という接頭辞と「set」という動詞から成り立っています。「be-」は「周りに」という意味を持ち、「set」は「置く、配置する」を意味します。このように、元々は何かを取り囲むように配置する様子を表現していました。時が経つにつれて、この言葉は「困難や問題に取り巻かれる」という意味合いを持つようになり、特に何らかのトラブルや障害に直面している状態を示すようになりました。この意味は現代英語においても残っており、例えば「彼は多くの問題にbesetされている」というフレーズで見ることができます。"

besetの類語・関連語

  • assailという単語は、攻撃する、襲いかかるという意味です。何かを執拗に攻める感覚があります。例:He was assailed by doubts. (彼は疑念に襲われた。)
  • afflictという単語は、苦しめる、悩ませるという意味です。主に痛みや問題を引き起こすことで苦しむ様子を表します。例:She was afflicted by illness. (彼女は病気に悩まされた。)
  • besiegeという単語は、包囲する、攻囲するという意味です。特定の場所を取り囲んで圧力をかける感覚があります。例:The city was besieged by the enemy. (その都市は敵に包囲された。)
  • troubleという単語は、困難や問題を引き起こすという意味です。何かがうまくいかない状況を表します。例:He troubles his friends with his problems. (彼は友人たちを悩ませる。)
  • harassという単語は、悩ます、嫌がらせをするという意味です。繰り返し苦しめる行為を示します。例:She was harassed by constant calls. (彼女は常に電話で悩まされた。)


besetの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : assail

単語assailは、攻撃や非難を行うことを意味します。特に、強い言葉や行動で相手を攻撃する場合に使われ、肉体的な攻撃だけでなく、言葉による批判や侮辱も含まれます。この単語は、行動が突然で激しい場合に使われることが多いです。
単語besetは、何かに悩まされる、困難や問題に囲まれるという意味を持ちます。この単語は通常、持続的または累積的な影響を強調します。一方で、assailは短期的かつ直接的な攻撃を示すため、二つの単語は文脈によって使い分けられます。例えば、besetは「問題に囲まれている」というニュアンスで使われ、持続的な状態を示すのに対し、assailは「非難される」という瞬間的な行動を示すため、ニュアンスが異なります。
The critics began to assail the new movie for its lack of originality.
批評家たちは、その新しい映画の独創性の欠如を攻撃し始めた。
The novel was beset by many challenges during its publication process.
その小説は出版過程で多くの困難に悩まされていた。
この場合、assailは攻撃的な行動や非難を示し、一時的な状況を表しています。一方で、besetは持続的な問題や困難を示しており、両者は文脈に応じて使い分ける必要があります。

類語・関連語 2 : afflict

単語afflictは、「苦しめる」や「悩ませる」という意味を持ち、特に病気や困難な状況によって人々に影響を与えるときに使われます。何らかの形で不幸をもたらす状況を強調する際によく使用されます。
一方、単語besetは、主に「周囲から襲われる」や「困難に直面する」というニュアンスがあります。例えば、問題や困難が次から次へと襲いかかる状況を表現するのに適しています。ネイティブスピーカーは、afflictが特定の問題や状態が人に与える影響に焦点を当てているのに対し、besetは問題が多方面から同時に押し寄せる様子を強調する傾向があると感じます。
The region was afflicted by a severe drought.
その地域は深刻な干ばつに苦しめられた。
The region was beset by a severe drought.
その地域は深刻な干ばつに襲われた。
この例文では、どちらの単語も自然に使われており、状況の深刻さを表現しています。afflictは「苦しめる」という意味で、特定の影響を強調しますが、besetは問題が周囲から襲いかかる様子を示しています。

類語・関連語 3 : besiege

単語besiegeは、主に「包囲する」や「攻撃する」といった意味を持ち、特に敵に囲まれてその攻撃を受ける状況を指します。戦争や攻撃に関連する文脈でよく使用され、物理的な包囲だけでなく、感情的な圧力や困難に直面することも表現します。
一方、単語besetは「取り囲む」や「悩ませる」といった意味を持ち、主に困難や問題が続けて襲う状況を表します。例えば、何かに悩まされたり、困った状況に直面する際に使われることが多いです。このように、besiegeは物理的・攻撃的なニュアンスが強いのに対し、besetは心理的または状況的な圧力を強調する場合が多いです。ネイティブスピーカーは、この違いを意識して使い分けています。
The city was besieged by enemy forces for weeks.
その都市は数週間にわたって敵軍に包囲された
The city was beset by numerous challenges during the crisis.
その都市は危機の間に多くの困難に悩まされた
この場合、どちらの単語も「周囲を取り巻かれる」という状況を表現していますが、besiegeは物理的な攻撃を強調し、besetは問題や困難に悩む様子を強調しています。

類語・関連語 4 : trouble

単語troubleは「困難」や「問題」という意味を持ち、特に日常生活における小さなトラブルから大きな悩みまで幅広く使われます。感情的な負担や、物理的な障害、または他者との関係における問題に使われることが多く、非常に一般的な語彙です。例えば、友人とのケンカや、仕事でのストレスなど、個人の生活に密接に関連しています。
単語besetは、何らかの問題や困難が持続的に影響を与える様子を強調します。例えば、困難や敵の攻撃に「取り囲まれる」というニュアンスがあり、単なる「問題」とは異なり、より深刻で持続的な状況を示唆します。ネイティブスピーカーは、troubleが一時的で解決可能な問題を指すことが多いのに対し、besetは長期的な困難や圧力を感じる状況で使うことが多いです。つまり、besetは定期的に困難に直面している、あるいは問題が続いている様子を表現するのに適しています。例えば、ビジネスが経済的に厳しい状況に直面している時は、besetが適切に使われるでしょう。
The team faced a lot of trouble during the project.
そのチームはプロジェクト中に多くの問題に直面しました。
The team was beset by challenges throughout the project.
そのチームはプロジェクトを通じて課題に取り囲まれていました
この場合、troublebesetは似たような文脈で使われていますが、ニュアンスが異なります。troubleは一過性の問題を示唆するのに対し、besetは持続的かつ深刻な状況を強調するため、両者には微妙な違いがあります。

類語・関連語 5 : harass

単語harassは、「悩ます」「嫌がらせをする」という意味を持ち、他者に対して繰り返し不快な行動をすることを指します。特に、肉体的、精神的、または感情的なストレスを与える状況を表現する際に使われます。
一方でbesetは、「取り囲む」「悩ませる」という意味があり、特に困難や問題が多くの面で影響を及ぼす場合に使われます。両者は「悩ませる」という点で似ていますが、harassは相手に対する具体的な行動を示すのに対し、besetは状況全体が問題に満ちていることを強調します。つまり、harassは個別の行動を指し、besetは状況を広範囲に捉えています。この違いを理解することで、より適切に使い分けることができます。
The constant phone calls began to harass me, making it difficult to concentrate on my work.
絶え間ない電話が私を嫌がらせし、仕事に集中するのが難しくなった。
The project was beset by numerous challenges, making it hard to stay focused.
そのプロジェクトは多くの課題に悩まされ、集中するのが難しくなった。
この例文では、harassは特定の行動(電話のかけ続け)を示し、besetは状況全体(プロジェクトの課題)を示しています。どちらも「悩ます」という意味合いを持っていますが、使われる文脈が異なるため、適切に選ぶ必要があります。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

besetのいろいろな使用例

動詞

1. 「悩ます、悩ませる」

繰り返しや継続的な影響を与える

この意味では、何かが絶えず人を悩ませたり、精神的な苦痛を与える状況を表す。
The problems continue to beset him, causing great stress.
その問題は彼を悩ませ続け、非常に大きなストレスを引き起こしている。
  • beset by problems - 問題に悩まされる
  • constantly beset - 絶えず悩まされる
  • beset with difficulties - 難題に悩まされる
  • beset by doubts - 疑念に悩まされる
  • beset with fears - 恐れに悩まされる
  • widely beset - 広く悩まされる
  • beset by challenges - 課題に悩まされる

辛さや困難による苦痛

このグループは、特定の状況や出来事が引き起こす感情的または身体的な痛みを指す。
Her childhood was beset with hardships that shaped her character.
彼女の子供時代は、彼女の性格を形成する多くの困難に悩まされていた。
  • beset by grief - 悲しみに悩まされる
  • beset with regrets - 後悔に悩まされる
  • beset by loneliness - 孤独に悩まされる
  • beset with anxiety - 不安に悩まされる
  • often beset by troubles - しばしば問題に悩まされる
  • beset by misfortune - 不運に悩まされる
  • often beset with stress - しばしばストレスに悩まされる

2. 「襲撃する」

周囲からの攻撃

この意味では、何かが周りから継続的に攻撃を受けたり、恐れられることを伝える。
The town was beset by raiders who sought to loot its resources.
その町は資源を略奪しようとする襲撃者に襲われていた。
  • beset by invaders - 襲撃者に襲われる
  • beset by threats - 脅威に襲われる
  • beset by enemies - 敵に襲われる
  • often beset by attacks - 攻撃にしばしば襲われる
  • beset by rivals - 競争相手に襲われる
  • beset by hostile forces - 敵勢力に襲われる
  • beset with opposition - 反対に囲まれる

装飾としての使用

この用法では、物理的に何かを覆ったり、装飾したりすることを意味する。特に豪華に装飾された様子を表現。
The crown was beset with jewels of every color.
その王冠はあらゆる色の宝石で飾られていた。
  • beset with diamonds - ダイヤモンドで飾られる
  • beset by embellishments - 装飾で覆われる
  • beset with flowers - 花で飾られる
  • often beset with decorations - しばしば装飾で覆われる
  • beset by intricate designs - 複雑な模様で飾られる
  • beset with gold leaf - 金箔で飾られる
  • beset by artistic touches - 芸術的なタッチで飾られる

3. その他の意味

問題に直面している

この表現は、特定の問題や状況に直面していることを示す場合に使用される。
He was beset with challenges when starting his own business.
彼は自分のビジネスを始めるときに、多くの課題に直面していた。
  • beset with obstacles - 障害に直面する
  • beset by pressure - プレッシャーに直面する
  • beset with demands - 要求に直面する
  • frequently beset by issues - 頻繁に問題に直面する
  • beset with expectations - 期待に直面する
  • beset by restrictions - 制限に直面する
  • beset with conditions - 条件に直面する

英英和

  • assail or attack on all sides: "The zebra was beset by leopards"全方位を襲撃するあるいは攻撃する襲う
    例:The zebra was beset by leopards. シマウマはヒョウに包囲された。
  • annoy continually or chronically; "He is known to harry his staff when he is overworked"; "This man harasses his female co-workers"継続的に、または慢性的に悩ます責苛む