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vitriolの意味・覚え方・発音

vitriol

【名】 辛辣な言葉、暴言、硫酸

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vitriolの意味・説明

vitriolという単語は「硫酸」や「辛辣な言葉」を意味します。元々は、硫酸の古い名称で、この物質が金属を腐食させる特性から、比喩的に人間関係や言葉の攻撃性を示す際にも使われるようになりました。

この単語には二つの主要な意味があります。第一に、化学的な意味での「硫酸」は強力な腐食性の液体で、多くの化学反応に使用されます。第二に、比喩的な意味では、厳しい批判や攻撃的な言葉を指し、「vitriol of public opinion」という表現が示すように、公衆の評価が持つ厳しさを表現する際に用いられます。

文脈によっては、vitriolはネガティブな感情や意見の表現にも使われ、特に社会的・政治的な議論において聞かれることが多いです。このため、会話や文章において慎重に使われるべき言葉でもあります。

vitriolの基本例文

She used vitriol to clean the metal.
彼女は金属を清掃するために硫酸を使った。
The politician's speech was filled with vitriol.
その政治家のスピーチは毒舌だった。
He spewed vitriol at anyone who disagreed with him.
彼は自分に反対する人に全て毒舌を吐いた。

vitriolの意味と概念

名詞

1. 硫酸

硫酸は非常に腐食性の強い酸で、主に化学産業で広く使用されています。この物質は硫黄酸化物を原料にして作られ、その特性から多くの工業プロセスで重要な役割を果たしています。特に、肥料やバッテリーの製造に使用されることが多いです。
Sulfuric acid is a highly corrosive substance used in various chemical processes.
硫酸はさまざまな化学プロセスで使用される非常に腐食性の強い物質です。

2. 毒舌

この意味では、他人を非難や軽蔑するために使われる強い言葉や表現を指します。しばしば激しい感情や悪意が含まれており、コミュニケーションにおいて敵対的な雰囲気を生み出すことがあります。特に議論や対立の場面で見られることが多いです。
Her vitriol during the meeting made it clear that she was unhappy with the decisions made.
会議中の彼女の毒舌は、彼女が下された決定に不満があることを明らかにした。

3. 嫌悪感

ここでは、強い反感や憎しみの感情を表します。この場合の「vitriol」は心の内面から生じる負の感情を指し、言動や態度に悪影響を及ぼすことがあります。特に、過去の出来事や人間関係から生じる深い心の傷に関連することが多いです。
His vitriol for his former colleagues showed through in his comments.
元同僚に対する彼の嫌悪感は、彼のコメントに表れていた。

動詞

1. 酸の影響を与える

この意味では「vitriol」は化学物質としての硫酸の影響を与えることを指します。また、比喩的に誰かを精神的に攻撃する時にも使われます。つまり、言葉で攻撃することによって相手を傷つけることを表しています。このような行為は、対立や敵意が強い状況で見られることが一般的です。
The angry letter was meant to vitriol her opponent and damage their reputation.
その怒った手紙は、相手を傷つけ、その評判を損なうことを目的としていた。

2. 辛辣な言葉で攻撃する

この意味では、口頭や文章で非常に厳しい非難をすることを指します。感情的な対立や意見の不一致が原因で、相手に対して痛烈な批判を行う場面がいます。このような攻撃は、しばしば自己防衛や反撃の一環として行われることがあります。
He chose to vitriol his colleague during the meeting, causing an uncomfortable atmosphere.
彼は会議中に同僚を厳しく非難し、不快な雰囲気を生み出した。

vitriolの覚え方:語源

vitriolの語源は、ラテン語の「vitriolum」に由来しています。この言葉は「硫酸塩」を意味し、特に硫酸銅を指していました。この単語はさらに遡ると、「vitrum」(ガラス)というラテン語に結びついています。これは、古代において硫酸塩がガラスのように透明であることから名付けられたと考えられています。

中世に入ると、vitriolは化学用語として広まり、具体的には硫酸のことを指すようになりました。その後、フランス語や英語に取り入れられ、最終的には「悪意のある言葉や批判」を表す比喩的な意味も持つようになりました。文学や詩の中では、vitriolはしばしば人や事象に対する厳しい批判を象徴する語として使われます。このように、vitriolは化学から派生した語でありながら、時間とともにその意味が拡張していった言葉なのです。

vitriolの類語・関連語

  • acrimonyという単語は、激しい敵意や不快な状況を表す意味で使われます。特に、対人関係において生じるとげとげしさや侮辱的な態度を示す時に使われます。例: "Their debate was filled with acrimony."(彼らの討論は敵意に満ちていた。)
  • bitternessという単語は、心の中に渦巻く苦しみや恨みを表す意味で使われます。感情的な苦痛や後悔といった否定的な感情を示す時に適しています。例: "She spoke with bitterness about her past."(彼女は過去について苦い思いを語った。)
  • hostilityという単語は、敵意や攻撃的な態度を示す際に使われます。特に、対立する相手に対する直接的な嫌悪感を表現するのに適しています。例: "There was open hostility between the two groups."(その2つのグループの間に公然とした敵意があった。)
  • maliceという単語は、他者に対する悪意や意図的な害を指します。この言葉は、相手を傷つけたくなる衝動や動機に焦点を当てています。例: "She acted with malice towards her former friend."(彼女は以前の友人に対して悪意を持って行動した。)


vitriolの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : acrimony

acrimony」は、主に人間関係における厳しい不快感や敵意を表現する単語で、特に言葉や態度において辛辣さを伴う場合に使われます。例えば、議論や対立の中で生じる冷淡な態度や苦々しさを指し、感情的な苦痛や摩擦を強調します。
vitriol」は、同様に批判的な感情を示す言葉ですが、より強烈で攻撃的な意味合いを持ちます。例えば、vitriolは言葉の暴力や激しい非難を伴うことが多く、相手を傷つける意図が感じられます。ネイティブスピーカーは、acrimonyが冷静な敵意や厳しさを意味するのに対し、vitriolがより感情的で激しい攻撃を示すと理解しています。このため、acrimonyは日常的な議論の中で使われることが多く、vitriolはより極端な状況で使われる傾向があります。
There was a lot of acrimony during the debate about the new policy.
新しい政策についての議論では、多くの厳しい不快感がありました。
There was a lot of vitriol during the debate about the new policy.
新しい政策についての議論では、多くの攻撃的な批判がありました。
この文では、acrimonyvitriolは共に議論における否定的な感情を表していますが、acrimonyはより冷静で厳しい態度を示すのに対し、vitriolは激しい攻撃性を含んでいます。
The meeting was filled with acrimony as the two sides clashed over their differing opinions.
その会議は、二つの側が意見の相違で衝突したため、多くの厳しい不快感に満ちていました。

類語・関連語 2 : bitterness

bitterness」は、主に強い恨みや不満、または苦味を表す言葉です。この単語は、感情的な苦痛や失望から生じる否定的な感情を指すことが多いです。「bitterness」は、個人の経験や状況に基づく感情の状態を強調することが多く、具体的な状況や人間関係の中で使われることが一般的です。
vitriol」は、比喩的に非常に辛辣な批判や攻撃的な言葉を表す際に使用されます。一方で「bitterness」は感情そのものを指すのに対し、「vitriol」はその感情が言葉として表現された結果を指します。例えば、会話や文章の中での攻撃性や侮蔑が「vitriol」であり、個人の内面的な感情や苦痛が「bitterness」です。このように、ネイティブスピーカーは状況や発言のトーンによって使い分けます。また、「vitriol」は強い否定的な感情を伴うため、より強いインパクトを持つ言葉として扱われます。
She spoke with a sense of bitterness after the breakup.
彼女は別れた後、強い恨みを感じて話した。
She spoke with a sense of vitriol after the breakup.
彼女は別れた後、非常に辛辣な言葉で話した。
この場合、「bitterness」と「vitriol」は似た文脈で使用されていますが、ニュアンスが異なります。「bitterness」は感情を、そして「vitriol」はその感情が表現されたトーンを示しています。

類語・関連語 3 : hostility

hostility」は、敵意や対立を表す言葉であり、特に人々やグループ間の感情的な緊張や敵対的な態度を示します。hostilityは、個人的な関係や国際的な関係においても使われ、しばしば攻撃的な行動や言動に結びつきます。
一方で、vitriolは、より強い感情を伴う言葉で、特に痛烈な批判や侮辱を指します。hostilityが主に感情的な敵意を表すのに対し、vitriolはその敵意が言葉や行動において非常に攻撃的で毒のある形を取ることを強調しています。ネイティブスピーカーは、hostilityを一般的な敵対感情として使うのに対し、vitriolは特に厳しい批判や侮辱が含まれる場合に使用します。例えば、政治的な討論において、単なる対立を表す時にはhostilityを使い、個人に対する痛烈な非難が含まれる時にはvitriolを選ぶことが多いです。
There was a growing sense of hostility between the two rival groups.
二つの対立するグループの間に、敵意が高まっていた。
The politician’s speech was filled with vitriol aimed at his opponents.
その政治家の演説は、対立者に向けた痛烈な批判で満ちていた。
この例から、hostilityは一般的な敵意を示すのに対し、vitriolは特に辛辣な表現を強調していることが分かります。

類語・関連語 4 : malice

malice」は、他者に対して意図的に悪意を持って行動することを指します。この単語は、憎しみや敵意を伴い、他人に対して害を与えることを目的とした心の状態を表します。日常会話や文学の中で、他者に対する悪意のある行動や感情を表現する際に使われることが多いです。
一方で「vitriol」は、主に言葉や態度が非常に辛辣で攻撃的であることを示す言葉です。両者の違いは、maliceが他者に対する意図的な悪意を強調するのに対し、vitriolはその悪意が特に激しく、鋭い言葉で表現されることに重きを置いている点です。例えば、maliceは誰かを傷つけようとする心の状態を示し、vitriolはその心の状態から発せられる毒舌や攻撃的な表現を指すことが多いです。ネイティブスピーカーはこの違いをしっかり理解しており、文脈によって使い分けています。
She spoke with malice when criticizing her opponent's performance.
彼女は対戦相手のパフォーマンスを批判するとき、悪意を持って話した。
She spoke with vitriol when criticizing her opponent's performance.
彼女は対戦相手のパフォーマンスを批判するとき、非常に辛辣な言葉で話した。
この文では、malicevitriolが互換性がありますが、微妙なニュアンスが異なります。maliceは悪意を持っていることを強調し、vitriolはその悪意が特に攻撃的で辛辣であることに焦点を当てています。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

vitriolのいろいろな使用例

名詞

1. 酸 (H2SO4としての意味)

概要

この分類では、vitriolが化学物質としての強腐食性酸を指しています。この酸は主に化学産業で利用されており、さまざまな反応において重要な役割を果たします。
Vitriol is commonly used in the production of fertilizers and explosives.
ビトリオールは、肥料や爆薬の製造に一般的に使用されます。
  • vitriol production - ビトリオールの生産
  • handling vitriol - ビトリオールの取り扱い
  • concentrated vitriol - 濃縮ビトリオール
  • dilute vitriol - 希釈ビトリオール
  • vitriol safety - ビトリオールの安全性
  • storing vitriol - ビトリオールの保管
  • using vitriol - ビトリオールの使用
  • measuring vitriol - ビトリオールの測定
  • transporting vitriol - ビトリオールの輸送
  • reacting with vitriol - ビトリオールとの反応

化学的特性

この分類では、vitriolの化学的性質や反応について説明します。ビトリオールは非常に強い酸性を持っており、さまざまな金属や有機物と反応することがあります。
Handling vitriol requires special equipment due to its corrosive nature.
ビトリオールを扱うには、その腐食性のため特別な機器が必要です。
  • vitriol reaction - ビトリオールの反応
  • vitriol solutions - ビトリオール溶液
  • storing vitriol safely - ビトリオールの安全な保管
  • concentrated vitriol use - 濃縮ビトリオールの使用
  • vitriol exposure - ビトリオールへの曝露
  • vitriol corrosiveness - ビトリオールの腐食性
  • vitriol as a dehydrating agent - 脱水剤としてのビトリオール
  • vitriol's thermal properties - ビトリオールの熱特性
  • vitriol and metals - ビトリオールと金属の関係
  • disposing of vitriol - ビトリオールの廃棄

2. 嫌悪感を表す言葉(攻撃的または毒舌)

概要

この分類では、vitriolが意味する、非難や攻撃的な言葉を披露します。この語は比喩的に使われることが多く、強い敵意や悪意を示します。
Her vitriol during the debate shocked everyone present.
討論中の彼女のビトリオールは、出席していた全員を驚かせました。
  • vitriol remarks - ビトリオールな発言
  • expressing vitriol - ビトリオールを表現する
  • rich in vitriol - ビトリオールに満ちた
  • vitriol in criticism - 批判の中のビトリオール
  • avoiding vitriol - ビトリオールを避ける
  • vitriol-filled speech - ビトリオールに満ちたスピーチ
  • television with vitriol - ビトリオールを含むテレビ
  • vitriol directed at - ~に向けられたビトリオール
  • vitriol-laden comments - ビトリオールを含んだコメント
  • dispensing vitriol - ビトリオールを撒き散らす

社会的影響

この分類では、vitriolが社会の中でどのような影響を持つかを探ります。攻撃的な言葉は、コミュニケーションの質を悪化させ、人間関係にネガティブな影響を及ぼすことがあります。
The vitriol exchanged on social media can lead to real-life conflicts.
ソーシャルメディアで交わされるビトリオールは、現実の対立を引き起こす可能性があります。
  • vitriol in discourse - ディスコースにおけるビトリオール
  • consequences of vitriol - ビトリオールの結果
  • countering vitriol - ビトリオールに対抗する
  • spreading vitriol - ビトリオールを広める
  • vitriol escalations - ビトリオールのエスカレーション
  • vitriol in politics - 政治におけるビトリオール
  • combating vitriol - ビトリオールと戦う
  • the role of vitriol - ビトリオールの役割
  • addressing vitriol - ビトリオールに対処する
  • managing vitriol - ビトリオールを管理する

動詞

1. 苦い言葉で傷つける

言葉の攻撃

この表現は、言葉によって他人を精神的に攻撃したり、侮辱したりする行為を示します。この文脈では、'vitriol'は非常に批判的または敵意のある発言を指します。
He vitriols his opponents during debates.
彼は討論中に対立者を攻撃する。
  • vitriol words - 辛辣な言葉
  • vitriol comments - 過激なコメント
  • vitriol speech - 中傷的な演説
  • vitriol attack - 言葉の攻撃
  • vitriol criticism - 忌まわしい批判
  • vitriol remarks - 侮蔑的な発言
  • vitriol rhetoric - 暴力的な修辞
  • vitriol accusations - 残酷な非難
  • vitriol exchanges - 苦いやり取り
  • vitriol insults - 侮辱的な言葉

意見の反発

ここでは、意見の違いや不満を表現するために、鋭い批判や侮辱的な発言をすることを指します。この場合、'vitriol'は特に感情的な反応を伴うことが多いです。
She was vitrioling about the new policy changes.
彼女は新しい政策の変更について厳しく非難していた。
  • vitriol against - に対する激しい非難
  • vitriol concerning - に関する厳しい言葉
  • vitriol towards - に向けた攻撃的な態度
  • vitriol over - に対する苦情
  • vitriol regarding - に関する侮辱
  • vitriol about - に関する辛辣な言葉
  • vitriol on - に対する酷評
  • vitriol at - に対する批判的な見解
  • vitriol response - 応答への厳しい反応
  • vitriol tone - 侮蔑的な口調

2. 硫酸を使って傷つける

物理的な攻撃

この用法では、'vitriol'が物理的な傷害、特に酸を用いての攻撃を指します。この場合、言葉の暴力とは異なり、実際の痛みを伴います。
They vitrioled their enemies with acid.
彼らは敵を酸で攻撃した。
  • vitriol attack - 酸攻撃
  • vitriol injury - 酸による傷害
  • vitriol exposure - 酸への曝露
  • vitriol damage - 酸による損害
  • vitriol burn - 酸やけど
  • vitriol exposure incident - 酸の曝露事件
  • vitriol usage - 酸の使用
  • vitriol effects - 酸の影響
  • vitriol incident - 酸による事件
  • vitriol treatment - 酸の治療

その他の攻撃手段

この分類では、通常は言語攻撃として知られる方法に加えて、物理的な手段での攻撃を特に強調しています。
He vitriols both verbally and physically in arguments.
彼は議論の中で言葉と物理的な両方で攻撃する。
  • vitriol both ways - 双方向の攻撃
  • vitriol methods - 攻撃手段
  • vitriol instances - 乖離の事例
  • vitriol confrontation - 対立的な状況
  • vitriol techniques - 手法と攻撃
  • vitriol actions - 行動としての攻撃
  • vitriol resistance - 攻撃への抵抗
  • vitriol outcome - 攻撃の結果
  • vitriol strategy - 攻撃戦略
  • vitriol interaction - 攻撃的な相互作用

英英和

  • (H2SO4) a highly corrosive acid made from sulfur dioxide; widely used in the chemical industry(H2SO4)二酸化硫黄から作られる腐食性の強い酸硫酸塩