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about-faceの意味・覚え方・発音

about-face

【名】 方向転換

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/əˌbaʊtˈfeɪs/

about-faceの意味・説明

about-faceという単語は「180度の方向転換」や「意見の変化」を意味します。この言葉は、もともと軍事用語で、士兵が指示に従って急に向きを変える動作から派生しています。一般的には、立場や意見を急に変える際にも使われます。

この言葉は、特に何かを支持していた人が急に反対の立場を取った場合に用いられます。たとえば、政治家が選挙前に発表した政策を選挙後に180度変える場合などが典型的な使い方です。また、日常会話においても、友人との議論で意見を急に変える場面などで使われることがあります。

about-faceは、単なる物理的な動きだけでなく、心理的な変化や思考の変化をも象徴する言葉です。そのため、ビジネスやコミュニケーションの場でも、「about-face」と言うことで、深刻な変更や決断の変化を示すことができます。

about-faceの基本例文

He did an about-face and changed his mind about going to the party.
彼は方向転換をし、パーティーに行くことをやめると決めた。
The company's about-face on their marketing strategy surprised everyone.
会社のマーケティング戦略の方向転換が、誰もが驚くことだった。
After the negative feedback, the team made an about-face and revised their project plan.
ネガティブなフィードバックを受けて、チームは方向転換をし、プロジェクト計画を修正した。

about-faceの意味と概念

名詞

1. 軍事的転換

この意味では、特に軍隊の行進において180度の方向転換を指します。部隊が迅速に方針を変える際に行う動作で、整然さが求められます。この用語は、演習やパレードなど、形式的な場面で使用されることが多いです。
The soldier performed an about-face to prepare for the next command.
その兵士は次の命令に備えて転回した。

2. 意見や態度の大きな変化

この意味では、特定の考え方や信念が根本的に変わることを指します。政治やビジネスなどの場面でよく見られ、例えば政策の変更や企業の方針転換などに使われます。このような変化は、意外性や驚きを伴うことが多いです。
The politician's about-face on the issue surprised many of her supporters.
その政治家の問題に関する態度の大転換は、多くの支持者を驚かせた。

動詞

1. 180度回転する

この意味では、物理的に方向を180度変更することを示します。軍隊での行進などの際に、命令として用いられることがあります。例えば、前進している隊列がその場で向きを変えるとき、これが「about-face」と呼ばれます。
The soldier was instructed to about-face during the drill.
兵士は訓練中に「about-face」を命じられました。

2. 意見を変える

この意味では、自分の意見や考えを反対の立場に変えることを指します。政治やビジネスの世界で特に使われ、支持や反対の意見を持っていた人が急に立場を変えたときに使われます。
After hearing the new evidence, she decided to about-face on her previous position.
新しい証拠を聞いた後、彼女は以前の立場を変えることに決めました。

about-faceの覚え方:語源

about-faceの語源は、軍事用語に由来しています。この言葉は、英語の「about」と「face」という二つの単語から成り立っています。「about」は「反対に」や「逆方向に」という意味を持ち、「face」は「顔」や「向き」という意味です。もともとは軍隊で、行進中の兵士が180度向きを変える動作を指していました。この動作を表現するために、「about face」という命令が使われるようになりました。

その後、この表現は一般的な会話にも取り入れられ、「方針を転換する」や「意見を変える」といった比喩的な意味で広がりました。このように、about-faceは軍事的な背景を持ちながら、現在は日常生活やビジネスなどの文脈でも使われる表現となっています。

about-faceの類語・関連語

  • turnaroundという単語は、方向を変えることや、状況が好転することを意味します。about-faceは、特に軍事や厳格な指示での急な方向転換を指すのに対し、turnaroundは一般的な場面での変化や改善を示します。例:The company made a quick turnaround.(会社は迅速な好転を成し遂げた。)
  • reversalという単語は、方向や状況が逆になることを意味しており、進展や決定が反対方向に変わる場合に使われます。about-faceは特に動きや行動の急激な変化を強調するため、よりドラマチックな変化を伝えます。例:There was a reversal in his opinion.(彼の意見に逆転があった。)
  • flip-flopという単語は、意見や立場の頻繁な変更を意味します。about-faceは単に方向を変えることですが、flip-flopはその変化が不安定であることを示唆します。例:His answer was a flip-flop.(彼の答えは裏表があった。)


about-faceの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : turnaround

turnaround」は、物事の進行や結果が大きく変わることを指します。ビジネスやプロジェクト、個人の状況など、さまざまな場面で使われます。特に、悪い状態から良い状態に戻ることを強調する表現であり、ネガティブな状況をポジティブに変える様子を示します。
about-face」は、特に考え方や立場が180度変わることを指し、軍事的な文脈での「向きを変える」ことから派生しています。つまり、単に状況が変わるだけでなく、自分の意見や態度が根本的に変化するニュアンスを持っています。ネイティブは、「turnaround」は主に状況の変化に焦点を当てているのに対し、「about-face」は個人の意見や態度の変化に重きを置くと感じています。例えば、ビジネスにおいては、売上が回復することは「turnaround」として表現されることが多いですが、政策や意見の変更は「about-face」と呼ばれることが一般的です。
The company made a significant turnaround after implementing new strategies.
その会社は新しい戦略を実施した後、重要な転換を遂げました。
The company made an about-face in its policy regarding customer service.
その会社は顧客サービスに関する方針で方針転換を行いました。
この例文では、両方の単語がそれぞれ異なる文脈で使われています。「turnaround」はビジネスの状況が好転することを指し、「about-face」は方針や意見の根本的な変更を示しています。
The team achieved a remarkable turnaround in their performance during the last quarter.
チームは最後の四半期でパフォーマンスにおいて驚くべき転換を達成しました。

類語・関連語 2 : reversal

単語reversalは、物事が元の状態や方向から反対に変わることを示します。特に、決定や状況が全く逆になることを指すことが多いです。たとえば、政策、意見、または行動の変更など、様々な文脈で使われます。なお、about-faceも同様に「反転」や「方向転換」を意味しますが、特に軍隊の命令や急な決断の際に用いられることが多いです。
単語about-facereversalは、どちらも「反転」や「方向転換」を表しますが、使用される文脈には微妙な違いがあります。about-faceは特に軍隊の用語として使われることが多く、急激な方向転換や意見の変更を意味します。一方でreversalは、より一般的に広い範囲の状況に適用できる言葉で、例えば政策の変更や裁判の判決が逆転することなど、さまざまな場面で使われます。ネイティブスピーカーは、文脈に応じてどちらの単語を使うかを判断し、about-faceはより劇的な変化に対して、reversalはより冷静な状況に対して使われる傾向があります。
The government announced a complete reversal of its previous policy.
政府は以前の政策の完全な反転を発表しました。
The government announced an about-face in its previous policy.
政府は以前の政策において方向転換を発表しました。
この場合、reversalabout-faceは置換可能です。どちらも政策の急激な変化を表しており、文脈としても自然です。ただし、about-faceはより強い印象を与えることがあり、特に急な決断を強調する際に使われることが多いです。

類語・関連語 3 : flip-flop

類義語flip-flopは、意見や態度を急に変えることを意味します。特に政治やビジネスの文脈で、以前の立場から反対の立場に変わることを指すことが多いです。ニュアンスとしては、計画や意見が安定しておらず、二転三転する様子を強調するため、やや否定的な印象を持つことがあります。
一方、about-faceは、主に軍事用語から来ており、軍隊の指示に従って180度回転することを指しますが、転じて意見や態度の大きな変化を表す言葉として使われます。flip-flopは「意見の変化」に焦点を当て、しばしばその変化が急であることを含意しますが、about-faceは「変わる」ことに重点を置き、その変化が意図的である場合もあれば、時にはやむを得ない状況による場合もあります。ネイティブは、flip-flopを使う時には、特にその意見の不安定さを強調する場面が多いのに対し、about-faceは、より中立的な意味合いで、状況に応じた態度の変化を表すことが多い印象があります。
The politician's flip-flop on the issue drew criticism from his supporters.
その政治家の問題に対する意見の変化は、支持者から批判を受けた。
The politician's about-face on the issue drew criticism from his supporters.
その政治家の問題に対する態度の変化は、支持者から批判を受けた。
この文脈では、flip-flopabout-faceは互換性があります。どちらも意見の変化を示していますが、flip-flopは特にその変化が不安定であることを強調しています。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

about-faceの会話例

about-faceの日常会話例

「about-face」は日常会話であまり使われない表現ですが、特に人の意見や態度が全く逆転する状況を表す際に使われることがあります。主に「意見の反対に転じる」という意味で使われ、何かを決定した後にその決定を覆す場合に適応されます。例えば、計画を変更する時や、考え方が変わった時などの文脈で使用されることがあります。

  1. 意見や態度が逆転すること

意味1: 意見や態度が逆転すること

この会話では、友人同士が計画について話し合っている中で、一方が意見を変える様子が描かれています。「about-face」はその意見の変更を表しています。

【Exapmle 1】
A: I thought we were going to the beach, but now I've decided to do an about-face and go hiking instead.
友人A: 私たちはビーチに行く予定だったけど、今は〈span class='hilight'>方針を転換してハイキングに行くことにしたよ。
B: Really? That’s quite an about-face! What made you change your mind?
友人B: 本当に?それはかなりの〈span class='hilight'>方針転換だね!何がきっかけで気が変わったの?

【Exapmle 2】

A: I used to think that coffee was better, but I've done an about-face and now I prefer tea.
友人A: 以前はコーヒーが良いと思っていたけど、今は〈span class='hilight'>考えを変えてお茶が好きになったんだ。
B: Wow, that's an interesting about-face. What do you like about tea now?
友人B: わあ、それは面白い〈span class='hilight'>考えの転換だね。今はお茶の何が好きなの?

【Exapmle 3】

A: I was all for the new policy, but after hearing the feedback, I had an about-face.
友人A: 新しい方針には賛成だったけど、フィードバックを聞いて〈span class='hilight'>意見を変えたんだ。
B: That’s surprising! What made you change your stance so quickly?
友人B: それは驚きだね!どうしてそんなに早く立場を変えたの?

about-faceのビジネス会話例

「about-face」は主に軍事用語として使用され、「180度の方向転換」という意味を持ちますが、ビジネスの文脈でも使われることがあります。特に、企業戦略や方針の大きな変更を指す際に使われることが多いです。たとえば、マーケティング戦略や製品開発の方向性が急激に変わる場合に「about-face」という言葉が適用されます。このように、ビジネスにおいても「about-face」は重要な概念として認識されています。

  1. 方針や戦略の大きな変更

意味1: 方針や戦略の大きな変更

この会話では、企業のマーケティング戦略が急激に変わった状況について話しています。Aは新しい戦略について驚きをもって語り、Bはその変更が必要だった理由を説明しています。「about-face」は、企業が過去の方針から大きく方向転換したことを示しています。

【Exapmle 1】
A: Did you hear about the company's about-face on its marketing strategy?
あなたは会社のマーケティング戦略の大きな変更について聞きましたか?
B: Yes, it seems they realized their previous approach wasn't working.
はい、以前のアプローチがうまくいっていないことに気づいたようです。

【Exapmle 2】

A: I can't believe they made such an about-face in their product development plan.
彼らが製品開発計画でこんなに方針を変えたなんて信じられない。
B: It's surprising, but I think it was necessary to stay competitive.
驚きだけど、競争に残るためには必要だったと思う。

【Exapmle 3】

A: The CEO's about-face on the company's future direction has shocked everyone.
CEOの会社の今後の方向性に関する大きな変更はみんなを驚かせた。
B: True, it indicates a major shift in their business model.
確かに、それは彼らのビジネスモデルの大きな変化を示しています。

英英和

  • a major change in attitude or principle or point of view; "an about-face on foreign policy"態度、原則または見解の大きな変化転換
    例:an about-face on foreign policy 外交政策の大転換
  • act of pivoting 180 degrees, especially in a military formation特に軍隊の隊形で、片足を軸に180度回る行為回れ右