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anarchyの意味・覚え方・発音

anarchy

【名】 無政府状態、アナーキー

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anarchyの意味・説明

anarchyという単語は「無政府状態」や「混乱」を意味します。この言葉は、主権や権力が存在しない状態、すなわち政府や統治機関がないことを指します。政治や社会の文脈で使われることが多く、特に政府の機能が失われている状況を描写する際によく用いられます。

さらに、anarchyは「秩序の欠如」というニュアンスも含んでいます。このため、anarchyが発生すると、一時的に社会が混乱し、個々の人々や団体が自分のルールで行動するようになります。このような状況では、犯罪や暴力が増加することがあります。

一般的に、anarchyという言葉は政治的な議論や社会問題に関連して頻繁に使われます。また、文学や映画などでも、無秩序な世界を描く際に使用されることがあります。このように、anarchyはさまざまな文脈で使われる重要な概念です。

anarchyの基本例文

Without proper governance, the city fell into anarchy.
適切な統治がなく、その都市は無政府状態に陥った。
Anarchy erupted in the streets as protesters clashed with police.
抗議者が警察と衝突したため、街路で無政府状態が発生した。
The collapse of the government resulted in a period of anarchy and chaos.
政府の崩壊により、無政府状態と混乱の時期が訪れた。

anarchyの意味と概念

名詞

1. 無政府状態

無政府状態とは、政府の機能が失われ、法律や秩序が崩壊している状況を指します。この状態では、個人や集団が自由に行動することはできるものの、安定した社会秩序が欠如し、混乱や暴力が発生することが多いです。無政府状態は政治的な不安定さを示し、社会的衝突が起こりやすくなります。
The country descended into anarchy after the government was overthrown.
政府が打倒された後、その国は無政府状態に陥った。

anarchyの覚え方:語源

anarchyの語源は、古代ギリシャ語の「anarchia」に由来します。この言葉は「無い」を意味する接頭辞「a-」と「支配、統治」を意味する「archia」から成り立っています。したがって、「anarchy」は「統治がない」または「支配がない」といった意味を持っています。

古代ギリシャでは、政治的な権威や制度が存在しない状態を指す用語として使われていました。この概念は、後に西洋の政治思想や哲学において重要なテーマとなり、特に19世紀には無政府主義(アナキズム)が発展しました。このように、anarchyという言葉は、支配や権威に対する批判や、自由な社会を求める思想に関連付けられてきました。今日では、政治の文脈だけでなく、さまざまな分野で「無秩序」や「混乱」といった状態を表す言葉としても使用されています。

語源 a
語源 an
ない、 非
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語源 arch
支配、 最高
More

anarchyの類語・関連語

  • chaosという単語は、混乱や無秩序の状態を指します。anarchyは政府がないことを意味し、その状態の結果としてchaosが生じることがあります。例: 'The event ended in chaos.' (その事件は混乱の中で終わった。)
  • lawlessnessという単語は、法律が存在しない状態を指します。anarchyは特に政治的な権威の欠如を意味し、lawlessnessはその結果としての秩序のない状態を表します。例: 'The city was filled with lawlessness.' (その街は法のない状態で満たされていた。)
  • disorderという単語は、組織や秩序の欠如を指します。anarchyは社会的な権力のない状態を指し、その結果としてdisorderが生じることがあります。例: 'The meeting ended in disorder.' (その会議は無秩序に終わった。)
  • rebellionという単語は、権力や支配に対する反抗を意味します。anarchyはしばしばあるべき構造が崩れた状態を示し、rebellionはその一部として発生する場合があります。例: 'The rebellion led to anarchy.' (その反乱は無政府状態を引き起こした。)
  • vacuumという単語は、空白や不足の状態を指します。anarchyは政府の権威がないことを表し、その結果としてvacuumが生じて混乱をもたらすことがあります。例: 'There was a vacuum in leadership.' (リーダーシップに空白があった。)


anarchyの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : chaos

単語chaosは、秩序が崩れ、混乱や無秩序な状態を指します。特に、物事が完全に制御を失っている状況や、予測不可能な状態を表現する際に使われます。日常会話や文学作品などで幅広く用いられ、視覚的にも感情的にも強い印象を与える言葉です。
一方、単語anarchyも混乱を示す言葉ですが、特に政治的な文脈で使われることが多いです。anarchyは、政府や支配者が存在しない状態を指し、その結果として混乱が生じることを強調します。つまり、chaosは一般的な混乱を指すのに対し、anarchyは特定の社会的・政治的状況に焦点を当てた表現です。ネイティブスピーカーは、chaosを日常的な混乱や不安定さを表すのに使い、anarchyを政治的な無政府状態やその結果としての混乱を表現する際に使い分けます。
The unexpected storm created chaos in the city, with fallen trees and blocked roads everywhere.
予期しない嵐が街に混乱を引き起こし、倒れた木や塞がれた道路が至る所に見られた。
The sudden absence of leadership led to anarchy in the community, making it difficult for people to maintain order.
指導者の突然の不在が地域に無政府状態をもたらし、人々が秩序を保つのが難しくなった。
この場合、chaosanarchyは異なるニュアンスを持ち、chaosは一般的な混乱を指すのに対し、anarchyはリーダーシップの欠如から生じる特定の状況を示しています。

類語・関連語 2 : lawlessness

lawlessness」は、法律や規則が存在しない状態や、それに従わない行動を指します。この言葉は、無秩序や混乱の状態を示すことが多く、特に社会や地域が法的な管理から逸脱している様子を描写する際に使われます。
anarchy」と「lawlessness」は似たような意味合いを持ちますが、ニュアンスには違いがあります。anarchyは、通常、政治的な体制が崩壊し、統治のない状態を指します。このため、特に政治的な文脈で使用されることが多いです。一方で、lawlessnessは、法律が存在しない、または無視されている状況を指すことが多いですが、必ずしも政治的な意味合いを持つわけではありません。たとえば、犯罪が横行している街の様子など、日常生活における無法状態を表すのに適しています。ネイティブスピーカーは、社会的な混乱が政治的なものである場合にはanarchyを、より広い範囲での無法や秩序の欠如を指す場合にはlawlessnessを使い分けています。
The city fell into a state of lawlessness after the government collapsed.
政府が崩壊した後、その都市は無法状態になった。
The city fell into a state of anarchy after the government collapsed.
政府が崩壊した後、その都市は無政府状態になった。
この2つの例文は、両方の単語が置換可能な文脈にあります。どちらも政府の崩壊による混乱した状態を示しており、文全体の意味が変わることはありません。しかし、anarchyはより政治的な文脈を強調し、lawlessnessは一般的な無法状態を指している点に注意が必要です。

類語・関連語 3 : disorder

単語disorderは、基本的に「無秩序」や「混乱」を意味します。これは、物事が整然としていない状態や、混乱した状況を指す言葉です。たとえば、人々が秩序を守らずに行動した場合や、物の配置が乱れているときに使用されます。日常会話や様々な文脈で使われることが多く、特に社会的または物理的な秩序が崩れている状態を表現するのに適しています。
一方、anarchyはより特定の文脈で使われる言葉で、「無政府状態」や「権力の不在」を指します。anarchyは、政治的な意味合いが強く、政府や統治機関がない状態を示します。例えば、戦争や革命の結果として発生する政治的混乱を指すことが多いです。これに対してdisorderは、物理的または社会的な秩序の欠如を指すため、より広範な使い方ができます。ネイティブスピーカーは、具体的な状況に応じてこの二つの単語を使い分けます。社会的な混乱や日常生活の秩序の欠如を表す際にはdisorderが適切ですが、政治的な状況や統治機関の不在を示す場合にはanarchyが用いられます。
The city was in a state of disorder after the protests.
抗議活動の後、その都市は混乱状態にあった。
The city was in a state of anarchy after the government collapsed.
政府が崩壊した後、その都市は無政府状態にあった。
この二つの文は、どちらも秩序が失われた状態を描写していますが、disorderは一般的な混乱を指すのに対し、anarchyは特に政治的な権威の不在を強調しています。したがって、文脈によって使い分けることが重要です。

類語・関連語 4 : rebellion

rebellion」は、権力や支配に対する反抗や抵抗を指し、特に政府や権威に対する行動を意味します。この単語は、個人または集団が自らの意思を表明し、既存の体制に対して立ち向かう姿勢を強調します。一般的には、暴力を伴う場合もあれば、平和的な抗議や運動も含まれることがあります。
anarchy」とは、無秩序や非統制の状態を意味し、支配者や政府が存在しない状況を指します。これは、社会が組織的に機能していない状態であるため、人々が互いに協力することが難しくなります。一方で、rebellionは特定の権力に対する行動であり、目的を持っている場合が多いです。つまり、rebellionは具体的な目標や意義を伴う反抗を指すのに対し、anarchyはその結果生じる混乱や無法状態を指します。このため、rebellionは時に積極的な変革を求める行動として捉えられることがあり、anarchyは無秩序な状態を否定的に捉えられることが多いです。
The citizens organized a rebellion against the oppressive regime.
市民たちは圧政に対して反乱を組織しました。
The citizens organized an anarchy against the oppressive regime.
市民たちは圧政に対して無秩序を組織しました。
この例では、rebellionanarchyはどちらも反抗の文脈で使われていますが、rebellionは積極的な反抗を示すのに対し、anarchyは無秩序を強調しています。つまり、同じ状況に対する異なる視点を提供しています。
The students staged a rebellion against the strict school rules.
学生たちは厳しい校則に対して反乱を起こしました。

類語・関連語 5 : vacuum

vacuum」は、物理的には空間が何もない状態、つまり「真空」を指しますが、比喩的には「空白」や「無」も意味します。この言葉は、何かが欠けている状態や、機能しない状況を表す際に使われることが多いです。例えば、リーダーシップの欠如や重要な要素が欠けている場合に「vacuum」という表現が用いられることがあります。
anarchy」と「vacuum」はどちらも「無秩序」や「欠如」を示す言葉ですが、ニュアンスには明確な違いがあります。「anarchy」は通常、政府や権力の不在を指し、社会的秩序が崩壊した状態を強調します。例えば、戦争後の国や、政治的な混乱の中で使われることが多いです。一方で「vacuum」は、より広い意味で「何もない状態」を指し、特にリーダーシップや重要な要素が欠けている状況を表現する際に使用されます。このため、「anarchy」が特定の社会的文脈で使われるのに対し、「vacuum」は様々な状況に適用できる汎用性があります。英語ネイティブはこれらの違いを理解し、適切に使い分けています。
There is a political vacuum in the country after the leader stepped down.
リーダーが辞任した後、その国には政治的な空白が生じている。
There is a political anarchy in the country after the leader stepped down.
リーダーが辞任した後、その国には政治的な無政府状態が生じている。
この文脈では、「vacuum」と「anarchy」は置換可能ですが、微妙な違いがあります。「vacuum」はリーダーシップが欠けている状態を強調し、「anarchy」はその結果としての混乱や無秩序を強調します。両者は関連しているものの、焦点が異なる点を理解することが重要です。


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anarchyの覚え方:Amazon 洋書情報

※書籍情報はAmazon公開のデータを使用していますが、タイトルや内容が実際の商品と異なる場合があります。最新の情報については、Amazonの商品ページでご確認ください。

【書籍タイトルの和訳例】
イギリスにおけるアナーキー:パンクのアンセムの背後にある物語

【書籍の概要】
「Seditious Theology」は、1970年代のイギリスのパンク運動を神学的な視点から分析している。著者のマーク・ジョンソンは、サブバージョンや対立などのテーマを通じて、パンクとイエスの教えの対比を探求し、両者の意外な類似点を浮き彫りにする。新しい神学的トレンドやポピュラーカルチャーとの接点を模索する内容となっている。

【「anarchy」の用法やニュアンス】
anarchy」は、一般的には「無政府状態」や「混乱」を意味するが、この書籍では、パンク運動における反抗や独立性の象徴として用いられている。著者は、パンクが持つ社会的な挑戦と、イエスの教えに見られる反抗的な側面との対比を通じて、アナーキーの概念を再評価している。パンクが打ち破るべき「権威」や「規範」の象徴としてのanarchyは、ただの混乱ではなく、社会や宗教に対する深い問いかけを含んでいる。したがって、この文脈におけるanarchyは、単なる否定的な状態ではなく、新しい価値観や信念を模索する過程として捉えられている。


【書籍タイトルの和訳例】
「秩序と無秩序:市民社会、社会的混乱と戦争」

【書籍の概要】
本書は、市民社会や社会関係の進化、社会秩序の崩壊を研究し、暴力の役割について再考しています。人類社会の安定性と不安定性を理解するために、文化人類学や政治学、進化論を取り入れた新しいアプローチを提供します。著者は現在の市民社会の概念に対して根本的な批判を行い、事例研究を通じて多様な社会のダイナミクスを比較しています。

【「anarchy」の用法やニュアンス】
anarchy」は本書において、通常の意味である「無秩序」や「混乱」といった語とは異なるニュアンスで使われています。著者は、社会の安定性と不安定性を理解するために、「anarchy」を単なる混乱として捉えるのではなく、社会的関係の進化や人間の戦略として再評価しています。特に、最近の内戦や小規模な部族社会の戦争を比較し、暴力が持つ進化的な価値についての誤解を指摘しています。「anarchy」は、社会的構造や人間の行動を理解するための重要な概念として位置づけられており、単なる否定的な意味合いを超えています。


【書籍タイトルの和訳例】
文化と無政府状態

【書籍の概要】
マシュー・アーノルドは1867年から1869年にかけて、急速な社会変化と不確実性の時代に「文化と無政府状態」というエッセイを執筆しました。文化を「最も良い思考と発言」と定義し、物質主義や自己利益の混沌に対する文化の役割を提案しています。この作品は高文化と現代の影響についての重要な議論を引き起こし続けています。

【「anarchy」の用法やニュアンス】
本書における「anarchy」は、社会的秩序の欠如や混乱状態を指して使われています。アーノルドは、急速な産業化や物質主義が引き起こす社会の混沌を批判し、文化がその混乱を正す力を持つと主張しています。この文脈では、無政府状態は単に権力の不在を意味するだけでなく、文化的価値や秩序の喪失を象徴しています。アーノルドは、高文化を促進することで、無政府状態からの脱却を目指しており、文化の重要性を強調することで、社会の調和を取り戻そうとしています。


anarchyの会話例

anarchyの日常会話例

anarchyは、通常は政治的な混乱や無政府状態を指す言葉ですが、日常会話では比喩的に使われることが多いです。例えば、何かの計画がうまくいかず混沌としている状況や、特定のルールがない状態を表現する際に使われます。日常の文脈では、軽い冗談や批判的な意味合いで使われることが一般的です。

  1. 政治的な無政府状態
  2. 混乱した状況や秩序がない状態

意味1: 政治的な無政府状態

この意味では、anarchyは主に社会や国が秩序を失っている状態を指しますが、日常会話では軽い冗談として使われることが多いです。例えば、友人との会話で何かがうまくいかないときに、冗談交じりで使うことがあります。

【Example 1】
A: I tried to organize the party, but it turned into complete anarchy!
友達のパーティを企画しようとしたけど、完全な無秩序になってしまったよ!
B: Really? How did that happen?
本当に?どうしてそんなことになったの?

【Example 2】

A: The kids were running around, and it felt like anarchy in here.
子供たちが走り回っていて、ここは無政府状態みたいだったよ。
B: Sounds like you need to set some rules!
ルールを設ける必要がありそうだね!

【Example 3】

A: Without a plan, this project is going to turn into anarchy.
計画がなければ、このプロジェクトは無秩序になってしまうよ。
B: Let's come up with a strategy then!
それなら、戦略を考えよう!

意味2: 混乱した状況や秩序がない状態

この意味では、anarchyは物事が整っていない、または管理されていない状態を指します。この場合も、友人や同僚との軽い会話の中で使われることが多く、状況を強調するための表現として機能します。

【Example 1】
A: The meeting was total anarchy, no one knew what to do!
会議は完全な混乱だったよ、誰も何をすればいいのかわからなかったんだから!
B: That's not good for productivity.
それは生産性に良くないね。

【Example 2】

A: The festival turned into anarchy when the power went out.
停電になったとき、フェスティバルは無秩序に陥ったよ。
B: I can imagine! That must have been chaotic.
想像できるよ!それは混乱していただろうね。

【Example 3】

A: Without any guidelines, the project was an absolute anarchy.
ガイドラインがなかったので、そのプロジェクトは完全な混乱だった。
B: We need to establish some rules for the next time.
次回のためにルールを確立する必要があるね。

anarchyのいろいろな使用例

名詞

1. 無政府状態、無秩序状態

政治的・社会的な無秩序状態

anarchyという単語は、政府の統制が機能せず、法や秩序が崩壊した社会状態を表します。政治的混乱や社会的な無秩序状態を示し、特に政府の崩壊や機能不全による混沌とした状況を指します。また、より一般的な意味で、規律や管理が欠如した状態を表現する際にも使用されます。
The collapse of the government led to complete anarchy in the region.
政府の崩壊により、その地域は完全な無政府状態に陥った。
Without proper leadership, the organization descended into anarchy.
適切な指導者がいないため、その組織は無秩序状態に陥った。

政治的文脈での用例:

  • political anarchy - 政治的無秩序状態
  • state of anarchy - 無政府状態
  • descent into anarchy - 無秩序状態への転落
  • total anarchy - 完全な無政府状態
  • widespread anarchy - 広範囲に及ぶ無秩序状態

社会的文脈での用例:

  • social anarchy - 社会的無秩序
  • economic anarchy - 経済的混乱
  • urban anarchy - 都市の無秩序状態
  • create anarchy - 無秩序状態を作り出す
  • prevent anarchy - 無秩序状態を防ぐ

一般的な文脈での用例:

  • complete anarchy - 完全な混沌状態
  • chaos and anarchy - 混沌と無秩序
  • avoid anarchy - 無秩序を避ける
  • restore order from anarchy - 無秩序から秩序を回復する
  • threaten with anarchy - 無秩序状態の脅威にさらす

英英和

  • a state of lawlessness and disorder (usually resulting from a failure of government)無法状態で混乱していること(通常、政府の不在が原因)無警察