「dissertation」とは、大学や大学院での学位取得のために書かれる詳細な研究論文を指します。この用語は特に、博士号取得時に必要とされる大規模な研究を伴う文書を意味することが多いです。一般的に、特定のテーマに対する独自の研究や分析が求められます。
「thesis」と「dissertation」は、どちらも学位に関連する研究文書ですが、主に使われる場面が異なります。アメリカの大学では、学士号や修士号取得のための研究論文は「thesis」と呼ばれることが多く、博士号取得のためのものは「dissertation」と呼ばれます。一方、イギリスやカナダでは、修士号のための論文を「dissertation」、博士号のためのものを「thesis」と呼ぶことがあります。このように、両者の使い方は地域によって異なるため、注意が必要です。
She is currently working on her dissertation for her PhD program.
彼女は現在、博士課程のための論文に取り組んでいます。
She is currently working on her thesis for her PhD program.
彼女は現在、博士課程のための論文に取り組んでいます。
この場合、「dissertation」と「thesis」はどちらも博士号に関連する研究文書を指しているため、互換性があります。しかし、地域によっては、博士号に対して通常は「dissertation」が使われるため、文脈によって使い分けが必要です。
単語argumentは、主に意見や立場を支持するための理由や証拠を示す際に用いられます。議論や討論で使われることが多く、対立する意見に対抗することを意図しています。また、日常的な会話でも自分の考えを説明する際に使われることがあります。
一方で、thesisは、特に学術的な文脈で使われることが多い言葉で、研究や論文における中心的な主張や提案を指します。argumentは一般的な意見の表明や討論に対し、thesisは特定の研究目的のために構築された論理的な構造を持った主張である点が異なります。ネイティブスピーカーは、argumentを用いることでよりカジュアルな意見交換を行い、thesisを使うことで論理的で学問的な議論を展開する傾向があります。
I presented my argument during the debate, focusing on the importance of renewable energy.
私は討論中に再生可能エネルギーの重要性に焦点を当てた自分の主張を発表しました。
My thesis in the research paper emphasizes the critical role of renewable energy.
研究論文における私の論文の主張は、再生可能エネルギーの重要な役割を強調しています。
この場合、argumentとthesisは、いずれも主張を表す言葉ですが、前者は討論の文脈で主に使われ、後者は学術的な文脈での中心的な主張を指します。このように、文脈によって使い分けられます。
類語・関連語 3 : claim
単語claimは、「主張する」「要求する」という意味を持ち、特に自分の意見や権利を他者に対して述べる際に使われます。この単語は、ある考えや状況に対して自分の立場を明確にするために用いられることが多いです。また、特定の証拠や理由を基にしていることが一般的です。
一方で、単語thesisは、主に学術的な文脈で使われる「論文」「主張」という意味を持ちます。thesisは、研究や議論の中心となる考えや意見を示すもので、通常は詳細な証拠や分析を伴います。ネイティブスピーカーは、claimを日常的な議論や対話で使うのに対し、thesisは学術的な文脈や正式な文書で使うことが多いと感じています。つまり、claimはよりカジュアルで、具体的な状況における主張を指し、thesisは抽象的または理論的な主張や立場を示すという違いがあります。
The author makes a strong claim about the importance of education in society.
著者は教育が社会において重要であるという強い主張をしています。
The author presents a strong thesis about the importance of education in society.
著者は教育が社会において重要であるという強い論文を提示しています。
この例文では、claimとthesisの両方が、教育の重要性についての主張を示しており、文脈上での置換が可能です。しかし、前者は日常会話や一般的な議論で使われるのに対し、後者は学術的な文脈での使用がより適しています。
She decided to claim her rights as a citizen.
彼女は市民としての権利を主張することに決めました。
「hypothesis」は、ある現象や事象についての仮説や推測を指す言葉です。科学的な研究や実験の前提として用いられ、観察や実験によって検証されることが期待されます。つまり、まだ証明されていない仮定や理論的な前提を示しています。
一方で「thesis」は、特定の主張や見解を展開した論文や研究の中心的なアイデアを指します。特に学術的な文脈で使われることが多く、研究者や学生が自らの研究を通じて立証しようとする主張を示します。両者の違いは、hypothesisが未証明の仮説であるのに対し、thesisは既に特定の主張として構築され、議論される対象である点です。したがって、hypothesisは主に研究の初期段階で使用され、thesisは研究の成果としてまとめられるものです。
The scientist proposed a new hypothesis regarding climate change.
その科学者は気候変動に関する新しい仮説を提案した。
The researcher presented a compelling thesis regarding climate change.
その研究者は気候変動に関する説得力のある主張を発表した。
この例文では、hypothesisとthesisは異なる文脈で使われており、置換が不可能です。hypothesisは推測や仮定を示す一方で、thesisはより確立された主張を示しているため、それぞれの使い方に注意が必要です。
単語propositionは、提案や主張を意味し、特にある考えや意見が正しいかどうかを検討するための基盤となる文です。この言葉は、論理や哲学、または日常の議論において、ある条件下で成り立つべき考えを示す際に使われます。
一方で、thesisは、特に学術的な文章や研究において、特定の主張や見解を支持するための論文や作品を指します。propositionは一般的に提案や主張の形で使われることが多いのに対し、thesisはより具体的な研究や根拠を持った主張を表します。このため、propositionは、意見を述べる際の柔軟性を持ち、議論の出発点となることが多いですが、thesisは明確な立場を示し、詳細な証拠や論理的な構成が求められます。ネイティブスピーカーは、thesisは学問的な文脈で使用され、propositionはより一般的な文脈で使われることを理解しています。
The proposition that all humans are equal is a fundamental principle in many societies.
すべての人間が平等であるという提案は、多くの社会における基本的な原則です。
The thesis that all humans are equal is supported by various ethical arguments.
すべての人間が平等であるという主張は、様々な倫理的な議論によって支持されています。
この文脈では、propositionとthesisはそれぞれ異なる役割を持っています。propositionは一般的な考えや提案を示し、議論の出発点として機能しますが、thesisはその提案に対する具体的な立場を示し、詳細な議論を構成するための基盤となります。