サイトマップ 
 
 

jack-of-all-tradesの意味・覚え方・発音

jack-of-all-trades

【名】 器用な人

この単語はもう覚えましたか?
YES
NO
学習記録を保存するにはログインしてください
/ˌdʒæk əv ˈɔːl ˌtreɪdz/

jack-of-all-tradesの意味・説明

jack-of-all-tradesという単語は「何でもこなす人」や「多才な人」を意味します。この表現は、さまざまなスキルや知識を持ち、多くのことを実行できる人を指す言葉で、特定の分野に特化していないものの、幅広い能力を持っているというニュアンスがあります。

この言葉の起源は17世紀のイギリスにさかのぼり、当初は「器用貧乏」とも表現されました。つまり、多くのことができる一方で、特定の分野においては深い専門知識を持たないという意味合いが強かったのです。現在では、職場や日常生活で様々な役割を果たす個人を称賛する際にも使われるようになり、ポジティブな評価として認識されることが多くなっています。

例えば、技術や趣味において複数のスキルを持つ人に向けて使われ、チームでの貢献度を高めることが期待される場面でよく耳にします。特に、変化が激しい現代社会では、一つの専門職に限らず、柔軟に多才さを発揮できることが求められています。このように、jack-of-all-tradesは現代のビジネスや生活で重要な役割を果たす人材の特徴とされています。

jack-of-all-tradesの基本例文

Being a jack-of-all-trades, he is often sought after for his diverse skills and expertise.
器用な人である彼は、その多様なスキルと専門知識のためにしばしば求められています。
He is a jack-of-all-trades, skilled in various fields such as cooking, painting, and carpentry.
彼は料理、絵画、木工などさまざまな分野で優れた手腕を持つ器用な人です。
As a jack-of-all-trades, she can handle anything from fixing a leaky faucet to designing a website.
器用な人であり、彼女は水漏れの蛇口修理からウェブサイトの設計まで何でもこなすことができます。

jack-of-all-tradesの覚え方:語源

「jack-of-all-trades」の語源は、英語の「jack」と「trades」という二つの単語に由来しています。「jack」は中世英語の一般的な男性名で、特に不特定の男を指す言葉として広く使われました。「trades」は職業や技術を意味します。この表現はもともと「すべての技を持つ男」という意味で、その後の用法として様々な技術や知識を持っているが、特に一つの分野に特化していない人を指すようになりました。

このフレーズは17世紀の文献に見られ、最初は主に仕事を持つが専門家ではない人を表現するのに使用されていました。やがてこの言葉は、特定の技能を持たないが、多様な知識や技能を持つ人に対して使われるようになり、時にはネガティブなニュアンスで「何でも屋」として捉えられることもあります。

jack-of-all-tradesの類語・関連語

  • generalistという単語は、特定の分野に特化せず、複数の分野にわたって知識やスキルを持つ人を指します。jack-of-all-tradesに比べると、より専門性が欠けているというニュアンスがあります。
  • versatileという単語は、異なる状況や用途に応じて柔軟に対応できる能力を示します。jack-of-all-tradesに比べると、特定のスキルが非常に高いというニュアンスを含みます。
  • handymanという単語は、家の修理やメンテナンスなど、実用的なスキルを持つ人を指します。jack-of-all-tradesはより広範なスキルを持つというニュアンスがあるので、handymanの方が特定の用途に特化しています。
  • dabblerという単語は、いくつかの分野に軽く関わっている人を指します。jack-of-all-tradesに比べると、あまり深くは関わらないというニュアンスがあります。


jack-of-all-tradesの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : generalist

generalist」は、特定の分野に特化するのではなく、幅広い知識やスキルを持つ人を指します。これは、さまざまな職業や活動に携わることができる柔軟性を持つことを意味します。「jack-of-all-trades」と同様に、多様なスキルを持つことが強調されますが、「generalist」はより専門的な文脈で使われることが多いです。
jack-of-all-trades」は、幅広いスキルを持つが、特定の分野においては深い専門性を持たない人を指すことが多いのに対し、「generalist」は、専門知識を持たない代わりに多様な分野で活躍できることに重きを置いています。ネイティブスピーカーは、特にビジネスや教育の場で「generalist」という言葉を使い、特定のスキルセットに依存せず、幅広い視野やアプローチを持つことを評価する傾向があります。このため、「jack-of-all-trades」はカジュアルな表現として使われることが多く、しばしば軽蔑的なニュアンスを伴うことがありますが、「generalist」はポジティブな評価を受けることが多いです。
As a generalist, she can adapt to many roles within the company.
彼女は会社かいしゃの中で多くの役割に適応てきおうできる一般的いっぱんてきなスキルを持っています。
As a jack-of-all-trades, he can handle various tasks around the house.
彼はいえの中でさまざまな作業さぎょうをこなせる多才たさいな人物です。
この場合、両方の表現は適切に使われ、内容が共通しています。しかし、「generalist」の方が職業的な文脈で使われることが多く、よりフォーマルな印象を与えます。一方、「jack-of-all-trades」はカジュアルな表現で、日常生活のスキルを強調する際に使われます。

類語・関連語 2 : versatile

単語versatileは、「多才な」、「柔軟な」といった意味を持ち、特定の分野に限らず、さまざまな場面で活躍できる能力を指します。例えば、ある人が異なるスキルを持っていて、どのような状況でも適応できる場合に使われます。この単語は、特に仕事や趣味において、幅広い能力を持つことを強調する際に用いられます。
一方で、jack-of-all-tradesは「何でも屋」という意味があり、さまざまな技術や知識を持っている人を指しますが、必ずしもそのすべての分野で専門的な能力があるわけではありません。つまり、jack-of-all-tradesは多様なスキルを持つことを表しますが、その深さや専門性には限界があるかもしれません。ネイティブスピーカーは、versatileを使うことで、特に高い適応力や専門性を持っていることを強調し、jack-of-all-tradesは単に多くのスキルを持っていることを示す際に使い分けます。
She is a very versatile artist, able to paint, sculpt, and design.
彼女は非常に多才なアーティストで、絵を描いたり、彫刻を作ったり、デザインをしたりすることができます。
She is a true jack-of-all-trades, able to paint, sculpt, and design.
彼女は真の何でも屋で、絵を描いたり、彫刻を作ったり、デザインをしたりすることができます。
この場合、両方の単語は同じ文脈で使われており、内容は似ていますが、versatileは特に能力の広さと深さを強調するのに対し、jack-of-all-tradesは多様なスキルを持つことを示しています。

類語・関連語 3 : handyman

「handyman」は、一般的にさまざまな修理や小さな作業を行うことができる人を指します。家庭や職場で、さまざまな技術を駆使して問題を解決する能力を持つ人のことを言います。例えば、電気工事や大工仕事、塗装など、多様なスキルを持つ人を指すことが多いです。
一方で、jack-of-all-tradesは、特定の分野に特化せず、多くのことをこなせる人を指しますが、必ずしもそのすべてで高い専門性を持っているわけではありません。つまり、handymanは実践的な作業に特化し、特に修理やメンテナンスに重きを置いているのに対し、jack-of-all-tradesはより広範な分野にわたる一般的な知識やスキルを持つ人を示します。ネイティブは、handymanを使うとき、実際の作業能力を重視していることが多く、jack-of-all-tradesを使うときは、その人の多様性や柔軟性を強調することが多いです。
My neighbor is a great handyman; he can fix just about anything around the house.
私の隣人は素晴らしいhandymanです。彼は家の中のほとんど何でも修理できます。
My neighbor is a great jack-of-all-trades; he can fix just about anything around the house.
私の隣人は素晴らしいjack-of-all-tradesです。彼は家の中のほとんど何でも修理できます。
この場合、handymanjack-of-all-tradesは同じ文脈で使え、どちらも「多才な人」を意味しますが、handymanは特に修理やメンテナンスの能力に焦点を当てていることが強調されます。

類語・関連語 4 : dabbler

dabbler」は、特定の分野に深くはないが、いくつかの異なる活動や趣味に手を出す人を指します。この単語は、特に本格的に取り組むことなく、軽い気持ちでさまざまなことに挑戦する様子を表現しています。例えば、アートや音楽、スポーツなどに興味を持ち、少しずつ経験を積むが、専門家にはなれないような人です。
一方で、jack-of-all-tradesは、非常に多くの技能や知識を持っているが、特定の分野での専門性が欠けている人を指します。このフレーズは、一般的に「器用貧乏」と訳されることが多く、幅広いスキルを持つものの、特定の分野での深い知識や技術が不足しているというニュアンスがあります。ネイティブスピーカーは、dabblerは軽い趣味や興味を持つだけの人に使われるのに対し、jack-of-all-tradesは実際に仕事や生活の中で多様なスキルを活かすことができる人に使うため、使い分けに注意が必要です。
He is a dabbler in painting and music, trying out different styles without committing to one.
彼は絵画や音楽において「dabbler」であり、特定のスタイルにこだわらず、さまざまなスタイルを試しています。
He is a jack-of-all-trades in painting and music, trying out different styles without committing to one.
彼は絵画や音楽において「jack-of-all-trades」であり、特定のスタイルにこだわらず、さまざまなスタイルを試しています。
この例文では、dabblerjack-of-all-tradesの両方が自然に使えますが、ニュアンスがわずかに異なります。dabblerは軽い趣味を指す一方で、jack-of-all-tradesは多様なスキルを持つことを強調しています。
She is a dabbler in gardening, enjoying planting different flowers without a serious commitment.
彼女は庭仕事の「dabbler」であり、真剣に取り組むことなく、さまざまな花を植えることを楽しんでいます。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

jack-of-all-tradesの会話例

jack-of-all-tradesの日常会話例

「jack-of-all-trades」は、多くのスキルや知識を持つ人を指す表現です。このフレーズは特に、特定の専門的な技術がないが、様々なことに対応できる人を指す時に使われます。そのため、日常会話においては、友人や同僚の多才さを称賛したり、自己紹介の際に自分の幅広いスキルを表現する場面で用いられます。

  1. 多才な人、何でもできる人

意味1: 多才な人、何でもできる人

この会話では、友人が自分の特技を話しながら、他の友人を「jack-of-all-trades」として表現しています。この表現を用いることで、その友人の多才さを強調し、日常的なスキルの幅広さを称賛しています。

【Example 1】
A: I really admire Tom. He can fix cars, cook great meals, and even play the guitar. He's such a jack-of-all-trades!
彼は本当に尊敬しているよ。車を修理できて、美味しい料理も作れるし、ギターも弾ける。彼はまさに何でもできる人だね!
B: I know! It's impressive how he manages to do so many things well.
そうだね!彼があれだけ多くのことを上手にこなすのはすごいよね。

【Example 2】

A: Are you still thinking about starting your own business?
まだ自分のビジネスを始めようと思っているの?
B: Yes, but I'm not sure if I can handle everything. I'm not a jack-of-all-trades like you.
うん、でも全てをこなせる自信がないんだ。君みたいに何でもできる人じゃないから。

【Example 3】

A: How did you learn to sew, cook, and garden all at once?
どうして一度に裁縫も料理もガーデニングも学んだの?
B: I guess I'm just a jack-of-all-trades! I love trying new things.
私はただの何でもできる人なんだと思う!新しいことに挑戦するのが大好きだから。

jack-of-all-tradesのビジネス会話例

ビジネスにおける「jack-of-all-trades」は、幅広いスキルや知識を持つ人を指します。特定の専門分野に特化せず、様々な仕事をこなせる能力を示す言葉です。しかし、時には専門性が欠けているとも解釈されることがあります。企業では、柔軟性が求められる場面が多いため、このような人材は重宝されます。

  1. 様々なスキルを持つ人
  2. 特定の専門家ではないが多才な人

意味1: 様々なスキルを持つ人

この会話では、ある社員が「jack-of-all-trades」として評価されている状況が描かれています。多様な業務をこなす能力が企業内でどのように価値を持つのかが示されています。

【Example 1】
A: I really think Tom is a jack-of-all-trades. He can handle marketing, finance, and even IT tasks.
トムは本当に多才な人だと思う。彼はマーケティング、財務、さらにはIT業務もこなせる。
B: I agree! Having a jack-of-all-trades like him makes our team much more flexible.
私もそう思う!彼のような多才な人がいると、私たちのチームはずっと柔軟になるよ。

【Example 2】

A: Do you think we should hire more jack-of-all-trades for our projects?
私たちのプロジェクトにもっと多才な人を雇うべきだと思う?
B: Definitely! They can fill in for various roles as needed.
もちろん!必要に応じてさまざまな役割を果たしてくれるからね。

【Example 3】

A: I think being a jack-of-all-trades is essential in today’s fast-paced business environment.
今日のスピード感のあるビジネス環境では、多才な人でいることが重要だと思う。
B: Absolutely! It allows for quicker problem-solving.
その通り!それにより、より早く問題を解決できる。

意味2: 特定の専門家ではないが多才な人

この会話では、特定の専門分野に頼らず、複数の業務に対応できる人材の価値について議論されています。企業が求める多様性や柔軟性が強調されています。

【Example 1】
A: Sarah is such a jack-of-all-trades. She can manage projects, create content, and even design graphics.
サラは本当に多才な人だ。彼女はプロジェクト管理、コンテンツ作成、さらにはグラフィックデザインもできる。
B: That’s impressive! We need more jack-of-all-trades like her in our department.
それは素晴らしい!私たちの部署には彼女のような多才な人がもっと必要だね。

【Example 2】

A: Being a jack-of-all-trades has its advantages and disadvantages.
多才な人でいることには利点と欠点があるね。
B: True, but it’s great to have someone who can step in anywhere.
確かに。でもどこにでも入れる人がいるのは素晴らしいよ。

【Example 3】

A: I appreciate how you’re a jack-of-all-trades. It really helps the team.
あなたが多才な人であることに感謝しているよ。チームに本当に役立っている。
B: Thank you! I think it’s important to be versatile in our roles.
ありがとう!私たちの役割において多才であることは重要だと思う。