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cronyismの意味・覚え方・発音

cronyism

【名】 身内引き立て

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/ˈkroʊniˌɪzəm/

cronyismの意味・説明

cronyismという単語は「親しい友人を優遇すること」や「縁故主義」を意味します。この言葉は通常、特定の人々が互いに特別な待遇を与え合い、主に公的な職務やビジネスの場面で使用されます。特に政治やビジネスの世界において、友人や知人に利権を与えることで、透明性や公平性が損なわれる状況を指します。

この原則が広がると、競争に基づく公平な機会を奪われることになります。たとえば、ある企業が新たな役職を開く際に、業績や能力ではなく、社長の友人を選ぶ場合などがcronyismの典型的な例です。このような行為は、組織の信頼性や道徳的基盤を脅かし、結果として効率的な運営を妨げることにもつながります。

cronyismという言葉は、政治、経済、社会学の文脈でよく使われます。特定の人々の関係性が、公的な手続きやビジネスの結果に不当な影響を与えることを指摘する際に重要な用語です。このため、より広い倫理やガバナンスの議論でも頻繁に取り上げられ、公共の利益がどのように影響を受けるかを考えるための重要な概念となっています。

cronyismの基本例文

Cronyism often leads to the promotion of unqualified individuals.
クロニズムはしばしば無能な人々が昇進する原因となります。
The CEO's cronyism was evident in his appointments to top positions.
CEOのクロニズムは、最高位のポジションに任命することで明らかになりました。
Cronyism can create a toxic work environment, leading to resentment among employees.
クロニズムは毒のある職場環境を生むことがあり、従業員たちの不満を招く原因になります。

cronyismの意味と概念

名詞

1. 補助的な扱い

クロンイズムとは、友人や知人を優遇することを指します。このような行為は、特に職場や政治の領域で、資格や能力にかかわらず、個人的な関係を理由に特定の人々に特権や地位を与えることを含みます。結果として、公平性や透明性が損なわれることがあり、社会全体の信頼を失う原因となることがよくあります。
The promotion of his friend was a clear case of cronyism within the company.
彼の友人の昇進は、会社内でのクロンイズムの明らかな例だった。

2. 有能さを無視した任命

クロンイズムには、友人や知人であることを理由に、その人の資格や能力を無視して任命することが含まれます。この結果、適切な人材がその地位に就くことができず、組織や社会の効率や成果が低下することが懸念されます。意図的に行われることもあり、特に政治的な文脈で問題視されることが多いです。
The government faced criticism for the cronyism in appointing officials who lacked experience.
政府は、経験のない官僚を任命したことでクロンイズムについて批判を受けた。

cronyismの覚え方:語源

cromymismの語源は、古代ギリシャ語の「khronios(クロニオス)」から派生しています。この言葉は「時間」を意味し、特に「長い時間」を指すことが多かったのです。その後、この言葉はラテン語の「cronyum」(友人、仲間)に影響を受け、友人や知人との関係に関連付けられるようになりました。

19世紀のアメリカで「crony」という言葉が普及し、特にお互いに利益をもたらすような友好的な関係を持つ者同士を指すようになりました。この流れの中で、政治やビジネスの場において特定の人々に特権や利益を与える行為が「cronyism」と呼ばれるようになりました。つまり、友人や知人への贔屓がこの語の根底にあるのです。今日では、cronyismは特に不正や腐敗の文脈で使われることが多く、利益相反の可能性がある関係を批判するために用いられます。

cronyismの類語・関連語

  • nepotismという単語は、特に家族に特権を与える行為を指します。cronysimが友人や知人に対する偏った優遇を示すのに対し、nepotismは家族に対する優遇を強調します。たとえば、「彼は家族を雇った」という表現がこの意味になります。
  • favoritismという単語は、特定の個人やグループに不公平に優遇を与える行動を指します。cronyismは特に友人同士の間における優遇に焦点を当てていますが、favoritismはより広い範囲で適用されるため、使い方が異なります。たとえば、「彼はいつも好きな部下を優遇している」という表現があります。
  • partisanshipという単語は、政治的な支持者同士の偏った行動を指します。cronyismが個人のつながりに基づくものであるのに対し、partisanshipは特定の政治団体や思想に基づく優遇を示します。「彼は党員にだけ利益を与えた」というニュアンスになります。
  • collusionという単語は、秘密裏に合意して不正を行うことを指します。cronyismが個人の間での優遇を示しているのに対して、collusionはより悪質な意図を含みます。「彼らは不正に取引をしている」という表現がその例です。


cronyismの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : nepotism

類義語nepotismは、特に親族や家族に対して特権を与えたり、優遇したりする行為を指します。これは、職場や政治などの場面で見られることが多く、例えば親が子供を会社に採用する場合などが典型的です。日本語では「縁故主義」と訳され、血縁関係や家族のつながりが優先されることを強調します。
一方、cronyismは、友人や知人に特権を与えることを指し、特に政治的な権力や職位を持つ者が、その友人を優遇する場合に使われます。つまり、nepotismが家族関係に特化しているのに対し、cronyismはより広範な人間関係を含みます。ネイティブの感覚としては、nepotismは「血縁」に関連するものであり、より厳しい批判を受けることが多いですが、cronyismは友人関係に基づくため、やや軽いニュアンスで使われることがあります。両者ともに不正や不平等を生む原因として否定的に捉えられることが共通しています。
The company was criticized for practicing nepotism by hiring the owner's son for a managerial position.
その会社は、オーナーの息子を管理職に採用したことで縁故主義を行っていると批判された。
The company was criticized for practicing cronyism by hiring the owner's friend for a managerial position.
その会社は、オーナーの友人を管理職に採用したことで友人主義を行っていると批判された。
この例文では、nepotismcronyismが同じ文脈で使われていますが、前者は親族に対する優遇を、後者は友人に対する優遇を示しています。どちらも不公平な採用方法を批判する内容ですが、対象が異なるため、意味合いも微妙に異なります。

類語・関連語 2 : favoritism

favoritism」は、特定の人やグループに対して不公平に優遇する行為を指します。例えば、友人や家族を特別扱いすることなどが含まれます。この言葉は、特に仕事や学校の環境において、公平性が求められる場面で使われることが多いです。
cronyism」は、特に政治やビジネスの場面で友人や知人を優遇することを指し、通常はその人たちが資格や能力に関係なく特別な地位を得ることを意味します。「favoritism」と「cronyism」はどちらも特定の人を優遇する行為を示しますが、「favoritism」は一般的な優遇を意味し、「cronyism」はその優遇が特に個人的な関係に基づいて行われることを強調しています。言い換えれば、「favoritism」は広い範囲で使われる言葉ですが、「cronyism」はより特定の文脈、特に権力構造や不正行為に関連して使われることが多いです。ネイティブスピーカーは、これらの言葉の違いを理解し、適切な場面で使い分けます。
The manager was accused of favoritism when he promoted his friend over more qualified candidates.
そのマネージャーは、より適格な候補者の代わりに友人を昇進させたことで「favoritism」の非難を受けた。
The manager was accused of cronyism when he promoted his friend over more qualified candidates.
そのマネージャーは、より適格な候補者の代わりに友人を昇進させたことで「cronyism」の非難を受けた。
この例文では、「favoritism」と「cronyism」の両方が使われていますが、どちらも特定の人を不公平に優遇する行為を指しています。ただし、「favoritism」は一般的な優遇を指し、「cronyism」は特に個人的な関係に基づく優遇を強調しています。

類語・関連語 3 : partisanship

partisanship」は、特定の政党や集団に対する強い支持や偏見を指す言葉です。政治の文脈でよく使われ、特に反対意見を持つ人々やグループに対して非寛容になることを示します。この言葉は、支持政党の利益を優先し、他の意見や立場を軽視する態度を反映しています。
cronyism」と「partisanship」は、どちらも特定のグループに対する偏った態度を示す言葉ですが、ニュアンスには違いがあります。「cronyism」は、特に友人や知人を優遇することに重点を置いており、個人的な関係が優先される状況を指します。これは、特権を持つ者が自身の利益のために他者を排除する行為を含み、通常はビジネスや政治において発生します。一方で「partisanship」は、特定の政治的立場や政党への強い支持を示すもので、必ずしも個人的な利害関係を伴うわけではありません。つまり、「cronyism」は個人間の結びつきに関連し、「partisanship」は政治的な理念や信念に基づくものと言えるでしょう。このため、ネイティブスピーカーは、状況に応じて適切な言葉を使い分けることが重要です。
The senator's partisanship made it difficult for him to work with the opposing party.
その上院議員の党派性は、彼が対立する政党と協力するのを難しくした。
The senator's cronyism made it difficult for him to work with the opposing party.
その上院議員の友人優遇は、彼が対立する政党と協力するのを難しくした。
この文脈では、「partisanship」と「cronyism」はどちらも使用可能ですが、ニュアンスが異なります。「partisanship」は政治的な立場からの偏りを強調し、「cronyism」は特定の人間関係に基づく優遇を強調しています。

類語・関連語 4 : collusion

collusion」は、通常秘密裏に行われる協力や共謀を指します。特に、法律や倫理に反する行為において、二者以上が共に働きかけることを意味します。この言葉は多くの場合、企業の不正行為や政治的な陰謀に関連して使われることが多いです。
cronyism」と「collusion」は、どちらも不正や不公平な利益を含む概念ですが、その焦点が異なります。cronyismは、特に友人や親しい関係にある人々が優遇されることを指し、政治やビジネスの文脈でよく見られます。つまり、能力や実績ではなく、個人的な関係に基づいて特権的な地位を与えられることです。一方、collusionは、より広範な意味を持ち、秘密裏に行われる協力行為全般を指します。例えば、企業が価格を操作するために共謀する場合などが該当します。cronyismは友人同士の利益に特化したものであるのに対し、collusionはその範囲がより広く、さまざまな不正行為に関連しています。
The two companies were accused of collusion to fix prices, harming consumers.
その2つの企業は、消費者に害を及ぼす価格を固定するための共謀で非難されました。
The politician was criticized for cronyism in awarding contracts to his friends.
その政治家は、友人に契約を与えたことで親友主義で批判されました。
この文脈では、collusioncronyismは異なる意味を持つため、置換は不自然です。collusionは企業間の秘密の協力を示し、料金の操作を行うことを指しますが、cronyismは個人的な関係に基づいた特権的行為を示しています。


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cronyismの会話例

cronyismのビジネス会話例

「cronyism」とは、特定の人々やグループに特権を与え、利益を優先する行為を指します。特にビジネスや政治の場において、友人や知人を優遇することが問題視されることが多いです。これは公正な競争を損ない、透明性の欠如を引き起こす可能性があります。

  1. 特定の友人や知人に利益を与える行為

意味1: 特定の友人や知人に利益を与える行為

この意味では、cronyismはビジネスの場での不正や不平等を示す言葉として使われ、特に経営難や不公平な人事に関連付けられることが多いです。

【Example 1】
A: I heard that the new manager is practicing cronyism by promoting his college friends.
A: 新しいマネージャーが大学時代の友人を昇進させることで友人主義を実践していると聞いたよ。
B: That's disappointing. It undermines the team's morale and fairness.
B: それは残念だね。チームの士気と公平性を損なうよ。

【Example 2】

A: They said the contracts are awarded based on cronyism, not merit.
A: 契約が実力ではなく友人主義で授与されていると言われているよ。
B: That could lead to serious legal issues down the line.
B: それは将来的に深刻な法的問題を引き起こす可能性があるね。

【Example 3】

A: The shareholders are concerned about the cronyism in the decision-making process.
A: 株主たちは意思決定プロセスにおける友人主義を懸念している。
B: They should implement more transparency to avoid that.
B: それを避けるために、もっと透明性を実施すべきだね。

cronyismのいろいろな使用例

名詞

1. favoring friends (友人を優遇すること)

政治的文脈

cronyism とは、特に政治の世界において友人や知人を公職に配置することを指します。資格や能力に関係なく、個人的な関係に基づいて職務が与えられるため、公正な競争が損なわれることがあります。
Cronyism is often criticized for undermining fair competition in political appointments.
cronyism は政治的な任命において公正な競争を損なうため、しばしば非難されます。
  • cronyism in government - 政府における友人優遇
  • cronyism among politicians - 政治家間の友人優遇
  • cronyism in appointments - 任命における友人優遇
  • fight against cronyism - 友人優遇に対抗する
  • expose cronyism - 友人優遇を暴露する
  • accusations of cronyism - 友人優遇の告発
  • prevent cronyism - 友人優遇を防ぐ

組織論的文脈

企業内での cronyism は、経済的な資源の不公平な配分を引き起こし、組織文化に悪影響を及ぼすことがあります。信頼と誠実が欠如すると、従業員の士気も低下します。
Cronyism in companies can lead to unfair distribution of resources and a toxic work culture.
企業における cronyism は資源の不公平な配分や有毒な労働文化を引き起こす可能性があります。
  • inhibit cronyism in the workplace - 職場での友人優遇を抑制する
  • identify cronyism in management - 経営における友人優遇を特定する
  • address cronyism in hiring - 採用における友人優遇に対処する
  • combat cronyism in business - ビジネスにおける友人優遇と戦う

2. favoritism and bias (偏見と優遇)

社会的・倫理的文脈

cronyism は、社会的な不平等を助長し、倫理に反する行為と見なされることが多いです。このような偏見は、特定のグループに利益をもたらす一方で、他の人々を不利に扱います。
Cronyism is often viewed as unethical favoritism that benefits certain groups while disadvantaging others.
cronyism は特定のグループに利益をもたらし、他の人々を不利にするため、しばしば非倫理的な優遇と見なされます。
  • criticize cronyism in society - 社会における友人優遇を批判する
  • evidence of cronyism - 友人優遇の証拠
  • effects of cronyism - 友人優遇の影響
  • cronyism undermines fairness - 友人優遇は公正を損なう

経済的文脈

cronyism は経済の健全な発展を妨げる要因でもあります。経済の競争原理が働かなくなるため、新しいビジネスや革新が生まれにくくなります。
Cronyism hinders healthy economic growth by disrupting competitive principles.
cronyism は競争原理を妨げ、健全な経済成長を阻害します。
  • economic impact of cronyism - 友人優遇の経済的影響
  • cronyism stifles innovation - 友人優遇は革新を抑圧する
  • costs of cronyism - 友人優遇のコスト
  • regulate against cronyism - 友人優遇に対する規制を行う