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augurの意味・覚え方・発音

augur

【動】 予示する

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augurの意味・説明

augurという単語は「予測する」や「兆しを示す」を意味します。もともと古代ローマの「オーガー」という宗教的な職業に由来し、占いを通じて未来を読み取る役割を担っていました。このため、augurは単に予測するだけでなく、未来の出来事に対する兆候やサインを示すニュアンスも含んでいます。

この単語は、特に未来の出来事や変化に関して話す際に使用されます。例えば、経済の動向や社会情勢の変化に対する予測をする時に用いられることが多いです。また、augurは抽象的な概念に対しても使われることがあり、特定の状況や出来事が将来的にどのようになるかを示唆する際に使われます。

文脈によって、augurは時に不吉な予兆や有望な兆しを示すこともあります。したがって、使われる場面や前後の文脈によって意味合いが異なることに注意が必要です。この単語は、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも使えるため、多様な表現が可能です。

augurの基本例文

The dark clouds augur a storm.
暗い雲は嵐を予感させます。
The augur predicted a prosperous year for the company.
占い師は企業の繁栄の1年を予測しました。
The flight was delayed, which did not augur well for our plans.
フライトが遅れたため、私たちの計画の前途が不透明になりました。

augurの意味と概念

名詞

1. 占者

古代ローマにおいて、占者とは神託を解釈し、公共の政策を導く役割を担っていた宗教的な官職を指します。占者は、鳥の飛び方や自然現象から未来を占ったり、指導者に助言を行ったりしました。この意味での「占者」は、宗教的なリーダーや神秘的な存在のニュアンスを持っています。
In ancient Rome, the augur was responsible for interpreting omens to guide public policy.
古代ローマにおいて、占者は公の政策を導くために神託を解釈する役割を果たしていました。

動詞

1. 予兆を示す

この意味では、特定の出来事や状況に対して未来の出来事を暗示することを指します。本来の意味は古代ローマの神託に由来し、何かの前触れとしての兆候を表す際に用いられます。この用法は、目に見える事実や現象から未来への推測を行う際によく使われます。
The dark clouds seem to augur a storm.
暗い雲は嵐の予兆のように思える。

2. 予測する

この意味では、未来の出来事や状況を推測または予測することを指します。特に、過去の事例や現在の兆候に基づいて行う予測に焦点が当たります。この用法は特にビジネスや経済の文脈で、トレンドや結果を予測する際に見られます。
Economists augur a rise in inflation next year.
経済学者たちは来年にインフレの上昇を予測している。

3. 占う

この意味は、運命や未来を占うことを指します。特に、何らかの象徴的な行為や儀式を通じて、未来を解釈することに関連しています。この用法は、歴史的・文化的な文脈で見られることが多く、占いの儀式や神託などに関連しています。
The priest would augur the outcome of the battle through sacrifices.
神官は犠牲を通じて戦いの結果を占った。

augurの覚え方:語源

augurの語源は、古代ローマの言葉「augur」に由来しています。この言葉は「鳥のさえずりを聴く人」や「予言者」を意味しており、特に鳥の飛び方や行動を観察することで未来を占う職業に従事する人々を指していました。augurは、ラテン語の「augere」(増す、育てる)から派生しており、これは善いことや繁栄をもたらすという意味合いを持っています。古代ローマでは、国家の重要な決定を下す前にaugurが鳥の観察を行い、その結果を基に未来を予測していました。このように、augurは単なる占いにとどまらず、政治や宗教においても重要な役割を果たしていました。この歴史的背景が、現代の英語における「augur」にも残っており、未来を予測するという意味が継承されています。

augurの類語・関連語

  • foretellという単語は、未来の出来事を予言することを意味します。augurが神託を受ける状況で使われるのに対し、foretellはより一般的に未来を予測する際に使います。例文: 'The crystal ball can foretell your future.'(水晶玉はあなたの未来を予言することができる。)
  • predictという単語は、科学的または論理的な根拠に基づいて未来の出来事を予測することを意味します。augurが宗教的・文化的な意味合いを持つのに対し、predictは論理的な理由付けによる未来の予想に用いられます。例文: 'Scientists predict a rise in sea levels.'(科学者は海面上昇を予測している。)
  • prophesyという単語は、神や超自然的な力によって未来を明言することを意味します。augurと似た意味を持つが、prophesyは宗教的かつ神秘的なニュアンスが強いです。例文: 'The priest can prophesy the coming events.'(その神父は来たる出来事を予言することができる。)
  • portendという単語は、未来の出来事が起こる前触れや予兆を示すことを意味します。augurが特定の儀式に基づく予言であるのに対し、portendは兆候やサインを指します。例文: 'Dark clouds portend a storm.'(暗い雲は嵐の前兆です。)
  • auguryという単語は、augurの行為やその結果を指します。augurは予言を行う人ですが、auguryはその予言の実践や占いの結果を示します。例文: 'The ancient ritual involved augury to determine the future.'(古代の儀式は未来を決めるために占いを伴っていた。)


augurの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : foretell

単語foretellは、未来の出来事や結果を予測することを意味します。特に、何かの兆候や証拠に基づいて、未来のことをあらかじめ知ることを強調します。たとえば、天気予報や占いなど、具体的な情報をもとに未来を予測する際に使われることが多いです。
一方、単語augurは、主に古代ローマの神託や占いの文脈で使われ、特定の兆候や出来事から未来を予測することを指します。つまり、augurはより儀式的で、神聖な意味合いが強いのに対し、foretellは一般的な予測を指すことが多いです。ネイティブスピーカーは、augurを使用する際は、特に歴史的または文学的な文脈であることが多く、現代の会話ではあまり使われません。一方で、foretellは日常会話や書き言葉でも広く使用され、より親しみやすい表現です。
The meteorologist can foretell the weather for the next week based on the data.
気象学者はデータに基づいて来週の天気を予測することができる。
The ancient priest would augur the future by observing the flight of birds.
古代の神官は鳥の飛び方を観察することで未来を占っていた。
この文脈では、両方の単語が未来を予測するという意味で使用されていますが、foretellは現代的で日常的な使い方がされ、augurは古代の儀式的な意味合いが強いことがわかります。
The scientist can foretell the outcomes of the experiment based on previous results.
科学者は過去の結果に基づいて実験の結果を予測することができる。

類語・関連語 2 : predict

単語predictは、「予測する」という意味で使われ、特に未来の出来事や状況についての予想を表します。この単語は、科学的データや経験に基づいて何かを推測する際に使われることが多いです。例えば、天気予報や経済予測など、具体的な情報に基づく予測が含まれます。
一方、augurは、未来の出来事を予測するという意味では同じですが、より文学的または古典的な響きを持っています。特に、古代の占い師が未来を予知する際に使う表現として起源があります。そのため、日常会話ではあまり使われないことが多いです。ネイティブスピーカーは、predictを使う方が一般的であり、augurは特定の文脈やスタイルで好まれる傾向があります。例えば、詩や文学作品内での使用が一般的です。
The scientist can predict the outcome of the experiment based on previous results.
その科学者は、過去の結果に基づいて実験の結果を予測することができる。
The signs in the sky seemed to augur a great change in the world.
空に現れた兆しは、世界に大きな変化が訪れることを予兆しているようだった。
この二つの文は、異なるニュアンスを持っていますが、文脈によっては置き換えが可能です。predictは科学的根拠に基づく未来の予測に対し、augurは象徴的な兆しや神秘的な意味合いを帯びた予測を表現しています。

類語・関連語 3 : prophesy

単語prophesyは、「予言する」や「未来の出来事を予測する」という意味を持ちます。この言葉は、宗教的または神秘的な文脈で使われることが多く、特に神からの啓示や霊的な洞察を通じて未来を知ることを指します。つまり、何か特別な力や知識を持つ者が未来を示す際に用いることが一般的です。
一方でaugurは、「先触れをする」や「予測する」という意味がありますが、主に占いや兆しを通じて未来を予測する場合に使われます。ネイティブスピーカーは、augurを使う際には、特定の兆候や出来事に基づいて未来を予測するニュアンスを重視します。つまり、prophesyが神秘的な要素を強く持つのに対し、augurは観察や経験に基づく予測、または占いの文脈で使われることが多いです。したがって、両者は共通点があるものの、使われる場面やニュアンスに違いがあります。
The oracle would often prophesy the future events based on divine inspiration.
その神託者は、神の啓示に基づいて未来の出来事をしばしば予言した。
The signs in nature seemed to augur a good harvest this year.
自然の兆候は、今年の豊作を予兆しているように思えた。
この二つの例文では、prophesyaugurがそれぞれ異なる文脈で使われていますが、意味的には似たような未来の予測を示しています。しかし、prophesyは特に神秘的な予言に焦点を当てているのに対し、augurは自然の兆しや観察に基づいた予測を示す点で異なります。

類語・関連語 4 : portend

portend」は、未来に起こることを予兆する、あるいは予示するという意味を持つ動詞です。この単語は通常、悪い出来事や不吉な出来事の前触れを示す場合に使われますが、必ずしもネガティブな意味だけではなく、良いことを示唆することもあります。文脈によっては、物事の結果や影響を暗示する際に使われることもあります。
augur」と「portend」は、どちらも未来の出来事を予測する意味を持ちますが、ニュアンスに違いがあります。「augur」は、通常、占いや予言の文脈で使われることが多く、特に古代の儀式や神託に関連しています。対して「portend」は、より一般的に未来の出来事を示唆する際に使われ、特に物事の結果がどうなるかを暗示する場合に使われることが多いです。例えば、「augur」は人の感情や状況に基づいて未来を予測することがあり、より個人的な意味合いを持つ一方で、「portend」は自然現象や出来事からインスピレーションを受けて未来を示唆することが多いです。このため、文脈によって使い分ける必要があります。
The dark clouds portend a storm.
暗い雲は嵐の予兆です。
The dark clouds augur a storm.
暗い雲は嵐を予示しています。
この場合、両方の文で「portend」と「augur」を使うことができ、嵐を暗示する意味合いとしては互換性があります。ただし、「augur」はより占いや予言的なニュアンスを持つため、文脈によってはどちらか一方がより適切かもしれません。

類語・関連語 5 : augury

augury」は、特に未来の出来事を予測することや、兆候を解釈する行為を指します。この単語は、古代ローマの宗教的な文脈から派生しており、特に鳥の飛び方や鳴き声などを見て未来を占うことを意味しました。現在では、一般的に「予兆」や「兆候」として使われ、この言葉が示す予測的な意味合いは、未来に関する不確実性を含んでいます。
augur」と「augury」は関連していますが、異なる役割を持っています。「augur」は動詞として使用され、未来の出来事を予測する行為を示します。一方、「augury」は名詞で、その予測の結果や兆候を指します。ネイティブスピーカーは、「augur」を使うとき、直接的な行動や意図を強調し、「augury」を使うときは、その行為の結果や意味を考慮します。例えば、「augur」は特定の行動を表現しますが、「augury」はその行動から得られる知識や理解に焦点を当てます。この違いは、英語の表現における微妙なニュアンスを反映しており、どちらの単語を使うかによって伝えたい意図が変わります。
The augury of dark clouds suggested a storm was coming.
暗い雲の兆候は嵐が来ることを示唆していた。
The dark clouds seemed to augur that a storm was coming.
暗い雲は嵐が来ることを予測しているように見えた
この場合、「augury」と「augur」は同じ文脈で使われることができ、どちらも未来の出来事に対する予測を表現しています。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

augurのいろいろな使用例

名詞

1. 古代ローマの宗教職者としての意味

予言者としての役割

古代ローマにおいて、'augur'は神の意志を解釈し、公共の政策を導く予言者の役割を果たしていました。この役割は国家の重要な決定に対して非常に大きな影響力を持っていました。
The augur played a crucial role in interpreting omens to guide public decisions.
'augur'は、公的決定を導くために神託を解釈する重要な役割を果たしました。
  • augur the future - 未来を予言する
  • augur well for - ~に良い兆しを見せる
  • becoming an augur - 予言者になること
  • role of the augur - 予言者の役割
  • augur's interpretation - 予言者の解釈
  • function of an augur - 予言者の機能
  • advice from an augur - 予言者の助言
  • augur's predictions - 予言者の予測
  • significance of an augur - 予言者の重要性
  • augur in ancient Rome - 古代ローマの予言者

2. 予兆を示す者としての意味

予兆や兆候の解釈

この意味合いでは、'augur'は単に予言を行うだけでなく、特定の出来事や状況が将来にわたってどのような結果を導く可能性があるのかを示す存在としても認識されています。
The augur's role was to interpret signs that could indicate future outcomes.
'augur'は、未来の結果を示唆する兆候を解釈する役割を担っていました。
  • augur for success - 成功を予兆する
  • augur a change - 変化を予兆する
  • augur of good fortune - 幸運の予兆
  • augur the outcome - 結果を予兆する
  • signs that augur well - 良い兆しを示すサイン
  • augur bad news - 悪い知らせを予兆する
  • augur ill - 悪い兆候を示す
  • augur future events - 未来の出来事を予兆する
  • omens that augur - 予兆を示す兆候
  • augur of tragedy - 悲劇の予兆

動詞

1. 兆しによる予測

予兆を示す

この動詞は、ある出来事や状況が将来にどうなるかを示す際に使われます。解釈は直感や経験に基づくことが多いです。
The weather patterns augur well for a good harvest this year.
この気象パターンは、今年の良い収穫を予兆しています。
  • augur success - 成功を予兆する
  • augur disaster - 災害を予兆する
  • augur change - 変化を予兆する
  • augur difficulties - 難しさを予兆する
  • augur prosperity - 繁栄を予兆する
  • augur a bright future - 明るい未来を予兆する
  • augur ill - 不吉な兆しを示す
  • augur a positive outcome - 良好な結果を示す
  • augur the end - 終わりを予兆する
  • augur caution - 注意を促す兆しを示す

予測する

状況に基づいて未来を予測するためにも使われます。多くの場合、慎重な観察が必要です。
The analyst augurs a slow recovery for the economy in the coming months.
アナリストは、今後数ヶ月で経済がゆっくり回復すると予測しています。
  • augur economic growth - 経済成長を予測する
  • augur a shift - 変化を予測する
  • augur increased sales - 売上増加を予測する
  • augur a recession - 不況を予測する
  • augur a rebound - 回復を予測する
  • augur challenges ahead - 直面する課題を予測する
  • augur a revolution - 革命を予測する
  • augur major changes - 大きな変化を予測する
  • augur further negotiations - さらなる交渉を予測する
  • augur a breakthrough - 突破口を予測する

2. 縁起から見る予測

縁起を読み取る

この使い方は、特に古代の占いなどでよく見られ、何かの兆しや前兆を関連づける形で使われます。
In ancient times, events were believed to augur the fate of nations.
古代には、出来事が国の運命を予兆すると信じられていました。
  • augur from omens - 前兆から予測する
  • augur based on signs - 符号に基づいて予測する
  • augur from dreams - 夢から予測する
  • augur based on rituals - 儀式に基づいて予測する
  • augur from nature - 自然から予測する
  • augur from rituals - 儀式から予測する
  • augur from celestial events - 天体の出来事から予測する
  • augur from animal behavior - 動物の行動から予測する
  • augur from historical events - 歴史的事件から予測する
  • augur based on folklore - 民間伝承に基づいて予測する

邪念を取り除く

この側面は、より否定的な意味合いも含まれ、何かが良くない結果をもたらすことを避けようとする試みを示します。
The omens augur ill for the upcoming meeting.
その前兆は、今後の会議にとって不吉です。
  • augur against success - 成功に反して予兆する
  • augur against cooperation - 協力に反した予測をする
  • augur poorly - 不吉に予測する
  • augur against good fortune - 幸運に反して予兆する
  • augur against progress - 進展に反して予測する
  • augur against unity - 統一に反して予兆する
  • augur against hope - 希望に対して予兆する
  • augur against happiness - 幸福に反して予兆する
  • augur against stability - 安定に反して予兆する
  • augur against peace - 平和に反して予兆する

英英和

  • indicate by signs; "These signs bode bad news"合図によって示す予示