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timbreの意味・覚え方・発音

timbre

【名】 響き

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timbreの意味・説明

timbreという単語は「音色」や「音質」を意味します。これは、楽器や声などが持つ特有の音の「質」を指します。たとえば、同じ音の高さでも、ピアノとバイオリンが異なる音色を持つことからもわかるように、音色は楽器ごとの特徴を表現します。

音色は、音の高さや強さだけではなく、その音がどのように生成されるか、つまり音源の物理的特性に由来します。それにより、音楽や音声の多様性が生まれ、異なる楽器や声が持つ個性が際立ちます。音楽理論や音響学でも重要な概念として扱われ、音楽制作や分析の際に多くの場面で用いられます。

また、音色は感情や雰囲気を伝える重要な要素にもなります。音楽のジャンルごとに求められる音色は異なり、特定の楽器があるスタイルに欠かせない場合もあります。このように、timbreは音楽の理解や表現を豊かにするための基礎的な要素として広く利用されています。

timbreの基本例文

The violin has a beautiful timbre.
バイオリンの音色は美しいです。
The cello's timbre is deep and rich.
チェロの音色は深く豊かです。
The timbre of her voice changed when she was angry.
彼女の声の音色は怒ると変わりました。

timbreの意味と概念

名詞

1. 音色

音色とは、音楽や声など、複雑な音の持つ独自の特性を指します。同じ高さや大きさの音でも、楽器や声の種類によって感じられる印象が異なります。例えば、バイオリンとトランペットは、同じ音を出したとしても、その音色は全く異なります。この特性は、音楽の表現において非常に重要です。
The timbre of her voice was so unique that everyone recognized her immediately.
彼女の声の音色は非常にユニークで、誰もがすぐに彼女だと認識した。

timbreの覚え方:語源

timbreの語源は、フランス語の「timbe(ティンブ)」に由来しています。この言葉は、元々「木」とか「材木」を意味し、特に音色や質感に関連する概念として使われるようになりました。音楽の文脈では、異なる楽器や声が生成する音の特性を区別するために「timbre」という用語が使われます。この概念が音楽理論において重要となるのは、同じ音高でも異なる楽器が異なる音の色や質感を持つことから生じます。英語では「timbre」として採用され、音楽だけでなく、広く音響に関するさまざまな分野で使用されています。このように、timbreは音に関する表現を豊かにする言葉として発展し、現在の音楽や音響の理解において重要な要素となっています。

timbreの類語・関連語

  • toneという単語は音の質を示しますが、音の強弱や高低も含まれます。timbreは音に固有の色合いや特性を指し、toneはその音の状態全体を表します。例えば、'The tone of her voice is soothing.'(彼女の声のトーンは心地良い)。
  • qualityという単語は、音や音楽の持つ特定の特性を示します。timbreは特に音の色や質感を表すのに使われるため、qualityはより広範な概念です。例えば、'The quality of the sound is excellent.'(音の質は素晴らしい)。
  • textureという単語は音の表面上の特性や風合いを指しますが、timbreは音の深みや個性を表します。textureは音の感触に近いニュアンスです。例えば、'The texture of the music feels rich.'(音楽のテクスチャーは豊かに感じる)。
  • characterという単語は音の特別な個性を指しますが、timbreはそれをより細かく説明する言葉です。characterは全体的な特性を示します。例えば、'The character of the instrument is unique.'(その楽器のキャラクターは独特である)。
  • registerという単語は、音域や音の位置を表しますが、timbreはその音の具体的な質や色合いに焦点を当てます。registerは音の高さを示すのに対し、timbreは色彩的な面を強調します。例えば、'The register of his voice is deep.'(彼の声のレジスターは低い)。


timbreの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : tone

単語toneは、音や音声の「色合い」や「調子」を指す言葉で、特に音楽や言語において重要です。音の強さや高低、そして感情を表現する際にも使われます。例えば、音楽では楽器や声のtoneがメロディーの雰囲気を形成します。また、会話においても、言葉のtoneは相手に与える印象に影響を与えます。
単語timbreは、音そのものの特性や質感を表します。音楽では、異なる楽器が同じ音高を出したときにも、各楽器のtimbreによって音の印象が異なることを指します。例えば、ピアノとバイオリンは同じ音を出しても、聴こえ方が異なります。このように、toneは音の「調子」や「強さ」を示すのに対し、timbreは音の「色合い」や「質」を強調します。ネイティブスピーカーは、音楽や音声の文脈に応じてこの二つの単語を使い分けます。
The tone of her voice was soothing and calm.
彼女の声のトーンは心地よく落ち着いていました。
The timbre of her voice was soothing and calm.
彼女の声のティンバーは心地よく落ち着いていました。
この文では、tonetimbreが置換可能です。どちらも声の特徴を表しており、自然な文脈で使われています。しかし、前述のように、toneは感情や音の強さを強調するのに対し、timbreは音の質感に焦点を当てています。

類語・関連語 2 : quality

単語qualityは、物や事柄の特性や特徴を指す言葉です。一般的には、あるものの優劣や特性を評価する際に用いられ、良さや悪さを示すことが多いです。音楽の文脈では、音の「質」や「特徴」を表す際にも使われます。
一方、単語timbreは音に特化した用語で、音の「音色」や「響き」を指します。音楽や音声において、その音がどのように聞こえるかを表現する際に使われます。つまり、qualityはより広い意味を持ち、物の特性全般を指すのに対して、timbreは音に関する特定の特性を指すため、使われる文脈が異なることが多いです。ネイティブスピーカーは、これらの単語を使う際に、その文脈に応じて適切な言葉を選びます。音楽の議論では、音色に特化したtimbreが好まれますが、一般的な特性や質について話す場合はqualityが使われることが多いです。
The quality of her voice is very soothing.
彼女の声のはとても心地よい。
The timbre of her voice is very soothing.
彼女の声の音色はとても心地よい。
この例文のように、qualitytimbreは音に関する文脈で置き換え可能ですが、qualityはより広い意味を持つため、音に限らず様々な特性を指すことができる点で異なります。

類語・関連語 3 : texture

単語textureは、物体の表面の質感や構造を指します。たとえば、滑らかさやざらつき、柔らかさや硬さなど、触覚的な特徴を表現するのに使われます。また、音楽や芸術においては、要素の組み合わせや複雑さを示すことにも利用されます。
単語timbreは、音の「音色」や「響き」を指す専門用語で、楽器や声の持つ特有の特徴を表現します。一方で、textureは物理的な質感や音楽における要素の組み合わせを指すため、明確に異なるニュアンスを持ちます。たとえば、音楽では、ある楽器のtimbreはその楽器特有の音色を示し、異なる楽器が同じメロディを演奏した場合でも、textureはそれらの楽器がどのように組み合わさっているかを説明するために使われます。つまり、timbreは一つの音の特性に、textureは音の組み合わせや全体的な印象に焦点を当てています。
The texture of the fabric is smooth and soft.
その布の質感は滑らかで柔らかい。
The timbre of her voice is smooth and soft.
彼女の声の音色は滑らかで柔らかい。
この例文では、texturetimbreは同じ形容詞を使っており、両方の単語が滑らかさや柔らかさを表現していますが、それぞれ異なる文脈で使われています。textureは物理的な質感を指し、timbreは音の特性を指します。

類語・関連語 4 : character

単語characterは、主に「性格」や「特性」を意味します。物や人、出来事の独自の特徴を強調する際に用いられ、特に芸術や音楽の文脈では、作品や表現の個性を示すために使われることが多いです。
一方、timbreは音楽に特化した用語で、音の「音色」や「質感」を指します。例えば、同じ音高でも楽器によって異なる音色を持つことを表現する際に使われます。characterは幅広い文脈で使えるため、より一般的で抽象的な意味合いを持ちますが、timbreは音楽や音に特有の専門用語として使われるため、両者には明確な違いがあります。音楽の文脈においては、timbreを使う方が適切ですが、characterはより一般的な特性を指す際に適しています。
The character of the painting reflects the artist's unique style.
その絵画の特性は、アーティストの独自のスタイルを反映しています。
The timbre of the violin gives it a warm and rich sound.
バイオリンの音色は、それに温かく豊かな音を与えます。
ここでは、charactertimbreは異なる文脈で使われているため、置換は不可能です。characterは一般的な特徴や性格を示し、絵画のスタイルを指す一方で、timbreは音楽の音色に特化した用語です。

類語・関連語 5 : register

類義語registerは、音楽や言語における「音域」や「声域」を指します。特に、音楽の文脈では声や楽器が出せる音の範囲を表し、特定の音域における特性や表現方法を強調します。
一方、timbreは音の「音色」や「音質」を指し、音の特徴や個性を強調します。例えば、同じ音の高さでも、楽器や声によって異なる音色がすることがあります。ネイティブスピーカーは、registerを使う時は特定の音の範囲を意識し、timbreを使う時はその音の質や特性を意識します。つまり、registerは音の高さに関連し、timbreは音の性質に関連しているため、使い分けが重要です。
The singer's register allows her to hit high notes effortlessly.
その歌手の音域は、彼女が高音を楽に出すことを可能にします。
The singer's timbre allows her to hit high notes effortlessly.
その歌手の音色は、彼女が高音を楽に出すことを可能にします。
この文脈では、registertimbreの両方が使われていますが、意味が異なります。registerは音域を指しており、特に高音域に焦点を当てています。一方、timbreはその音の質や特性に注目しており、同じ音域でも異なる音の感じ方を表現しています。


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timbreの会話例

timbreの日常会話例

timbreは音楽や音の質感を表す言葉であり、特に楽器や声の特徴を説明する際に使われます。日常会話での使用は限られていますが、音楽の話題や歌の中でその表現が使われることがあります。主な意味は音の色合いや質感を指しますが、具体的な会話例はあまり多くありません。

  1. 音楽の楽器や声の特性を表す

意味1: 音楽の楽器や声の特性を表す

この会話では、楽器の特性や声の質感について話し合っています。音楽に興味がある二人が、特定の楽器の音の特徴を論じる中でtimbreを使っています。

【Example 1】
A: I really love the timbre of that saxophone!
A: あのサックスの音色が本当に好きなんだ!
B: Yeah, it has a rich and warm timbre that stands out.
B: そうだね、あれは際立った豊かで温かい音色だよね。

【Example 2】

A: What do you think about her voice's timbre?
A: 彼女の声の音色についてどう思う?
B: It's very unique and has a soulful timbre.
B: とてもユニークで、心に響く音色だね。

【Example 3】

A: I think the timbre of a guitar can change depending on the strings.
A: ギターの音色は弦によって変わると思う。
B: Absolutely! The choice of strings really affects the overall timbre.
B: その通り!弦の選び方は全体の音色に大きく影響するね。

timbreのいろいろな使用例

名詞

1. 音の特性(音楽)

音色の違い

音色は、異なる楽器や声が持つ独特の音の特性を指します。この特性は、音楽における感情や表現を豊かにし、同じ音高でも異なる印象を与える要因になります。
The timbre of the violin is distinct from that of the flute.
バイオリンの音色はフルートの音色とは異なります。
  • timbre of a guitar - ギターの音色
  • rich timbre - 豊かな音色
  • warm timbre - 温かみのある音色
  • bright timbre - 明るい音色
  • dark timbre - 暗い音色
  • unique timbre - 独特の音色
  • clear timbre - 明瞭な音色
  • soft timbre - 柔らかな音色
  • complex timbre - 複雑な音色
  • sharp timbre - シャープな音色

声の個性

人の声には、それぞれ独特の音色があり、個々の声が持つ魅力に寄与します。音色が違うことで、同じ歌を歌っても、まったく異なる印象を与えることが可能です。
Her singing voice has a beautiful timbre that captivates the audience.
彼女の歌声は美しい音色を持ち、聴衆を魅了します。
  • timbre of a singer - 歌手の音色
  • deep timbre - 深い音色
  • nasal timbre - 鼻声の音色
  • rich vocal timbre - 豊かな声の音色
  • vibrant timbre - 生き生きとした音色
  • mellow timbre - 滑らかな音色
  • resonant timbre - 響きのある音色
  • breathy timbre - かすれた音色
  • piercing timbre - 鋭い音色
  • resonating timbre - 共鳴する音色

2. 音響学的な特性

音の成分

音色は、音の周波数成分の組み合わせによって形成され、その特性は音楽理論や音響学において重要な要素とされています。これにより、音がどう感じられるかが決まります。
The timbre consists of various harmonics and overtones that define its character.
音色は、その特性を定義する様々な倍音や高調波で構成されています。
  • timbre defined by harmonics - 倍音によって定義される音色
  • timbre shaping by instruments - 楽器による音色の形成
  • changing timbre - 変化する音色
  • composite timbre - 複合的な音色
  • timbre analysis - 音色の分析
  • modulation of timbre - 音色の変調
  • timbre adjustment - 音色の調整
  • sampling timbre - サンプリング音色
  • dynamic timbre - ダイナミックな音色
  • timbre blending - 音色のブレンド

音の認識

音色は、聴覚による音の認識にも大きな影響を与えます。異なる音色の音を聞き分けることができる能力は、音楽的な感受性を高める要因となります。
Listeners can differentiate between timbres, enhancing their musical perception.
リスナーは音色を区別することができ、音楽的な感受性を高めます。
  • mastering timbre recognition - 音色認識の習得
  • timbre perception skills - 音色認識スキル
  • identifying timbre - 音色の識別
  • timbre discrimination - 音色の区別
  • teaching timbre recognition - 音色認識の指導
  • enhancing timbre awareness - 音色の意識を高める
  • practical timbre exercises - 実用的な音色エクササイズ
  • timbre test - 音色テスト
  • auditory timbre training - 聴覚的音色トレーニング
  • professional timbre evaluation - プロの音色評価

英英和

  • (music) the distinctive property of a complex sound (a voice or noise or musical sound); "the timbre of her soprano was rich and lovely"; "the muffled tones of the broken bell summoned them to meet"多くの部分からなる音(声、物音、音楽など)の独特の特性響き
    例:The timbre of her soprano was rich and lovely. 彼女のソプラノの音色は豊かで美しかった。