embrasureの意味・説明
embrasureという単語は「(窓や扉などの)開口部」や「(壁の)凹部」を意味します。この言葉は、主に建築やデザインの文脈で使われます。具体的には、壁の厚さが変化することで生じる、特に開口部の側面の凹凸や形状を指し、窓や扉の周囲に見られることが多いです。このような設計は、自然光を取り入れたり、建物の外観を美しくしたりするために使われます。
embrasureの使い方には、特に軍事建築に関連した意味もあります。ここでは、堡塁などの防御施設において、弓矢や銃を配置するために設けられた開口部を指します。この意味では、防御的な要素が強調され、戦略的な位置取りや監視のための設計として重要です。これは古代から続く建築の工夫であり、戦闘や防衛において役立つ設計とされています。
この単語は、主に専門的な文脈や建築関連の議論で使われることが多いです。一般の会話ではあまり使用されないため、特定の分野における用語として捉えると良いでしょう。そのため、建築、設計、軍事に関連する文脈では特に重宝する言葉です。
embrasureの基本例文
The archer aimed his arrow through the embrasure in the castle wall.
弓を引いた射手は、城壁の embrasure を通して矢を狙った。
The castle had many embrasures designed for archers and other defenders.
城には、射手やその他の防御者向けに設計された数多くの embrasure があった。
The sniper lay in wait in an embrasure and waited for his target to appear.
スナイパーは embrasure で待ち伏せをして、目標が現れるのを待った。
embrasureの意味と概念
名詞
1. 散弾薬用の穴
「embrasure」は、壁や船、装甲車両にある、射撃を行うための穴やスリットを指します。この穴は、通常、防御の目的で設けられ、敵からの攻撃から身を守りつつ、反撃を行うために用います。戦争や軍事敷地において重要な概念です。
The soldiers positioned themselves behind the embrasure to protect themselves and take aim at the enemy.
兵士たちは、敵を狙うために自分たちを守りながら散弾薬用の穴の後ろに配置された。
2. 窓や開口部の形状
また、これには建築物の窓や開口部の形状としての意味も含まれます。特に、窓の外側が広がっている構造を指し、そこから外を見ることができる利点を持っています。この形状は美観の向上にも寄与します。
The castle's embrasures allowed archers to shoot arrows while remaining protected.
城の散弾薬用の穴は、弓兵が身を守りながら矢を放つことを可能にした。
embrasureの覚え方:語源
embrasureの語源は、フランス語の「embrasure」に由来しています。このフランス語は、元々「embraser」という動詞から派生したもので、これは「広げる」や「広がり」を意味します。「embraser」はさらに古代フランス語の「embracier」に由来し、「抱きしめる」や「囲む」という意味が含まれています。古典ラテン語の「bracchium」(腕)も関連しており、何かを包もうとする動きから、空間を広げるという概念に発展しました。
embrasureは主に建築や軍事用語で使われ、特に城壁や砦の壁に作られた開口部(射撃のために広がっている部分)を指します。この言葉は、実際に物理的に空間を広げる形状を示し、その起源には「包み込む」や「囲む」というイメージが色濃く残っています。そのため、embrasureは壁の一部としての機能だけでなく、周囲の環境を意識した設計や構造とも関係しているのです。
embrasureの類語・関連語
openingという単語は、隙間や開口部という意味で、特に物が開いていることを指します。embrasureは壁の開口部で、特に窓やドアに関連しますが、openingは一般的にさまざまな開いた部分を指すため、使う状況が異なります。例えば、「the opening in the wall」(壁の開口部)。
frameという単語は、特定の形状を持つ構造物を指し、窓やドアの周りの枠組みを表します。embrasureはその形状の一部であることが多いですが、frameはより広い概念で、他の構造物にも使われます。例えば、「the frame of the window」(窓の枠)。
nicheという単語は、特定の機能や目的に応じた小さな空間を示します。embrasureは特に壁の開口部ですが、nicheは装飾的な目的や特定のアイテムを置くための空間を指すことが多いです。例えば、「a niche for a statue」(彫像のためのニッチ)。
apertureという単語は、光を通すための開口部を特に指します。embrasureは通常、建物に関連した構造物ですが、apertureはカメラのレンズのように、特に光学的な文脈で使われます。例えば、「the aperture of the lens」(レンズの開口部)。
slotという単語は、狭い空間を指し、物を通すための隙間を意味します。embrasureは壁の開口部の一部ではありますが、slotは一般にはもっと狭い空間を指すため、用途が異なります。例えば、「the slot for coins」(コイン用の隙間)。