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petardの意味・覚え方・発音

petard

【名】 起爆装置

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petardの意味・説明

petardという単語は「爆薬」や「爆弾」を意味します。特に、petardは小型の爆薬装置で、主にドアを破壊するために使用されることが多いです。この言葉は元々フランス語に由来し、中世の戦争において、城壁や敵の防御を破るために使われました。

また、「petard」は比喩的な意味でも使われることがあります。特に「petard hoisted by his own petard」という表現が有名で、これは自分の仕掛けた罠や計画によって自らが困難な状況に陥ることを意味します。このように、この単語は直接的な意味だけでなく、文学や会話の中で使われることもあるため、ニュアンスを理解することが重要です。

一般的には、戦争や武器に関連する文脈で使われることが多いですが、現代では比喩的な用法が普及しているため、幅広い状況で用いられる可能性があります。特に、誰かが自らの行動によって自身を困らせる場面で耳にすることが多いです。

petardの基本例文

He was caught in his own petard when his lies were exposed.
彼の嘘が暴かれた時、彼は自分の策略に陥った。
The spy planted a petard to sabotage the enemy's operations.
スパイは敵の作戦を妨害するために起爆装置を仕掛けた。
The plan backfired and they ended up being hoisted by their own petard.
計画は裏目に出て、彼らは自分たちの策略で苦しむことになった。

petardの意味と概念

名詞

1. 爆薬装置

ペタードは、主に扉や壁を破壊するために使用される爆発物を指します。特に軍事や犯罪の文脈で使われることが多く、攻撃の一環として初期の手段として導入されることがあります。この言葉は、歴史的には要塞や城の攻撃にも用いられていました。
The soldiers used a petard to break through the enemy's gate.
兵士たちは敵の門を破るためにペタードを使用した。

2. 失敗や逆境

ペタードは、時に自らを傷つけるような失敗や逆境の象徴として使われることもあります。この用法は特に、何かを破壊しようとして自分が逆にその影響を受けてしまうという状況を指します。語源的にも、自らがその影響を受ける運命にあることを示唆しています。
His plan backfired like a petard, causing more trouble than expected.
彼の計画はペタードのように裏目に出て、予想以上のトラブルを引き起こした。

petardの覚え方:語源

petardの語源は、中世フランス語の「pétard」から来ています。この言葉は「爆発する」を意味する動詞「péter」に由来し、さらに古フランス語の「péter」はラテン語の「peditus」や「pedere」に関連しています。これらの語は「破裂する」や「爆風を発する」を指しています。元々は爆薬の一種を指しており、特に城壁や門を破壊するための小型の爆薬を意味していました。

英語に入る際、この言葉は特に「petard」を使って爆薬を表現することが一般的になりましたが、次第に「自らが仕掛けた策略に自分自身が引っかかる」という比喩的な意味も持つようになりました。このように、petardはその元の意味から発展し、人間の行動や失敗に関する文脈でも使われるようになりました。

petardの類語・関連語

  • blunderという単語は、間違いや誤りを指す言葉です。一般的には、意図せずにまたは不注意で行った間違いを意味します。例えば、'He made a blunder in his calculations.'(彼は計算でミスをした。)のように使われます。
  • mistakeという単語は、誤りや間違いの一般的な意味合いを持ちます。blunderよりも広い範囲で使われ、故意ではない誤りや、時には認識の誤りを含みます。例えば、'She realized her mistake in the report.'(彼女は報告書での自分の誤りに気づいた。)のように使います。
  • errorという単語は、特に技術的または計算上の間違いを指すことが多いです。計算やデータの処理に関する誤りを示すために用いられます。例えば、'There was an error in the program.'(プログラムにエラーがあった。)の例が挙げられます。
  • slipという単語は、うっかりした小さな間違いを指します。blunderが大きな過ちを指すのに対して、slipは些細なミスに使われることが多いです。例えば、'I made a slip in my speech.'(私はスピーチでうっかりミスをした。)と言った具合です。
  • faultという単語は、責任や非を含む誤りを指します。mistakeよりも責任の度合いを強調する場面で使われます。例えば、'It was my fault that we were late.'(私のせいで遅れた。)という例があります。


petardの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : blunder

単語blunderは、大きな間違いや失策を指します。特に、注意不足や不注意から生じる失敗を強調する場合に使用されます。例えば、会議での発言ミスや計画の誤りなど、思いもよらない結果を引き起こすことが多いです。日本語で言うところの「失敗」や「誤り」に近いニュアンスを持っています。
一方で、単語petardは、もともとは爆薬を指す言葉であり、「自分の足を吹き飛ばす」という比喩的な意味合いを持ちます。つまり、自分の行動が自分に悪影響を及ぼすことを示します。ネイティブスピーカーは、blunderが主に不注意から生じる間違いを強調するのに対し、petardは自らの行動による逆効果を強調する際に使うことが多いです。したがって、両者は関連性があるものの、使用する場面やニュアンスにおいて明確な違いがあります。
He made a serious blunder during the presentation.
彼はプレゼンテーション中に深刻な失敗を犯した。
He set off a petard during the meeting.
彼は会議中に自分の足を吹き飛ばす行動をした。
この場合、blunderは注意不足からの失敗を示しており、petardは自らの行動の結果としての失敗を示しています。文脈によっては両者が似たような意味合いを持つことがありますが、実際にはニュアンスが異なるため、適切な場面で使い分けることが重要です。
She realized her blunder only after submitting the report.
彼女はレポートを提出した後に初めて自分の失敗に気づいた。

類語・関連語 2 : mistake

mistake」は、何かを誤って行うことや間違いを指します。この単語は、意図しない結果や誤解を伴う行動や判断を示す際に使われます。日常会話や文章の中でよく使われ、軽い間違いから重大な過ちまで幅広く適用可能です。
対して「petard」は、特に爆薬を用いた道具や、それを用いる行為を指す言葉であり、通常は文脈が限定的です。英語ネイティブは「mistake」を日常的に使う一方、「petard」は比喩的に使われることが多く、特に「自分の過ちが自分を傷つける」という意味合いで使われることが多いです。したがって、「mistake」は一般的な間違いや誤りを表すのに対し、「petard」はより特定的な文脈で用いられ、そのニュアンスにおいても異なります。
I made a mistake when I forgot to bring my notes to the meeting.
会議にノートを持って行くのを忘れたとき、私は間違いを犯しました。
I set off my own petard when I forgot to bring my notes to the meeting.
会議にノートを持って行くのを忘れたとき、私は自分の爆薬を引き起こしました。
この文脈では、両方の単語が置換可能ですが、「mistake」は日常的な間違いの表現であり、「petard」は比喩的な使い方として自分の過ちが自分に影響を与える様子を強調しています。

類語・関連語 3 : error

単語errorは、「誤り」や「間違い」を意味し、何らかの過程や判断での不正確さを示します。これは、特に計算やデータ処理、判断において重要な概念です。例えば、数学の問題を解いたときに間違った答えを出した場合、その答えはerrorと呼ばれます。
一方で、petardは「爆竹」や「爆薬」を意味する言葉で、特に自分自身に害を及ぼすような状況で使われることが多いです。英語のネイティブスピーカーは、errorを使うとき、一般的にその間違いがどのような影響をもたらすかを考えますが、petardは自己破滅的な行動や結果を強調するために使われるため、ニュアンスが異なります。例えば、「自分の計画を台無しにする」といった状況では、petardが使われることが多いですが、単に「間違いを犯す」と言いたい場合はerrorが適切です。
I made an error in my calculations.
私は計算で誤りを犯しました。
I shot myself in the foot with a petard in my planning.
私は計画で自分の足を爆竹で撃ってしまいました。
この例文では、errorは計算の誤りを示していますが、petardは自分の計画を台無しにする行為を強調しています。どちらも「間違い」という意味を含んでいますが、文脈によって使い分けられます。

類語・関連語 4 : slip

slip」は、主に滑る、転ぶ、逃すといった意味を持つ単語です。何かが滑ったり、予期せぬミスをしたりすることを表現する際に使われます。この単語は、物理的な動きだけでなく、時間や機会を逃してしまうような抽象的な状況にも使えます。
petard」は、もともと爆薬を使った武器を指しますが、比喩的に自らを傷つけるような状況を引き起こす行動を指すこともあります。「slip」が物理的な動作や小さなミスに関連しているのに対し、「petard」は自己破壊的な行動や予想外の結果を強調します。ネイティブは、この二つの単語を使い分ける際、特に文脈に注意を払い、どの程度の影響や重みがあるかを考慮します。
I didn't mean to slip on the ice.
私は氷の上で滑るつもりはありませんでした。
I didn't mean to petard my own plans.
私は自分の計画を台無しにするつもりはありませんでした。
この例文では、slippetard がそれぞれ異なる状況を表していますが、どちらも意図しない結果を示す点で共通しています。ただし、slip は物理的な動きに焦点を当てているのに対し、petard はより深刻な自己破壊的な行動を示唆しています。
I accidentally slip my phone from my hands.
私はうっかり携帯電話を手から滑り落としてしまいました。

類語・関連語 5 : fault

単語faultは、主に「欠陥」や「誤り」といった意味を持ちます。また、「責任」や「罪」というニュアンスでも使われることがあります。人や物事に何らかの欠点や問題があるときに使われ、特にネガティブな状況を表現する際に頻繁に用いられます。
一方で、単語petardは、特に「爆薬」や「花火」といった意味で使われることが多いですが、比喩的に「自分の失敗によって自分を傷つける」といった意味でも使われることがあります。このように、両者は異なる文脈で使われます。ネイティブスピーカーは、faultを使うとき、欠陥や過失に焦点を当てる一方で、petardは自己反省や自分の行動による結果を強調する際に選ばれる傾向があります。
It was his fault that the project failed.
プロジェクトが失敗したのは彼の責任だった。
He was hoisted by his own petard when he miscalculated the budget.
彼は予算を誤算して自ら失敗を招いた。
この場合、両方の文は個人の責任や自己の行動による結果を示していますが、faultは直接的な責任を強調するのに対し、petardは比喩的に自己の行動による影響を語っています。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

petardのいろいろな使用例

名詞

1. 爆薬装置としての意味

破壊用装置

この分類には、門や壁を破壊するために使用される爆薬装置としての「petard」の用例が含まれます。特に歴史的な戦術や攻城戦において用いられ、強力な威力を持つものです。
The army used a petard to breach the fortified gate.
軍は強化された門を破るためにペタードを使用した。
  • petard explosion - ペタードの爆発
  • set off a petard - ペタードをセットアップする
  • using a petard - ペタードを使用する
  • deploy a petard - ペタードを展開する
  • construct a petard - ペタードを構築する
  • detonate a petard - ペタードを起爆する
  • petard charge - ペタードのチャージ

軍事用語としての用法

この用途では、特に軍事や歴史に関する文脈で使われることが多いです。戦術的な状況や戦争の場面での使用が強調されます。
The soldiers prepared the petard for the final assault.
兵士たちは最終攻撃のためにペタードを準備した。
  • attack with a petard - ペタードで攻撃する
  • breach with a petard - ペタードで突破する
  • carry a petard - ペタードを運ぶ
  • position a petard - ペタードを配置する
  • light a petard - ペタードに火をつける
  • launch a petard - ペタードを発射する
  • command a petard - ペタードを指揮する

2. 他の意味合い

比喩的用法

ペタードは、比喩的に自己破壊的な行為や自らの失敗につながる結果としても使用されます。この場合、主に言語や文学の文脈での使用が一般的です。
His reckless actions would ultimately be his own petard.
彼の無謀な行動は最終的に彼自身のペタードとなるだろう。
  • fall on your petard - 自分で自分を困らせる
  • hoist with your own petard - 自分の罠にかかる
  • be your own petard - 自分のペタードである

文化的参照

この使い方は、特に文学や演劇の中で数多くの参照があり、特にシェイクスピアの作品における用法が知られています。
In Hamlet, the phrase about being hoist with your own petard emphasizes tragic irony.
『ハムレット』では、自分のペタードによって逆襲されるという言葉が悲劇的な皮肉を強調している。
  • reference in literature - 文学での参照
  • cultural idiom - 文化的な慣用句
  • Shakespearean petard - シェイクスピアのペタード