類語・関連語 1 : faded
「faded」は、色や光が薄くなったり、消えかけている状態を表す言葉です。たとえば、古い写真や色あせた布地など、もともとあった色味が失われていく様子を指します。この単語は、視覚的な変化に加え、時間の経過や劣化を含意することもあります。
「paled」と「faded」は、いずれも「色が薄くなる」や「明るさが失われる」という意味を持ちますが、ニュアンスに違いがあります。「paled」は主に、顔色が悪くなることや、恐怖や驚きの感情によって一時的に顔色が変わる状態を指すことが多いです。対して、「faded」は物理的な色の変化や、時間の経過による劣化に焦点を当てています。そのため、「paled」は感情や状況に関連する場合が多く、「faded」は物理的な現象を表す場面で使われることが一般的です。
The colors of the painting have faded over the years.
その絵の色は年を経るごとに色あせた。
Her face paled when she heard the bad news.
彼女は悪い知らせを聞いたとき、顔が青ざめた。
この文脈では、両方の単語が使われている状況が異なるため、置換はできません。「faded」は物理的な変化を示し、「paled」は感情的な反応を表しています。
The colors of the painting have faded over the years.
その絵の色は年を経るごとに色あせた。
類義語whitenedは「白くなった」という意味で、物の色が明るくなることを示します。この単語は、物理的な色の変化から比喩的な使い方まで幅広く使われます。特に、清潔感や新しさを強調する際に用いられることが多いです。
一方、paledは「(色が)薄くなる」や「(顔色が)青ざめる」という意味合いが強く、通常は明るさや色の濃さが減少することを指します。たとえば、恐怖や驚きによって顔色が変わる場合に使われます。whitenedは「白くなる」ことに特化しているのに対し、paledは色の変化に伴う感情や状態の変化を強調するため、ニュアンスが異なります。ネイティブはこの違いを意識し、文脈に応じて使い分けています。
The walls of the room were whitened after the fresh coat of paint was applied.
部屋の壁は新しいペンキが塗られて白くなった。
After the shock, her face paled to a ghostly white.
ショックを受けた後、彼女の顔は青ざめて幽霊のような白さになった。
この文脈では、whitenedは物理的な変化を示し、paledは感情的な反応を伴った色の変化を表しています。両者は明るさの変化を示していますが、使われる場面が異なるため、置換は自然ではありません。
「dimmed」は、光や色が弱まることを意味します。具体的には、明るさや鮮やかさが減少する様子を表現する言葉です。この単語はしばしば、実際の光の強さだけでなく、感情や状況の「暗くなる」ことを比喩的に使用されることもあります。
「paled」と「dimmed」はどちらも「薄くなる」や「明るさが減る」という意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。「paled」は、特に色が薄くなることや、顔色が悪くなることに焦点を当てています。例えば、恐怖や驚きによって顔色が悪くなる場合に使われることが多いです。一方で、「dimmed」は光や音の強さが減少する場合に使われ、より幅広い状況に適用されます。ネイティブスピーカーは、状況によってこれらの単語を使い分けることで、感情や状態の具体的なニュアンスを伝えます。
The lights dimmed as the movie started.
映画が始まると、明かりが薄くなった。
The lights paled as the movie started.
映画が始まると、明かりが薄くなった。
この文では、「dimmed」と「paled」は同じように使われていますが、通常は「dimmed」の方が自然です。「paled」は色や顔色が悪くなる場合に使われることが多いため、この文脈では少し不自然に感じられるかもしれません。
The lights dimmed as the performance continued.
パフォーマンスが続くにつれて、明かりが薄くなった。