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nepotismの意味・覚え方・発音

nepotism

【名】 ネポティズム

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/ˈnɛp.ə.tɪ.zəm/

nepotismの意味・説明

nepotismという単語は「縁故主義」や「親族昇進」を意味します。この言葉は、特に仕事や政治において、親族や友人を優遇し、他の候補者よりも不当に優位に立たせることを指します。具体的には、企業や組織での採用や昇進の際、仕事の能力や業績よりも、血縁関係や個人的なつながりによって決定されることです。

nepotismは、しばしば公正さや平等から逸脱する行為として批判されます。この現象は、競争を不平等にし、組織の士気や効率性に悪影響を及ぼす場合があります。そのため、多くの国や企業では、nepotismを防ぐための政策やガイドラインが設けられています。特に公的機関や権力のある地位にある人々が、親族を優遇することは、倫理的な問題を引き起こすことがあります。

この言葉は、ビジネス界や政治の文脈でよく使われます。特に、採用や昇進に関する話題で、従業員間の不満や社会問題の一環として触れられることが多いです。nepotismの存在は、組織の内部文化やリーダーシップのスタイルにも影響を与えるため、関連する議論が続いています。

nepotismの基本例文

The company has a policy against nepotism.
その会社は一族扶持を禁止する方針を持っています。
The boss was accused of nepotism for hiring his son.
上司は彼の息子を採用することで一族扶持をしたとして非難されました。
Nepotism can lead to a lack of diversity in the workplace.
一族扶持は職場の多様性の欠如を招く可能性があります。

nepotismの意味と概念

名詞

1. 親族優遇

ネポティズムは、権力のある人が親族や近しい友人に特別な恩恵を与えることを指します。通常、仕事の採用や昇進の際に見られるこの現象は、公平な機会を損なうため、社会的な問題とされます。このような慣行は、特にビジネスや政治の世界で批判されることが多いです。
The manager was accused of nepotism for hiring his brother instead of the more qualified candidate.
そのマネージャーは、より適格な候補者の代わりに弟を雇ったことで、ネポティズムを非難された。

nepotismの覚え方:語源

nepotismの語源は、ラテン語の「nepos」に由来します。この「nepos」は「甥」や「孫」を意味し、特に家族や親族の関係を指していました。中世ヨーロッパでは、特にカトリック教会の高位の聖職者が、血縁者に特権や地位を与えることが問題視されていました。このような現象から「nepotism」という言葉が生まれました。具体的には、教会の高位の役職についた人々が、自らの親族や友人を優遇し、昇進させることが広く行われたため、この言葉が使われるようになったのです。今日では、一般的に権力者が自らの親族や知人を不当に優遇する行為を指して用いられています。

語源 ism
主義
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nepotismの類語・関連語

  • cronyismという単語は、友人や知人を優遇している状態を指します。nepotismが家族を対象にするのに対し、cronyismは友情や人間関係に基づいて特別扱いをします。例:His cronyism in hiring was obvious.(彼の雇用における友人優遇は明らかだった)
  • favoritismという単語は、特定の人を他の人よりも優遇することを指します。nepotismが家族を重視するのに対し、favoritismは親しい関係に基づく広い概念です。例:She shows favoritism to her children.(彼女は子どもたちに特別扱いをしている)
  • partialityという単語は、偏った見方や不公平な扱いを示します。nepotismは特に家族関係に焦点を当てるのに対し、partialityは一般的に偏見を指します。例:His partiality towards his brother was evident.(彼の弟に対する偏見は明らかだった)
  • biasという単語は、特定の視点に基づく先入観を示します。nepotismは血縁に基づく特別扱いですが、biasはそれを含めた広い意味での偏りを示します。例:There was a bias in her decision making.(彼女の意思決定には偏りがあった)


nepotismの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : cronyism

cronyism」は、特に政治やビジネスの場において、友人や知人を優遇する行為を指します。これは、能力や適性ではなく、個人的な関係を重視して利益を得ることから、しばしば批判されます。nepotism(血縁者優遇)と似ていますが、cronyismは友人や知人との関係に特化している点が特徴です。
nepotism」と「cronyism」の違いは、優遇される対象の関係性にあります。nepotismは家族や親戚を優遇することであり、通常は雇用や昇進において見られる行為です。一方で、cronyismは、友人や長年の知人を優遇する行為を指します。ネイティブスピーカーは、これらの言葉を区別して使います。たとえば、政治家が友人を役職に任命することはcronyismであり、親族を役職に就けることはnepotismです。このように、両者は似ているが根本的な関係性が異なるため、文脈に応じて使い分ける必要があります。
The mayor was criticized for his cronyism when he appointed his friends to key positions in the city government.
市長は友人を市政府の重要な職に任命したため、cronyism(友人優遇)で批判されました。
The mayor was criticized for his nepotism when he appointed his family members to key positions in the city government.
市長は家族を市政府の重要な職に任命したため、nepotism(血縁者優遇)で批判されました。
この例文では、両方の行為が特定の関係性を持つ人々を優遇することを示しており、それぞれの単語が置換可能です。ただし、cronyismは友人関係に基づく優遇を、nepotismは家族関係に基づく優遇を指します。

類語・関連語 2 : favoritism

favoritism」は、特定の人やグループに対して他よりも優遇する行為を指します。これは、主に個人的な関係や感情に基づいて行われ、職場や学校などで見られることがあります。この言葉は、親しい関係の人々に特別待遇を与えることを示唆し、しばしば不公平な扱いと結びつけられます。
nepotism」は、特に親族や家族に対して特別な待遇を与えることを指す言葉です。たとえば、ある企業の経営者が自分の子供を他の候補者よりも優遇して雇用する場合、これがnepotismとなります。一方で「favoritism」は、家族以外の人に対しても適用される可能性があります。つまり、favoritismはより広い概念であり、特定の関係にとらわれない、一般的な優遇の行為を指します。これにより、nepotismは特に家族に関連した優遇を意味するのに対し、favoritismはより広範な優遇行為を含みます。ネイティブスピーカーは、特定の状況においてこれらの言葉を使い分ける際、感情や関係性のニュアンスを意識します。
The manager was accused of favoritism for always promoting his friends.
そのマネージャーは、いつも友人を昇進させるため、 favoritismの罪を問われた。
The manager was accused of nepotism for always promoting his relatives.
そのマネージャーは、いつも親戚を昇進させるため、 nepotismの罪を問われた。
この例文では、favoritismnepotismはそれぞれ異なる対象を持っているため、置換が可能です。前者は友人に対する優遇、後者は親戚に対する優遇を示しています。どちらも不公平な行為を示す点で共通していますが、対象の関係性が異なるため文脈に応じた使い分けが求められます。

類語・関連語 3 : partiality

partiality」は、特定の人や集団に対して偏った支持や好意を持つことを指します。これは、特に公正さや中立性が求められる場面において問題視されることが多いです。例えば、選挙やビジネスの場面で、特定の候補者や社員を優遇するような行為がこの言葉で表現されます。
nepotism」と「partiality」は、どちらも偏りを指す言葉ですが、使われる文脈が異なります。「nepotism」は特に家族や親しい人が特権を得ることに関連しています。例えば、親が子供を無条件で優遇する場合などが該当します。一方で「partiality」は、より広い意味での偏見を指し、個人や集団に対する不公平な支持を示します。ネイティブスピーカーは、特に「nepotism」が家族関係に限定されることを強調し、「partiality」はあらゆる状況での不公平を指す言葉として使い分けます。
The manager showed partiality by promoting his friends over more qualified candidates.
そのマネージャーは、より資格のある候補者よりも友人を昇進させることで、偏見を示しました。
The manager showed nepotism by promoting his son over more qualified candidates.
そのマネージャーは、より資格のある候補者よりも息子を昇進させることで、ネポティズムを示しました。
この二つの文は、同様の構造と意味を持ちながら、異なる偏りのタイプを示しています。「partiality」は友人に対する一般的な偏見を示し、「nepotism」は家族に特化した偏見を表現しています。

類語・関連語 4 : bias

bias」は、ある特定の考えや意見に偏ることを指します。これは、物事を公平に評価するのではなく、特定の視点や立場からのみ判断することを意味します。たとえば、特定のグループや個人に対して好意的または否定的な感情を持つことが含まれます。bias は、個人の意見や判断に影響を与えるため、意思決定において注意が必要な要素です。
nepotism」と「bias」は、どちらも不公平な扱いを示す言葉ですが、それぞれ異なるニュアンスを持っています。「nepotism」は、特に親族や友人に対して特別な扱いをすることを指し、しばしば職場やビジネスの文脈で使われます。一方で「bias」は、特定の意見や感情に基づく偏りを示し、より広範な状況で使われます。ネイティブは、nepotism が特定の人間関係に基づく不公平を指すのに対し、bias はもっと一般的な偏見や偏向を指すと理解しています。このため、nepotism の場合は、特定の人物や関係性に焦点が当たるのに対し、bias はより抽象的で多様な状況に適用されるのです。
His bias against certain job applicants affected the hiring process.
彼の特定の求職者に対する偏見は、採用プロセスに影響を与えました。
His nepotism in hiring family members affected the company's reputation.
家族を雇うことにおける縁故主義は、会社の評判に影響を与えました。
この例文では、biasnepotism は異なるコンテクストで使われています。bias は採用プロセスにおける意見や判断の偏りを示し、nepotism は特定の人間関係(家族)に基づく不公平を示しています。


nepotismの覚え方:関連語

Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

nepotismの会話例

nepotismのビジネス会話例

「nepotism」は、ビジネスの文脈において、特に人事や採用に関する不公平な慣行を指します。この単語は、特定の家族や親しい友人に対して優遇措置が取られることを意味し、組織の透明性や公平性を損なう可能性があります。企業内での昇進や採用において、能力や実績に基づかず、血縁関係や親密さが重視される状況を表します。

  1. 家族や友人を優遇すること

意味1: 家族や友人を優遇すること

この会話では、企業の中での昇進に関する不公平な慣行について話しています。「nepotism」は、特定の人々が能力に関係なく優遇される状況を示しています。

【Example 1】
A: I can't believe she got promoted just because her father is the CEO. This is pure nepotism!
A: 彼女が昇進したのは、彼女の父親がCEOだからだなんて信じられない。これは完全に縁故主義だよ!
B: I know! It makes it hard for others who actually deserve the position.
B: そうだよね!本当にその地位にふさわしい人にとっては難しいよね。

【Example 2】

A: Do you think nepotism is a common practice in our industry?
A: 私たちの業界で縁故主義は一般的な慣行だと思う?
B: Unfortunately, yes. Many companies prioritize connections over talent.
B: 残念ながら、そうだね。多くの企業は才能よりも人脈を重視しているよ。

【Example 3】

A: I’ve heard rumors about nepotism in the hiring process for new employees.
A: 新入社員の採用プロセスで縁故主義の噂を聞いたことがあるよ。
B: That wouldn’t surprise me. It’s been a problem for years.
B: それは驚かないよ。何年も問題になっているからね。

nepotismのいろいろな使用例

名詞

1. 親族または近しい友人への特別待遇

同族の利益

ネポティズムは、権力を持つ人が親族や友人に特別な恩恵を与えることを指します。特に、雇用の際にこの現象が見られることが多く、正当な競争を無視することが職場の倫理に影響を及ぼします。
Nepotism can create an unfair workplace environment where meritocracy is undermined.
ネポティズムは、実力主義を損ねる不公平な職場環境を生む可能性があります。
  • nepotism in hiring - 雇用におけるネポティズム
  • nepotism at work - 職場でのネポティズム
  • nepotism among friends - 友人同士のネポティズム
  • nepotism in government - 政府におけるネポティズム
  • nepotism in family businesses - 家族企業におけるネポティズム
  • nepotism practices - ネポティズム慣行
  • blatant nepotism - 明白なネポティズム
  • accusations of nepotism - ネポティズムの非難
  • combating nepotism - ネポティズムへの対策
  • effects of nepotism - ネポティズムの影響

経済的影響

ネポティズムは、特定のグループにのみ利益をもたらし、経済的な不利益をもたらすことがあります。公平な競争が行われないため、実力のある人材が排除されるリスクがあります。
Nepotism can lead to economic downturns by limiting opportunities for qualified individuals.
ネポティズムは、資格のある個人の機会を制限することで経済的な低迷を引き起こす可能性があります。
  • economic effects of nepotism - ネポティズムの経済的影響
  • nepotism and corporate culture - ネポティズムと企業文化
  • consequences of nepotism - ネポティズムの結果
  • impacts of nepotism - ネポティズムの影響
  • nepotism in the economy - 経済におけるネポティズム
  • nepotism and job satisfaction - ネポティズムと仕事の満足度
  • risk of nepotism - ネポティズムのリスク
  • nepotism in promotions - 昇進におけるネポティズム

2. 権力の濫用による不公平な待遇

権力と指導力

ネポティズムは、権力を持つ人が自らの利益を追求する手段として機能します。特に、リーダーシップの役割を持つ者が親密な関係を利用することは、大きな問題になります。
Nepotism often represents an abuse of power in leadership roles.
ネポティズムは、リーダーシップの役割で権力の濫用を示すことがよくあります。
  • nepotism in leadership - リーダーシップにおけるネポティズム
  • power dynamics of nepotism - ネポティズムの権力ダイナミクス
  • leadership and nepotism - リーダーシップとネポティズム
  • nepotism in senior management - 上級管理職におけるネポティズム
  • ethical implications of nepotism - ネポティズムの倫理的含意
  • nepotism and decision-making - ネポティズムと意思決定
  • accountability and nepotism - 責任とネポティズム
  • transparency in nepotism - ネポティズムの透明性

法的および倫理的問題

ネポティズムは、時には法律や倫理規範に反することがあります。特に公共の場では、公平性が求められます。
Nepotism can violate legal and ethical standards, particularly in public service.
ネポティズムは、特に公共サービスにおいて法的および倫理基準を侵害する可能性があります。
  • legal challenges of nepotism - ネポティズムの法的課題
  • ethical concerns about nepotism - ネポティズムに関する倫理的懸念
  • regulations against nepotism - ネポティズムに対する規制
  • accountability for nepotism - ネポティズムに対する責任
  • policies to prevent nepotism - ネポティズムを防ぐための方針
  • addressing nepotism legally - 法的にネポティズムに対処する
  • nepotism and public trust - ネポティズムと公共の信頼

英英和

  • favoritism shown to relatives or close friends by those in power (as by giving them jobs)権力にある者が身内や友人を(仕事を与えたりして)えこひいきすることネポティズム