サイトマップ 
 
 

dourの意味・覚え方・発音

dour

【形】 厳格な、厳しい

この単語はもう覚えましたか?
YES
NO
学習記録を保存するにはログインしてください

dourの意味・説明

dourという単語は「厳しい」や「無愛想な」、「暗い」といった意味を持ちます。この言葉は、特に人の性格や表情について使われることが多いです。dourな人は、笑顔を見せず、非常に真面目で厳しい印象を与えます。また、物事の雰囲気が重苦しく、爽やかさが感じられない場面でも用いられます。

dourのニュアンスは、単に「厳しい」だけでなく、時にはある種の「頑固さ」や「冷たい印象」を含むことがあります。したがって、dourという言葉は、感情的な温かみが感じられず、むしろ冷たく、堅い態度を示す場合に適しています。このような状態や性質は、特に日常の会話や文学作品の中で、人物描写や状況を強調するために使われることが多いです。

この言葉は、会話や文章の中で、人々の性格を表現したり、特定の場面の雰囲気を描写するときに役立ちます。たとえば、ある人が常にdourである場合、その人との交流はあまり楽しいものではなく、注意を引く印象を与えることができます。また、dourな環境や状況は、どことなく圧迫感や窮屈さを感じさせることがあります。このように、dourは心の状態や雰囲気を表現するのに適した言葉です。

dourの基本例文

The dour weather put a damper on our plans for a picnic.
陰気な天気は私たちのピクニック計画を台無しにした。
His dour personality often made it difficult for others to approach him.
彼の陰気な性格は他の人が接近するのを困難にしていた。
Despite the dour expression on his face, he was actually quite happy inside.
彼の顔には陰気な表情が見られたが、彼の内面では実際にはとても幸せだった。

dourの意味と概念

形容詞

1. 無愛想な

この意味は、人や状況が冷たく、親しみを感じさせない様子を表します。無愛想な性格の人は、周囲の人々に対してあまり笑顔や優しさを見せず、結果として相手が近寄りにくくなります。このような態度は、コミュニケーションを阻害することがあります。
His dour demeanor made it difficult for others to approach him.
彼の無愛想な態度は、他の人が近づくのを難しくさせた。

2. 厳格な

この意味は、物事に対して厳しい態度を持っていることを示します。特に法や規則を厳守することにこだわる人や物事が、堅苦しさや融通のなさを感じさせるときに使われます。厳格さは、状況に応じて良い面と悪い面の両方を持ち得ます。
The teacher had a dour approach to discipline, leaving no room for leniency.
その教師は厳格な規律のアプローチを取り、容赦の余地はなかった。

3. 暗い気持ち

この意味では、感情的な暗さや不快感が表現されます。人が内面的に抑圧された感情を持っているとき、または不満や悲しみを抱えているときに使用されることが多いです。このような感情の現れは、周囲の人々にも影響を与えます。
She seemed to have a dour outlook on life after the difficult times she faced.
彼女は直面した困難な時期の後、人生に対して暗い見方をしているようだった。

dourの覚え方:語源

dourの語源は、ラテン語の「durus」に遡ります。「durus」は「固い」や「厳しい」という意味を持ち、そこから派生して英語の「dour」が生まれました。英語において「dour」は、普通は暗い、気難しい、または無愛想な性格を表現する際に使われます。この語は中英語を通じて13世紀頃に取り入れられ、当初はフランス語「dour」や「dure」から影響を受けたと考えられています。つまり、dourの意味には「固さ」や「厳しさ」というイメージが含まれており、人の性格や物事の感じ方を特に暗い、厳しいものとして表現するために用いられています。このように、dourはその語源から、固くて厳しい印象を与える言葉となっています。

dourの類語・関連語

  • gloomyという単語は、特に天候や雰囲気が暗い、陰気な様子を表すのに使います。例えば、"The sky was gloomy all day."(空は一日中陰鬱だった。)など、物理的な状態を表現するのに適しています。
  • sternという単語は、特に誰かの表情や態度が厳しさ、冷たさを持っている場合に使われます。例えば、"Her stern look made him nervous."(彼女の厳しい表情が彼を緊張させた。)など、特定の人物に対する印象を強調します。
  • seriousという単語は、主に真剣さや深刻さを持つ状況や態度を表します。例えば、"He was serious about his studies."(彼は勉強に真剣だった。)といったように、態度の重要性を示します。
  • moodという単語は、特定の気分や雰囲気を指すことが多いです。例えば、"She was in a bad mood today."(彼女は今日は不機嫌だった。)のように、感情の状態を表すのに使われます。
  • sullenという単語は、特に無口で不機嫌な様子を表します。例えば、"He gave a sullen response."(彼は不機嫌な返事をした。)のように、態度の暗さを強調します。


dourの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : gloomy

gloomy」は、暗い、陰気な、または気分が落ち込んでいるという意味を持つ形容詞です。この単語は、天候や雰囲気、感情など、様々な状況に使われます。特に、光が少なく、視界が悪い状況や、一般的に悲しい気持ちを表す際に用いられます。多くの場合、暗い色合いや重苦しい雰囲気を伴うことが多いです。
dour」は、強い意志や冷たい印象を持つ人を表す際に使われることが多く、特に無愛想で機嫌が悪い様子を示します。一方で「gloomy」は、単に暗い雰囲気や落ち込んだ気持ちを表すのに対して、「dour」はその人の性格や態度に深く関わっています。つまり、「gloomy」は感情や環境を、そして「dour」は人の性格や表情を強調するニュアンスがあると言えます。ネイティブスピーカーはこの違いを理解し、文脈によって使い分けることが多いです。
The weather was gloomy, making everyone feel a bit down.
天気は陰気で、みんな少し落ち込んでいた。
His dour expression suggested he was not in a good mood.
彼の無愛想な表情は、彼が機嫌が良くないことを示唆していた。
この二つの文は、雰囲気や感情に関する異なる側面を示しており、置換可能ではありません。「gloomy」は天候や気分に関する表現であり、「dour」は人の態度や表情に焦点を当てています。

類語・関連語 2 : stern

stern」は、厳格で厳しい態度や表情を持つことを意味します。この単語は主に人の性格や行動に関連して使われ、特に教育者や親など、権威を持つ立場の人々が持つ厳しさを表現します。加えて、場面によっては冷たさや無表情さを暗示することもあります。
dour」は、一般的に暗い、または気難しい印象を与える言葉ですが、sternと比較すると、より強い否定的な感情、つまり「無愛想」や「陰気」を含むことが多いです。ネイティブスピーカーは、sternを使う際には厳しさと同時に尊敬を感じる場合があるのに対し、dourはその厳しさが感情的に冷たい印象を与えることがよくあります。たとえば、sternな教師は生徒に対する期待から厳しい態度をとっている一方で、dourな人物は単に不機嫌であることが多いです。このように、両者は似たような意味合いを持ちつつも、感情や印象においては明確な違いがあります。
The teacher had a stern look on his face as he addressed the class about their poor grades.
その教師は、生徒たちの成績が悪いことについて話すとき、厳しい表情をしていた。
The teacher had a dour look on his face as he addressed the class about their poor grades.
その教師は、生徒たちの成績が悪いことについて話すとき、無愛想な表情をしていた。
この文脈では、sterndourはどちらも「厳しい表情」を表しますが、sternは期待や責任感から来る厳しさを示し、dourは単に感情的な冷たさや不機嫌さを強調しています。

類語・関連語 3 : serious

単語seriousは「真剣な」「重要な」という意味を持ち、状況や事柄に対して深刻さや注意が必要であることを示します。この単語は、特に重大な問題や責任に関連する際に使われます。また、感情や態度が深刻であることを表現するのにも適しています。
一方で、単語dourは「厳しい」「無愛想な」という意味を持ち、特に人の表情や態度に対して使われることが多いです。例えば、〈dour〉な人は笑顔を見せず、冷たく見えることがあります。ネイティブスピーカーは、seriousを使うことで、物事の重要性や深刻さを強調する一方、dourを使うと、しばしばその人自身の性格や雰囲気にフォーカスが移ります。つまり、seriousは状況を強調するのに対し、dourは個人の性質を表すという違いがあります。
The teacher looked serious as she announced the exam results.
先生は試験結果を発表する際、真剣な表情をしていました。
The teacher looked dour as she announced the exam results.
先生は試験結果を発表する際、無愛想な表情をしていました。
この場合、両方の文は同じ状況を描写していますが、seriousは先生の態度の重要性を強調し、dourは彼女の個人的な性格や雰囲気に焦点を当てています。言い換えが可能ですが、それぞれの単語が伝えるニュアンスは異なります。

類語・関連語 4 : mood

単語moodは、感情や気分を表す言葉で、特にその時の精神的な状態や雰囲気を指します。ポジティブなものからネガティブなものまで幅広く使われ、日常会話や文学作品でもよく見られます。例えば、楽しいmoodや落ち着いたmoodなど、具体的にどのような気分なのかを示すことができます。
一方、単語dourは、特に厳格で無愛想な気質を指す言葉で、あまりポジティブな意味は持ちません。ネイティブスピーカーは、dourを使うとき、その人の性格や態度に焦点を当て、時には感情的な冷たさや無関心を示すことがあります。対照的に、moodは一時的な感情の状態を示すため、もっと広範囲で柔軟に使われます。例えば、ある人が「その人はdourな態度をしていた」と言うと、その人が常に厳しい印象を持っていることを意味しますが、「その日のmoodは良かった」と言うと、その日特有の気分を示しています。
She was in a cheerful mood at the party.
彼女はパーティーで楽しい気分だった。
He had a dour expression during the meeting.
彼は会議中、険しい表情をしていた。
この2つの文は、mooddourが異なる文脈で使われているため、互換性はありません。moodは一時的な感情の状態を示し、ポジティブなニュアンスを持つのに対し、dourは性格や態度の厳しさを示す言葉です。

類語・関連語 5 : sullen

sullen」は、陰気で無口な様子を表す形容詞で、特に不機嫌や悲しみを感じているときに使われます。この言葉は、感情が内に秘められた状態を強調し、他人との交流を避けるような態度を示します。
dour」は、厳しい表情や無愛想さを示す言葉で、特に人が冷たい態度を持っている場合に使われます。両者は似た意味を持つものの、「sullen」は主に感情の内面に焦点を当てるのに対し、「dour」は外見や態度に関連しています。つまり、sullenは「悲しそう」や「不機嫌」に近いニュアンスを持ち、「dour」は「厳格」や「冷淡」といった印象を与えます。ネイティブスピーカーは、sullenを使うときは心の中の暗い感情を強調し、「dour」を使うときはその人の外見や態度に対する評価を表現することが多いです。
The child sat in a corner with a sullen expression, refusing to play with the others.
その子供は、他の子供たちと遊ぼうとせず、隅で不機嫌な表情を浮かべて座っていた。
The manager had a dour look on his face when he heard the bad news.
そのマネージャーは悪い知らせを聞いたとき、厳しい表情を浮かべていた。
この例文では、両方の単語が似たような状況で使われていますが、「sullen」は子供の内面的な感情を強調しているのに対し、「dour」はマネージャーの外見に焦点を当てています。したがって、感情の表現の仕方が異なるため、文脈によって使い分けることが重要です。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

dourの会話例

dourの日常会話例

「dour」は主に「厳しい」「無表情な」という意味で使われる形容詞です。この単語は、人の性格や表情に対して使われることが多く、特に感情を表に出さない様子を指します。日常会話ではあまり頻繁には使用されませんが、特定の状況での表現として覚えておくと良いでしょう。

  1. 厳しい、無表情な

意味1: 厳しい、無表情な

この会話では、AがBの厳しい性格について話しています。Bの無表情な態度が周囲に与える印象について話題になり、Aが「dour」という単語を使って表現しています。

【Example 1】
A: I noticed that Mr. Smith seems quite dour during meetings.
A: スミスさんはミーティング中、とても厳しいように見えるね。
B: Yes, he rarely smiles or shows any emotion.
B: そうだね、彼はほとんど笑わないし、感情を表に出さないよね。

【Example 2】

A: Why do you think she always looks so dour at the office?
A: なんで彼女はオフィスでいつも無表情なのかな?
B: Maybe she's just focused on her work and doesn't want to be disturbed.
B: もしかしたら、仕事に集中していて、邪魔されたくないのかもしれないね。

【Example 3】

A: I thought he would be more approachable, but he seems rather dour.
A: 彼はもっと話しやすいかと思ったけど、意外と厳しい感じだね。
B: It might just be his way of being professional.
B: それは彼のプロフェッショナルな態度の一部かもしれないね。

dourのビジネス会話例

dourは、ビジネスシーンにおいてしばしば使われる形容詞で、特に厳格さや無表情さ、あるいは暗い雰囲気を表現する際に用いられます。この言葉は、ビジネスにおける雰囲気や態度を表すのに役立つため、特にチームやプロジェクトにおけるダイナミクスを説明する際に重要です。
代表的な意味を以下に示します。

  1. 厳格で無表情な態度
  2. 暗い雰囲気や表情

意味1: 厳格で無表情な態度

この会話では、dourがビジネスリーダーの態度を表現しています。リーダーが厳格で感情を見せない様子が、チームメンバーに影響を与えていることが示されています。

【Example 1】
A: Our manager is quite dour, don't you think?
私たちのマネージャーはかなり厳格で無表情ですよね?
B: Yes, his dour demeanor makes it hard for us to approach him.
はい、彼の厳格で無表情な態度は、私たちが彼に近づくのを難しくしています。

【Example 2】

A: I feel like the meetings are too dour lately.
最近、会議があまりにも厳格で無表情だと感じます。
B: That's true. We need to lighten the mood a bit.
それは本当ですね。もう少し雰囲気を和らげる必要があります。

【Example 3】

A: His dour attitude isn't motivating the team at all.
彼の厳格で無表情な態度は、全くチームを鼓舞していません。
B: Exactly, we might need a different approach to boost morale.
その通りです。士気を高めるために別のアプローチが必要かもしれません。

意味2: 暗い雰囲気や表情

この会話では、dourがビジネス環境における雰囲気を表現しています。厳しい状況がチーム全体の士気や雰囲気に影響を与えていることが示されています。

【Example 1】
A: The office feels very dour today after the news.
今日のオフィスはそのニュースの後で非常に暗い雰囲気に感じます。
B: I agree, we need to address the team's concerns.
私も同意します。チームの懸念に対処する必要があります。

【Example 2】

A: Why is everyone so dour lately?
最近、みんながどうしてこんなに暗い雰囲気なのですか?
B: It's probably because of the looming deadlines.
それは恐らく締切が迫っているからでしょう。

【Example 3】

A: The dour atmosphere is affecting our productivity.
この暗い雰囲気は私たちの生産性に影響を与えています。
B: We should organize a team-building activity to lighten things up.
私たちは雰囲気を和らげるためにチームビルディング活動を組織するべきです。

英英和

  • showing a brooding ill humor; "a dark scowl"; "the proverbially dour New England Puritan"; "a glum, hopeless shrug"; "he sat in moody silence"; "a morose and unsociable manner"; "a saturnine, almost misanthropic young genius"- Bruce Bliven; "a sour temper"; "a sullen crowd"気味悪い憂鬱な気分を示す苦虫を噛みつぶしたよう
    例:The proverbially dour New England Puritan. 陰気さでつとに知られたニューイングランドのピューリタン。
  • stubbornly unyielding; "dogged persistence"; "dour determination"; "the most vocal and pertinacious of all the critics"; "a mind not gifted to discover truth but tenacious to hold it"- T.S.Eliot; "men tenacious of opinion"頑固なほど不屈な根暗
  • harshly uninviting or formidable in manner or appearance; "a dour, self-sacrificing life"; "a forbidding scowl"; "a grim man loving duty more than humanity"; "undoubtedly the grimmest part of him was his iron claw"- J.M.Barrie厳しく興味をそそらないか、方法または外見がおそるべきものである根暗