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anergyの意味・覚え方・発音

anergy

【名】 アネルギー

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anergyの意味・説明

anergyという単語は「無反応」や「反応の欠如」を意味します。この言葉は主に免疫学の分野で使用され、特に免疫系が特定の刺激に対して何らかの反応を示さない状態を指します。通常、免疫系は体内に侵入した異物に対抗するために活発に働きますが、anergyが生じると、これらの異物に対して無反応の状態となります。

anergyは、自己免疫疾患やアレルギーなどの病理的な状態とも関係があります。特に、自身の細胞に対して免疫系が反応しないことが観察されることがあり、これにより自己免疫疾患の発症が引き起こされることがあります。このように、anergyは免疫応答の調節と密接に関連しており、健康な生理学的機能において重要な役割を果たしています。

この用語は、医療や生物学の文脈で主に使用されますが、一般的な会話や非専門的な文脈ではあまり見かけない言葉です。そのため、医療関連の文書や論文を読む際や、免疫系に関連するトピックについて学ぶときに理解しておくとよいでしょう。このような背景を持つ言葉であるため、その意味を把握することで、より深い理解につながるでしょう。

anergyの基本例文

Anergy is the lack of energy to respond.
アネルギーとは反応するために必要なエネルギーの不足です。
Anergy can be caused by various factors.
アネルギーは様々な要因によって引き起こされることがあります。
Her anergy made her miss a lot of opportunities.
彼女のアネルギーは彼女に多くの機会を逃させました。

anergyの意味と概念

名詞

1. 免疫反応の低下

anergyは免疫系が特定の抗原に反応しない状態を指します。この状態は、免疫系がその抗原に対して適切に働かないことを意味します。免疫反応の低下は、感染症や他の病気に対する体の抵抗力が弱まる可能性があり、医療の場で重要な要素です。
In patients with autoimmune disorders, anergy can lead to a higher risk of infections.
自己免疫疾患の患者では、anergyが感染症のリスクを高めることがあります。

2. 活動の欠如

anergyは身体的または精神的な活動の欠如を指すこともあります。このニュアンスでは、非常に疲れたり、やる気が出なかったりする状態を含みます。日常生活の中で感じることがある無気力や倦怠感と関連しています。
After weeks of stress, she felt a sense of anergy that made it hard to get out of bed.
数週間のストレスの後、彼女はベッドから出るのが難しいと感じる無気力を感じていました。

anergyの覚え方:語源

anergyの語源は、ギリシャ語の「ἀνέργεια(anergia)」に由来しています。この言葉は「無力」や「働かないこと」という意味を持ち、さらにこの部分は「ἀν-(an-)」と「ἐργεία(ergia)」に分けられます。ここで「ἀν-(an-)」は否定を意味する接頭辞で、英語の「not」に相当します。一方、「ἐργεία(ergia)」は「仕事」や「活動」を意味する「ἔργον(ergon)」という言葉から派生しています。したがって、anergyは「働かない」または「活動しない状態」を指す用語になるのです。この言葉は主に医療や生物学の分野で使われ、免疫系が反応しない状態を表現するために用いられます。語源を理解することで、anergyの意味や使われる文脈をより深く捉えることができます。

anergyの類語・関連語

  • weaknessという単語は、力や能力の欠如を指し、肉体的または精神的な弱さを表現します。例えば、「She showed weakness in her performance.(彼女はパフォーマンスにおいて弱さを見せた)」という用例があります。
  • impotenceという単語は、特に性的あるいは生理的な無力を意味し、主に医学的なコンテクストで使われることが多いです。例えば、「He felt impotence after the accident.(彼は事故の後、無力感を感じた)」と言えます。
  • inabilityという単語は、特定の行動や機能を実行できない状態を表します。たとえば、「Her inability to swim was surprising.(泳げない彼女は驚きでした)」のように使います。
  • feeblenessという単語は、非常に弱い状態を指し、特に健康や体力の衰えを示します。例えば、「His feebleness made him unable to walk.(彼の虚弱さは彼を歩けなくさせた)」と使われます。
  • frailtyという単語は、脆さや壊れやすさを意味し、特に年齢による体の弱さを表現する時によく使われます。例えば、「Her frailty was evident in her old age.(彼女の老齢における脆さは明らかだった)」のように言います。


anergyの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : weakness

単語weaknessは「弱さ」や「欠点」を意味し、特に人や物事が持つ脆弱な部分や、期待される強さが欠けていることを指します。心理的、身体的、または状況的な文脈で使われることが多く、弱点や劣っている点を示す際に広く用いられます。
一方で、単語anergyは医学用語であり、免疫反応における「無反応性」を指します。つまり、体が特定の刺激に対して反応しない状態を表します。ネイティブスピーカーの感覚としては、weaknessは一般的に日常会話で使われる一方、anergyは特定の専門的な文脈でのみ使用されるため、使用頻度に大きな違いがあります。つまり、weaknessはより広範な意味合いを持ち、様々な状況で使えるため、より一般的な言葉と言えるでしょう。anergyは特定の医学的状況に限定されるため、使用する際は文脈に注意が必要です。
She acknowledged her weakness in public speaking.
彼女は人前で話す際の自分の弱さを認めた。
In certain conditions, the immune system may show anergy to specific antigens.
特定の条件下では、免疫系が特定の抗原に対して無反応性を示すことがある。
これらの例文では、weaknessは人間の心理的な弱さを示しているのに対し、anergyは生物学的な反応の無さを示しています。したがって、これらの単語は異なる文脈で使用されるため、置換可能ではありません。

類語・関連語 2 : impotence

impotence」は、主に力や能力が欠けている状態を表します。特に性的機能に関して使われることが多いですが、一般的には無力さや影響力の欠如を示す言葉でもあります。
anergy」は、特に生物学的文脈で使われることが多く、免疫反応の欠如や活性の低下を指します。両者は「無力さ」という共通のテーマを持ちますが、「impotence」はより広く、身体的または精神的な力の欠如を示すことが多いのに対し、「anergy」は主に生物学的または医療的な状況で使われる専門用語です。このため、ネイティブスピーカーは文脈に応じて使い分けることが重要です。例えば、医療の場面では「anergy」が使われることが多いですが、日常会話や心理的な話題では「impotence」が多く使われます。
His impotence in the face of the challenge surprised everyone.
彼のその挑戦に対する無力さは、誰をも驚かせた。
His anergy in the face of the challenge surprised everyone.
彼のその挑戦に対する無力さは、誰をも驚かせた。
この文脈では、「impotence」も「anergy」も同じ意味で使うことができます。ただし、一般的には「impotence」がより自然な表現です。特に「無力さ」が心理的な文脈で使われる場合は「impotence」を選ぶことが多いですが、専門的な場面や医学的な文脈では「anergy」が適切です。

類語・関連語 3 : inability

inability」は、何かをする能力がないことや、物事ができない状態を指します。主に身体的または精神的な限界に関連して使われ、単に「できない」という意味で広く使われます。
一方で「anergy」は、医学的な文脈で使われることが多く、特に免疫系における反応の欠如を指します。つまり、anergyは特定の刺激に対する反応がないことを示す用語です。inabilityが一般的な「できない」という意味を持つのに対し、anergyは専門的な状況に限定されることが多く、ネイティブスピーカーはこの違いを理解して使い分けます。
He showed an inability to solve the problem.
彼はその問題を解決する能力がないことを示した。
He showed an anergy to respond to the treatment.
彼はその治療に反応しないことを示した。
この場合、inabilityanergyは異なる文脈で使われているため、置換は不自然です。inabilityは一般的な能力の欠如を示すのに対し、anergyは特定の医学的状況における反応の欠如を指します。

類語・関連語 4 : feebleness

「feebleness」は、力やエネルギーの不足、あるいは弱さや無力さを表す言葉です。この単語は、身体的、精神的、または感情的に弱い状態を強調する際に使用されます。たとえば、病気や疲労による肉体的な弱さ、あるいは自信や意志の不足を示す場合に使われることが多いです。
一方で、anergyは特に免疫系に関連する文脈で使われることが多く、免疫応答が起こらない状態を指します。つまり、feeblenessは一般的な「弱さ」を示すのに対し、anergyは特定の健康状態や機能不全を示す専門的な用語です。ネイティブスピーカーは、feeblenessを日常会話の中で使う一方で、anergyは医療や生物学の専門的な文脈で使用されるため、使い分けが重要です。
His feebleness during the competition was evident as he struggled to keep up with his teammates.
彼の競技中の弱さは、チームメイトについていくのに苦労している姿から明らかだった。
His anergy during the competition was evident as he struggled to keep up with his teammates.
彼の競技中の免疫応答の欠如は、チームメイトについていくのに苦労している姿から明らかだった。
この文脈では、feeblenessanergyがどちらも使われていますが、意味合いは異なります。feeblenessは一般的な弱さを指し、身体的な能力の不足を示しています。一方で、anergyは特に免疫機能の不足を指し、より専門的な状況での使用が適しています。

類語・関連語 5 : frailty

frailty」は、特に身体的または精神的な弱さや脆さを指します。この単語は、年齢や病気による健康の低下、あるいは感情的な脆弱性を表現する際に使用されることが多いです。そのため、「frailty」は、特に人間の限界や不完全さを示す言葉として、強い感情を伴うことがあります。
anergy」は、特に免疫系の機能が低下している状態を指し、身体が病気や感染に対して適切に反応できない状況を表します。一方で、「frailty」はより広い意味を持ち、身体的および精神的な脆弱性を含むため、ネイティブスピーカーはこれらの言葉を使い分けます。「anergy」は医学的な文脈で使われることが多く、具体的な免疫の機能に焦点を当てているのに対し、「frailty」は日常会話や文学でも使われ、より一般的な弱さを表現します。したがって、「anergy」は専門的な用語であり、特定の状況に限定されるのに対し、「frailty」は幅広い文脈で使われることが多いです。
The elderly man’s frailty made it difficult for him to go out alone.
その高齢者の「frailty」は、彼が一人で外出するのを難しくしました。
The elderly man’s anergy made it difficult for him to go out alone.
その高齢者の「anergy」は、彼が一人で外出するのを難しくしました。
この文脈では、「frailty」と「anergy」は互換性がありますが、実際には「frailty」がより一般的に使われる言葉です。「anergy」は医学的な文脈での使用が多く、特に免疫機能の低下を指しますが、ここでは一般的な脆弱さや弱さを表現するため、両方の単語が自然に使われています。


Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

anergyのいろいろな使用例

名詞

1. 免疫応答の乏しさ

免疫機能の低下

anergyは特定の抗原に対する免疫応答の減少や欠如を表す医学的用語です。この状態は、自己免疫疾患や他の免疫関連の障害において観察されることが多いです。
The patient was diagnosed with anergy, indicating a lack of immune response.
その患者はanergyと診断され、免疫応答の欠如が示されました。
  • anergy in patients - 患者のanergy
  • immune system and anergy - 免疫系とanergy
  • overcome anergy - anergyを克服する
  • indication of anergy - anergyの指標
  • evaluate anergy in tests - 検査でanergyを評価する
  • treat anergy conditions - anergyの状態を治療する
  • symptoms of anergy - anergyの症状

自己免疫状態

anergyは自己免疫においても重要なコンセプトで、体が自分自身を攻撃しないための調整機能とも言えます。
Anergy plays a key role in preventing autoimmune diseases.
anergyは自己免疫疾患を防ぐ上で重要な役割を果たします。
  • autoimmune disease and anergy - 自己免疫疾患とanergy
  • role of anergy in regulation - 調節におけるanergyの役割
  • balance between energy and anergy - energyとanergyのバランス
  • mechanisms underlying anergy - anergyの基盤となるメカニズム
  • factors contributing to anergy - anergyに寄与する要因
  • pathways of anergy development - anergyの発展の経路
  • clinical significance of anergy - anergyの臨床的意義

2. 活動の欠如

エネルギーの欠如

anergyは身体的または精神的な活動が欠如している状態を示すこともあり、特に倦怠感や無気力と関連しています。
Anergy can lead to a state of physical and mental exhaustion.
anergyは身体的および精神的な疲労状態を引き起こすことがあります。
  • experience anergy daily - 毎日anergyを経験する
  • signs of emotional anergy - 感情的なanergyの兆候
  • mental health and anergy - メンタルヘルスとanergy
  • combat feelings of anergy - anergyの感情に立ち向かう
  • lifestyle changes to reduce anergy - anergyを軽減するライフスタイルの変更
  • recognize symptoms of anergy - anergyの症状を認識する
  • seeking help for anergy - anergyのための助けを求める

無活動の状態

anergyは時には不活発や怠惰を表すことにも関連し、社会的な活動への参加の欠如を伴うことがあります。
Social withdrawal can be a sign of anergy in individuals.
社会的な撤退は個人におけるanergyの兆候となり得ます。
  • signs of social anergy - 社会的anergyの兆候
  • impact of anergy on relationships - 人間関係に与えるanergyの影響
  • recognize behavioral anergy - 行動的anergyを認識する
  • patterns of inactivity and anergy - 不活発とanergyのパターン
  • strategies to overcome anergy - anergyを克服するための戦略
  • discuss experiences of anergy - anergyの経験について話す
  • detrimental effects of social anergy - 社会的anergyの有害な影響

英英和

  • reduction or lack of an immune response to a specific antigen特定抗原に対する免疫反応の減少あるいは欠如アネルギー