サイトマップ 
 
 

quibbleの意味・覚え方・発音

quibble

【動】 些細な点をつつく

この単語はもう覚えましたか?
YES
NO
学習記録を保存するにはログインしてください

quibbleの意味・説明

quibbleという単語は「言い抜け」や「細かいことにこだわる」を意味します。この単語は、特に小さな誤りや意見の相違に対して過度に反応する様子を表す際に使われます。たとえば、ディスカッションや議論の中で、重要ではない点を持ち出して議論を延ばす場合などが該当します。

quibbleは多義語として、名詞と動詞の両方の用法があります。名詞の場合、特に些細な問題や議論を指し、相手の主張に対して言葉の使い方や解釈において異議を唱えることが含まれます。動詞としては、細かい点に関して不満を言ったり、マイナス要素を自ら引き起こすような行為を指します。

この単語は特に議論や法律、ディベートの分野でよく使われ、真剣な話し合いの中で無意味な争いを引き起こすことを示唆しています。そのため、相手とのコミュニケーションにおいて注意が必要な言葉となります。

quibbleの基本例文

I don't have time to quibble about the price.
私は値段の取り決めについて口論する時間がない。
She is always ready to quibble about small details.
彼女はいつも些細なことについて口喧嘩する用意がある。
Let's not quibble over minor differences of opinion.
意見の細かな相違点については口喧嘩しないようにしよう。

quibbleの意味と概念

名詞

1. 些細な議論

「quibble」は、本来の争点から逸れた、些細な点や無関係な異議を取り上げることで、論争を避けることを指します。このような行為は、しばしば大きな問題の核心から目を逸らさせる目的で行われるため、相手の意見を否定したり、議論の流れを変える手段として使われることがあります。
She avoided answering my question by quibbling about the details.
彼女は細かいことにこだわって、私の質問に答えるのを避けた。

2. 細かい意見の対立

この意味でも「quibble」は、特に意見や解釈の小さな違いに焦点を当てて、議論や討論を進める過程が無駄になることを意味します。しばしば、当事者間で本質的な合意を得ることが難しくなるため、無駄な対立や時間の浪費を引き起こす要因となります。
Their meeting ended in quibbles over minute details rather than reaching a decision.
その会議は重要な決定に至らず、細かい事柄についての対立で終わった。

動詞

1. 小事を取り上げる

この意味では、重要でない点や無関係な事柄を持ち出して議論を避けたり、議論をややこしくする様子を表します。特に、相手の主張を論理的に反論せず、些細なことで議論を続ける時に使われます。日常会話や商談、対話など、さまざまな場面で見られます。
He tends to quibble over minor details instead of addressing the main issue.
彼は主な問題に対処する代わりに、些細な詳細について議論する傾向がある。

2. 言葉を弄ぶ

この意味は、言葉の曖昧さや解釈の違いを利用して、明確な結論や事実を避けることを指します。特に、法律や議論の場において、意図的に言葉を曖昧にしながら、議論を進めるために使われることが多いです。
The lawyer started to quibble about the phrasing of the contract.
その弁護士は契約の表現について言葉を弄り始めた。

quibbleの覚え方:語源

quibbleの語源は、16世紀後半のフランス語の「quibler」に由来しています。このフランス語は、特に「言い訳をする」や「言葉を弄ぶ」といった意味で使われていました。さらに遡ると、ラテン語の「cūbīlāre」が関係しています。このラテン語は「ベッドに横たわる」という意味を持ち、そこから派生して派手な議論や細かい問題にこだわることを指すようになったと考えられています。

quibbleは、特に細かな点にこだわる、または議論することを意味します。この単語は、何か重要なことではなく些細な違いや細部に対して議論をする際に使われることが多いです。言葉のニュアンスを理解する上で、語源を知ることはその背景や由来を考える手助けとなるでしょう。

語源 qua
語源 qui
何、 だれ
More

quibbleの類語・関連語

  • nitpickという単語は、細かいことにこだわることを指します。quibbleよりもさらに小さな問題に対して批判的になる場合に使います。例:I hate when you nitpick my work.(私の仕事を細かく批評されるのが嫌です。)
  • fussという単語は、必要以上に心配したり騒いだりすることを意味します。quibbleよりも感情的な反応が強い時に使われます。例:She tends to fuss over little things.(彼女は些細なことに必要以上に心配します。)
  • bickerという単語は、軽い口論やいざこざを指します。quibbleと似ていますが、口喧嘩の色が強い場合に多く使われます。例:They bickered about who would do the dishes.(誰が皿を洗うかで口喧嘩をしました。)
  • debateという単語は、通常は重要なトピックについての公式な議論を指します。quibbleは軽い議論ですが、debateはもっと真剣な場面で使われます。例:We debated the best solution to the problem.(その問題に対する最良の解決策を議論しました。)


quibbleの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : nitpick

nitpick」は、細かい点にこだわって、特に重要ではないことを指摘したり、批判したりする行為を意味します。この言葉は、しばしば小さな問題や欠点を過度に気にする様子を表現します。たとえば、誰かが他人の文法ミスや小さな誤りに目を光らせている場合に使われます。
quibble」は、主に意見の相違や小さな事柄について論争をすることを指しますが、その内容があまり重要でないことが多いです。「nitpick」と比較すると、quibbleは議論や討論の側面が強く、相手の意見に対して反論をすることが含まれます。また、nitpickはより軽蔑的なニュアンスがあり、無駄な細かさに対して否定的な意見が含まれます。一方で、quibbleは、時には遊び心を持って軽く議論する際にも使われることがあり、必ずしも否定的な意味合いを持たないことがあります。例えば、学問的な議論や法律の議論において、重要なポイントを強調しつつも、細かい点に対する意見の相違を指す際には「quibble」が適しています。
I don't want to nitpick, but there are several grammatical errors in your essay.
私は細かいことを指摘したくないのですが、あなたのエッセイにはいくつか文法的な誤りがあります。
I don't want to quibble, but there are several grammatical errors in your essay.
私は細かいことで議論したくないのですが、あなたのエッセイにはいくつか文法的な誤りがあります。
この例文からもわかるように、「nitpick」と「quibble」は、どちらも細かい点を指摘する文脈で置換可能です。ただし、「nitpick」には否定的なニュアンスがあり、相手の努力を軽視する印象を与えることがあるため、使い方には注意が必要です。一方、「quibble」の方がやや中立的で、軽い議論の際に使われることが多いです。

類語・関連語 2 : fuss

fuss」は、特に小さな問題や細かいことに対して過剰に心配したり、騒いだりする様子を表します。この単語には、無駄に大騒ぎする、あるいは不必要に気をもむというニュアンスがあります。「fuss」は、しばしば家族や友人とのカジュアルな状況で使われ、あまり深刻でない問題についての心配や議論を示すことが多いです。
quibble」は、細かい点や些細なことで議論をすることを指しますが、その内容はしばしば重要性が低いです。「quibble」は、より知的で論理的な議論の文脈で使われることが多く、特に法律や学術的な議論において使用されることが一般的です。つまり、「fuss」は感情的な反応に焦点を当てるのに対し、「quibble」は論理的な分析や議論に重点を置くため、使用される文脈が異なります。例えば、誰かが誤ったことを言ったときに「fuss」をするのは感情的な反応ですが、「quibble」はその誤りの細かい点を突くことに関連しています。
Don't make such a big fuss over a small mistake.
小さな間違いでそんなに大騒ぎしないで。
You shouldn't quibble over such trivial details.
そんな些細な詳細について議論するべきではない。
この例では、「fuss」と「quibble」がそれぞれ異なる文脈で使われていますが、どちらも「小さな問題についての過剰な反応」という点では共通しています。しかし、「fuss」は感情的な反応を指し、「quibble」は論理的な議論を指すため、互換性はありません。

類語・関連語 3 : bicker

bicker」は、特に小さなことについての口論や言い争いを指します。主に親しい関係の人々が、ささいなことで不満を言い合う場合に使われることが多いです。例えば、兄弟や友達同士の軽い争いがこれに該当します。一般的に、深刻さはないものの、しばしば繰り返されることが特徴です。
quibble」は、主に細かい点についての議論や異論を指し、特に重要でないことに対して不満を述べる際に使います。「bicker」と比較すると、quibbleはより理論的または論理的なニュアンスを持ちます。つまり、「bicker」が感情的な口論を含むのに対し、「quibble」は冷静さを保ったまま、相手の意見に対して細かい点で異議を唱える行為を指します。言い換えれば、「quibble」は論理的な議論を伴うことが多く、時には無意味な議論として捉えられることもあります。
They always bicker about whose turn it is to do the dishes.
彼らはいつも皿洗いをする番について口論します。
They always quibble about whose turn it is to do the dishes.
彼らはいつも皿洗いをする番について細かいことで議論します。
この例文では、「bicker」と「quibble」がどちらも使えます。どちらの単語も「口論」や「議論」を表しますが、「bicker」は感情的な争いを示すのに対し、「quibble」はより理論的な議論を含む印象があります。
The kids tend to bicker over the smallest things.
子供たちは些細なことで口論する傾向があります。

類語・関連語 4 : debate

単語 debate は「議論」や「討論」を意味し、特に意見が対立するテーマについての話し合いを指します。これは一般的に、さまざまな視点を持つ人々が集まり、互いの意見を述べ合う場面で使われます。また、形式的な設定や競技的な文脈での使用も含まれます。
一方で、quibble は「些細なことで口論する」や「細かい点にこだわる」という意味合いが強く、より小さな問題や見解の違いに焦点を当てる場合に使われます。ネイティブスピーカーの感覚では、debate は重要なテーマについての真剣な議論を示すのに対し、quibble はあまり重要でないポイントでの不毛な議論を示唆します。したがって、debate はより大きな問題を扱う際に使われる傾向があり、quibble は単なる「言葉の遊び」や「小さな争い」といったニュアンスが強いです。
The students will engage in a debate about climate change and its impact on future generations.
学生たちは気候変動とそれが将来の世代に与える影響についての議論を行います。
The students will engage in a quibble about the details of the assignment.
学生たちは課題の詳細についての些細な争いを行います。
この例文では、debate は重要なテーマに関する真剣な議論を示し、quibble はその逆で、重要でない細かい点についての不毛な争いを表しています。したがって、文脈によって両者は明確に使い分けられます。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

quibbleのいろいろな使用例

名詞

1. 論点の回避や不適切な異論を挙げること

議論での小さな問題

このグループは、議論や対話の中で生じる小さな問題や不必要な異論に関連しています。quibbleは、大きな論点に対して重要でない点を取り上げることで、本来の議題から注意を逸らす行為を指します。
His quibble about the wording of the contract derailed the entire negotiation.
彼の契約文言に関する小さな問題は、交渉全体を妨げた。
  • quibble over details - 詳細に関して言い争う
  • make a quibble - 小さな異論を述べる
  • avoid a quibble - 小さな問題を避ける
  • raise a quibble - 小さな問題を提起する
  • quibble with the interpretation - 解釈に対して異論を唱える
  • quibble in discussions - 議論の中での小問題
  • focus on the quibble - 小さな問題に焦点を当てる
  • dismiss the quibble - 小さな問題を無視する
  • ignore a quibble - 小さな異論を無視する
  • address the quibble - 小さな問題に対処する

不必要な論点の導入

このサブグループでは、議論や討論において、主要な議題から逸れた不必要な論点や異論を指します。クイブルを用いることは、対話を不必要に複雑にし、本質的な問題を見失う原因となります。
Her quibble on the minor grammatical error distracted us from the main point of the argument.
彼女の小さな文法の誤りに関する異論は、議論の主要なポイントから私たちを逸らせた。
  • point out a quibble - 小さな異論を指摘する
  • dwell on a quibble - 小さな問題に執着する
  • engage in a quibble - 小さな争いをする
  • make a quibble about - について小さな異論を述べる
  • quibble over semantics - 意味論に関して小さな異論を挙げる
  • quibble about terminology - 用語に対して小さな異論を挙げる
  • introduce a quibble - 不必要な異論を導入する
  • fester into a quibble - 小さな問題が大きな争いに発展する
  • reason from a quibble - 小さな異論から論じる
  • resolve a quibble - 小さな問題を解決する

2. 行動や態度における軽視

些細なことに対する無関心

この分類は、重要でないことに対して無関心である態度を指します。quibbleが生じることで、場合によっては重要な議論に対する注意が散漫になり、全体の進展に悪影響を及ぼす可能性があります。
His tendency to quibble shows his lack of commitment to the project.
彼の小さな問題に執着する傾向は、プロジェクトへのコミットメントの欠如を示している。
  • quibble about priorities - 優先事項に関して小さな異論を挙げる
  • quibble in decision-making - 意思決定における小さな異論
  • display a quibble mindset - 小さなことに執着する心構えを持つ
  • challenge without quibble - 小さな問題を挙げずに挑戦する
  • suffer from quibble - 小さな異論に悩まされる
  • take a quibble approach - 小さな異論を持つアプローチをとる
  • fall into a quibble trap - 小さな問題に埋没する落とし穴に陥る
  • recognize a quibble attitude - 小さな問題を重視する態度を認識する
  • respond to a quibble - 小さな問題に応じる
  • overcome a quibble habit - 小さな問題にこだわる習慣を克服する

動詞

1. 不必要な異議を唱える、些細な事で論争する(evade the truth of a point or question by raising irrelevant objections)

些細な論争をする

このサブグループでは、quibbleは、無駄な細部にこだわって論争を繰り広げる行為を指します。この言葉は、通常、重要でない事柄について議論することに関連して使われます。
I often quibble over minor details in a project.
私はプロジェクトの細かい点についてしばしば論争します。
  • quibble over details - 細部について論争する
  • quibble about timing - 時間についてぎくしゃくする
  • don't quibble over small things - 小さなことを気にするな
  • quibble about costs - コストについて論争する
  • quibble over rules - ルールについて異議を唱える
  • quibble over proposals - 提案について小争いする
  • quibble about procedures - 手続きについて迷う

意義を回避する

このサブグループでは、quibbleは何かの重要な核心を避けるために無関係な異議を提起することを指します。重要な問題から注意をそらす手段として用いられます。
He tends to quibble when confronted with difficult questions.
彼は難しい質問をされると、いつも論点をずらします。
  • quibble to avoid questions - 質問を回避するために論争する
  • quibble instead of answering - 答える代わりに論争する
  • quibble rather than engage - 参加する代わりに異議を唱える
  • quibble to distract - そらすために論争する
  • quibble instead of acknowledging - 認める代わりに論じる
  • have a quibble instead of a discussion - 討議の代わりに議論をする
  • quibble when challenged - 挑戦されたときに論争する

2. 些細な事にこだわって論じる(argue over petty things)

形式的な論争

このサブグループでは、quibbleは法的または公式な文脈において、厳密な事細かい論争をする際に使われます。一般的には法廷や公式な状況での細かい異議を意味します。
The lawyer tended to quibble over technicalities in the contract.
その弁護士は契約の細かい部分について議論がちであった。
  • quibble over technicalities - 事細かい法律に異議を唱える
  • quibble about clearances - 許可証について議論する
  • quibble with the judge - 裁判官と異議を唱える
  • quibble over definitions - 定義について論争する
  • quibble regarding clauses - 条項について小争いする
  • quibble about the evidence - 証拠について論じる
  • quibble on procedural matters - 手続きに関する問題を論じる

非公式な場面での細かい議論

このサブグループでは、友人や非公式な状況でquibbleは、程度の低い意見の対立を表します。しばしば冗談交じりの状況で使用されることもあります。
They would often quibble over which movie to watch.
彼らはどの映画を見るかでしばしば冗談交じりの論争をした。
  • quibble about favorite movies - 好きな映画について論争する
  • quibble with friends - 友達と小争いする
  • quibble over vacation plans - 休暇計画について議論する
  • quibble about music preferences - 音楽の好みについて論争する
  • quibble about dinner choices - 夕食の選択について意義を唱える
  • quibble with family - 家族と意義を唱える
  • quibble about sports teams - スポーツチームについて議論する

英英和

  • an evasion of the point of an argument by raising irrelevant distinctions or objections不適切な区別または異論を持ち出すことによる論点の回避あげ足とり