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melting potの意味・覚え方・発音

melting pot

【名】 文化融合

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/ˈmɛltɪŋ pɒt/

melting potの意味・説明

melting potという単語は「融解する鍋」や「人種のるつぼ」を意味します。この言葉は主に文化や人々が多様性を持ち寄り、ひとつの新しいものに溶け合う様子を表現しています。特に、アメリカなどの多民族国家で使われることが一般的です。さまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まり、異なる文化や価値観が交じり合いながら、新しい社会やコミュニティが形成されることを示します。

言葉の起源は、様々な素材が鍋の中で融合し、ひとつの料理になる様子から来ています。この概念は、特に移民や多国籍な社会において、異なる文化が持つ美点や特性が共存し、相互に影響を与えることを強調しています。melting potは、単に物理的な混合を示すだけでなく、人々の理解や協力、共存の重要性をも象徴しています。

この単語は、文化的な議論や社会問題、教育の場面などでよく使用されます。たとえば、多様性の意義や共生の在り方を考える際に言及されることが多いです。melting potという表現を使うことで、異なる文化が一緒になり、一つの新しいアイデンティティを形成する過程を示すことができます。

melting potの基本例文

New York City is often described as a melting pot of cultures.
ニューヨーク市は文化のるつぼとしてしばしば言及される。
The festival was a true melting pot of music genres and dance styles.
その祭りは、音楽ジャンルやダンススタイルが融合した真のるつぼでした。
Their community serves as a melting pot where different traditions blend together.
彼らのコミュニティは、異なる伝統が融合するるつぼとして機能しています。

melting potの覚え方:語源

「melting potの語源は、」19世紀末のアメリカに由来しています。この表現は、さまざまな文化、民族、背景を持つ人々が一つの社会に融合することを指します。もともと「melting pot」という言葉は、金属を溶かして混ぜ合わせる鍋から来ており、異なる素材が一つに溶け合う様子を表現しています。

初めてこの表現が使われたのは、1908年にアメリカの劇作家イスラエル・ゾランダーが書いた戯曲「The Melting Pot」でした。この作品は、移民たちがアメリカで新しい生活を始める様子を描き出し、アメリカという国が多様な文化の融合によって成り立っていることを強調しました。

「melting pot」という言葉は、アメリカの多文化主義を象徴するものとして広まり、異なる民族や文化が共存し、共に発展していく姿を象徴する重要なコンセプトとなっています。このように、人々が互いに影響し合いながら新しい社会を築くさまを表すために、今日でも広く使われています。

melting potの類語・関連語

  • fusionという単語は、異なるものが一つに合体するという意味を持ちます。melting potは文化の融合を特に指しますが、fusionは音楽、料理、考え方などあらゆる分野での融合を示します。例えば、「The restaurant offers a fusion of Italian and Japanese cuisine.(そのレストランはイタリア料理と日本料理の融合を提供しています)」のように使います。
  • synergyという単語は、異なる要因や要素が相互作用し、単独では得られない効果を生み出すことを指します。melting potは文化の統合を指しますが、synergyは特に協力や相乗効果を強調する際に用いられます。例えば、「The team created a synergy that led to great results.(そのチームは素晴らしい成果を生む相乗効果を生み出しました)」のように使います。
  • integrationという単語は、異なる部分や要素をまとめて一体化することを指します。melting potは文化や人々の混合を示しますが、integrationは特にシステム的な統合を表す際に使われることが多いです。例えば、「The integration of technology into education is important.(教育への技術の統合は重要です)」のように使います。


melting potの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : fusion

fusion」は、異なる要素が結びついて新しいものを形成することを意味します。特に、文化やアイデアが混ざり合って新しい形を作る時によく使われます。例えば、料理の分野では、異なる国の食材や調理法を組み合わせて新しい料理を作ることを指します。
一方で、melting potは、多様な文化や人々が集まり、互いに影響を与え合いながら一つの社会を形成することを表します。この言葉は特にアメリカにおける移民の多様性を象徴するものとして使われます。ネイティブスピーカーは、fusionを使うとき、特定の要素が合わさって新しいものを作るというニュアンスを強調するのに対し、melting potを使うときは、より広範な文化的な共存や融合を示すことが多いです。つまり、fusionは具体的な組み合わせを指すことが多いのに対し、melting potは一般的な社会的な文脈で使われることが多いのです。
The restaurant is known for its fusion cuisine, combining flavors from different cultures.
そのレストランは、異なる文化の味を組み合わせたフュージョン料理で知られています。
The city is often referred to as a melting pot of cultures, where people from various backgrounds come together.
その街は、さまざまな背景を持つ人々が集まるメルティングポットとしてしばしば言及されます。
この例文では、fusionmelting potは異なる文脈で使われており、置換はできません。fusionは具体的な料理のスタイルを指しているのに対し、melting potは文化的な共存の概念を表しています。

類語・関連語 2 : synergy

synergy」は、異なる要素や個体が協力して、単独での力を超える効果や結果を生むことを指します。この言葉はビジネスやチームワークの文脈でよく使われ、複数の人や組織が協力することで生まれる相乗効果を強調します。
一方で、melting potは、異なる文化や人々が混ざり合い、ひとつの新しい文化が形成される様子を表現します。両者は「異なる要素が組み合わさる」という点で共通していますが、synergyはより結果や効果に焦点を当てているのに対し、melting potは文化的な融合や多様性の側面を強調しています。例えば、melting potの文脈では、異なる国からの移民が集まって新しい文化を生み出す様子が語られますが、synergyでは企業やチームが協力して新たな価値を生み出すことが主な焦点となります。このように、言葉の使い方やニュアンスには微妙な違いがあり、文脈によって選択が求められます。
The team's synergy allowed them to achieve results beyond their individual capabilities.
チームの相乗効果により、彼らは個々の能力を超えた成果を達成することができました。
The country's melting pot of cultures has contributed to its rich diversity.
その国の文化のるつぼが豊かな多様性に貢献しています。
この例文では、synergymelting potの両方が異なる文脈で使われています。前者はチームの協力によって生まれる成果を表し、後者は文化の融合を表現しています。文脈によって選択される言葉が異なるため、注意が必要です。

類語・関連語 3 : integration

integration」は、異なる要素やグループを結びつけ、全体として一つにするプロセスを指します。例えば、文化や人々が共存し、相互に影響を与えながら一つの社会を形成することを表現する際に使われます。この言葉は、特に多様性のある社会における調和や共存を強調する場面でよく使用されます。
melting pot」は、異なる文化や人種が一つに溶け合い、新しい文化を形成することを指す比喩的な表現です。「integration」と「melting pot」は、共に異なる要素が一つになることを示していますが、ニュアンスには違いがあります。「integration」は、より包括的で、異なる要素が共存しながらも、必ずしも一つの形に溶けるわけではありません。例えば、各文化の特徴を尊重しつつ共存することを強調する場合に適しています。一方、「melting pot」は、むしろ文化が融合し、新しい形を作り出すことに重点を置いています。したがって、文化の多様性を保ちながらも一つの新しい文化を創造することをイメージする際に用いられます。これらの違いを理解することで、ネイティブスピーカーがどのように言葉を使い分けるかをより深く理解できるでしょう。
The integration of different cultures can lead to a vibrant community.
異なる文化の「integration」は、活気あるコミュニティを生み出す可能性があります。
The melting pot of different cultures can lead to a vibrant community.
異なる文化の「melting pot」は、活気あるコミュニティを生み出す可能性があります。
この場合、「integration」と「melting pot」は置換可能です。両者は異なる文化が共存し、活気あるコミュニティを形成するという同じ意味を持っていますが、前者は共存を、後者は融合を強調する点に違いがあります。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

melting potの会話例

melting potの日常会話例

「melting pot」は、人々や文化が集まって融合する場所や状況を指します。特に移民や多様性を持つ社会において、様々な背景を持つ人々が混ざり合うことが強調されます。この表現は、特にアメリカ合衆国において、多様な文化が一つに溶け合う社会の象徴として使われることが多いです。

  1. 異なる文化や人種が集まる場所

意味1: 異なる文化や人種が集まる場所

この会話では、友人同士がそれぞれの文化の違いについて語り合い、ある地域がどれほど多様性に富んでいるかを話しています。「melting pot」という表現を使うことで、異なる背景を持つ人々が共存している様子が強調されています。

【Exapmle 1】
A: I love living in this city; it's such a melting pot of cultures!
この街に住むのが大好きだ。ここは文化の混合地みたいだね!
B: I know, right? You can meet people from all over the world here.
そうだよね?ここでは世界中の人に会えるからね。

【Exapmle 2】

A: Have you noticed how this neighborhood is a real melting pot?
この近所が本当に文化の融合地になっているのに気づいた?
B: Yes! I love the variety of restaurants and festivals we have.
うん!私たちの周りにはさまざまなレストランや祭りがあって大好きよ。

【Exapmle 3】

A: This school is a great example of a melting pot.
この学校は文化の混合地の素晴らしい例だね。
B: Absolutely! We have students from so many different backgrounds.
本当にそうだね!いろんなバックグラウンドを持つ生徒がいるものね。